ヒメゴンベさんの右目と左目が違う方向を!(改)
- ヒメゴンベさんの体長は8cm程度の大きさでこの写真ではわかりずらいですが背びれの棘には数本の糸状突起があってなかなか勇ましそうに見えるお魚さんです・・・それからヒメゴンベさんの体には明瞭な暗色~暗赤色の斑模様が並ぶようにしてあり紅白の色合いからおめでたい印象を受けるお魚さんです・・・食性は肉食で小魚やエビさんのような小型の甲殻類をバクバクと食べています・・・このヒメゴンベさんは右目は前を左目は横から後方を向いています・・・違う方向を向いて注意を払うなんてヒメゴンベさんなかなか器用ですね・・・ゴンベさんはいつも岩の上にドカッと鎮座して辺りの様子を伺っていますが体を動かさずに目だけ動かして様子を伺っているんですね・・・なかなか合理的です。
- サンゴさんの上に座るようにじっとしているヒメゴンベさんにはよく似た仲間のミナミゴンベさんというお魚さんがいます・・・ミナミゴンベさんの体にも多数の赤色斑があってヒメゴンベさんによく似ています・・・でもヒメゴンベさんは尾びれに多数の赤色斑があるのに対しミナミゴンベさんにはそれがないことにより区別できます・・・ヒメゴンベさんは太陽の光を浴びると身体がピンク色でとてもきれいに映えるのですが岩陰に隠れると地味な色合いとなり意外と目立たないゴンベさんです・・・ゴンベさん達は岩やサンゴさんの上で周りを見渡していますがその様子が鷹が空から獲物を探す姿に似ていることからゴンベさんたちを英名で「Hawkfish」と呼んでいます・・・日本名と違って英名はかっこいい名前ですね。
海千山千の世界では気を抜いたら終わり
辺りを警戒するためのアンテナを立て
いつもと違いがないか
その変化はおかしくないか
目で見えるものだけでなく
経験からくる直観にも耳を傾け
些細なことだけに捕らわれず
広く俯瞰して全体感をとらえよう!
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