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『サメの仲間』総集編 No.1 ダイビング‐フォト‐tsubuankun

Dive-photo まとめ 分類
シロワニ‐小笠原

各地のダイビングポイントで見かけた『サメさん』達をまとめてみました。サメさんは「獰猛で危険な生物」というイメージが強いのですが、人に危害を加えるおそれのあるのは、サメ類全体の1割程度です。ホオジロザメ、イタチザメ、アオザメ、ヨゴレザメ、オオメジロザメ、シュモクザメの六種には注意しましょう。

コバンザメさんが甲羅の上でお腹を日光浴!(改)ケラマ

  • スズキ目コバンザメ科のコバンザメさんはサメの名前がついていますが軟骨魚類のサメ類ではなく近縁でもなく全く無関係な種なのです・・・コバンザメさんは通常は70 cm程度の大きさで頭の背面に背びれが変化した小判型の吸盤があります・・・これで大型のサメさんやカジキさんやウミガメさんなどに吸い付き餌のおこぼれや寄生虫や排泄物を食べて暮らしています・・・エサのおこぼれはまあいいとして排泄物をいただくとというのはちょっとどうなんでしょうかねえコバンザメさん・・・どうやって食べているのでしょうか?肛門のあたりにへばりついているのでしょうか?
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  • コバンザメさんの吸盤には横に隔壁がありこの隔壁はふだんは後ろ向きに倒れていますが大きなお魚さんなどの体表面に吸盤が接触するとこれらの隔壁は垂直に立ちあがります・・・このとき隔壁と隔壁の間の水圧が周囲の圧力より小さくなって吸盤は面に吸いつくのですがコバンザメさんを後ろに引くと隔壁の間の水圧はさらに小さくなるので吸盤はさらに強く吸いつきます・・・反対にコバンザメさんを前に押すと隔壁がもとの位置に倒れるとともに吸盤内の水圧が上がり吸盤は面からはずれる仕組みになっています・・・だからコバンザメさんがくっ付いたお魚さんが速く泳いでも振り払われず離れたいときはお魚さんより少し速く泳ぐだけで簡単に離れることができるのです・・・その上隔壁には0.1mmほどの細かい骨が付いておりこの骨が滑り止めともなっています・・・賢い仕組みですね。
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  • このアオウミガメさんは2匹のコバンザメさんを背負っていますね・・・「ん~食事をしていたら急に背中が重たくなったような気がするんだけど~!気のせいかなあ?でも何かいつもと違うんだけどなあ?」ってアオウミガメさんが言っているようです・・・コバンザメさんに吸いつかれるとアオウミガメさんは手で払うこともできないですからどうしようもないですねえ・・・アオウミガメさんも「いつもと違う違和感があるけど背中に手が届かないし仕方ないから諦めてこのまま食後の運動のために泳ぎます」って態勢を整えています。
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  • 下の写真のアオウミガメさんはこちらを向いて何か私に話しかけてくれているようです・・・「コバンザメさんが背中にくっ付いているのはわかったけど2匹もいるの?ちょっと重いんだけどコバンザメさんは寄生虫も食べてくれるので仕方がないか!」・・・コバンザメさんが寄生虫を食べてくれるのはカメさんにとっても助かりますね・・・「コバンザメさんはいつの間にか勝手にくっついて勝手に離れていくんだよね!だから細かいことはあまり気にしないことにしています」・・・さすがアオウミガメさん人生を達観しています。
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  • もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが実はこのコバンザメさん背中に吸盤があるのでお腹を上にして仰向けになってくっついているのです・・・アオウミガメさんは頻繁に着底するのでコバンザメさんんも甲羅の上にくっつくしかないのでしょうか?・・・この状況だとコバンザメさんは背泳ぎをしている形になるのですがお腹を見せた状態なんて無防備だしきつく無いんですかね?・・・それにしてもコバンザメさんは普通にカメさんの背中にちょこんと乗っているように見えますがよく見ると背鰭のように見えるのが腹鰭と尻鰭でそれから肛門もありますね。
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アオウミガメさんとコバンザメさんは助け合って生きている

我々は数々の出逢いに助けられ自分の人生が創られていく

だから助けを求めることは恥ずかしいことではなく

助けを求めないから得られないことが多い事を知る

自分一人でやるより他人の助けを借りるほうが

良いものが出来ると悟ったとき偉大なる成長を遂げる

そして他人に対しても自分に対しても親切に生きる助けをすること

自らを助けずハシゴを登る意思のないものはなかなか救えない

自分がしっかりと立たなければ人を助けることもできない

歯をむき出しにして怖い顔のシロワニさんだけど! 小笠原

  • 久しぶりに小笠原の海に行ってきましたが2クールの間ずっと天気が良く気持ちの良いダイビングができました・・・まずは世界中の暖かい海の沿岸で暮らしているネズミザメ目シロワニ科シロワニ属のシロワニさんですが大型のサメさんで全長3.2mにもなります・・・シロワニさんの体型は流線型で肩?の辺りが太くとても重量感があり背側の体色は褐色から灰色になっていて腹側は白くなっています・・・シロワニさんの幼魚期の頃は体側に不鮮明な薄色斑が見られることもあるそうですが成魚になると消失してしまいます・・・シロワニさんの吻はやや扁平な円錐形で口は大きく何故か常時半開きになっています・・・両顎の歯はほぼ同形の牙状で最前歯だけでなく後ろの数列も立ち上がり歯がずらりと並んだ外見は恐ろしい印象を与えます・・・でもシロワニさんの性格は見かけによらず大人しく人を襲うことは無いとされています・・・それでも全く安全という訳では無いので刺激し過ぎないように注意しましょう・・・それからシロワニさんの2基の背鰭はほぼ同じ大きさなのですが尾鰭は上葉が長く伸びていてなかなかお洒落でかっこいいです。
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  • 今回はケータ島のポイントなんですがもうすぐエキジットという時に遠くに大きな影が見えましたので慌てて近づいてみると何とそれが大きなシロワニさんでした・・・シロワニさんの活動は夕方からで昼間は岩陰などでじっとしていることが多いのですがこのシロワニさんは我々の前に悠々と現れてくれたのです・・・ありがとうございますシロワニさん!!・・・シロワニさんは他のサメさんと同様浮き袋は無いのですがシロワニさんは水面で空気を吸い込み浮き袋の代わりに胃に空気を溜めることができるそうです・・・胃に空気を貯めてるなんて食事する時大丈夫なのでしょうか?食事の時ゲップでもするのでしょうか?
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  • それからシロワニさんはネズミザメ目に見られる卵食型に分類されますがシロワニさんの場合はその最も特殊化したタイプで未受精卵だけでなく同じ子宮内の他の胎仔も捕食する卵食・共食い型なのです・・・シロワニさんは55mmで孵化し未受精卵や他の胎仔を食べるようになります・・・生まれてすぐに弱肉強食の世界に放り込まれしかも身近で戦い生き残ったシロワニのおちびさんだけが生まれる事ができるなんて凄過ぎます・・・サメさんには子宮が2つありますのでそれぞれに1尾の胎仔が生存競争を生き残ります・・・だからシロワニさんの産仔数は最大で2尾となるのですが産まれてくるシロワニのおちびさんの大きさはすでに約1mにもなるそうです・・・生まれてきたシロワニさんの主な餌はサメさんやエイさんを含む魚類や甲殻類や頭足類などです。
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  • ところでシロワニさんはサメさんなのになぜワニという名前が付けられているのでしょうか?・・・一説にはシロワニさんは体型が太く流線型であり特に頭部がワニさんに似ているからワニという名前が付いたとか・・・シロワニさんは鋭い牙状の歯を持ちその歯並びがワニの歯に似ていることからその名前が付いたとも言われています・・・確かにいつも半開きの口にこの鋭い歯はワニさんのようにも見えますね・・・それ以外には島根県と兵庫県の一部の地域ではサメさんをワニと呼ぶことが一般的でシロワニさんもその一環としてワニと呼ばれているのではという説もあります・・・いずれの説が正しいのかはたまたすべて正しいのかよくわかりませんがワニという名にふさわしい立派なシロワニさんでした。
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シロワニさんはいかり肩に見えるけどいかり肩って?

いかり肩は鎖骨の角度が水平より上を向いた状態

鎖骨が上を向き肩が常に上がっている姿勢となります

怒り肩とも表記され怒った時の角張る姿に似ています

いかり肩は肩から背中の筋肉が緊張しやすく凝り固まります

結果として肩こりや腰痛や頭痛にも繋がることがあります

シロワニさんがいかり肩とは言いませんが

いかり肩は肩が強調されるので相対的に顔が小さく見えます

またウエストも細く見えスタイルが良く見えるのです

折角のスタイルですから肩が凝らない様にリラックス

緊張し過ぎて力まない様に深呼吸

身体をほぐすようにストレッチ体操

凝り固まらないようにマッサージや身体を温める

そして好きな音楽を聴いてリラックスするのもいいかも

そんな身体にやさしい時間を大切にしたいものです

シロワニさんの顔って怖いけど本当に優しいんですか? 小笠原

  • シロワニさんは最大で全長3m体重150㎏を超える大物で未確認の記録ですが最大全長4mを超えるものもあるとされています・・・ちなみにサメさんなのにワニさんと名前が付いているのはその昔サメさんがワニさんと呼ばれていた名残だそうです・・・日本神話に出てくる因幡の白兎の話でも出てきましたよね・・・体型は流線型ですがかなりずんぐりとしていて太く重量感があり迫力が凄いです・・・背側の色は褐色から灰色で腹側は白色になっていて幼魚期の体側には不鮮明な薄色斑が見られることもありますが成魚になると消失します。
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  • 吻はやや扁平な円錐形で口は大きく常時半開きになっていて牙状の歯がずらりと並んだ外見は恐ろしい印象を与えるシロワニさんです・・・歯がフォークの様な形になって尖っているので口を閉じられないのでしょうか?・・・ちなみにシロワニさんは見た目は怖いのですがサメさんにしては大人しく比較的温厚な性格であまり人間を襲うことはないと言われています・・・でもシロワニさんを見に近くまで行ったり一緒に泳いだりなんてことも可能ですがサメさんはサメさんなので注意しましょう。
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  • シロワニさんは2基の背ビレはほぼ同じ大きさで尾びれは上葉が長く伸びています・・・遠くから尾びれをフリフリゆっくりとシロワニさんがずんぐりとした体で近づいてきました・・・なかなかの迫力です・・・昼間は岩陰などでじっとしていることが多いのですが夕方から活動を始め主にサメやエイを含む魚類や甲殻類などを食べます・・・他のサメ同様浮き袋はないのですがシロワニさんは水面で空気を吸い込み浮き袋の代わりに胃に空気を溜めることができるそうです。
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  • 卵胎生であるシロワニさんはネズミザメ目に見られる卵食型に分類されまするがシロワニさんはその最も特殊化したタイプだそうです・・・シロワニさんは未受精卵だけでなく同じ子宮内の他の胎仔も食べてしまう卵食・共食い型だそうです・・・お母さんのお腹の中で兄弟を食べてしまうなんて聞いただけではちょっと怖い話ですね・・・シロワニさんは50mm程度で孵化し未受精卵や他の胎仔を食べるようになり他の胎児や卵を食べて栄養を得ながら大きくなっていくのです・・・早く孵化して成長しないと兄弟に食べられてしまうとはシロワニさんもたいへんですね。
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  • 卵を産む動物達は卵を沢山産みますが卵の状態ではほとんど捕食者に食べられてしまいます・・・また孵化した後も成長するまで弱いので大きくなれる個体の数はそう多くありません・・・シロワニさんは妊娠期間は9-12ヶ月で脆弱な卵~幼生の期間を安全な子宮内で保護し立派に成長させてから出産しているのです・・・ですから出産直後でも体長1mの立派なサメさんとなっており簡単に捕食者に食べられることはないのです・・・それとシロワニさんには子宮が2つあってそれぞれに1尾の胎仔が生き残りますので産仔数は最大で2尾となります・・・シロワニさんも兄弟で生まれると心強いかもしれませんね・・・このシロワニさんは世界中の暖かい海に生息しているそうですが実は国際自然保護連合(IUCN)に絶滅危惧種として登録されています・・・日本では小笠原諸島でしか観察されていないとのことなので兄弟二人でしっかりと生き残ってほしいものです。
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眠りの邪魔をしないでという表情のネムリブカさん! 2024 小笠原

  • 小笠原のマグロ穴でマグロの群れを見に来たのですがふと下を見るとサメらしきものがいました・・・降下して近づいてみるとメジロザメ目メジロザメ科ネムリブカ属のネムリブカさんではないですか!・・・ネムリブカさんは小型で最大でも1.6m程度しかなく体は細目で管状の前鼻弁と猫の眼の様な垂直の瞳孔を持ち背鰭と尾鰭の先端が白くなっています・・・ネムリブカさんはメジロザメ類には珍しく泳がなくても呼吸することができるため日中は洞窟内で休んでいて夜になると集団で岩やサンゴの隙間を這い進んで甲殻類やタコさんなどを探して食べます・・・ネムリブカさんは住めば都なのか?棲家をあまり移動せず長距離を放浪することも滅多になく数年間に渡って同じ場所で休息するそうです。
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  • 小笠原のマグロ穴はケータ(聟島)列島の最南端(父島から約50キロ)にある嫁島という島にあります・・・このマグロ穴というスポットは世界にも類をみない絶景スポットでダイナミックな地形と大型の回遊魚やサメなどが見られるスポットです・・・マグロ穴はその名前の通りイソマグロさんが見られるポイントですがその数は多い時には100匹以上にもなります・・・イソマグロさんは大きいものは1m以上にもなりこの穴の中をぐるぐると泳ぎまわる様子はまさに海中の絶景です・・・イソマグロさんが見られるのは繁殖の時期といわれ5月頃から9月頃までがシーズンです・・・イソマグロさんは日中の明るい場所を避けて暗い所に集まるので天気が悪いと外に出ている場合もあるそうです・・・このポイントではシロワニさんやウメイロモドキさんやクマササハナムロさんの群れそしてイルカさんなどが見られる場合もあります。
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  • 小笠原ではダイビングは勿論ですがシュノーケリングでも気軽に美しいサンゴ礁や色とりどりのお魚さん達を間近で観察できます・・・たまにダイビング中にもお目にかかれますがイルカウォッチングのボートツアーに参加すれば野生のイルカさんを観察することもできます・・・その他にも穏やかな海でのカヤック体験もできリラックスしながら静かな入り江や洞窟を探検して自然を楽しむこともできます・・・また暑さには気を付けなければなりませんが島の高台からの眺めは絶景で海と空の美しいコントラストを楽しめるハイキングなどもできます・・・それから小笠原には多くの珍しい鳥類が生息しておりバードウォッチングも人気のアクティビティです・・・夜には満天の星空や流れ星を眺めることもできますし翼を広げると80~90cmにもなるオガサワラオオコウモリさんという固有種を見る事もできます。
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余裕のある姿を見せるネムリブカさん!

余裕を持つとは心にゆとりを持ちストレスを減らすこと

そのためには時間に余裕を持って行動する

計画を立てて無理のないスケジュールを組む

リラックスする時間を確保する

余裕がないと感じるときは深呼吸をして心を落ち着かせる

やるべきリストを作り優先順位を決めて行動する

自分一人で抱え込まず信頼できる人を頼る

趣味に費やす時間を確保するのもいいかも

完璧主義を手放しだいたいできればいいと考える

余裕のある姿は相手にも安心感を与えますね

ネムリブカさんがいつもと違って泳ぎ回っています! 小笠原

  • ネムリブカさんはメジロザメ科に属するサメさんでメジロザメの仲間というと大きいというイメージがありますが比較的おとなしく大きさは小型で最大1.6m程度です・・・ネムリブカさんは細い体と短く幅広い吻に管状の前鼻弁と垂直の瞳孔を持ち背びれ・尾びれの先端は白くなっています・・・この写真は遠くからなのでわかりませんが近くで見ると猫のような愛らしい表情をしています。
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  • ネムリブカさんはメジロザメ類には珍しく泳がなくとも呼吸することができるので日中は洞窟内でゆっくりと休んで寛いでいます・・・そして夜になると集団で岩やサンゴの隙間を這い進んで探索し硬骨魚や甲殻類やタコさんを捕まえて食べるのです・・・でもこのネムリブカさん達は昼間なのに結構積極的に泳ぎ回っています・・・おいしそうなエサを見つけたのでしょうか?・・・まさか我々をエサと見込んで・・・そんなことはないですよね。
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  • ネムリブカさんは棲家をあまり移動せず数年間に渡って同じ場所で休息しています・・・どうもネムリブカさんは引っ越しは嫌いなようであまり旅行好きでもないようですね・・・旅に出るといろいろ新たな発見があって楽しいんですけどね・・・またネムリブカさんは卵胎生で知られていて2年毎に1-6匹の仔を産み妊娠期間は10-13ヶ月くらいだそうです・・・確かにこのペースで子育てをしていたら引っ越しどころではないかもしれません。
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  • ネムリブカさんは第一背鰭と尾鰭上葉の先端は明るい白になっていますが第二背鰭と尾鰭下葉も同様に白くなることがあります・・・ツマグロさんやオグロメジロザメさんと並びインド太平洋のサンゴ礁で最もよく見られるサメさんの仲間ですがツマグロさんのように非常に浅い浅瀬に進出することもなければオグロメジロザメさんのように礁の外縁に進出することもありません。
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  • ちなみにツマグロさんもメジロザメ科に属するサメさんですが主に浅瀬に生息し鰭の先端に黒い模様を持つことが特徴で全長1.6m程度になります・・・ツマグロさんは一般的には非常に狭い領域で生活し長距離を放浪することは滅多にありません・・・オグロメジロザメさんもメジロザメ科に属するサメさんでドロップオフ周辺に多く典型的なメジロザメ類の体型をしています・・・オグロメジロザメさんは幅広く丸い吻・大きな眼を持ち第一背びれを除いた全ての鰭に黒い模様を持つことと2基の背鰭の間に隆起線がないことで他種と区別できます。
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ネムリブカさんが狛犬さんみたい・・・阿吽? 小笠原

  • 小笠原の岩陰で気持ちよさそうな白い砂地にネムリブカさんが鎮座していました・・・サメの中では比較的小型ではあるんですが典型的なサメの風貌をしているネムリブカさんです・・・サメさんのスタイルってかっこ良くていいですよね・・・無駄がないというかシュッとしているというかさすが長年生き続けてきたサメさんの一族です・・・サメさんと言ってもご存じの通りネムリブカさんの性格は非常におとなしく人間側から刺激を与えない限りは攻撃してくる可能性はほとんどありません・・・ただし驚いた拍子に人間を噛み付いた例が全くないわけではありませんので歯は鋭いので無意味に近づくことはやめましょう・・・ネムリブカさんは背ビレと尾ビレの先端が白くなっているという特徴からホワイトチップシャークとも呼ばれています・・・下の写真では鰭が見えないのでちょっとわからないですがネムリブカさんと呼ばれるよりかっこいいかな?・・・英名は「Whitetip reef shark 」といいます。
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  • 夜行性のネムリブカさんは夜には集団で岩やサンゴの隙間を這い進んで岩の隙間に潜む甲殻類やタコや硬骨魚などを食べます・・・岩陰の隙間のエサを食べやすくするためなのかネムリブカさんの顔の部分は細長くなってます・・・サメさんの中では細目でシュッとしていますよね・・・また棲家をあまり移動せず数年間に渡って同じ場所で休息するので一度見つけると比較的出会いやすいのがネムリブカさんです・・・どうして引越が嫌いなのかよくわかりませんがたまには気分転換で移動してみてもいいんじゃないでしょうか?・・・それとお魚さんが子供を産むってあまりイメージがなかったのですがネムリブカさんは卵胎生なので2年毎に妊娠期間は10-13ヶ月ですが1-6匹の仔を産むのです。
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  • それからネムリブカさんはメジロザメ類には珍しく泳がなくても呼吸ができるため日中は岩陰にひっそり隠れていることも多いようです・・・多くの魚は常に泳ぎ続けて口に水を取り入れてえら呼吸をして酸素のある状態を作ります・・・マグロさんが有名ですが多くのサメさんも同様で泳ぎ続けていないと生きていけないのです・・・でもこのネムリブカさんは泳がずにじーっとしていても鰓呼吸ができるようにエラが発達しているんです・・・サメさんの中では画期的なエラの持ち主なのです・・・泳ぎ続けなくてもいいのであれば体力も消耗しないし動かないからお腹も減らないのかな?・・・だからネムリブカさんはじっとして阿吽の狛犬さんのようなことができるんです・・・上の写真が阿形のネムリブカさんで下の写真が吽形のネムリブカさんです・・・すみません!
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ネムリブカさんはやっぱり凄いサメ肌!(改)ケラマ

  • サンゴの下を覗いてみると居ました居ましたサンゴの隙間に上手に隠れていたメジロザメ目メジロザメ科ネムリブカ属のネムリブカさんを発見しました・・・これはチャンスと思い写真を撮ろうとしたのですが私の腕では残念ながら無理でした・・・どうしても手前のサンゴにピントが合ってしまって肝心のネムリブカさんはピンボケです・・・ネムリブカさんも「俺様を撮るのは難しいだろう!」といじわるそうな眼付きでこちらを眺めています・・・潜っているとよくこんな隙間に潜んでいるネムリブカさんを見かけるのですが光も届かないしなかなか撮影するのが難しいですね・・・次回はもう少し腕を磨いて再チャレンジいたします。
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  • 実際に触ったことは無いのですがサメさんの体は頭から尾に向けてなでると滑らかで逆に尾から頭に向けてなでるとザラザラしています・・・これは泳ぐ時に水の抵抗を減らすための優れた構造でこれが俗にいうサメ肌です・・・ところで金属おろしと違い何故か鮫皮おろしで作るわさびは全く味が違うらしいです・・・わさびを『の』の字を書くようにおろしていくと徐々に空気を含みふわっとしてきてこのおろしわさびはきめ細やかでとってもクリーミーになるそうです・・・あのツンと来る感じと香りが大好きな私ですがわさび好きにはたまらない味わいですね・・・ちなみにザラザラとした鮫皮は人間の歯と同じ固いエナメル質でできているそうです。

ネムリブカさんはもちろんサメ肌です

その特異な構造はどうなっているのでしょうか?

サメの鱗は細い突起とV字型の溝が付いた鋭い歯の様

それが頭から尾鰭へ向かって整然と並んでいるのです

これはリブレットと呼ばれ水中で発生する乱流を防ぎます

その結果少ないエネルギーで素早く泳ぐことができるのです

摩擦抵抗を減少させるこの構造は水着にも活用されています

また自然界にはハチの巣の六角形構造もあります

この六角形は最大の容積を持ちながら

最小の材料で効率的に堅固な構造となっています

自然界にはたくさんの優れたデザインが存在します

万像皆師!私が気が付かないだけで凄い世界です

これからも謙虚な気持ちで物事に望みたいものです

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