スズキ目ニザダイ科は81種からなっていますが多くの種が尾柄部に骨板または棘をもっています。テングハギ属、ナンヨウハギ属、クロハギ属、ニザダイ属などに分類されナンヨウハギさんやキイロハギさんやニジハギさんそしてヒレナガハギさんなど色形が美しいものが多く観賞魚として知られている種類が多いです。
優しい眼をしたキイロハギさんに癒されます! 2024 小笠原
- サンゴ礁の森で仲良く暮らしている目の覚めるような鮮やかな黄色の体と愛嬌のある可愛らしい顔を持つのはスズキ目ニザダイ科ヒレナガハギ属のキイロハギさんです・・・ニザダイ科のグループは約80種が知られていて美しい体色や模様を持つ種類が多くチョウチョウウオ科やスズメダイ科やベラ科と並んでサンゴ礁を華やかに彩る代表格のお魚さんです・・・下の写真は若者のキイロハギさんだと思うのですが口がカワハギさんの様にとんがっていますね・・・キイロハギさんはハギさんという名前がついていますがスズキ目に属していてよく知られているカワハギさんはフグ目に属しています・・・見てください!それにしてもこのキイロハギさんは優しそうな眼をしていますね。
- キイロハギさんの体長は通常15cm程度ですが中には20cmほどまで成長するものもいます・・・キイロハギさんの体型は側扁していて体高が高く吻が独特な形で突き出しているのが特徴です・・・また背鰭と臀鰭も長く背鰭には棘があります・・・上の写真の方がわかりやすいと思いますがキイロハギさんの体色は各鰭も含めて一様に黄色で色が異なるのは尾柄部の可動棘がわずかに白くなるぐらいです・・・でもほとんど目立ちませんので海の中では黄色一色と思って間違いないです・・・またキイロハギさんはおちびさんの頃は鰭の長さが体の割に長くなっていて下の写真の様に上下に長いひし形の様な姿をしています・・・まだ小さいながらこの頃からキイロハギさんは優しそうな眼をしています。
キイロハギさんは何時も優しい眼をしています
本当の優しさとは?ってよく言われます
それは思いやりや配慮があり一時的ではない行動
言葉だけでなく見返りを求めず無償の行動
誰に対しても公平で相手に深く共感し理解した偽りのない行動
では見かけの優しさとはいったい何でしょうか?
それは見返りや評価を期待した行動
その場限りで持続性がなく表面的な対応にとどまる行動
本心からではなく他人に良く見せるための行動
優しさは他者とのかかわりを豊かにする重要な要素です
よくよく考えた行動が必要になりますね
キイロハギのおちびさんは背びれを広げて威嚇中? 小笠原
- キイロハギさんはスズキ目ニザダイ科ヒレナガハギ属に属していますが鮮やかな黄色に特徴のある目をしたキイロハギのおちびさん達がサンゴの森でかくれんぼでもしているのか楽しそうに泳ぎまわっています・・・ニザダイ科のお魚さん達は左右に平べったく側扁し高い体高と小さな口を特徴とするグループで熱帯・亜熱帯海域を中心に約80種が知られています・・・ニザダイ科のお魚さん達は美しい体色や模様を持つ種類が多くチョウチョウウオ科やスズメダイ科やベラ科と並んでサンゴ礁を華やかに彩っています・・・その中でもヒレナガハギ属は7種が知られており日本近海からはキイロハギさんの他にゴマハギさんとヒレナガハギさんの合わせて3種が報告されています。
- キイロハギさんの体長は15cm程度で体型は左右に強く側扁していて体高が高く吻が独特な形で突き出していて所謂ひょっとこ顔が特徴です・・・また背ビレと臀ビレも高く基底が長くなっていて体の色は各ヒレも含めて一様に黄色で色が異なるのは尾柄部の可動棘がわずかに白くなるぐらいです・・・キイロハギさんはヒレナガハギさんやゴマハギさんとよく似ているのですが体色が全く異なるために区別は容易です・・・キイロハギさんは浅い海のサンゴ礁や岩礁で暮らしていておちびさん達は群れを作りますが大人になると単独か小さなグループで行動します。
- キイロハギさんは鮮やかな黄色がとても特徴的な魚でヒレを広げると横幅は体長より広いほど丸みを帯びた姿かたちをしています・・・小笠原諸島からは黄色がまだらで白色や黒色が混じった色彩をもつキイロハギさんの色彩異常が報告されているそうです・・・キイロハギさんと姿かたちが似ているゴマハギさんの顔は黄色っぽい明るい褐色をしており尾にかけて暗い色になっていき幼魚には縦縞が見られます・・・同じくヒレナガハギさんの体の色は白色で体側面に黒褐色の太い横帯が数本ありこの横帯の中には更に幅の狭い黄色や青色の横縞が多数見られ尾ビレは黄色く上下の縁が白くなっています・・・ヒレナガハギさんは普段ヒレを立てずに泳いでいますが驚いた時や天敵を威嚇する時に大きく広げられます。
キイロハギさんは海のレモンの様にきれいなのにお惚け顔! 小笠原
- スズキ目ニザダイ科に属するキイロハギさんの体は平べったくて体高は高く背びれには棘があり吻は独特な形で突き出していてフグ目に属しているカワハギさんの様な口をしています・・・体形はカワハギさんに似ていますが種類が全然違うんですね・・・それにしても口がニューっとしていて文句を言いたげでなんともユニークなキイロハギさんですが各ひれを含め全体がきれいな黄色をしていてきれいですね・・・中には褐色に近いものも見られますがキイロハギさんの尾柄の側面にはひとつの前向きの白い棘がありきれいな黄色の身体に一つのアクセントになっています。
- キイロハギさんの体の大きさはオスの方がメスよりも大きくなる傾向がありますから下の写真のキイロハギさんは前の方がオスですかね・・・このキイロハギさんは岩礁や珊瑚礁などで暮らしていますがキイロハギのおちびさん達は群れを作って泳ぎ回るそうです・・・こんなに海のブルーに映えたきれいな黄色でしかも小さなキイロハギのおちびさんが群れを成してヨチヨチ泳いでいるのを想像するだけで幸せに感じます・・・でも成長するにつれて独り立ちするのか単独や小さなグループで生活するようになるそうです・・・それからキイロハギさんは主に藻類などの植物質をツンツンツンツンと食べていますが底生の小動物も食べます。
誰?イレズミニザさん?キンリンサザナミハギさん? 2024 小笠原
- ちょっとぼけてしまいましたが何故かドーンと存在感のある方が私の方に近づいてきました・・・「ねえねえ写真を撮って!」とでも言うように近づいてきたので撮影してみましたが一体あなたは誰なのでしょうか?・・・頭部は薄黄色の小さな斑点がたくさんあって目の周りが黄色く縁どられていてお口を尖らせています・・・のそーと近づいてきて「写真撮って~!」と言っている様に思ったのでカメラを向けるとサッと顔を背けて行ってしまうといういけずなお魚さんではあります・・・特徴からしておそらくスズキ目ニザダイ科クロハギ属のイレズミニザさんではないかと思いますが如何でしょうか?
- イレズミニザさんは体長が25cm程度で頭部には多数の橙色斑があり浅いサンゴ礁や岩礁で暮らしています・・・またイレズミニザさんは鰓の近くに暗色斑があり胸鰭には黄色斑があって尾鰭基部が白くなっているのが特徴です・・・このお魚さんにも頭部には多数の橙色斑がありますし鰓の近くに黒色斑のようなものがあります・・・また胸鰭も黄色いような気がしますが残念ながら尾鰭基部が白くありません・・・ちなみにイレズミニザさんは大きく成長すると前頭部が膨出するそうですがこのお魚さんはまだ前頭部は出ていないようです・・・おそらくイレズミニザさんだと思うのですが如何でしょうか?・・・もしかしてブルーの口に目に周りが黄色いのでスズキ目ニザダイ科サザナミハギ属のキンリンサザナミハギさんなのでしょうか?
キンリンサザナミハギさん達は似ています
似ていることには多くのメリットがあります
似ている事で共感や理解が深まります
似ている事を学ぶことで新しい知識を効率的に習得できます
似ている事は視覚的に心地よく感じられます
でも似ている事にはデメリットもあります
似ている事で個性や独自性が失われる可能性があります
似ている事で混同や誤解が生じやすくなります
似ている事で競争が激化し差別化が難しくなります
メリットとデメリットを理解しバランスを取ることが重要です
一糸乱れぬ黒い軍団!あなたはスジクロハギさん? 2024 小笠原
- ちょっとボケた写真になってしまいましたが頭とお尻に白いラインが映える黒い軍団がやってきました・・・誰なのでしょうか?・・・姿形はニザダイさんの様ですがちょっと特徴的な色合いをしています・・・一糸乱れぬ群れを成してボニンブルーの海を気持ちよさそうにスイスイ泳いでいます・・・この方たちはおそらく主に藻類を食べて暮らしているスズキ目ニザダイ科クロハギ属のスジクロハギさんではないでしょうか?・・・スジクロハギさんの体長は25cm程度で体色は灰褐色で目の後ろに白と黒の横帯があり尾鰭の付け根に白色の横帯があるのが特徴です・・・スジクロハギさん浅くて波当たりの強いサンゴ礁や岩礁で単独あるいは複数匹で泳いでいますが今回はちょっと多めの群れです。
- 下の写真でボニンブルーの海を気持ちよく泳いでいるスジクロハギさんの軍団の奥をよ~く見ると遠くにお魚さんの群れがいる事がわかりますかね?・・・右手前にイスズミさんが居ますのでおそらくイスズミさんの群れではないかと思うのですが残念ながら覚えていません・・・イズスミさんと言えば釣りあげると糞をまき散らす習性があり「うんこたれ」とか「ババタレ」とも呼ばれる可哀そうなお魚さんです・・・イズスミさんは臭みが強いのですが南方では食料源とされており調理によって食べることは可能です・・・イズスミさんは夏は小動物を食べるため磯臭いのですが冬場は褐藻類を食べるため臭みは少なくなります・・・また場所によっては臭みが少ないものもいますが漁獲後なるべく早く内臓を取り除かないと臭みを軽減することはできません・・・栄養価はあるのですが磯臭さ血合いを除去して長時間水洗いなどしないと美味しくならないため商品価値の低いお魚さんです。
スジクロハギさんの奥のイスズミさんは独特の個性があります
個性とは他人とは異なる特有の特徴や性質です
例えば性格や価値観や行動パターンです
個性はその人の生き方を決める重要な要素で
個性を大切にすることは自分自身を理解すること
他人と違う自分の良さを認識することです
個性が失われるとはどういう状態になるのか?
他人に良く思われるために無理を重ねること
自身に嘘をつき騙して裏切っている状態のこと
他人からどう見えるかどうかなんて関係ないのです
自身に対して嘘偽りなく仲良くできていればいいのです
より充実した人生を送るためには
自己肯定感を高める選択をする事なのかな?
おすまし顔でかっこつけてるツノダシさん! 2024 小笠原
- ヒョヒョヒョヒョと泳いでやって来たのは長く伸びた背鰭が特徴で本種のみでツノダシ科ツノダシ属を形成するスズキ目ニザダイ亜目ツノダシ科ツノダシ属のツノダシさんではないですか・・・ツノダシさんは背鰭の第3棘が長くひも状に伸びていて体長は25cm程度にまで成長します・・・ツノダシさんって背鰭がこんなに長くて泳ぎにくくないんですかね?・・・いらないお世話ですね・・・ツノダシさんの身体は平たく体高が著しく高くひし形の様な姿をしており身体の色は白く尾部は黄色みがかっており黒く太い横縞が2本あります・・・口吻は文句でも言いたげに細長く伸びており付け根は黒く縁取られた黄色のワンポイントアクセントがあります・・・またツノダシさんの唇は黒色で口の中には多くの長い剛毛のような歯が生えています・・・唇が黒いと腹黒なイメージがしますし眼が正面のやや高い位置に並んでついており眼の上に一対の角状の突起があるのでツノダシさんの表情がちょっと意地悪でユニークなものになっています。
- それからスズキ目チョウチョウウオ科ハタタテダイ属のハタタテダイさんはツノダシさんによく似ていますが口吻の形や目の位置が違いますしツノダシさんは尾鰭が黒いことなどで区別ができます・・・ちなみにハタタテダイさんも全長が25cm程度でツノダシさんの様に長く伸びた背鰭の棘条が特徴になっています・・・ハタタテダイさんはごく稀にこの長く伸びた背鰭が2又に分かれた個体もいるそうです・・・一本でも邪魔そうなのに2本に分かれていたらハタタテダイさんもこんがらがってしまいませんかね?・・・ハタタテダイさんは白地の体に2本の太い黒色帯が走り背鰭の後半部・胸鰭・尾鰭は黄色です・・・パッと見でハタタテダイさんと区別するポイントは口の所にある黒枠黄色のワンポイントと尾鰭が黒いことが判別できればツノダシさんという事ですかね。
ツノダシさんは口を尖らせ眉間に皺を寄せたニヒルな顔
ニヒルな性格の人って周りにいませんか?
ニヒルな性格の人は自分の感情を表に出しません
淡々と過ごし何を考えているの?という事があります
プライベートなことをあまり話さないかな?
自分の事を知ってもらいたいという気持ちがない?
感情が表に出ず常に冷静沈着です
慌てたり焦ったりすることがないので仕事面ではプラス
でも近寄りがたいと思われることもあります
他人とコミュニケーションをあまりとらず一匹狼
何事も俯瞰していて客観的に物事を見れます
ニヒルな性格は冷たい感じでカッコいいと言われます
でもニヒル過ぎるのはどうかとも思います
ヒレナガハギのおちびさん達は種類が違ってもみんな仲良し? 小笠原
- ヒレナガハギのおちびさんはスズキ目ニザダイ科ヒレナガハギ属に属し左右に平べったく側扁し高い体高と小さな口を特徴とし尾柄部に可動棘をもっていて世界の熱帯・亜熱帯海域を中心に約80種が暮らしています・・・日本ではヒレナガハギさんやキイロハギさんやゴマハギさんの3種が住んでいますがサンゴ礁の礁斜面や礁湖などの比較的浅いところでよく見られます・・・小笠原諸島父島のこの浅い場所は隠れるところがたくさんあっておちびさん達の格好の隠れ家になっているようです・・・おちびさん達は動きが速いので写真を撮ろうとしてもサッとサンゴの陰に隠れてしまいます。
- ヒレナガハギさんはその名の通り背ビレと尻ビレが非常に長いお魚さんで体長は30~40cmもあり普段はこのヒレは立てずに泳いでいます・・・でもヒレナガハギさんは驚いた時や天敵を威嚇する時にヒレを大きく広げます・・・と言うことはこのヒレナガハギのおちびさんは勇敢にも私を威嚇しているということですかね?・・・体の色は白色で体側面に黒褐色の太い横帯が6本ありこの横帯の中には更に幅の狭い黄色や青色の横縞が多数見られます・・・尾ビレは黄色くなり上下の縁が白くなっていますがヒレナガハギのおちびさんは全体的に黄色をしています・・・このヒレナガハギさんは中学生ぐらいですかね・・・下の写真の左下のキイロハギのおちびさん達もとぼけた顔で私の様子を伺っています。
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