『加茂水族館…クラゲが気持ちよさそうに乱舞!』津々浦々 旅! 山形

山形県
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クラゲが気ままに泳ぐ加茂水族館! 2023.08

  • 鶴岡市立加茂水族館は「クラゲドリーム館」として新たにオープンしクラゲさんの展示種類は50種類以上でクラゲさんをはじめとする庄内地方沖に生息する約140種類のお魚さんなど様々な生き物達の姿を観ることができます・・・2012年(平成24年)にはクラゲさんの種類数でギネス世界記録に認定もされました・・・またアシカさんのショーやクラゲさんの生態解説やウミネコさんの餌付けショーなども行われています・・・入館料は大人が1000円で年中無休の9:00~17:00営業しています(入館は16:00まで)
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  • 世界に3100種類以上もクラゲさんの仲間達がいると言われています・・・クラゲさんは通常はプカプカユラユラとのんびり浮遊生活をする刺胞動物で体はゼラチン質で柔らかく透明になっています・・・多くのものは傘のような形をしていて傘の下面の中心部に口があります・・・クラゲさんというとこのようにキノコや傘のような形をしたものを想像してしまいがちですが実際は様々な形のクラゲさんが存在しているそうです・・・でもやっぱりクラゲさんと言うとこの形を想像しますよね。
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  • クラゲさんは基本的に雌雄異体で多くのクラゲさんは卵から幼生(プラヌラ)が生まれます・・・そして基質上に定着してポリプというイソギンチャクさんのような形のものになります・・・新しいクラゲさんは冬季になるとポリプが御椀を重ねたような「ストロビラ」になります・・・そしてそこから出芽しエフィラ幼生となって泳ぎ出します・・・ポリプは無性生殖によって増殖するのでこの頃を無性世代といいクラゲさんを有性世代と見なし世代交代をおこなうものという場合があります。
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  • クラゲさんは一般には浮遊生物のことであるプランクトンとして生活しています・・・でも全く遊泳能力がないわけではなく多くのクラゲさんは傘周囲に環状筋があって傘を開いたり閉じたりすることで口が開いているのと反対方向に進行することができます・・・しかし常時泳ぎ続けているものは少なく多くは時折泳いでは基本水中を漂っています・・・水槽中で飼育する場合は水流を作ってやらないと次第に水底に沈んでしまいます・・・沈みかけるとクラゲさんは泳いで浮き上がってくるのですがこれを繰り返しながら次第に弱って死んでしまいます。
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  • ヒドロ虫綱のカツオノエボシやギンガクラゲなどのように気体を含んだ浮きを持って水面から若干上に出て浮かんでいる例外的なものもいます・・・また沈んで生活するサカサクラゲなどもいて名前の通り傘面を下にして水底に沈んでいます・・・他に十文字クラゲ綱などは固着して生活しています・・・クラゲさんは触手などにある刺胞で獲物に毒を注入しこれを用いて動物性の餌を採っています・・・毒を注入するなんて怖いですね・・・私もクラゲに太ももを刺されたことがありますが刺された時は電気が走ったみたいに痛くその後ミミズ腫れになって痛痒くなりました・・・大変でした。
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  • 海水浴などで私の様にクラゲさんに触れて刺されることがありますがクラゲの毒の人体への作用はクラゲの種類によって大きく異なるそうです・・・ほとんどのものではなにも感じないか触れるとちくちくする程度のものです・・・でも中には激しい痛みを与えるものや呼吸困難や肺水腫腫などの全身症状を引き起こすものまであります・・・カツオノエボシやハブクラゲなどは場合によっては命に関わるとして非常に恐れられています・・・日本ではお盆過ぎにとクラゲに刺されることが多いのですがこれは主にアンドンクラゲによる被害だそうです・・・・ということは私もアンドンクラゲに刺されたのでしょうか?
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  • 中華料理などの前菜などで人間はよくコリコリと歯ごたえがよく美味しく食べますが従来クラゲさんは水分が多く栄養価が低いため捕食されることはまれと考えられていました・・・でも2017年に米生態学会の学術誌に掲載された国際研究グループの南極での研究報告によるとクラゲさんはペンギンさんに頻繁に捕食されていることが分かりました・・・ペンギンさんもあの歯ごたえが好きなのでしょうか?・・・またウミガメさんは成長すると大抵は海藻を食べますが2-5歳までは雑食で何でも食べるそうで好物の草が食べられない場合はクラゲの足を食べることもあるそうです・・・ウミガメさんも生き抜くために必死なんですね。
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  • 新聞などのニュースになることもありますが一部のクラゲさんが急に大発生することがあります・・・大量発生した巨大なエチゼンクラゲさんが漁網にからまって破るなどの被害があり漁業上深刻な問題になっています・・・他に大発生したミズクラゲさんが工場や火力発電所や原子力発電所の取水口に詰まるなどの被害を出す場合もあるそうです・・・このクラゲの大量発生による世界各地の被害発生の原因は人間による水質汚染や魚の乱獲あるいはバラスト水の放出によるものではないかと指摘されているそうです・・・人間のエゴに関して考えないといけないですね・・・話は変わりますが下の写真のクラゲさん達何度見ても圧巻です!!
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鶴岡市立加茂水族館 | 世界一のクラゲ水族館 鶴岡市立加茂水族館 (kamo-kurage.jp)

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