ナデシコカクレエビさんの隠された宝石!(改)
- ナデシコカクレエビさんがフワフワした絨毯のような触手のイソギンチャクさんに守られながらのんびりと寛いでいます・・・他のお魚さんにとっては怖く見えるイソギンチャクさんでもエビさんにとっては優しくソフトなイソギンチャクさんです・・・透き通った体に淡い紫色と白い星のような小さな斑点がキラキラしてきれいですね・・・まっすぐに伸びた触角も白く光っていて繊細で可憐な印象を与えてくれます・・・ナデシコカクレエビさんの小さなハサミはよく見ると細かい白い点々模様になっており紫の縞々がコントラストになっていてとても美しくまるで宝石のようです・・・もう少しピントが合っていればナデシコカクレエビさんの美しさがもっと際立っていたと思うのですが申し訳ございません・・・それにしてもこの小さなはさみで何をつかむのでしょうかねえ・・・?
- ナデシコカクレエビさんはニセアカホシカクレエビさんととてもよく似ています・・・でも第3腹節の紫色の模様がはっきりしていますのでナデシコカクレエビさんで間違いないでしょう・・・まさに「ナデシコ」という名前にふさわしい可憐さを私は感じるのでナデシコカクレエビさんだと思います・・・これは個人的な印象なのであてにならないかもしれませんが・・・ニセアカホシカクレエビ:ニセアカホシカクレエビさんは赤星ならぬ青星の模様が美しいカクレエビさんであることはナデシコカクレエビさんと一緒ですが腰の斑紋がピンク色であることが特徴です・・・ナデシコカクレエビさんの腰の斑紋は紫色です。
自分が得意とするそんな原石をみんな持っている
でも宝石は磨かないと全く光らない
それをどれだけ磨き続けるかにかかっている
でも自分では気づくことができないのが自分の原石
自分で見つけられない時は人の声に耳を傾ければいい
万象皆師である
ニセアカホシカクレエビさんのクリーニング準備完了!(改)
- この写真のエビさんはひげも白くないし腰の模様も紫でないのでナデシコカクレエビさんではなくおそらくニセアカホシカクレエビさんだと思います・・・ちょっとぼけてるし大事な模様が角度的に見えていないのではっきりわかりませんが・・・ニセアカホシカクレエビさんの体は透明で藍色と白色がくっついた小さな斑紋が散在し背中には大きな白斑があって斑紋の前半は桃色です・・・ハサミ脚は白色と藍色の縞模様になっており尾は白く藍色で縁取られています・・・左のエビさんは中世浮力を取りながら右側のエビさんはハサミを開いて「さあクリーニングを始めましょうか?」と準備万端で私の方を見つめています。
- ニセアカホシカクレエビさんはナガレハナサンゴさんやイソギンチャクさんを宿主としていますがうっかりしていると見落としてしまうほど上手にイソギンチャクさんの中に隠れています・・・でもこのニセアカホシカクレエビさんもご多分に漏れず魚に付いた寄生虫などを食べるお掃除屋さんでクリーニングする時はいつもからだを左右にゆらゆら揺らしながら・・・「お掃除してあげるよ~!僕はエサじゃないから食べないでねえ~!」とアピールしながら近づいてきます・・・小さいのに働き者の健気でかわいいエビさんです。
- ナデシコカクレエビ:繊細なガラス細工のような透明な体に紫色と白色の模様がきれいなカクレエビさんです・・・ひげは白く腰の模様は紫色で目と目の間が白い線で繋がっていないのが特徴です・・・ちなみにアカホシカクレエビさんはひげは白くなく腰の模様はオレンジ色で目と目の間が白い線で繋がっています・・・ニセアカホシカクレエビさんはひげは白くなく腰の模様は桃色で目と目の間が白い線で繋がっていません。
まじめにコツコツと人のために一生懸命働く
自己満足だとか欺瞞だとか言われてもいいじゃないか
幸せかどうかは当事者同士いや本人が決めることである
私はそんな姿に心を打たれます
ニセネッタイスズメダイさんは偽物じゃない!(改)
- 黄色が鮮やかな派手派手のネッタイスズメダイさん対してこの写真のニセネッタイスズメダイさんはややくすんだ黄色のため「ニセ」が付いてしまったのでしょうか?・・・もしそだとしたらニセネッタイスズメダイさんにとっては悲しい話ですよね・・・同じ仲間で同じような形をしているのにちょっとした違いで偽物扱いされるのは本人にとって心外です・・・他のお魚さんにも当てはまりますがこの「ニセ」という命名の仕方は何とかならないものでしょうか?・・・このニセネッタイスズメダイさんは繁殖期になるとオスは縄張りを持ちせっせと岩の下を掘ってすばらしい巣穴を作ります・・・その上巣穴の中に入り込んだ邪魔な小石やサンゴのかけらは口にくわえてポイっと外に捨てにいくというきれい好きでとても働き者のニセネッタイスズメダイさんなのです。
- ニセネッタイスズメダイさんは苦労して手入れした巣穴がようやく納得した形で完成するとそこへメスを招待します・・・「僕のお家はどう?なかなかいいお家でしょう!」という感じで巣穴にお誘いしますがメスが気に入ってくれるとそこへ産卵をします・・・なんとこのニセネッタイスズメダイさんは基本的に複数のメスをお誘いするのだそうです!・・・なかなかのプレイボーイですね!・・・一方メスの方はというとこちらも別のオスの巣穴にも産卵するのだそうです・・・お互い様のオープンな関係のニセネッタイスズメダイさん達ですが実は確実に子孫を残すための知恵だそうです。
- ネッタイスズメダイさん:胸びれ基底上端にある黒色斑は小さく体の色は一様に黄色で鮮やかです・・・ネッタイスズメダイさんは幼魚も成魚もほぼ同じ黄色なのですが黄色みは鮮やかで強く美しい感じです・・・ニセネッタイスズメダイさんは体の色がやや青味を帯びてくすんだ色をしていて胸びれの基底に青色の小さな斑点があります・・・ネッタイスズメダイさんもニセネッタイスズメダイさんも幼魚の頃には背びれ後方に眼状斑がありますが成長に伴い消失してしまいます。
他人の気持ちも考えないで勝手にあだ名を付けることがある
自分には他人の一部分しか見ることができないのにである
世の中に偽物何て存在しないすべてが本物である
だから他人がとやかく言うことではないのである
私も反省すること限りないです
ニチリンダテハゼさんの見事な日輪! (改)
- ニチリンダテハゼさんは透き通るようなちょっと緑がかった白いしなやかな体に鮮やかなオレンジ色の縞模様が特徴のハゼさんです・・・体の真ん中にある背びれは大きな円形をしていてその真ん中に黒い円形の模様があります・・・この背びれが「ニチリン」の名の元になっていますが黒い円形模様ではなく赤い円形模様であればまさに「日輪」ですね・・・もう少しビシっと背びれが開いたところを撮りたかったのですが残念ながら若干旗がたるんでしまいました・・・ニチリンダテハゼさんが腹びれをびしっと立てて「今から旗を立てるからちゃんと見ててよ!」ってスマート&キュートな姿を見せてくれたのですが私の力量不足でうまく撮れませんでした・・・ニチリンダテハゼさんにせっかくご配慮いただいたのにすみませんでした。
- ニチリンダテハゼさんはリラックスしている状態だと背びれを閉じています・・・と言うことはこのニチリンダテハゼさんは私を警戒して緊張しているということですね・・・ニチリンダテハゼさんストレスを与えてしまって申し訳ございません!・・・旗を閉じているとニチリンダテハゼさんだとちょっとわかりずらいのですが開いている時はまさに一目瞭然ですね・・・名前の通りお見事な日輪旗です・・・ニチリンダテハゼさんは体長は9cmほどになりますが主に砂溜まりやガレ場などにテッポウエビさんと仲良く共生しています・・・テッポウエビさんはすでに穴の中に隠れてしまっています・・・今回写っていないテッポウエビさんは巣穴の拡張と修理をニチリンダテハゼさんは天敵を発見し危険を知らせるというそれぞれの役割分担を果たしています・・・それにしても体の透明感といい鮮やかなオレンジの縞模様といい背びれの「ニチリン」といいなんとも凛々しい姿が大好きなハゼさんです。
能ある鷹は爪を隠すと言います
実力のある人がむやみやたらと主張誇示するのは如何なものか?
普段は個性能力を見せびらかす事なくそれでも爪を磨き続ける
他人が本当にその力を必要とするそんないざという時
最大限の力を発揮するってかっこいいですね
ネズスズメダイさんの幼魚?子供と大人の違いって!(改)
- ネズスズメダイさんは大人になると青みを帯びたほぼ灰色一色でちょっと地味な感じというかいい意味で落ち着いた大人を感じさせるシックな色合いです・・・でも幼魚のころは口から眼の上方を通り背びれ基部にまで達する鮮やかな太めの青い線が地の黒色に映えてとてもきれいないネズスズメダイさんです・・・スズメダイさんにありがちなことなのですが大人と子供では全然雰囲気が違うネズスズメダイさんで下の写真の様に子供の頃は体の半分は白っぽくてそのグラデーションが素晴らしい大変美しくキラキラしたお魚さんです・・・ネズスズメダイさんはとても警戒心が強くて近づくとすぐに穴に隠れてしまいますが今回は逃げることなくおとなしく撮影させてくれました。
- 「スズメ」というかわいい名前がついていますのでおとなしいお魚さんかと思いきや大人のスズメダイさん達は残念ながら結構気の強いお魚さんたちです・・・縄張り意識の強いスズメダイさん達は縄張りに入ってきた他のお魚さん達をチャチャっと追いかけまわしたりダイバーに対しても果敢にツンツンしてきたりします・・・子供の頃はこんなにかわいかったのに大人になると君も姿を変えてツンツン攻撃してくるのね~!!・・・このツンツンがスズメのチュンチュンに似てるからスズメダイと呼ばれているのかな?
あなたも私も子供のままでいることはできない
どんな生き物も変化し成長しそして老いていく
であるならばその日その日のベストを尽くし
苦しみも楽しみも味わい尽くそう
全力で生きることができればそれだけで最高!!
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