パラオ (サ~ナ行)総集編 ダイビング‐フォト‐tsubuankun

Dive-photo まとめ エリア

パラオ 総集編のDiving-photoが増えてきましたので(ア~カ行)・(サ~ナ行)・(ハ行)・(マ~ワ行)の4部に分けてみました。

ジョーフィッシュさんの愛くるしいカエル顔!(改)

  • パラオで見かけた何とも表情がたまらなくかわいいジョーフィッシュさん達です・・・細かい種類まではよくわかりませんが本名を「カエルアマダイさん」と言います・・・ジョーフィッシュさん達はお魚さんなのに正面から見るとまるでカエルさんみたいな顔をしています・・・そこから名前が付いたのでしょうが本当に見れば見るほどかわいいやつです・・・体全体が見えるとカエルっぽくはないのですが巣穴から顔だけ出して周りを警戒している様子はまさにカエルさんです・・・ゲコ、ゲコ、ゲコ!!
  • 上の写真のジョーフィッシュさんは左目にまぶたのような膜がありますよね!・・・ジョーフィッシュさんはみんなこんな感じなんでしょうか?・・・これが普通なんでしょうか?・・・すみませんがよくわかりません・・・瞬きでもするのでしょうか?・・・ジョーフィッシュさんは臆病な性格でいつも小さな穴からちょこっとだけ顔を出して周りをキョロキョロ観察しています・・・驚かせないように少しずつ少しずつ近づいていきましょう・・・今回はなんとか無事に正面から近撮することができました~・・・万歳!
  • ジョーフィッシュさんはびっくりするとすぐに穴の中にサッと引っ込んでしまいます・・・それにいったん穴の中に入ってしまうとなかなか出てきてくれませ~ん・・・だから近づくときはいつもドキドキです・・・そーっとそーっと驚かせないように砂を巻き上げないように遠くから慎重に近づいていきます・・・できる限り気づかれないようにジョーフィッシュさんの背後から近づいて写真を撮るときはゆっくり正面に回り込みます・・・この時が一番緊張する時で「お願いだから引っ込まないでね!」・・・と念仏のように唱えながら撮影しています。
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  • 上の写真はと下の写真はまた違う種類のジョーフィッシュさんです・・・顔がまだら模様になっていますし鼻のところに小さな皮弁が見えますね・・・目の形も雫ちゃんのような形の目ををしていてかわいいです・・・それにしてもこのジョーフィッシュさん微動だにせずじっと何かを見つめてます・・・何か気になる心配事でもあるのでしょうか?・・・このまま観察をするべきなのか?それとも穴の中に入ったほうが良いのか?一生懸命悩んでいるようです・・・それとも彼女のことを想って物思いにふけっているのでしょうか?
  • もう少し正面からの表情も撮ってみようと思いジョーフィッシュさんに気づかれないようにとゆっくりゆっくり前に回り込んでみました・・・そーっとそーっと回り込んだのですが残念ながらこのジョーフィッシュさんびっくりしたのか危険を感じたのかさっと引っ込んでしまいました・・・さすがジョーフィッシュさん警戒心が強いですね・・・しばらく待ってみましたがやっぱり顔を出してくれませんでした・・・残念ながら正面からの表情は取れず、自分のスキル不足を感じた次第です。
  • 上の写真はまた違う種類のジョーフィッシュさんです・・・目の周りが白く縁どられているのでリングアイジョーフィッシュさんではないかと思います・・・正面からの写真を撮りたくゆっくりゆっくり驚かせないように回り込みを開始しました・・・しかし残念ながら正面に回る前にサッと穴の中に引っ込んでしまいました・・・さすがジョーフィッシュさんなかなかの難敵です・・・焦らず心を落ち着かせてジョーフィッシュさんの気持ちを考えながら撮影できるようにこれからも精進いたします。

相手の立場に立つこと

そして相手の気持ちを考えて

自分の行動を変えることができれば

自分にとっての新しい世界が広がる

シロイソハゼさんは表情豊かな小さなアイドル!

  • 身体が小さくて岩の上をちょろちょろちょろちょろと忙しく動き回っているかわいいハゼさんです・・・ぱっと見た目はそんなに目立つ色ではなく動かないと見逃しがちです・・・でもよく見ると結構きれいな色をしていますよね・・・主に頭から体の前半部に光沢のある青白いところと赤い斑点が散らばっていてきれいです・・・眼はクリクリっとしていて岩の上で危険がないか辺りをキョロキョロと伺っている私の中のアイドルです。
  • 下の写真は緑系のホヤのようなものを枕にして寝ているように見えます・・・体長2cmほどの小さな身体ですがいろいろな表情をしてくれる愛嬌のあるハゼさんです・・・このシロイソハゼさんは浅いサンゴ礁や岩の周囲で観察できますが体の腹側に大きな白色横斑が3つあることが特徴です・・・シロイソハゼさんによく似たアカイソハゼさんというハゼさんもいます・・・アカイソハゼさんの特徴は頬と眼の後方に短い赤色の縦線があることとエラ蓋上部に暗色斑があり体は網目模様になっていることです。

タイワンカマスさんって本当に美味しそう!(改)

  • スズキ目カマス科のカマスさん達は種類が多くよく似ているのですがこのカマスさんはタイワンカマスさんではないかと思います・・・ダイビング中にカマスさん達を見ていると涎が出てきますね・・・ちなみに似ているカマスさんの特徴をまとめてみましたのでご参照ください・・・潜っているときはなかなかわからない特徴ですが捕まえてさばくとわかるような特徴です?・・・イブリカマスさんは大型のカマスさんですが身体に2筋のラインがあるということでタイワンカマスさんとよく似ていますがイブリカマスさんはタイワンカマスさんよりも2本の赤褐色のラインが明瞭であることとウロコが剥がれにくく身体を触るとややざらざらするところが違います・・・また下方の縦帯と側線が尾柄部で交わるイブリカマスさんと尾柄部の前方で交わるタイワンカマスさんの違いでも区別できるそうです。
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  • タイワンカマスさんとアカカマスさんは腹鰭が背びれよりも前方にある所が似ていますが体側に2本の縦帯がある事と不明瞭な横帯が出ることもあるタイワンカマスさんと体側には目立つ横帯がなく普通は1本の縦帯があるか不明瞭なアカカマスさんと区別できます・・・ヤマトカマスさんとは鰓耙や腹びれの位置で区別でき体側の縦帯の数などによっても区別できます・・・ホソカマスさんは体側には目立った横帯はなく胸びれ腋部に黒色斑もなくヤマトカマスさんに似ていますが体側の黒色縦帯は2本で明瞭になっています・・・腹びれの起部は第1背びれ直下のわずか前方にあり上顎後端は鼻孔下に達しないことで区別できるそうです・・・オオメカマスさんは体側には目立った横帯はありませんが遊泳中に薄い縦線が出ることがあるそうで胸びれの後方の腋部に暗色斑があります・・・オオメカマスさんは体長65cmになる大型種です。
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タイワンカマスさんが理路整然と群れを成しています

生き抜くための知恵

でも中には群れの流れに背くものもいます

その行動は群れにリスクを与えるのか?

群れとは違う行動をすれば批判を浴びがち

でもその行動が実は群れのリスクを防ぐかもしれない?

何も考えず群れに従うことは楽である

でも全てがそうであればいずれ群れは滅びてしまう

何も考えず群れに従うのは良くない

何も考えずに群と違う動きも良くない

要はその一匹狼が

自分で考えて勇気を持って違う行動しているか

それが肝心なのではないだろうか

タコクラゲさんは不思議な湖の家主さん!(改)

  • パラオの人気スポットの一つである「ジェリーフィッシュレイク」に住んでいるものすごい数のタコクラゲさんです・・・一体何匹ぷかぷかしているのでしょうか?・・・そんなに大きくはない湖なのですが、きれいなブルーを背景に見渡す限りクラゲ・クラゲのオンパレードです・・・タコクラゲさんは水の流れに身を任せながら何を考えているのでしょうか?・・・ふわふわ・ゆらゆらと水中を漂う姿を見ていると慌ただしい世界がうその様です・・・本当に心癒されるタコクラゲさんです。
  • ここジェリーフィッシュレイクのタコクラゲさんは、塩水湖に生息するタコクラゲさんの一種で、ゴールデン・ジェリーフィッシュさんという大変珍しい毒を持たないクラゲさんです・・・ここのタコクラゲさんは大昔の地殻変動によって出来たこの湖に取り残され、進化の過程で毒を持たなくなったと言われております・・・だから私たちが刺されることもないので安心して近づけるかわいいクラゲさんなのです・・・でもタコクラゲさんにとっては死活問題です・・・実はこのタコクラゲさんはとても繊細な生き物で、フィンが当たるだけで簡単にスライスされて死んでしまいます・・・だからタコクラゲさんが死んでしまわないようにそーっとそーっと慎重に近づきましょう・・・
  • ジェリーフィッシュレイクの上の方はきれいなブルーなのですが、下のほうを覗くと真っ暗で不気味な感じがします・・・水深15mから湖底までは酸素濃度はゼロになっており硫化水素の濃度は深度に従って高くなっていきます・・・1998年にはエルニーニョ現象により水温が上昇した時はジェリーフィシュレイクのタコクラゲさんは絶滅寸前だったそうです・・・でも今は復活してきているそうです・・・生命力の勝利です・・・良かった!・・・実はこのジェリーフィッシュレイクは海底近くで外海と繋がっているという話も聞きます・・・本当かどうかはわかりませんが神秘的な湖ですよね。

流れに無理して逆らうのではなく

流れを理解して

怒らず悩まず

それでも力強く

それを真と受け入れる心の広さが欲しい

チョウチョウコショウダイさんのうれしそうな顔!(改)

  • スズキ目イサキ科のチョウチョウコショウダイさんの体の色は淡色の地色に暗色の斑点が各鰭まで全身にきれいに広がっています・・・チョウチョウコショウダイさんは沿岸浅海の岩礁域やサンゴ礁域周辺の砂底に生息し成魚は小さな群れを作って生活しています・・・写真のチョウチョウコショウダイさんを最初はオオモンハタさんかと思いましたが違いますね・・・オオモンハタさんは全長約30-50cmで体形は典型的なハタ類のもので頭は少しほっそりしています・・・またオオモンハタさんの鰭や体には黄褐色から褐色の円い斑点が密に分布していて淡色の網目模様をなしており尾鰭は截形でその後縁は白い縁取りがあります・・・そして円斑は成長とともに相対的に小さくなり数を増すので見た目は変わっていきます。
  • 上の写真では2匹のホンソメワケベラさんがせっせと働いてチョウチョウコショウダイさんの体をクリーニングしていますよ~・・・ホンソメワケベラさんはとがった口先で体表や口の中についている寄生虫やゴミや粘膜や粘液を食べる海の掃除屋さんです・・・チョウチョウコショウダイさんの幼魚の頃は黄橙色の地色に暗色の縁取りのある白色斑が7個ほど見られ腹鰭は長くその先端が肛門を越えることなどが特徴になっています・・・幼魚のころは内湾の浅所や藻場で多く観察されていて頭部を下に向けて体をくねらせて泳ぐそうです・・・なぜ頭部を下にして泳いでいるのでしょうか?もしかしたら藻のふりでもしているのでしょうか?・・・結構可愛いイメージですが一度見てみたいものです。
  • チョウチョウコショウダイさんの「チョウチョウ」は幼魚時代の泳ぐ姿がひらひらと舞う蝶々に見立ててつけられたそうです・・・チョウチョウコショウダイさんの「コショウ」は成魚の体表に現れる黒いドット模様が胡椒の粒に似ている事から名付けられたそうです・・・チョウチョウコショウダイさんの気持ちよさそうな表情がいいですね・・・ホンソメワケベラさんにクリーニングしてもらって気持ちよさげで恍惚とした表情をしています・・・ホンソメワケベラさんも一生懸命唇のあたりをつついていますね。
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  • 下の写真のチョウチョウコショウダイさんたちもホンソメワケベラさんにクリーニングしてもらおうとホバリングして待ってます・・・待ちくたびれたのか「早くしてよ~!まだ~?」って大きく口を開けてホンソメワケベラさんを呼んでいるようです・・・ホンソメワケベラさんも一生懸命働いていますが人手が足らず忙しくて順番がまだ来ないようですね・・・ホンソメワケベラさんには天敵がおらず肉食魚に食べられることがないのはみんな掃除してくれることを知っているからだそうです。
  • ホンソメワケベラさん全長10cmほどで目から尾にかけて体側に1本の縦帯があります・・・幼魚の頃は黒色をベースに青色のラインが入っていますが成長すると白色をベースに黒色のラインへと変色していきます・・・クリーニングを行いますので大型魚に食べられることはなくハーレムを形成し雄は雌をしたがえて広い縄張りを持っています・・・雄が死滅などによっていなくなると体の大きな最上位の雌が性転換し雄になるそうです・・・ブダイの仲間と同じように寝るときにはサンゴや石の隙間に入り込み体の周りを薄い粘膜で包むことによって身を守ります。

チョウチョウコショウダイさんのうれしそうな顔

あなたは仲間に恵まれていますか?

仕事でも趣味でもどんな事でも仲間がいると心強い

そして苦しい時こそそばにいてくれる仲間はありがたい

仲間とともに苦難を乗り越える人生は最高

そんな仲間はどこに居るのか?

弱い自分を見せてください

そのとき優しく受け止めてくれた人があなたの本当の友達です

そして笑いましょう!

人と人との距離を最も縮めてくれるのが笑いです

いつの時代も笑って過ごしていきたいものです

ツマグロマツカサさんは古代魚を感じさせますね!(改)

  • キンメダイ目イットウダイ科のツマグロマツカサさんは夜行性のためサンゴ礁の岩陰など暗いところが好きなようでそな場所を覗いてみるとよく見かけることがあります・・・ツマグロマツカサさんは度胸があるのか比較的のんびりと泳いでいますので撮影しやすいのですが体の色はやや暗い赤色で鱗が光に当たると反射し輝いて見える面白いお魚さんです・・・ツマグロマツカサさんは背びれ棘の上方と軟条部や臀鰭軟条部や尾鰭後方は暗色になっており他のマツカサさんとは鰭の先端が黒いところから区別できます・・・「まつかさ」は漢字で「松毬」と書きいわゆるまつぼっくりを表しているそうですが確かに大きな堅い鱗がまつぼっくりを連想させますね・・・この写真のツマグロマツカサさんの顔を見ていると寺院の銅板などがさび付いて青緑色になっている緑青のような感じがして年輪と風格を感じさせます・・・だから古代魚の様な印象を与えるんですかね。

ツマグロマツカサさんが話しかけています

その佇まいに風格を感じます

風格とはその人の容姿や態度などに現れる品格と言われています

ツマグロマツカサさんに私はなぜ風格を感じるのでしょうか?

緑青を塗した様な容姿に長い歴史を感じるからなのでしょうか?

よくわかりません

でも本当の風格は内面から生まれます

そして風格があると周囲の気持ちを捉えて動かすことができます

同じ事を話しても風格が有るのと無いのとでは説得力が全然違います

やはり内面を磨き続けることが大切なんですね

ツユベラさんの赤ちゃんは親と違ってかわいい?(改)

  • スズキ目ベラ科のツユベラさんは幼魚から成魚になるまでに著しく体色や模様が変わりますがそれが大きな特徴になっています・・・ツユベラさんの幼魚の頃は体の色が濃いオレンジ色で黒縁で囲まれた白い斑が頭部に一つそして背部に三つあります・・・ツユベラさんの赤ちゃんはカラフルでかわいいお魚さんですが体長が10cmほどになる頃には成魚と同じ体色へと変化していきます・・・ツユベラさんは成長にするにつれて尾の部分から鮮やかな蛍光の青い斑点が出てきて子供の頃の白い斑が消え体の色がオレンジから赤みの強い茶褐色への変化していきます・・・それにしてもすごい変わりようでこの変化を知らないと親子とは思わないですね。
  • ツユベラさんは赤ちゃんの頃は何故か絶えずユラユラと揺れるように泳ぐ習性があります・・・ツユベラさんは赤ちゃんは外敵から身を守るために自ら別の生き物をイメージして擬態しているからだと言われています・・・でもツユベラさんはどのような生き物を連想してユラユラしているのでしょうか?・・・同じような生き物がいるようには思えないのですが・・・下の写真のツユベラさんの赤ちゃんもユラユラと泳いでいましたが目がクリクリっとしていて何とも言えず可愛いですね・・・こんなに綺麗なオレンジ色で白い斑点縞模様が可愛いツユベラさんなのに大人になるとなぜあんなに変な色になるのでしょうか?・・・勝手ながらこのままのデザインで大人になれば良いのにと思ってしまいます。

ツユベラさんの変身!

変身と言えばカフカさんですね

昆虫に変身した主人公の孤独や不条理を描き

主人公の内面の葛藤や苦悩が凄く

突然想像できない事が起きる面白さもあり

常識が通じない状況に直面し家族や他人との人間関係に苦しみ

社会との関係で抱える問題や孤独感まで考えさせられる

奥が深すぎる!

ナポレオンさんの迷路は難解!

  • ナポレオンさんの体の模様ですがまるで迷路のようだと思いませんか?・・・これだけ細かいとかなり難易度の高い迷路です・・・よくこんなに細かい模様が身体に入っていますね・・・人間でいうと指紋のような筋筋ですが個体によって識別ができるのでしょうか?・・・もしできるとすればすごいですね・・・それによく見るとこのナポレオンの眼小さくないですか?・・・ナポレオンさんってこんなに目が小さかったでしょうか?・・・過去の写真を見返してみましたが意外と小さいですね・・・今まで気が付きませんでした・・・ナポレオンさんって目がクリクリしていて飛び出しているのでギョロ目のイメージでしたが全然違ってかわいい眼をしています。
  • ナポレオンフィッシュさんの和名はメガネモチノウオさんです・・・大きく成長して張り出した前頭部がナポレオンの被っていた帽子に見えることからナポレオンフィッシュさんと呼ばれるようになりました・・・・メガネモチノウオさんという和名は目の後方から口にかけて黒い帯状の模様がメガネを掛けているように見えることに由来しています・・・またメガネモチノウオさんはベラ科最大のお魚さんですが他のベラさんと同様に雌性先熟の性転換をします・・・オスになったナポレオンさんは色彩が鮮やかになり縄張り意識を持ち始めます。

ナポレオンフィッシュさんの分厚い唇がセクシー!(改)

  • ナポレオンフィッシュさんは全長2mに達することもあるベラ科の中では最大級のお魚さんで悠々と泳いでいる姿はなかなかの迫力です・・・ナポレオンフィッシュさんは口のあたりが前方にニューっと突き出していてその大きな口にぶ厚い唇が最大の特徴です・・・結構人懐っこい表情がかわいらしくって図体の大きさに反して何とも言えずユニークで憎めないお魚さんです・・・「ナポレオンフィッシュ」という名前はこの写真の様に老成した個体の頭のこぶがナポレオンがかぶっていた帽子に似ていることに由来しています・・・いかがですか?・・・ナポレオンの帽子に似ていますか?
  • ナポレオンフィッシュさんの和名は「メガネモチノウオ」といいます・・・その名前の由来は下の写真の様に目を通る黒いラインが眼鏡をかけているように見えるからだそうです・・・おじさんが「近くが見えないよう」って老眼鏡をかけているようですね・・・ナポレオンフィッシュさんは浅い海の岩礁やサンゴ礁に住んでいてその明るい海を悠々と泳ぎまわっています・・・パラオではブルーコーナーの縁あたりをウロウロしています・・・人懐っこい風貌のナポレオンフィッシュさんに出会えると妙にうれしくなります。
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  • ベラ科の魚によく見られますがナポレオンフィッシュさんもご多分に漏れず性転換する習性を持っているお魚さんです・・・繁殖期に縄張りの中にいる最も大きいメスの個体がオスとなりますがもしもそのオスが死んでしまったら次に大きいメスがオスに性転換するそうです・・・ナポレオンフィッシュさん達は小さくて弱く縄張りが作れない時期にメスとして卵を産みます・・・強く大きくなったらオスとして縄張りを持ちハーレムを築いてその群れを守っていくのです・・・そうやって子孫を次の世代へつないでいくナポレオンフィッシュさん達でした。
  • そんなナポレオンフィッシュさんですが実は高級食用魚として重宝されています・・・さしみや煮つけや塩焼きなど大変美味とされています・・・私もパラオでナポレオンフィッシュさんを食べさせていただきましたが唇のあたりがプルプルしていてとてもおいしかったです・・・ダイビングで見て親近感を持ったお魚さん達ですが釣られたお魚さんは美味しくいただくことが大切です・・・右目は後ろを左目は前を見て辺りを観察しているナポレオンフィッシュさんですが老眼鏡をかけているようでぼってりした分厚い唇を持ち「ぬぼー」という表現が一番合っている悠々としたお魚さんです。

群れを守るという重責

その役割が醸し出す風貌

知識と経験を積み重ね

さらに懐の深さを宿した風格

一本筋の通った生き様を感じます

ネジリンボウさんの雌雄の違いは度胸?(改)

  • スズキ目ハゼ科のネジリンボウさんの全長は6cm程度で岩礁やサンゴ礁の外縁部に続く砂底で暮らしていてニシキテッポウエビさんによって掘られた砂地の巣穴に仲良く共生しています・・・ネジリンボウさんは通常巣穴の上でペアで仲良くホバリングしていて流れてくる方向に顔を向けて流れに乗ってやってくるプランクトンなどを食べています・・・穴掘りがめっぽう得意なテッポウエビさんと目がとっても良いネジリンボウさんはお互いの得意を生かしGive&Takeしながら共生しています・・・下の写真でもわかる通り常に敵に目を光らせているネジリンボウさんは穴の入り口でホバリングしながら敵が近づくと尻尾でエビさんの触覚に触れて警告します・・・そのシグナルを受けたテッポウエビさんは巣穴の手入れをやめて一目散に巣穴の奥へ逃げ込みますがネジリンボウさんもホバリングをやめて巣穴の中に続いて引っ込みます。
  • ネジリンボウさんは普通ネジリンボウさんのペアで暮らしていますがたまにヒレナガネジリンボウさんと同居していることもあります・・・ネジリンボウさんは鰭の長さの違いを人間ほどあまり気にしていないのでしょうか?・・・ネジリンボウさんのペアの雌雄判別は第一背ビレの長さで判別でき長い方がオスとなります・・・でもペアで泳いでいると比較できるのですが一匹だけだとこのネジリンボウさんがオスなのかメスなのかよくわかりませんねえ・・・でもオスのほうがとっても臆病で先に穴の中へ逃げ込むことが多いのでおそらくメスですね・・・女は度胸?・・・先ほどのヒレナガネジリンボウさんと同居しているネジリンボウさん達はもしかしたら妙に鰭の長いオスのネジリンボウさんと勘違いしているのでしょうか?

大切な友人とは?

私が間違っていれば間違っていると指摘してくれる人

見えないところでも私に対して裏表のない人

できれば最高の私を引き出してくれる人

そして黙っていても私と2人で沈黙に耐えられる人

人生で一人でも見つけられれば幸運ですね

ネムリブカさんのお昼寝を邪魔しないように!(改)

  • メジロザメ目メジロザメ科に属するネムリブカさんは熱帯域に住む温かい海のサメさんで昼間は海底の洞窟などで眠るようにじっとしています・・・基本的には珊瑚礁の中を住処としておりいつもゴロゴロと寝転んで寛いでいるというか怠けているというか・・・だから名前がネムリブカさん!羨ましい!・・・ネムリブカさんの背びれの先と尾びれの端には光沢を帯びた白い模様(ホワイトチップ)を付けておりお洒落には気を使っているようです・・・この写真ではわかりませんがネムリブカさんは猫のような目をしていてそれから口の部分には2本の髭がありますのでまるで居間でゴロゴロ日向ぼっこをする猫のようなサメさんです。
  • ネムリブカさんはよく群れを作っていますが数平方キロ程度の範囲を定期的に泳ぎ回りながら生活しています・・・基本的には攻撃性は高くありませんがあまりしつこく関わろうとすると攻撃してくる事もあるようです・・・ネムリブカさんにしてみれば折角ゴロゴロと寛いでいるところをしつこく邪魔をされるのですからいくらおとなしいネムリブカさんでもそりゃあ怒りますよね!・・・それからネムリブカさんは大体5年位で成魚となり寿命は25年ほどだそうです・・・メスは体長が50cmほどの幼魚を一度に1~5尾ほど産むそうです・・・「フカ」は「鱶」と書きお腹の中で子を養っているお魚さんという意味で卵を産まず胎児を育てる胎生のサメさんなのです・・・ネムリブカさんって凄いですね!50cmもあるの5つ子さんを産むんですよ・・・お母さんは大変です。

ネムリブカさんは本当によく寝ている

ネムリブカさんは目覚めた時何を想う?

太陽は間違いなく皆を照らしている

だから朝は光と希望に満ちている

朝目覚めて生きていること

それがどんなに貴重で特別なことなのかを考えてみる

ゆっくりと思い考えそして楽しみ愛する

その日その日を大切にしたい

同じ日は2度と来ないのだから

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