小笠原では何処かしこに居る珍しくないユウゼンさん! 2024 小笠原
- チョウチョウウオ科のお魚さんで唯一の日本固有種とされていてスズキ目チョウチョウウオ科チョウチョウウオ属のユウゼンさんです・・・体側にある網目模様に由来する名前が付いているそんな珍しいユウゼンさんなので最初の頃は「おお!ユウゼンさんだ!」とパシャパシャ写真を撮るのですが小笠原では何処かしこに出現し何故かだんだん有難味を感じなくなってしまうユウゼンさんなのです・・・ユウゼンさんも好奇心が強いのでダイバーにどんどん近づいてくれますし有難味が薄れるなんてユウゼンさんには申し訳ないのですが本当に小笠原は贅沢なダイビングポイントですよね・・・小さなおちょぼ口と好奇心旺盛なクリクリっとした眼のユウゼンさんに見つめられるとたまらないです。
- 全長は約15cmほどで背鰭の後縁が垂直にズドンと落ちていて体形が四角形に見えるユウゼンさんですがチョウチョウウオ科では珍しく全身が黒色で地味な色合いなのです・・・でもよく見ると体側には淡い白の横帯があり鱗の縁には非常に小さい白い斑点が散りばめられ背鰭後方と尾鰭と臀鰭の縁は黄色で繊細なお洒落をしています・・・性格は別として姿形は控えめでシックで優雅なユウゼンさんなのです・・・それからユウゼンさんによく似た種としてはイースターアイランド・バタフライフィッシュという方がイースター島の固有種としています・・・イースターアイランド・バタフライフィッシュは胸鰭と尾鰭以外の鰭の縁が白く身体は黒く地味な色をしていますが好奇心が強くそんな所もユーゼンさんと一緒です。
- 普段ユウゼンさんはペアでいることが多く大きな群れを作りませんが2月から4月にかけての小笠原では30~100以上の群れを作って泳いでいることがあるそうです・・・これはユウゼン玉と呼ばれていてそんな群れを是非見てみたいのものですが2月から4月にかけてというと小笠原でも水温はそんなに高くなく私はちょっと寒いのが苦手なのでこの時期は潜ることは今の所無いです・・・下の写真はアジアコショウダイさんがクリーニングステーションでホンソメワケベラさんにクリーニングをしてもらっている所に現れた若いユウゼンさんです・・・「早くきれいにしてよ!かゆいんだからあ!」とのんびり待っているアジアコショウダイさんの老いた表情と「ちょっと大きくなったから僕を綺麗に撮ってよ!」とやって来た若いユウゼンさんの表情の対比が何故か楽しい私です・・・若いっていいですね。
若いユウゼンさんを見ていると若さの素晴らしさを感じます
若さはエネルギーと希望をもたらしてくれます
新たな冒険への扉を開いてくれます
若さは一瞬かもしれませんがその瞬間は大切に楽しむべきです
そしてそうやって日々年を重ねていく人生
私たちは経験を積み重ね成長します
年齢は知識や洞察力や人生の喜びをもたらすものです
年を重ね自己認識を深め人々との繋がりを大切にする
明日より今日は絶対若いのです
若さをポジティブな視点でとらえ
常に新たな目標を設定し年を重ねたいものです
未完成柄のおちびさんはいつ立派なユウゼンさんになるのかな? 小笠原
- チョウチョウウオさんはスズキ科のお魚さんで世界で100種類以上日本でも約50種類ほど見られます・・・仲間の多いチョウチョウウオさんは英語ではバタフライフィッシュとよばれています・・・バタフライと言っても水泳のバタフライではなく薄くて体高の高い身体を蝶のようにひらひらと揺らしながら鮮やかな色で優雅に泳ぐのが特徴です・・・チョウチョウウオさんが水泳のバタフライの様に激しく泳いでいたらちょっとおかしいですよね。
- 小笠原にも色鮮やかなチョウチョウウオさんの仲間がたくさん見られますがユウゼンさんはなぜか全身真っ黒な体をしておりチョウチョウウオさんの仲間の中ではとても地味なのです・・・でもなぜか私の目につきます・・・よく見ると真っ黒な体は白い縁どりのウロコ模様になっており着物などに用いる日本伝統の染め物の「友禅」に似ているのだそうです・・・友禅のことをよく知らない私がこのシックな模様が気になるのは私が日本人だからでしょうか?
- ユウゼンさんは派手さはないものの渋い色合いの落ち着いた雰囲気に黄色く縁取られた尾びれがアクセントになっています・・・日本の固有種でシックで和風なユウゼンさんは私のお好みのチョウチョウウオさんです・・・そんなユウゼン柄がまだ不完全なおちびさんが背びれをピンととがらせながら一生懸命泳いできました・・・ちょっとピンボケになってしまいましたが上の写真のおちびさんはちょっと眠そうな眼をしていますね!・・・このユウゼンさん達は小笠原の海ではごく普通に見られますがたいがいは2匹のペアで泳いでいて警戒心が薄く気が強いのでダイバーに向かって泳いできます。
- またユウゼンさんはユウゼン玉と呼ばれるぎゅっと玉のように固まって泳ぐことがありますが群れる理由はまだ謎に包まれています・・・やっぱりユウゼンさんも集団で行動した方が安全で安心なのでしょうか?・・・ユウゼンさんは雑食性でプランクトンや岩についている藻などを食ますが他のお魚さんの卵を食べることもあります・・・実際ロクセンスズメダイさんがサンゴや岩に産み付けた卵をユウゼンさんはツンツンとついばんで食べてしまうのです・・・そんなユウゼンさんがユウゼン玉になって襲ってきたらロクセンスズメダイさんは大災難ですね。
ユウゼンさんって派手じゃないのに存在感があるのはなぜ? 小笠原
- 全長は約15cm程度で背びれの後縁が下の写真でお分かりになる通り垂直に落ちているのでユウゼンさんの体形は四角形に見えます・・・チョウチョウウオ科では珍しく全身が黒く地味なのですが体側には非常に小さい白い斑点が散りばめられ背びれ後方と尾びれと臀びれの縁は黄色く彩られています・・・和名は着物などに用いる日本伝統の染め物の「友禅」に似てその繊細な美しさから名付けられました・・・黒地に白の繊細な模様と黄色い部分が少しある程度で派手さはないのになぜか人を惹きつける魅力のあるユウゼンさんです・・・日本人の遺伝子を刺激するのでしょうか?・・・成魚は潮通しの良い水深1-30mのサンゴ礁や岩礁域に住んでいて雑食でプランクトンや魚卵や藻類などをツンツンつつきながら食べて生きています。
- 普段はペアで行動するのですが春と秋に30匹以上がぎゅっと玉のように固まって泳ぐ様子から「ユウゼン玉」と呼ばれる集団を形成することがあります・・・群れる理由は繁殖のためと言われていますが(チョウチョウウオの仲間は集団で産卵する物が多い)実際に産卵の様子が観察されたことはなくその生態はまだまだ謎に包まれています・・・ユウゼンさんは雑食性でプランクトンや岩についている藻などを食べますが他の魚の卵を食べるときにユウゼンさん達はユウゼン玉になることがよくあるのです・・・ロクセンスズメダイさんなどがサンゴや岩にせっかく産み付けた卵をユウゼンさんが集団になってツンツンツンツンとついばむのです・・・卵を守っているロクセンスズメダイさんにとっては「もう集団でそんなことをするのは勘弁してくださいよ!」と言いたくなる大災難です。
- また大きいユウゼン玉ができると何故かヘラヤガラさんという顔の長いお魚さんがユウゼン玉の中にヌ~っと割って入ってきます・・・ヘラヤガラさんは普段から他の大きなお魚さんにくっついて泳いでいますがこれは大きなお魚さんに身を隠し餌となる小魚を狙っているからなのだそうです・・・大きなユウゼン玉はヘラヤガラさんにとってかっこうの隠れ家になるようです・・・話は変わりますがヘラヤガラさんってダイビング中によく見かけますがなぜか憎めない顔をしていますよね・・・それにしても小笠原ではどこでも見られてしまうからありがたみが薄いユウゼンさんですがご存じの通り日本でしか見られない日本固有種の貴重なチョウチョウウオの仲間なのです。
- ユウゼンさんは日本の中でも主に伊豆諸島と小笠原諸島が分布地になっており南大東島などでも見られます・・・それ以外の地域では稀に見られることもあるようですが非常にレアなケースでダイバーが潜って普通に見られるのは八丈島と小笠原といった感じでしょうか・・・本当に小笠原では何処に行ってもお目にかかれるので最初はうれしくて撮影しまくりなのですが段々ありがたみがなくなるユウゼンさんです・・・贅沢な話ですよね・・・ユウゼンさんはたいがい2匹のペアで泳いでいて警戒心が薄く気が強い面もあるのでダイバーに向かって泳いできます・・・私が写真を撮っていると「何してるの何してるの?・・・写真撮ってるんだったら私たちもきれいに撮って!」という感じでヒラヒラヒラヒラとまとわりついてきます。
- 「京友禅」:京都の友禅は柔らかい色調を好み何色が基調になっているのか判別しにくいほどの多彩な色を使っていながら配色に神経が使われ上品で華やかで古風な有職模様や琳派模様など高度に様式化された文様を得意とし刺繍や金箔などを効果的に使った装飾を積極的に併用します・・・「加賀友禅」:多色を用いるが加賀五彩(臙脂、黄土、古代紫、草緑、藍)特に紅色や紫や緑などの深みがあって豪奢な色調が基調となり優雅で艶やかな加賀友禅は有名な「虫喰い」などに代表される写実的な表現を得意とし他の技法との併用はほとんどありません・・・「東京友禅」:東京手描友禅や江戸友禅とも言われる東京友禅の特徴は江戸の街の町人文化を背景とした渋く落ち着いた色合いの中にも都会的センスの洒落感が漂う作風が特徴とされます。
ユカタハタさんがパニックになってる?(改)ケラマ
- スズキ目ハタ科のユカタハタさんは大きさは40cm程度の小型のハタさんで沖縄ではアカミーバイと呼ばれています・・・体の色は橙色~赤色で黒く縁どられた小さな青い斑点が全身に散らばっているきれいなお魚さんです・・・環境によって体色の変化が激しく基本的には体側に明瞭な横帯および縦帯の模様はありませんが下の写真のユカタハタさんの様にたまに白色横帯を出したものが見られます・・・ユカタハタさんもシガテラ毒の報告があるので南方海域のお魚さんは食べる時は注意が必要です・・・ユカタハタさんは体中の鰭が大きく発達していて背鰭と尻鰭が後方に大きく伸びうちわ型をした尾鰭れの付け根にまで伸びているのも大きな特徴です・・・この3つの鰭でうまく水を捉えて急な加速をおこない下あごが突き出した大きな口を使って一瞬で獲物を捕らえることができるユカタハタさんです・・・下の写真のユカタハタさんの下あごを見てください筋肉がもりもり発達してますね。
- ユカタハタさん基本的には小魚さんを主食としていますが大型の個体になるとタコさんやイカさんなどを捕食することがあります・・・またメスからオスへと性転換しオスが複数のメスを従えて縄張りを持ちハーレムを形成する勇壮なユカタハタさん達です・・・でも何かこのユカタハタさんは口を半開きにして眼がそわそわと妙に慌てている様子に見えませんか?・・・よく見るとユカタハタさんの後ろに小さなお魚さんの群れが迫ってきています・・・本来ならユカタハタさんが小さなお魚さんに襲い掛かっているのが本当でしょうがこの写真は小さなお魚さんの群れに襲われて慌てふためいていてパニックっているようにみえます・・・実際はそんなことはありませんがそのように見えませんか?
ユカタハタさんがパニック?
パニックとは突発的な不安や恐怖による混乱した心理状態
そしてそれに伴う錯乱した行動を言います
パニックになると動悸や息苦しさやめまいなどが起こります
動物の場合脳の処理能力を超え非論理的な行動が見られます
そんな時はリラックスすることが有効のようです
ストレスを感じたら腹式呼吸で深呼吸法をしてみる
瞑想やヨガなどのリラクゼーション活動もいいかもしれません
睡眠不足や不規則な生活を改め規則的な睡眠と食事を心がける
カフェインやアルコールは摂取量を減らしてみる
適度な運動や心地よいメロディなどもいいかもしれません
厳しい環境下心身のバランスを保つのは難しいかもしれませんが
慌てず一旦リラックスして自分の幸福感を探してみるのもいいかも
ユカタハタさんの浴衣きれいです!(改)パラオ
- スズキ目ハタ科のユカタハタさんはやや深い岩礁域に住んでいて30㎝前後のものが多く全身が朱色~赤色で瞳孔より小さく黒く縁どられた青い斑点で覆われています・・・沖縄ではアカミーバイと呼ばれるユカタハタさんですが正にきれいな模様の浴衣を着ているようなお魚さんだと思いませんか?・・・それから通常は体側に明瞭な横帯や縦帯の模様は無いのですが海中ではたまに白色横帯を出しているユカタハタさんもいます・・・環境によって体色の変化が激しいユカタハタさんですが白色横帯を出しているのは何か意味があるのでしょうか?・・・ユカタハタさんは大きな頭と下あごがちょっと突き出している大きな口が特徴ですがそれ以外にも体中の鰭が大きく発達しているのも特徴です・・・この写真ではわかりませんがユカタハタさんの背鰭と尻鰭は後方に伸びていてうちわ型の尾鰭の付け根にまで伸びているのです。
- ユカタハタさんはこの3つの鰭でうまく水を捉えて急加速をすることができその大きな口を使って一瞬で獲物をバクっと捕らえてしまいます・・・ユカタハタさんは基本的には小魚を主食としていますが大型のユカタハタさんになるとタコさんやイカさんなどの軟体動物を捕食することもあります・・・幼魚の頃は体色がキンギョハナダイさんに似ていてかわいいのですが大人になったユカタハタさんの鋭い歯で狙われたらタコさんたちもさすがに敵わないですね・・・それからユカタハタさんはメスからオスへと性転換するのですがユカタハタさんのオスは複数のメスを従えて大きな縄張りを持ちメスもそれよりも小さな縄張りをそれぞれが持ちハーレムを形成しています。
風流って何だろう?
よく耳にする言葉だが捉えどころがない
世俗から離れて美しく飾ること
上品な趣があり雅やかなこと
と辞書にはあるが何故かピンと来ない
でも浴衣には風流さを感じる
風流という文字のごとく
俗世界の混沌から離れて
涼しさと華やかさと
男女を問わず上品な色気を感じる
日本の言葉って魅力がありますね!
ユカタハタさんは視線が鋭いスナイパー!(改)ケラマ
- スズキ目ハタ科のユカタハタさんの身体の色は橙色~赤色で小さな青色斑が散在していますが大きな頭と厳ついけどちょっと可愛い突き出た下顎に大きな口が特徴です・・・この写真ではわかりませんが背鰭と尻鰭が後方に大きく伸び尾鰭の付け根にまで伸びています・・・またユカタハタさんの尾鰭は団扇型になっていますが模様が似ているバラハタさんの尾鰭は三日月形になっています・・・ちなみにバラハタさんの胸鰭・背鰭・尻鰭・尾鰭の後端が黄色になっていて各鰭の後端と尾鰭の上下の端が長く伸びるので他のハタさんと区別できます・・・バラハタさんの身体の色は鮮やかな朱色で全身に赤色の小さな斑点がありますが地色が朱色ではなく褐色の個体もいるようです・・・ぱっと見よく勘違いするのですがユカタハタさんは青斑点バラハタさんは赤斑点です。
- ユカタハタさんは鰭が非常に発達しているのでうまく水を掴んで急な加速ができる事とこの大きな口で一瞬にして獲物をバクっと捕らえて食べてしまう正にスナイパーのような鮮やかさです・・・写真の様に突き出た大きな口と鋭い眼付で睨まれたらそれだけで小さな獲物達はたまったものではないですね・・・ユカタハタさんの基本は体側に明瞭な横帯および縦帯の模様はありませんが海中ではたまに白色横帯を出したものが見られます・・・この写真のユカタハタさんにも白色横帯が見られますね・・・それとメスからオスへと性転換するユカタハタさんですがオスが複数のメスを従えてハーレムを形成するそうです・・・この写真のユカタハタさんは厳つい顔なのでオスですかね?雌だったらすみません。
ユカタハタさんは厳つい顔はどうやって形作られたのか?
これまでの人生経験が顔を形作るはず
という事はどれだけ厳しい人生を送って来たのだろうか?
これでもかという困難もあっただろう
でもダメだと思ってからが本当の勝負である
何かに挑戦したら確実に報われるのであれば誰でも必ず挑戦する
でも報われなくても情熱をもって継続し続けるのが強さ
孤独でも自分に厳しく謙虚にそして他人に優しく寛容に!
希望を失わず明るく前向きに今日できることを明日に延ばさない
そして結果がうまくいかない時にも人のせいに決してしない
やる気になれば行動する?行動するからやる気が出る?
どちらでもいいからとにかく前進あるのみ!
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