ブルーに映えるのはスカシテンジクダイさん?キンメモドキさん?
- 透き通ったブルーが鮮やかな光に中に遠めなのでどちらかわかりませんがそこに小さなお魚さん達の群れが舞い踊っています・・・おそらくスカシテンジクダイさんかキンメモドキさん達だと思うのですがいかがでしょうか?・・・スカシテンジクダイさんはスズキ目テンジクダイ科に属するお魚さんで体は無色透明で透けています・・・この写真ではわかりませんが開けっぴろげの性格なのか背骨まで透けていてスカシテンジクダイさんは恥ずかしくないのでしょうか?・・・それから透明な三角形の背びれが2つあるのですが閉じていることが多くまたサイズも小さいので水中では見分けることは難しいです・・・またスカシテンジクダイさんは尾柄部に黒点があるのも特徴なのですが黒点がない(薄い)ということもありますので群れ全体をよく見て判断するほうがよいでしょう・・・吻は吻端のみが暗色で雄には体側前半中央部に黄色い線がありますが雌には体側前半中央部に黄色い線はありません。
- 一方スズキ目ハタンポ科のキンメモドキさんはスカシテンジクダイさんと一緒に群れをつくることもありますが胸部から腹部が淡く光る発行生物なのです・・・発光メカニズムは餌であるウミホタルさんのもつ発光酵素を選択的に細胞内に取り込むことで発光しているという凄いやつです・・・キンメモドキさんは全く種類が違うのですがキンメダイさんに似ている事が名前の由来になっていて体の割に大きな丸々とした眼をしています・・・吻の先端は黄色くなっていて尾柄部にスカシテンジクダイさんのような黒点がなく黄味を帯びた赤色ボディをしています・・・でも中にはスケルトンのボディのキンメモドキさんもいますのでご注意ください・・・スケルトンだとどうしてもスカシテンジクダイさんと間違ってしまいます。
一糸乱れぬ黒い軍団!あなたはスジクロハギさん? 2024 小笠原
- ちょっとボケた写真になってしまいましたが頭とお尻に白いラインが映える黒い軍団がやってきました・・・誰なのでしょうか?・・・姿形はニザダイさんの様ですがちょっと特徴的な色合いをしています・・・一糸乱れぬ群れを成してボニンブルーの海を気持ちよさそうにスイスイ泳いでいます・・・この方たちはおそらく主に藻類を食べて暮らしているスズキ目ニザダイ科クロハギ属のスジクロハギさんではないでしょうか?・・・スジクロハギさんの体長は25cm程度で体色は灰褐色で目の後ろに白と黒の横帯があり尾鰭の付け根に白色の横帯があるのが特徴です・・・スジクロハギさん浅くて波当たりの強いサンゴ礁や岩礁で単独あるいは複数匹で泳いでいますが今回はちょっと多めの群れです。
- 下の写真でボニンブルーの海を気持ちよく泳いでいるスジクロハギさんの軍団の奥をよ~く見ると遠くにお魚さんの群れがいる事がわかりますかね?・・・右手前にイスズミさんが居ますのでおそらくイスズミさんの群れではないかと思うのですが残念ながら覚えていません・・・イズスミさんと言えば釣りあげると糞をまき散らす習性があり「うんこたれ」とか「ババタレ」とも呼ばれる可哀そうなお魚さんです・・・イズスミさんは臭みが強いのですが南方では食料源とされており調理によって食べることは可能です・・・イズスミさんは夏は小動物を食べるため磯臭いのですが冬場は褐藻類を食べるため臭みは少なくなります・・・また場所によっては臭みが少ないものもいますが漁獲後なるべく早く内臓を取り除かないと臭みを軽減することはできません・・・栄養価はあるのですが磯臭さ血合いを除去して長時間水洗いなどしないと美味しくならないため商品価値の低いお魚さんです。
スジクロハギさんの奥のイスズミさんは独特の個性があります
個性とは他人とは異なる特有の特徴や性質です
例えば性格や価値観や行動パターンです
個性はその人の生き方を決める重要な要素で
個性を大切にすることは自分自身を理解すること
他人と違う自分の良さを認識することです
個性が失われるとはどういう状態になるのか?
他人に良く思われるために無理を重ねること
自身に嘘をつき騙して裏切っている状態のこと
他人からどう見えるかどうかなんて関係ないのです
自身に対して嘘偽りなく仲良くできていればいいのです
より充実した人生を送るためには
自己肯定感を高める選択をする事なのかな?
おいしそうなセミエビさん! 2024 小笠原
- 岩陰に何かいると思ったら十脚目セミエビ科セミエビ属の美味しそうなセミエビさんではないですか・・・セミエビさんは体長30cmくらいまで成長する大型種で体表は外骨格が分厚く発達していて非常に堅く背面すべてにボコボコと顆粒状突起が密生しています・・・また顆粒状突起の間には短毛が散在し体色はほぼ全身が赤褐色で尾扇は黄褐色をしています・・・でも尾扇は折り曲げていてなかなか見れないですね・・・それから独特な半円形の第2触角が体の前面に2つ並んでいてその間からひげ状の第1触角が触角に見えない第2触角よりも長く伸びています・・・何故か頭胸甲の上には縦にUHと彫刻されたように見える溝があります・・・何かの秘密暗号でしょうか?・・・体つきはセミエビ科特有の上から押しつぶされたような平たい体型ですがウチワエビさんやゾウリエビさんなどに比べると厚みがあり体の縁に鋸状の歯がない点で区別できます。
- 体型が蝉に似ることからこのセミエビさんという名前が付いていますが体長数cm程度のヒメセミエビさんの方が大きさの点で蝉に近いかもしれません・・・昼は写真の様にセミエビさんは岩陰に潜んでいますが夜になると出歩いて貝類や甲殻類などの小動物を食べて暮らしています・・・セミエビさんの身は美味で市場では1kgあたり2万円の高値がつくためその多くは高級料亭に卸されるそうです・・・ちなみにウチワエビさんは体長15cmほどで体は上から押しつぶされたように平たく体の前半分が円盤形で上から見ると和名通りうちわのような形をしています・・・ウチワエビさんの体表は堅い外骨格で覆われ縁には鋸の様な棘が並んでいて歩脚と複肢は短くいっぱいに伸ばしても背中側からは見えないのです・・・またゾウリエビさんは体長15cmほどでやや中央部が盛り上がるものの上から押しつぶされたように平たい長円形の体型で体表は厚く堅い外骨格に覆われ表面には顆粒状突起と短毛が密生してつやがありません・・・ゾウリエビさんの体色は黒褐色や黄褐色や灰白色など変異があり大小のまだら模様があり外縁に鋸状の棘が並び歩脚は太くて短く上から見た際に外縁から少しはみ出る程度です。
セミエビさんはきっと思っています
エビなのにセミってどういう事?と
例えるとは他の物事と比較して説明する事
例えば人生を旅に例えるとか愛情を花に例えるとか
例え話が上手な人がいます
それは相手の事をよく理解していて高い共感力を持つ人
語彙力が豊富で分かりやすい例えを選ぶことができる人
異なる分野の知識などを柔軟に結びつけることができる人
一つの物事を多角的にとらえる力がある人
周囲の物事や状況を細かく観察できる人
様々な分野に精通していて話す人に合わせた例え話ができる人
できれば例え話が上手な奥行きのある人になりたいものです
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