人生を達観したチョウチョウウオさんのシニカルな微笑!(改)ケラマ
- スズキ目チョウチョウウオ科のチョウチョウウオさんは世界の暖かい海域のサンゴ礁がある浅い場所にいて世界には100種類以上も見られるお魚さんの一人です・・・バタフライフィッシュとよばれ薄くて体高の高い身体をひらひらと揺らしながら蝶々のように可憐に美しく泳ぎます・・・チョウチョウウオさんは薄い体なのでサンゴ礁の隙間に上手に体を隠すことも出来ます・・・チョウチョウウオさんは雑食でサンゴのポリプを突き出た口でツンツンとつついたり小型の甲殻類や藻類などを食べる可愛いお魚さんです・・・でもこの写真のチョウチョウウオさんはちょっと何か言いたげな表情をしていると思いませんか?・・・小ばかにしたような目つきと口を尖らせて薄笑いを浮かべ「おまえは本当に人生を真剣に考えているのか?こんな所で何をしているんだい?」とでも言っているようです・・・正に人生を達観していると言うか斜に構えていると言うかシニカルなチョウチョウウオさんだと思いませんか?
- チョウチョウウオさんの全長は約20cmで模様は眼を通る黒色帯が1本とその後方に鮮やかな白色帯があります・・・黄色っぽい体には暗色の縦線があり吻は灰色をしています・・・この写真ではわかりませんが成魚の尾鰭は黄色で黒色横帯がありその後方は透明になっています・・・幼魚の頃は全体的にオレンジ色がかっていて背鰭にはお洒落な目玉模様がありますが成魚になると残念ながら目玉模様は消え身体も黄色みが強くなっていきます・・・よく似た種にツキチョウチョウウオさんという方がいてチョウチョウウオさんよりやや小ぶりなのですが本当によく似ています・・・違いは頭部にある白帯がチョウチョウウオさんはまっすぐ延びるのに対しツキチョウチョウウオさんは折れ曲がっています・・・また体側の茶色の縦線がチョウチョウウオさんは平行に走るのに対しツキチョウチョウウオさんは斜線状に連なっています・・・それから身体の色が黄色なのですがツキチョウチョウウオさんの方が鮮やかな黄色になっているところで区別できます。
感じ方は人それぞれですがチョウチョウさんのシニカルな笑い顔
シニカルは相手を低く見てあざ笑う意味合いが強い
その根底に相手を否定し初めから受け入れない思いがある
ユーモアによって風刺するアイロニカルとは違う
アイロニカルは嫌みたっぷりに状況を風刺するさま
でもシニカルのような嘲笑的な意味合いは含まれていない
ニヒルは冷たく虚無的な状態であり諦め暗く冷たい笑いとなる
ニヒルな笑いとシニカルな笑いでは冷笑でも意味が異なります
シニカルの対義語はリスペクト
できれば相手を尊重し受け入れ敬意を払う
そんな笑いで日々暮らしたいものです
チョウチョウウオさん本当に文句が言いたいの?(改)ケラマ
- チョウチョウウオさんは木の葉のように丸くて薄い体型をしており鮮やかな色彩をもつものが多くひらひらと泳ぐ様を蝶の姿になぞらえ英語ではバタフライフィッシュと呼ばれています・・・かわいい名前ですよね・・・確かに青くて広い海の中をたくさんのチョウチョウウオさんがヒラヒラときれいな色で乱舞している姿は鮮やかで華やかです・・・この写真のお魚さんはTheチョウチョウウオさんですがチョウチョウウオさんの仲間はたくさんいて種類が豊富です・・・チョウチョウウオさんの体長は20cm程度で頭部には眼を通る黒色帯がありその後方に白色縦帯があります・・・体の色は黄色っぽく体側には暗色縦線があり眼前方の口は灰色になっています。
- チョウチョウウオさんの成魚の尾びれは黄色で黒色横帯がありますがその後方は透明になっています・・・上の写真のチョウチョウウオさんもその特徴が出ていますが黄色のところで尾びれが切れているように見えますね・・・チョウチョウウオさん達の幼魚は透明の部分が多く背びれ軟条部には目玉模様があります・・・1cm弱程度の産まれたばかりのチョウチョウウオさんの稚魚はトリクティス幼生と呼ばれ成魚とは全く違う見た目をしております・・・頭でっかちの独特な体つきで光沢のある色彩で模様がほとんどないというのが特徴です・・・写真のチョウチョウウオさん達は立派な大人で2匹並んで仲良く泳いでいますがこちらを睨んでいるように見えます・・・2匹とも黒い口をとがらせて何か文句言いたげですね・・・「私たち仲良くデートしてるんだから邪魔しないで」とでも言っているのでしょうか?
笑うって凄い
せっかくきれいな姿をしているのに
口をとがらせているだけで相手に与える印象が全然違います
もし笑っていればもっと愛らしくなるのに
話やすくなるのに仲良くなれるのに
やっぱり笑顔って凄いです
チョウチョウコショウダイさんのうれしそうな顔!(改)パラオ
- スズキ目イサキ科のチョウチョウコショウダイさんの体の色は淡色の地色に暗色の斑点が各鰭まで全身にきれいに広がっています・・・チョウチョウコショウダイさんは沿岸浅海の岩礁域やサンゴ礁域周辺の砂底に生息し成魚は小さな群れを作って生活しています・・・写真のチョウチョウコショウダイさんを最初はオオモンハタさんかと思いましたが違いますね・・・オオモンハタさんは全長約30-50cmで体形は典型的なハタ類のもので頭は少しほっそりしています・・・またオオモンハタさんの鰭や体には黄褐色から褐色の円い斑点が密に分布していて淡色の網目模様をなしており尾鰭は截形でその後縁は白い縁取りがあります・・・そして円斑は成長とともに相対的に小さくなり数を増すので見た目は変わっていきます。
- 上の写真では2匹のホンソメワケベラさんがせっせと働いてチョウチョウコショウダイさんの体をクリーニングしていますよ~・・・ホンソメワケベラさんはとがった口先で体表や口の中についている寄生虫やゴミや粘膜や粘液を食べる海の掃除屋さんです・・・チョウチョウコショウダイさんの幼魚の頃は黄橙色の地色に暗色の縁取りのある白色斑が7個ほど見られ腹鰭は長くその先端が肛門を越えることなどが特徴になっています・・・幼魚のころは内湾の浅所や藻場で多く観察されていて頭部を下に向けて体をくねらせて泳ぐそうです・・・なぜ頭部を下にして泳いでいるのでしょうか?もしかしたら藻のふりでもしているのでしょうか?・・・結構可愛いイメージですが一度見てみたいものです。
- チョウチョウコショウダイさんの「チョウチョウ」は幼魚時代の泳ぐ姿がひらひらと舞う蝶々に見立ててつけられたそうです・・・チョウチョウコショウダイさんの「コショウ」は成魚の体表に現れる黒いドット模様が胡椒の粒に似ている事から名付けられたそうです・・・チョウチョウコショウダイさんの気持ちよさそうな表情がいいですね・・・ホンソメワケベラさんにクリーニングしてもらって気持ちよさげで恍惚とした表情をしています・・・ホンソメワケベラさんも一生懸命唇のあたりをつついていますね。
- 下の写真のチョウチョウコショウダイさんたちもホンソメワケベラさんにクリーニングしてもらおうとホバリングして待ってます・・・待ちくたびれたのか「早くしてよ~!まだ~?」って大きく口を開けてホンソメワケベラさんを呼んでいるようです・・・ホンソメワケベラさんも一生懸命働いていますが人手が足らず忙しくて順番がまだ来ないようですね・・・ホンソメワケベラさんには天敵がおらず肉食魚に食べられることがないのはみんな掃除してくれることを知っているからだそうです。
- ホンソメワケベラさん全長10cmほどで目から尾にかけて体側に1本の縦帯があります・・・幼魚の頃は黒色をベースに青色のラインが入っていますが成長すると白色をベースに黒色のラインへと変色していきます・・・クリーニングを行いますので大型魚に食べられることはなくハーレムを形成し雄は雌をしたがえて広い縄張りを持っています・・・雄が死滅などによっていなくなると体の大きな最上位の雌が性転換し雄になるそうです・・・ブダイの仲間と同じように寝るときにはサンゴや石の隙間に入り込み体の周りを薄い粘膜で包むことによって身を守ります。
チョウチョウコショウダイさんのうれしそうな顔
あなたは仲間に恵まれていますか?
仕事でも趣味でもどんな事でも仲間がいると心強い
そして苦しい時こそそばにいてくれる仲間はありがたい
仲間とともに苦難を乗り越える人生は最高
そんな仲間はどこに居るのか?
弱い自分を見せてください
そのとき優しく受け止めてくれた人があなたの本当の友達です
そして笑いましょう!
人と人との距離を最も縮めてくれるのが笑いです
いつの時代も笑って過ごしていきたいものです
チンアナゴさんはニョロニョロさんと親せき?(改)ケラマ
- チンアナゴさんは全長30cm程度のアナゴさんで身体の色は灰白色をしておりこの写真では遠景なのでわかりませんが多数の暗色点があります・・・またチンアナゴさんは穴の中に入って身体を隠していますがえら孔の周辺や身体の幹部や肛門の周辺に大きな黒色斑があります・・・チンアナゴさんの肛門ってどこ?・・・写真を見て左手前3匹並んでいるチンアナゴさんの2匹目の下の方に3個目の黒点が見えます・・・その辺りが肛門ですね・・・「ここが肛門ですよ」って強く主張しているチンアナゴさんって素敵です・・・流れの強いサンゴ礁外縁部の砂底に生息していて頭をユラユラユラユラさせているかわいいチンアナゴさんです・・・顔がチンという犬に似ているのでことからチンアナゴさんという名前がつけられたそうです・・・丸っこい顔にクリクリっとした瞳が愛嬌のあるかわいいチンアナゴさんです。
- チンアナゴさんは穴から頭を出して大きなつぶらな瞳でキョロキョロキョロキョロと観察しながら潮の流れに乗ってくるプランクトンをひたすら待って食べています・・・潮の流れに乗ってくるプランクトンを狙っているのでチンアナゴさん達は潮が当たる同じ方向を向いているんですね・・・チンアナゴさんの体の下部は常に砂の中に入っており敵が近づくと全身を穴にサッとひっこめてしまいます・・・だから写真を撮るときは慎重に近づくのですが・・・チンアナゴさんの警戒心は半端ではなく「変な生き物が近づいてきた!隠れろ!」と一瞬で見えなくなってしまいます・・・仕方なく遠くから眺めているとチンアナゴさんはいつもの様に餌が流れてきたらビヨーンと体を伸ばしてプランクトンをすかさずキャッチしています・・・チンアナゴさんによく似たアナゴさんでニシキアナゴさんやホワイトスポッテッドガーデンイールさんもいることがあります・・・ニシキアナゴさんの名前の由来は織物の錦のように華やかな色をしていることからきています・・・体の長さは40cmほどで顔つきはチンアナゴさんよりもずっと面長です・・・ホワイトスポッテッドガーデンイールさんは名前の通り茶色っぽい体に白い点々模様があります・・・体の長さも3種の中で最長で70cmほどあり顔つきはニシキアナゴさんと同じ面長タイプです。
先駆者の真似をする
早く成長し早く結果を出せる
先駆者が苦労して獲得した理論を端折って労せず獲得できるから
でもそれだけでは世の中の成長についていけない
おいてけぼりにならないように
自ら知恵を振り絞って苦労を重ね
オリジナルを作り出さなければならない
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