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小笠原総集編(ア行-オ) ダイビング‐フォト‐tsubuankun

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こんな所に恐怖の大王オニダルマオコゼさんが! 小笠原

  • 岩の間で何かが動いたような気がしたので近づいてみると何とカサゴ目フサカサゴ科オニダルマオコゼ属のオニダルマオコゼさんではないですか・・・オニダルマオコゼさんは熱帯域のサンゴ礁など浅い海で暮らしていて日本近海では小笠原や奄美大島や沖縄周辺にいます・・・オニダルマオコゼさんの体長は40 cm程度で全身がコブ状の突起やくぼみに覆われていてパッと見ただけでは何処が顔なのか何処が口なのかよくわからず正に岩そのものに見えます・・・オニダルマオコゼさんは他のオコゼ類と同様に肉食性で小魚や甲殻類を捕食しますが浮袋を持たない底生魚で海底で動かずじっと獲物を待っています・・・獲物となるお魚さん達もここまで見事に擬態されると食べられるまで気が付かないですよね・・・ちなみに下の写真では上の方に口があります。
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  • オニダルマオコゼさんの背鰭の棘は毒があり非常に強力な神経毒であるストナストキシンを分泌するのです・・・このストナストキシンはハブ毒の30倍も高い毒性を持っていて刺されると関節痛や呼吸困難・心肺機能不全・血圧低下などの症状が現れる事があります・・・オニオコゼ亜科の仲間はすべて背鰭に毒腺を持っていますがオニダルマオコゼさんはとりわけ毒性が強く刺された人を死に至らしめることもあるのです・・・またオニダルマオコゼさんの棘は非常に硬く鋭いためゴム製のビーチサンダルやマリンブーツでは踏み抜く可能性があります・・・オニダルマオコゼさんは積極的に人間を襲うことはないので恐れ過ぎることは無いのですがオニダルマオコゼさんの存在に気がつかずに誤って踏んでしまわない様にだけは最大限注意しましょう。
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  • オニダルマオコゼさん以外にも気を付けるべき毒のあるお魚さんはたくさんいますがゴンズイ玉で有名なゴンズイさんも刺されると痛みや腫れを引き起こすことがありますしクサフグさんも体表に毒を持っているので誤って触れると中毒症状を引き起こすことがあるそうです・・・やっぱり知識は蓄えておかないといけないですね・・・オニダルマオコゼさんは日本では高級料理の食材としても知られていて確かに美味しいとされていますが食べる際には専門家の指導を仰ぐ方がベターだと思います・・・棘が刺さると大変ですからね・・・ちなみに上の写真では上の方にムッとした口がありますが下の写真は正面から撮ったもので下に口があり眼もわかりやすいのではないでしょうか?
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オニダルマオコゼさんは毒を持っています

毒は生命活動に不都合を起こす物質です

でも毒は生物によって異なる影響を与えます

例えばフグ毒は人間には致命的でもフグ自体には害を及ぼさない

毒と薬は表裏一体であり紙一重でありその境界は曖昧

薬は病気や傷などを治し健康を保持します

抗生物質は人にはほとんど害がなく細菌には毒となります

まだまだ可能性のある不思議な世界です

マウイ島のマウイイワスナギンチャクというイソギンチャク

オーストラリアウンバチクラゲというクラゲ

世界で初めて毒を持つ鳥として発見されたスグロモリモズ

モウドクフキヤガエルやカバキコマチグモなど

世界には様々な強力な毒を持った生物たちがいます

近い将来強力で素晴らしい薬ができることを期待します

サンゴさんをそんなに食べないでねオニヒトデさん! 2024 小笠原

  • アカヒトデ目オニヒトデ科オニヒトデ属のオニヒトデさんはいつ見ても迫力なのですが多数の腕を持ちトゲトゲに覆われた輻長約15~30 cm の大型のヒトデさんです・・・オニヒトデさんはサンゴ礁で暮らしていて石灰藻やお魚さんなどの死体が分解してできた有機物であるデトリタスなどに加えて珊瑚さんを食べています・・・そしてオニヒトデさんは石灰藻やサンゴを食べる時は口から胃を出し裏返して広げて押し付け消化吸収を行うそうです・・・だからバクバク食べるのではなくじゅわじゅわと溶かしながら食べているといった感じですかね?・・・上から見ているとわかりませんがこのオニヒトデさんも今胃を出してサンゴを食べているのでしょうか?・・・オニヒトデさんの寿命は6~8年で通常はミドリイシ類やコモンサンゴ類等の成長が早いサンゴを好むためサンゴ礁の多様性を維持する役目を負っていると考えられています・・・オニヒトデさんって言うとサンゴを破壊する悪いやつというイメージでしたが意外と役に立っているんですね。
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  • でも数年に一度オニヒトデさんは大発生することがありその時は成長の速いミドリイシ類やコモンサンゴ類を食べ尽くし成長の遅いサンゴまで食べるためサンゴ礁環境の保全上有害とされています・・・この大発生は自然の長期サイクルによるとする説と人間の環境破壊によるとする説がありますが富栄養化がオニヒトデ幼生の餌である植物プランクトンを増殖させ大発生につながるとする説が最も有力視されています・・・それからオニヒトデさんの体表面には多数の有毒の棘が生えその棘に刺されると激しい痛みを感じアナフィラキシーショックに陥ることもあるのだそうです・・・だからもしオニヒトデさんに刺された時はなるべく早くポイズンリムーバーで血液を吸引した後に温湿布で患部を温めるといいそうです・・・とにかく刺されたら速やかに病院に行きましょう。

オニヒトデさんにはオニという名前が付いています

何故オニとう名前が付いているのでしょうか?

鬼は日本の伝説や神話に登場する妖怪です

鬼は力強く恐ろしい存在とされています

だから鬼の名前が付いているものは

力強さや恐ろしさを連想させるのです

スポーツでも強い相手を鬼と表現することがあります

鬼以外にも天狗や河童などの伝承もあります

実在する狸やキツネも化ける妖怪であったりします

日本の伝説や神話は奥が深そうです

オニヒトデさん増えすぎるのもほどほどに!

  • オニヒトデさんは約15-30cmの大型のヒトデさんで多数の腕を持ち全身がトゲトゲで覆われていて名前もそうですがなんとも恐ろしい形をしています・・・オニヒトデさんはサンゴ礁で暮らしていてサンゴさんを餌としていますがサンゴさんを食べる時はなんと口から胃を裏返して広げサンゴさんに押し付け消化吸収を行うそうです・・・胃を外に出してサンゴさんを消化吸収するなんてサンゴさんもたまったものではないですね・・・オニヒトデさんの寿命は6~8年くらいで通常はミドリイシ類やコモンサンゴ類等の成長が早いサンゴを好むためサンゴ礁の多様性を維持する役目を負っているとも考えられています・・・でも数年に一度大発生することがあって成長の速いミドリイシ類やコモンサンゴ類を食べ尽くし成長の遅いサンゴさんまで食べるためサンゴ礁環境の保全上有害とされています・・・オニヒトデさんも増えすぎて環境バランスを崩してしまうのは如何なものかと思います。
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  • この大発生に関して自然の長期サイクルによるとする説と人間の環境破壊によるものとする説がありますが富栄養化がオニヒトデ幼生の餌である植物プランクトンを増殖させ大発生につながるとする説が最も有力視されています・・・またオニヒトデさんは汚染に強いこととあいまって大発生のサイクルが短くなっているという指摘もあります・・・またオニヒトデさんの体表面には多数の有毒の棘が生えておりこれが人の皮膚に刺さると激しい痛みを感じアナフィラキシーショックによって最悪の場合死に至ることもあるそうです・・・刺された時の対応はなるべく早くポイズンリムーバーで血液を吸引し後に温湿布で患部を温めすぐにお医者さんへ行きましょう・・・そんなオニヒトデさんにも天敵が存在していてオニヒトデさんを食べてしまう生き物としてフリソデエビさん・モンガラカワハギさんやフグさんの仲間・ハタさんの仲間・オウギガニさんの仲間がいます・・・それからホラ貝さんもヒトデさんが好きでオニヒトデさんを食べるためオニヒトデさんの天敵とされていいますが摂餌頻度が低く生息数も少ないため駆除方法としての実用化にはならないようです。

オビクラゲさん教えて!ヴィーナスは帯締めるのかな? 小笠原

  • オビクラゲ目オビクラゲ科オビクラゲ属のオビクラゲさんは他のクラゲさんの様に球形に近い形でフワフワと漂っているものと違って極端に扁平で細長い帯状の形をして浮遊しています・・・オビクラゲさんはその美しさからヴィーナスの帯という別名がつけられているそうですが確かに優雅に漂っている姿はなんとも美しく神秘的な感じでした・・・日本的に言えば天女の羽衣といった感じでしょうか?・・・分類的にはカブトクラゲさんやフウセンクラゲさんと同じ仲間になりますが長さは通常80cm以下で大きいものは1mから時には1.5mにも達するものもあるそうです・・・幅は約8cm程度ですがこの短い方向が体の縦軸方向になり真ん中あたりの色が変わって筋のようなところがありますがその先端が口になります・・・「え!そんなところに口があるの?・・・細長い方の先端のどちらかが口じゃないの?」と思いますよね。
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  • オビクラゲさんは全体が透明なのですが黄色や紫の斑紋がその両端に出るものがあります・・・また同じような色が帯の横方向の真ん中あたりにある筋のような水管や口から伸びる両翼の先端にある触手に出るものもいるそうです・・・クラゲさんと言うと触手に触れるととんでもなく痛いというイメージですがこのオビクラゲさんの触手にも毒はあるそうですが触ってもそんなに痛くないそうです・・・オビクラゲさんはミジンコのような小型の甲殻類を捕食するのですが捕食の際には縦方向というか口方向に水平にグライダーの様にブーンと移動します・・・また敵から逃げる時には蛇のように全身を波打たせて横方向に素早く動くこともできます・・・臨機応変でなかなか器用なオビクラゲさんです・・・初期にはフウセンクラゲ型のような楕円形をしていますがその後に左右に伸びるように成長して成体の姿になります・・・近縁のものには形態的に似ている小型のコオビクラゲさんがいますがこれは20cmほどと遙かに小さく沿触手面の櫛板列を完全に欠くことや水管の配置に違いがあることなどから別属とされているそうです。

現在オビクラゲさんは未確認生物ではありません

未確認生物は科学的に未確認で目撃情報や噂が存在する生物です

特定地域の伝説や民間伝承に基づくものも多く

例えばビッグフットはアメリカ北西部で目撃される巨大猿人のような生物

ネッシーはスコットランドのネス湖に住むとされる謎の生物

チュパカブラは中南米で家畜を襲うとされる吸血生物

雪男はヒマラヤ山脈に生息すると伝えられる人型の雪山の怪物

これらの未確認生物はロマンや神秘性を感じさせます

また科学者や冒険者たちの興味を引きつけ続けています

私自身も実は他者や世界にとっては未知の存在として生まれています

時間をかけて成長し他者と関わることで明らかになり

また初めて会う人や新しい経験を通じて自己を発見します

そのプロセスは非常に興味深いものです

そして私たちはみんな内面に未発見の可能性を秘めているのです

自分自身の新しい一面に初めて気づいたことが一度はあるはずです

それは新たな洞察や成長のきっかけになるかもしれません

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