パラオ (マ~ワ行)総集編 ダイビング‐フォト‐tsubuankun

Dive-photo まとめ エリア
ニシキテグリ‐パラオ

パラオ 総集編のDiving-photoが増えてきましたので(ア~カ行)・(サ~ナ行)・(ハ行)・(マ~ワ行)の4部に分けてみました。

マダラトビエイさんもっと近くに来て~!!

  • これはパラオのペリリューコーナーを流されながら撮影した写真ですが、ご存じの通りペリリューコーナーは流れの速いポイントです・・・コーナーの先端の下の方を優雅に泳いでいるマダラトビエイさんを見つけました・・・もちろん近づくことはできませんのでズームで撮影してみました・・・ハレーションを起こしていますがなんとなくマダラトビエイさんだとわかりますよね・・・こんなに流れが速いのにさすがのマダラトビエイさん餅屋は餅屋、人間とは雲泥の差で華麗に泳いでいます・・・「なにか変な生き物が流されてるけど何してるんだろう?こんなに気持ちがいい海なのに泳げないのかなあ?」ってマダラトビエイさんが言っているようです。
  • マダラトビエイさんは斑点がとても美しく華麗なエイさんですが、警戒心が強いので近づこうとするとすぐに逃げてしまいます・・・比較的流れのあるポイントで見かけることが多いのですが、群れをなしてホバリングしていることもあるそうで、そんな場面に遭遇できたら最高ですね・・・
    なんとなくシルエットでわかると思うのですが泳いでいる時は尖った顔つきをしています・・・でも海底で餌を探しているときには掃除機の様に口を広げてもぞもぞしています・・・またマダラトビエイさんは尾の付け根に毒針を持っています・・・何もしなければ大丈夫ですがちょっかいを出すと危害を加えてくる可能性もゼロではありません・・・でも実際近づくのは困難ですよね。

挑戦は素晴らしいけど無謀はばからしい

その違いを心に刻み自分を磨きます!

マンジュイシモチさんのドット柄のパンツ!(改)

  • マンジュイシモチさんは大きなものでも7~8センチとわりと小さなお魚さんです・・・でも色や形は結構派手派手で海の中でもかなり目立っています・・・背びれが二つあり前の方の背びれは黒っぽい縞が入っており後ろの方の背びれは透明です・・・体は真ん中の黒い縞によって頭側と尾っぽ側とでハッキリと色分けされております・・・頭側は黄色っぽくて目にオレンジのアイシャドウが入っていて、尾っぽ側はドット柄になっています・・・まるでドット柄のパンツをはいているように見えませんか?・・・とても芸術的でキュートなマンジュイシモチさんです。
  • 下の写真の様に子供の頃のマンジュイシモチさんはドット柄のパンツは履いてなく透明感のある体です・・・大きくなると黒バンドより前方が黄色で後方が赤茶のスポットになり、上の写真のような柄になると服を着ているようにも見えることから、英名で「パジャマ・カージナルフィッシュ」という名を持ちます・・・パジャマかな?私的にはパンツのように見えるけど・・・マンジュイシモチさんはサンゴ礁域に生息しており、サンゴの隙間などに群れて、じっとホバリングしていることが多いです・・・私は子供の頃の方がすっきりしていてかわいい感じがします・・・如何でしょうか?
  • マンジュイシモチさんは、実は親が子を口の中で育てるマウスブルーディングと呼ばれる繁殖形態をもっております・・・オスが産まれた卵を口の中に入れ孵化するまで健気にじっと大切に保護をします・・・上の写真の子供たちも孵化して間もない感じがしますね・・・マンジュイシモチさんの子供たちが「僕たちのためにお父さん・お母さん頑張ってくれてありがとう~!大きくなったら親孝行するね」と言っているようです。
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  • 孵化してどのくらいなのかわかりませんが、こちらをじっと見つめているマンジュイシモチさんの子供です・・・大きさは1cmにも満たないほでどであどけなさも残っていますが、度胸があるのか逃げもせずなかなか堂々としています・・・親ほど派手ではないですがすでに芸術的な色と形をしていますね・・・「見て見て見て~!どや!かわいいやろ!」って言っているような、そんな表情にも見えます。
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  • ちなみにマンジュイシモチさんの名前の由来は饅頭(マンジュウ)のようなずんぐり体形のイシモチさんだからだそうです・・・そんなに饅頭のようなずんぐりむっくりではないように思いますがいかがでしょうか?・・・名前があまりしっくりこないのは私だけでしょうか?・・・小さい上にピコッピコッと動くのでなかなかピントを合わせるのが難しくってすみません・・・でもあどけない表情はわかりますね。

他人がどう思うかではなく

自分が良しと思うものを磨き続ける

それが自分を幸せにする

優雅に泳ぎ回るマンタさんの華麗なお姿!(改)

  • 一般的にトビエイ目イトマキエイ科のオニイトマキエイさん通称マンタさんの背中は黒くなっていて腹部は白く黒い斑紋が入っています・・・マンタさんの腹部の斑紋は千差万別で個体識別に使われるように正にマンタさんの「顔」です・・・大きな胸鰭が頭の部分にくっついていてマンタさんの体形を成していますが一般のエイさんの胸鰭が楕円形であるのに対して遊泳性のマンタさんはやや細長くなっています・・・その為かまるで飛行機のように優雅に滑空しながら泳ぎ回ります。
  • 底生性で海底に潜んでいるエイさんはその性質上からなのか背中側に目があって腹部に口があります・・・でも主食であるプランクトンを探し泳ぎ回っているマンタさんの目は御覧の通り頭部の先端にあります・・・それからマンタさんは口も頭部の前方に移動していてプランクトンを泳ぎながら捕食しやすいようになっています・・・それぞれの生活スタイルに合わせて進化していっているんですね・・・それにしてもマンタさんの円らな瞳がかわいいですね。
  • マンタさんの頭の所に付いている胸鰭由来の頭鰭(とうき)と呼ばれるヘラ状の特殊な鰭が一対ありますがイトマキエイさんの仲間に特有の器官で通常はダラーッとしています・・・でもプランクトンを捕食する時には広げたりスピードを上げて泳ぐ時には棒状に巻き上げたりして変化させることができます・・・プランクトンがたくさんいる様な場所ではマンタさんもうれしいのか同じ場所でクルクルと見事なバク転を披露しれくれる事あります・・・また何のための行動なのかはよく分かっていないそうですが時折海面からジャンプすることも知られていて巨体が水中から跳び空中に舞う姿はかっこいいの一言です!
  • マンタさんの鰓孔は他のエイさんやサメさんと同じで5対ありますがプランクトンを捕食するマンタさんの鰓孔は上の写真の様に非常に幅広くなっています・・・大きな口を開けて海水と一緒にプランクトンを吸い込み鰓でプランクトンだけを濾しとって余分な海水は鰓裂から排出するマンタさんは他のエイさんとは大きく異なっています・・・下の写真のマンタさんはプランクトンを一杯食べてお腹いっぱいになったのか満足そうな眼をしています?・・・いや違いますね!まだまだ獲物を狙っている様な鋭い眼をしています。
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  • それから実はマンタさんの鼻の孔も他のエイんさんと違っています・・・一般的なエイさん達は腹部に鼻の孔がありますがマンタさんの場合は口の移動とともに鼻の孔も頭部前方に移動しています・・・マンタさんは鼻の穴から吸い込んだ海水で何か臭いも感じるのでしょうか?・・・臭いで怖いサメさんが近づいてきたのがわかるのであれば頭部前方にあったほうが泳ぎ回るマンタさんにとっては便利なんでしょうね。
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  • 下の写真のマンタさんはお腹の下にコバンザメさんをくっつけて優雅に泳いでいますがコバンザメさんをくっつけていると痒くならないんですかね・・・コバンザメさんは吸盤でマンタさんに吸いついているのですから何か痒くなりそうなものですが如何なものでしょうか?・・・でも例え痒くてもマンタさんには取り除くための手はありませんからどうしようもないのですが・・・もしかしてたまに水中から飛びあがるのはコバンザメさんから逃れるためなのでしょうか?
  • このマンタさんかわいそうにコバンザメさんを1匹ではなく2匹も従えてますね・・・それにしてもコバンザメさんは自分では全く泳ぐ労力を使わずただ吸いついているだけで楽をしながら移動しています・・・その上餌のおこぼれや寄生虫や排泄物を食べて暮らしているなんてちゃっかりというか怠け者ですね・・・ちなみにコバンザメさんはサメさんの名前がついていますがスズキ目コバンザメ科に属し軟骨魚類のサメ類ではなく近縁でもなく全く無関係な種なのです。
  • そろそろお腹もいっぱいになったことだし腹ごなしに目一杯泳ぎますかとマンタさんが子分のコバンザメさんを引き連れて旅立っていきました・・・英語ではマントに由来するMantaの名称を持ち日本でもマンタさんと呼ばれることが多い彼らは大きいものでは体の横幅8m体重3tに達するものもいるそうです・・・大きな身体できれいな熱帯の海の表層を優雅に遊泳するマンタさんの尻尾には毒針は無く安心して見ていられます・・・またその優雅な姿を私たちの前に現してねマンタさん!!

コバンザメさんを従えたマンタさん

なぜかその優雅な泳ぎは見ている者に余裕を与える

何事も成し遂げるまでは不可能に見える

でもあなたが真に求めるものを見極め

必要のない物を手放す

そして叶うことを願い前進する

心を決めれば余裕が生まれる

後々やった事よりもやらなかった事を悔やまないように

安穏とした港から船を出し

心を決めて自分自身の帆で風を受け止めよう

マンダリンフィッシュさんは超カラフルなひょっとこさん!(改)

  • マンダリンフィッシュさんの体の色は青色や金色に緑色などが混ざりあって帯模様や斑点など不規則で迷路のような模様になっているたいへんカラフルなお魚さんです・・・写真だと大きく感じるかもしれませんがマンダリンフィッシュさんは結構小さなお魚さんなのです・・・でもこんなに複雑な模様を施すなんて自然の世界はやっぱり脅威ですよね・・・それにマンダリンフィッシュさんは実はすごいお魚さんで青色色素によって青い体色を呈するごく限られた動物の一種なのです・・・和名のニシキテグリは漢字で表記すると「錦手繰」と書きます・・・「錦」は体色が鮮やかな様子に由来し「手繰」は底引き網(手繰り網)によくかかって捕まることから由来する言われています・・・確かに海底のサンゴの間に隠れ住んでいますがこんなに小さなお魚さんなのに底引き網で捕まるのか若干不思議です。
  • マンダリンフィッシュさんはサンゴの隙間に上手に隠れていてそこからちょこっとひょっとこ顔を出すのですが・・・「あっいた!」と思ったらすぐにサッと隠れてしまいます・・・たいへん臆病なマンダリンフィッシュさんはいったん引っ込んでしまうとこれがなかなかすぐに出てきてくれないのです・・・その上見つけるのも難しいしサンゴの間に隠れているのでピントを合わせるのも難しいしで本当に苦労して撮影しました・・・でもマンダリンフィッシュさんは体の派手さとは相反して大きさはせいぜい5cm程度と小さくネズミのような愛嬌のある顔をしているとてもかわいいお魚さんです。
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  • この写真を撮ったのはかなり浅い場所だったので深い場所とは違い時間の余裕もあったので何とか撮影することができました・・・大きなサンゴさんの塊があってその隙間から顔を出してくれるのですが範囲が広くどこから顔を出してくれるかわからないし居たと思ったらすぐに隠れてしまうしで苦労しました・・・「お願いだからマンダリンフィッシュさん動かないで!!」とファインダー越しに何度祈ったことか・・・そんな祈りが通じたのかマンダリンフィッシュさんの正面からの顔を撮らせていただきました・・・マンダリンフィッシュさんの顔はネズミというよりひょっとこのような顔をしていますよね。

隠れてばかりなのになぜそんなに派手な格好を?

一瞬の煌めきを求めた芸術家?

隠れているが上の承認欲求?

自我に芽生え歌舞いていたいから?

私の思いは楽しく耽る!

ミナミハコフグさんの赤ちゃんは、なんでも興味津々!(改)

  • ミナミハコフグさんの赤ちゃんが近づいてきました・・・色といい、模様といい、小さく突き出たおちょぼ口といい、何度見ても飽きないかわいい海のアイドルです・・・ハコフグさんの赤ちゃんもよく似ていてかわいいのですが黒目より水玉が小さいのが特徴です・・・ミナミハコフグの赤ちゃんは黒目が水玉と同じ大きさなのでそこで見分けることができます・・・どちらも赤ちゃんの頃は本当にヨチヨチな感じで、ひれをばたばた動かして一生懸命泳いでいます・・・そんな姿を見かけるとレギュレターを咥えている私ですが、もう「頑張れ~」と叫びたくなりますね。
  • ミナミハコフグさんの赤ちゃんは、なぜこんなに黄色にドットで目立つ色をしているのでしょうか?・・・泳ぎも達者ではないし見つかるとすぐに捕まってしまいそうだし・・・目立たないほうが安全だと思うのですが不思議ですよね・・・ミナミハコフグさんの赤ちゃんはいつも岩陰でこそこそしているのですが結構好奇心旺盛で何か気になることがあるとちょこちょこ出てきます・・・それなのに目立つ色をしているのですぐにダイバーに見つかってしまいます・・・ダイバーに見つかると「ワー!見つかった~!」という表情をして(本人曰く)急いでまた岩陰に隠れてしまいます・・・その動きがまたよちよちで一生懸命で・・・キュート!・・・ところがオトナ(成魚)になるとキュートなドット模様もきれいな黄色もすっかり変わってしまいます・・・かわいい要素がすべて抜けて地味なフグさん(すみません)に変身してしまいます・・・かわいいのは子供の時だけです!

慎重さと冒険心の絶妙なバランスが奏でる

好奇心旺盛による探究心は

あなたの成長にとって大きな一歩となる

メガネゴンベさんもそろそろ老眼?(改)

  • 今回はゴンベさんの中でもダイビング中によく見かける種類がわかりやすいメガネゴンベさんです・・・浅い海の潮通しが良くてサンゴが発達したサンゴの縁やサンゴの斜面などにちょこんといます・・・眼の後に黄色と赤色と淡青色の三色のリング状の斑紋があるのが特徴です・・・これを眼鏡に見立ててメガネゴンベさんという和名がついたそうです・・・この特徴があるので一目で「あ!メガネゴンベさんだ」とわかりますね・・・それによく見るといっちょ前にハナヒゲ(鼻孔には立派な皮弁)もはやしていますし目の周りもグラデーションになっていてきれいです。
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  • メガネゴンベさんの体の色は薄い赤色~茶色をしておりますが色彩変異が多く、また体側の後半部には幅の広い白色の縦帯があります・・・上の写真では白色縦帯の一部が垣間見えます・・・ゴンベさんの仲間は枝サンゴなどの上から全体を見下ろすように俯瞰していることが多いのですが・・・このことが鷹が上空から獲物を探す姿に似ているためゴンベさんの仲間を英名で「hawkfish」と呼ぶそうです・・・いつもあたりを見渡せる高台のようなところにちょこんと留まってあたりを伺っているメガネゴンベさんが鷹なんてかっこ良すぎません。
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  • メガネゴンベさんは比較的撮影しやすいお魚さんなのですが、ちょっとでもびっくりするとあっと言う間にいなくなります・・・でも心配することはありません・・・すぐにまた元いた位置に戻ってきて何もなかったかのように「ここは俺の縄張りだ」と言わんばかりにあたりをキョロキョロします・・・結構小さいお魚さんなのに縄張り意識が強いのか?・・・眼鏡の奥底で目を光らせて監視している姿はちょっとかわいいです・・・今回も「俺の縄張りを荒らす奴は誰だ!」とにらみをきかせていますよ~。

眼鏡をかけることでインテリに見える

メガネゴンベさんは中身を磨くだけでなく

外見も磨き続けます

ユカタハタさんの浴衣きれいです!(改)

  • スズキ目ハタ科のユカタハタさんはやや深い岩礁域に住んでいて30㎝前後のものが多く全身が朱色~赤色で瞳孔より小さく黒く縁どられた青い斑点で覆われています・・・沖縄ではアカミーバイと呼ばれるユカタハタさんですが正にきれいな模様の浴衣を着ているようなお魚さんだと思いませんか?・・・それから通常は体側に明瞭な横帯や縦帯の模様は無いのですが海中ではたまに白色横帯を出しているユカタハタさんもいます・・・環境によって体色の変化が激しいユカタハタさんですが白色横帯を出しているのは何か意味があるのでしょうか?・・・ユカタハタさんは大きな頭と下あごがちょっと突き出している大きな口が特徴ですがそれ以外にも体中の鰭が大きく発達しているのも特徴です・・・この写真ではわかりませんがユカタハタさんの背鰭と尻鰭は後方に伸びていてうちわ型の尾鰭の付け根にまで伸びているのです。
  • ユカタハタさんはこの3つの鰭でうまく水を捉えて急加速をすることができその大きな口を使って一瞬で獲物をバクっと捕らえてしまいます・・・ユカタハタさんは基本的には小魚を主食としていますが大型のユカタハタさんになるとタコさんやイカさんなどの軟体動物を捕食することもあります・・・幼魚の頃は体色がキンギョハナダイさんに似ていてかわいいのですが大人になったユカタハタさんの鋭い歯で狙われたらタコさんたちもさすがに敵わないですね・・・それからユカタハタさんはメスからオスへと性転換するのですがユカタハタさんのオスは複数のメスを従えて大きな縄張りを持ちメスもそれよりも小さな縄張りをそれぞれが持ちハーレムを形成しています。

風流って何だろう?

よく耳にする言葉だが捉えどころがない

世俗から離れて美しく飾ること

上品な趣があり雅やかなこと

と辞書にはあるが何故かピンと来ない

でも浴衣には風流さを感じる

風流という文字のごとく

俗世界の混沌から離れて

涼しさと華やかさと

男女を問わず上品な色気を感じる

日本の言葉って魅力がありますね!

ヨコシマサワラさんの風格!

  • バラクーダの群れがいたので撮影していた時ふと水面方向を伺うとヨコシマサワラさんが泳いでいました・・・「俺様はバラクーダ達と違って群れないよ」とでも言いたげに表層部を優雅に威厳ある姿で泳いでいます・・・まさに一匹狼のスナイパーという感じです・・・ヨコシマサワラさんは鋭い目つきでトビウオさんやイワシさんなど小魚を狙って飛び掛かります・・・このヨコシマサワラさんもキラキラ光る体で前方の黒い小さなお魚さんを狙っているのでしょうか?・・・鋭い歯を隠し持ってさっそうと泳ぐ姿はやっぱりかっこいいですよね。
  • ヨコシマサワラさんは全長は2mを超すこともある大型種です・・・2mを超えるってかなりの迫力ですよね・・・ヨコシマサワラさんは細長く側扁していて引き締まった体をしています・・・いかにもハンターといった感じを醸し出しています・・・第1背びれは後半部が低くなることや体側中央部を中心とした暗色の横帯が見られることが特徴です・・・この横縞があることで風格というか貫録を出しているように思えます。

ヨスジフエダイさんの群れかと思ったら?

  • リーフの端などで群れているのをよく見かけるフエダイさんの仲間も調べてみるとなかなか奥が深いです・・・今回もきれいな色をしたヨスジフエダイさんが群れていると思って撮影してみましたがよくよく見るとあれ?・・・ヨスジフエダイさんじゃないのもいる!・・・というかヨスジフエダイさんじゃないお魚さんの方が多いではありませんか!・・・潜っているときはそこまで意識してなかったので気が付きませんでしたが写真を見て初めて気が付きました・・・ボーとして泳いでいてはダメですね。
  • 特に下の写真はヨスジフエダイさんの群れというよりはどちらかというとキュウセンフエダイさんの群れといったほうが正解ですね・・・潜っているときはヨスジフエダイさんが群れていてきれいだと思って見ていましたが・・・体の色も尾びれの色ももちろん体側の筋の数も写真の上の方に写っているヨスジフエダイさんと下の方にいるキュウセンフエダイさんとは全然違いますね・・・なんとなく撮影してしまってヨスジフエダイさんにもキュウセンフエダイさんにも失礼をしてしまいました・・・「この人ちゃんとわかって私たちを撮影してるのかな?・・・あやしいなあ?・・・仲良く一緒に泳いでいるけど全然違う種類だからね!」って疑いの眼で見られていました。
  • 下の写真は魚群を塊として撮影したくて下から海面に向けてあおって撮ってみました・・・ちょっと白ボケしてしまいましたがこちらもいろいろ混じっていますね・・・それにしてもヨスジフエダイさんとキュウセンフエダイさんは仲がいいですね・・・それぞれの数としては半々ぐらいですか?・・・同じ種類のお魚さんの群れと言っても違和感がありませんね・・・見事にシンクロしています。
  • ヨスジフエダイさんは根つきのお魚さんでいつも同じようなところで見事に群れていてくれます・・・なので群れの大きさはその日のよって違いがありますが「あ!今日も群れてくれてる」っていう感じなので撮影するダイバーにとっては助かります・・・下の写真でよくわかると思いますがヨスジフエダイさんの体の色は黄色で暗色に縁どられた4本の青白色縦帯があります・・・眼の下に2本の青白色縦線があり腹部は白っぽく20cmを越えるサイズになります・・・青い海を背景にヨスジフエダイさんが群れている様子は見ごたえがあり、特に天気の良い日は鮮やかな青色をバックに光る鮮やかな黄色がとてもよく映えています。
  • 下の写真ではヨスジフエダイさん達がこちらを向いて「私たちを撮ってくれるの?・・・撮るんだったらポーズを決めるからきれいに撮ってよねえ!・・・下手に撮ったら承知しないわよ!」って言っているようです・・・ヨスジフエダイさん達の正面からの表情はなんともかわいいものですね・・・それにしても胸びれをぴんと張って見事なホバリング状態です・・・さすがお魚さん達ですがなんとなく今から飛び立ちますよ~って感じに見えてしまいます。
  • 下の写真の群れはほとんどがヨスジフエダイさんですね・・・最初の写真の様にキュウセンフエダイさんと混泳していることが多々ありますが群れによって好き嫌いでもあるのでしょうか?・・・「俺たちは同じ仲間としか泳がない」という群れだったり・・・「同じ海の中で同じような場所にいるんだから一緒に仲良く泳ごうよ」という群れだったり・・・群れの中にもしかしたらボスがいてそのボスの意思で決めているのでしょうか?
  • ヨスジフエダイさんによく似たお魚さんにロクセンフエダイさん、ベンガルフエダイさん、キュウセンフエダイさんなどがいます・・・ロクセンフエダイさんの体の色は鮮やかな黄色で体側には細青色縦帯が5本あります・・・体側に黒色斑を出す個体もあり体長25cmに達しますがなぜロクセンという名前なのに青色縦帯が6本でなく5本なのでしょうか?・・・不思議ですね!・・・黄色の部分が6本に見えるからなのか?・・・ベンガルフエダイさんもヨスジフエダイに酷似していますが体側腹部には斑紋がなく眼下にある細い縦帯が1本であることなどでも見分けられます・・・しかしこれらは重なったりヨスジフエダイさんでは薄かったりする場合があるので総合的に判断するしかありません。
  • キュウセンフエダイさんは体側には9本前後の縦帯があり頭部は赤みがあって尾びれは黄色で後縁部は暗色です・・・あれ!?特徴から判断するとこのお魚さんはキュウセンフエダイさんではないですね・・・ノコギリダイさんだ!・・・ノコギリダイさんは小さな群れを作ってじっとしていることが多いのですがたまに大きな群れを作ることがあります・・・ヨスジフエダイさんとよく混ざっていて体の色は白っぽい時くすんだ色になっている時暗い体色になる時があります・・・後方に黄色い斑紋があるのが特徴で上の写真のお魚さんの特徴に合致していますね。

個性は人それぞれで

一方向から見るだけでは真の価値に気づかないことが多い

あらゆる方向から見ようとする努力が

その個性を伸ばすために大切である

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