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小笠原総集編(ア行-ウ-1) ダイビング‐フォト‐tsubuankun

Dive-photo まとめ エリア
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巨大なウツボさんのシルエットが・・・小笠原の主現る?

  • 洞窟の岩陰にシルエットだけが浮き上がりよくよく見ると巨大なウツボさんの影でした・・・今までいろいろな所で大きなウツボさんも見てきましたがこんなに大きなウツボさんは初めてで凄い迫力と不思議な魅力がありました・・・何年くらいここで生き続けているのでしょうか?・・・ウツボさんの寿命は結構長く40年ぐらいは生きるものもいるそうです・・・この写真のウツボさんはもしかして小笠原の主ではないしょうか?・・・長い間ここで様々な仲間たちの営みを見続けてきたんでしょうね。
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  • ウツボさんの大きさは普通全長1メートル前後が多いのですがこのウツボさんはもっと大きそうです・・・頭の部分しか見えないので長さはわかりませんがとにかく太いです・・・美味しいものをたくさん食べてきたんでしょうね・・・ウツボさんは腹ビレ胸ビレが退化していて背ビレ・尾ビレ・臀ビレが一繋がりになっています・・・体の色は種類によって様々で多くは生息環境に応じた保護色をしていますが中にはトラウツボやハナヒゲウツボのように鮮やかな体色のものもいます。
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  • ウツボさんの歯が鋭いのはご存じのとおりですが獲物を捕えるための口の奥に食べたものを食道に進めるための「咽頭顎」を持っています・・・もしかしてウツボさんはあのエイリアンのモデルでしょうか?・・・ウツボさんは自分より大きな敵が近づいた時は大きな口を開けて威嚇しますが見た目のイメージと違い臆病な所もあって人間から無用な攻撃や接近をしない限りは積極的に咬みついてくることはほとんどありません・・・でも咬みつかないというわけではないので十分気を付けましょうね。
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  • ウツボさんは温暖な地域の浅い海で暮らしていますが表皮が湿っていれば粘膜を介した皮膚呼吸もでき30分ほどは水中でなくても活動が可能なのです・・・強力な嗅覚で潮だまりに這い上がってきて小魚を狩ったり岩場で魚をさばいている釣り人のところへ上がってきたりすることがあるそうです・・・巨大なウツボがウニョウニョと這い上がってきたらちょっと怖いですよね・・・でも基本的には巣穴からあまり動かず岩陰に潜んで獲物を待ち伏せをしています・・・ウツボさんは肉食性で小動物を大きな口で捕食しますが特にタコさんが大好きです・・・ウツボさんはイセエビさんと仲良しでイセエビさんの天敵であるタコさんからイセエビさんを守る反面タコさんがイセエビさんに吊られて寄ってきたところをしめしめと食べるのです・・・海の悪魔と呼ばれるタコさんにとっては天敵です。
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ウケグチイットウダイさんの一番の特徴が見えません!

  • おそらくスズキ目イットウダイ科のウケグチイットウダイさんではないかと思います・・・ウケグチイットウダイさんは体の色は銀白色で体側には多数の縦帯があるのですが光の当たらない岩陰の暗がりで目立たないように密かに群れていました・・・せっかくきれいな体をしているのにどうして光の届かないところにいるのでしょうか?・・・そこでフラッシュを当ててみるときれいな銀色が浮かび上がりウケグチイットウダイさんは見事な存在感をアピールしていました。
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  • ウケグチイットウダイさんはホソエビスさんに似ているのですがウケグチイットウダイさんは背鰭棘鰭膜には大きな黒色斑があるので区別が可能です・・・でも今回のウケグチイットウダイさんはヒレを閉じているので残念ながらよくわかりません・・・でも畳んでいるひれが何となく黒いように見えますよね・・・体はやや長くて側扁し吻も長く口は小さいのですが下顎は上顎よりも長く受け口になっています・・・このことからこのウケグチという名前が付けられています・・・前鰓蓋骨の後縁に1本の棘があり尾びれは深く切れ込んでいます。
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ウマズラハギさんが割り込んできてアカハタさんが仏頂面?

  • フグ目カワハギ科に属するウマズラハギさんは体長25cmくらいで体型はカワハギさんに比べるとやや細長くなっています・・・このウマヅラハギさんはカメラ好きなのか写真を撮ってもらおうと無理やりフレーム枠に入ってきましたね・・・ピントもややウマズラハギさんに合ってますしアカハタさんが迷惑そうです・・・ウマヅラハギさんの体の色はやや薄い青灰色ですが個体差がありヒレは緑青色で写真では棘は折りたたんでいますが後頭部に一本の大きなトゲがあります・・・顔面は長く馬の顔を連想させることからウマヅラハギさんの名前になりましたが皮膚がザラザラしているためヤスリウオさんの別名もあります・・・アカハタさんもウマヅラハギさんが無理やりすり寄って来たのでザラザラが痛くて避けたのかもしれませんね・・・ウマヅラハギさんはカワハギさんよりやや沖合の深場で暮らしていて海底から中間層を群れで泳いでいます・・・雑食性でなんでも食べますが特にクラゲさんが好物でエチゼンクラゲさんなどの巨大クラゲさんを集団で襲い強力な歯で剥ぎ取って食べてしまいます・・・クラゲさんも平和にユラユラユラと浮かんでいたのにウマズラハギさん達が集団で襲ってきて咬みちぎられるなんて不幸ですしあまりその場面は想像したくないですね。
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  • カワハギ科はフグ目に所属していますが27属もありカワハギさんやウスバハギさんなどを中心に約110種が世界中の熱帯から亜熱帯域で暮らしています・・・体はモンガラカワハギさんのように強く側扁したひし形で不規則な模様のある種が多いのですがヒレは柔らかく胸ビレは小さく尾ビレは扇形をしています・・・背ビレ棘の1本目は非常に強く収納することが可能ですが2本目の背ビレ棘は埋没しているか非常に小さく1本目の支えとなると考えられています・・・眼は比較的上方に位置していて口は小さく先細りの尖った吻部の先に位置しています・・・カワハギさん達の口はおちょぼ口なのですが上下の顎に鋭い歯があって獲物を嚙みちぎります・・・鱗は小さく棘のようになっているため鱗が無いようにも見えます・・・鰓穴は小さく腰骨が発達しており他の骨と連動させ動かすことができ腰骨と背鰭を立てて岩の隙間に挟まり捕食者から逃れることができるそうです・・・カワハギさんが上手に岩の隙間に挟まっているところを想像すると面白いですね・・・カワハギさん達のほとんどの種が全長60cm以下なのですがソウシハギさんは1mを超えるそうです。

ウミヅキチョウチョウウオさんとキイロハギのおちびさん 2024 小笠原

  • 浅い水深のサンゴの森で楽しそうに泳ぎ回っているのは鮮やかな黄色の体色に体側には大きく白い縁取りのある黒色斑があるスズキ目チョウチョウウオ科チョウチョウウオ属のウミヅキチョウチョウウオさんです・・・もう一匹はスズキ目ニザダイ科ヒレナガハギ属のキイロハギさんのおちびさんですが随分仲が良さそうですね・・・やっぱり身体の色が同じ黄色だからでしょうか?・・・好きな色が一緒なので気が合うのでしょうか?・・・気が合うって生きていく上でとても大切な事ですよね・・・2匹の黄色いお友達が仲良く泳いでいますがウミヅキチョウチョウウオさんの体側下方には白色線が2本あってこの白色線を水平線に見立て黒色斑を月に見立ててこの和名がつけられたそうです・・・なかなか風流な名前だと思います。
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  • それにしても凄い群生のサンゴさん達ですがおちびさん達にとっては素晴らしい隠れ家になります・・・ちょっと気になる事があるとスイスイスイとサンゴの隙間に隠れてしまいますから・・・それからウミヅキチョウチョウウオさんは同じスズキ目チョウチョウウオ科チョウチョウウオ属のトノサマダイさんによく似ているのですがトノサマダイさんの黒色斑は白く縁取られていないしその下の2本の白色線も無いのです・・・そのためウミヅキチョウチョウウオさんの黒い月は輪郭がはっきりしていて明確なのですがトノサマダイさんの黒い月は輪郭が無いのでぼやけて見えます・・・私はせっかくお月様を掲げるのであればぼやけたお月様よりはっきりしたお月様の方がいいかな?・・・でも朧月もはかなげで趣があっていいかもしれません!・・・その時の気分に左右されるかもしれませんが人それぞれ好き嫌いがあっていいですよね。

ウミヅキチョウチョウウオさんとキイロハギさんは仲良し

仲良しになるにはどうしたらいいのでしょうか?

常に笑顔を心がけ話しかけやすい雰囲気を作る

盛り上がる話題を数多く共有し楽しい人と思ってもらう

聞き上手になり相手が話したいと思う人を目指す

フットワークを軽く誘われたら基本的に断らない

損得勘定で動かず多くの時間を過ごす

自分の本音を開示し相手を特別扱いするなどなど

とにかく相手の話を聞いて興味を持ち共感することですかね?

朧月夜?ウミヅキチョウチョウウオさんとツノダシさん 2024小笠原

  • 「綺麗なボニンブルーの空を眺めていたら遠くに綺麗なお月様がぼやけて見えるではないですか!・・・これは見事な朧月夜!・・・酒でも一杯酌み交わしたいもの!・・・あれ?酔っぱらってしまったのだろうか?・・・私にはお月様が2つに見えるのだけど?」・・・そんな妄想を抱いてしまったのはスズキ目チョウチョウウオ科チョウチョウウオ属のウミヅキチョウチョウウオさん達です・・・ちょっと遠すぎてボケてしまっていますがそれが何とも趣を与えてくれているような気がします・・・こんなに離れているのにレモンイエローの綺麗な色がボニンブルーの海に映えています・・・ツノダシさんも遠くからわざわざお月見に来ていたのでしょうか?
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  • ウミヅキチョウチョウウオさんの全長は18cm程度で体側には青白く縁取られた黒色の斑があります・・・そして鰓から臀鰭にかけて斜めの青白い帯が2本あって尾鰭の縁は白っぽくなっています・・・この2本の斜めの線が波を表現し青白く縁どられた黒色斑がお月様という事なのですが名前を付けた方は粋だと思います・・・同じチョウチョウウオ属のトノサマダイさんによく似ていますがトノサマダイさんの黒い斑紋は滲んでいてウミヅキチョウチョウウオさんの様に青白く縁取られていません・・・ウミヅキチョウチョウウオさんの性格はとても臆病なのでなかなか近づいてくれませんがお友達のツノダシさんとは仲良くお話をしているようです・・・ウミヅキチョウチョウウオさんは主にサンゴさんのポリプを食べて生活しているのでサンゴ礁や岩礁域で見られます。

朧月夜をイメージさせるウミヅキチョウチョウウオさん

朧月夜とは春の夜に月が霧や靄に包まれ

ぼんやりと霞んで見える情景

月が柔らかくほのかに見える夜

この現象は春に多く見られるため春の季語です

その他にも各季節に季語があります

夕立や涼しさを感じる涼風は夏の季語

紅葉や秋の澄み切った青空を表現する秋晴れは秋の季語

雪見や霜降月が転じた霜月は冬の季語

季節には独特の風情があります

季節を表現する美しい言葉が日本にはたくさんありますね

ウミヅキチョウチョウウオさんとトノサマダイさんの違いは?

  • ウミヅキチョウチョウウオさんは全長18cm程度の卵円形で平べったい形をしていて身体の色は淡い黄褐色や黄色で体側に青白く縁取られた黒色の紋があります・・・下の写真ではよく見ないと黒色紋の青白い枠はわからないですね・・・また眼を通る黒色の横帯が見られますがこの帯も青白く縁取られています・・・その他エラから臀びれにかけて斜めの青白い帯が2本あり尾びれの縁は白っぽくなっています・・・名前の由来は斜めの帯を水平線に体側の黒斑を月に見立てたものによると言われています・・・なかなか風流な名前ですよね。
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  • ウミヅキチョウチョウウオさんに外見上よく似たトノサマダイさんがいますが黒い斑紋に違いがあります・・・ウミヅキチョウチョウウオさんの黒い斑紋の周囲には青の輪がありますがトノサマダイさんの黒い斑紋には青の輪がなく滲んでいます・・・トノサマダイさんの背びれや尾びれ基部や臀びれの縁は黒くなく尾びれは黄色です・・・それからウミヅキチョウチョウウオさんの幼魚はサンゴさんのポリプを食べますが成魚になると雑食性となり底生動物なども食べるようになります・・・水深5-30mのサンゴ礁や岩礁域で生きてい数尾で群れていることが多いようですが性格は臆病です。

レモンとブルーが素晴らしいウメイロモドキさん! 2024 小笠原

  • 動きが速いのでピントが合わせにくいのですがいつ見ても眩いスズキ目タカサゴ科タカサゴ属のウメイロモドキさん達です・・・今日もアカヒメジさんやノコギリダイさん達と仲良く群れを成して泳いでいます・・・種を超えて当然の様に一緒に過ごしているウメイロモドキさん達は差別も無く平和ですね・・・ウメイロモドキさんは体長が40cm程度まで成長する写真の様に見事な紡錘形の姿をしたお魚さんで尾鰭は二股に分かれています・・・口は小さく突出していますが餌を飲み込むために前方にニューっと伸ばすことができるのです・・・やっぱりウメイロモドキさんもお腹がすくと口を伸ばしてでも食べたくなりますよね・・・ちなみに沖縄県ではアカジューグルクンさんと呼ばれ他のグルクンさんと同様に食材として親しまれています。
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  • ウメイロモドキさんは背の色がコバルトブルーとレモンイエローですが若いウメイロモドキさん首または背鰭の前部から対角線上に尾柄の下部まで黄色くなっています・・・でも年をとったウメイロモドキさんはこの黄色の部分が背鰭と尾柄に縮小してしまいます・・・確かに体が大きいウメイロモドキさんほど黄色の部分が狭いですね・・・ウメイロモドキさんはスズキ目フエダイ科アオダイ属のウメイロさんと似ていますが胸鰭の基部で区別できます・・・ウメイロモドキさんは胸鰭の基部に黒斑が有りますがウメイロさんにはこの黒斑がありません・・・ちなみにウメイロさんは全長が約45cmとウメイロモドキさんより若干大きくなります・・・それからウメイロモドキさんは紡錘形ですがウメイロさんは頭が丸く身体は楕円形で尾鰭の後縁が深く切れ込んでいます・・・ウメイロさんは背中の胸鰭上部辺りから尾鰭にかけてが明るい黄褐色になっていてそれ以外の部分は青い灰色をしています。
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ウメイロモドキさんの見事な青と黄色の組合わせ

青と黄色の組合わせはさまざまな場所で見られます

洋服やアクセサリーそれから夕焼けが広がる風景

活気やチームスピリットを象徴するユニフォーム

ゴッホの「ひまわり」やピカソの「青い時期」

他の色の組合わせも面白いです

赤と黒は情熱や力強さの象徴

緑と茶色は自然や健康を連想させ

紫と金は王室や高貴なイメージ

ピンクとグレーは優雅さと中立性

色の組合わせが活かせるその環境と時期

絶妙なタイミングで色の組合わせを楽しみたいものです

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