ニシキフウライウオさんの実力は?藻屑?枯葉?(改)伊豆大瀬崎
- ニシキフウライウオさんはヤギ類・ウミトサカ類・ウミシダ類の近くでよく頭を斜め下に向けて静かに浮いていることがあります・・・ニシキフウライウオさんはなぜ頭を下にしているのでしょうか?・・・体の割に頭が大きいので重いのでしょうか?・・・頭を下にしているほうが藻屑や枯れ葉にカモフラージュしやすいからなのでしょうか?・・・確かに背びれや腹びれの形からして頭を下にした方がヤギ類が生えているように見えますね・・・ニシキフウライウオさんの体やヒレには皮弁が多くありトゲトゲしていて基本的に縞模様があることが特徴です・・・それにしても近くで見ると派手派手な迷彩模様です・・・でも遠くから見るとうまくヤギ類に溶け込んでいます。
- ニシキフウライウオさんもそうですがカミソリウオ科のお魚さんは孵化までメスが卵を保護する習性があります・・・たまにお腹を膨らませたメスを見ることがありますが孵化するまでずっと大切に守っているなんて子育てはたいへんですよね・・・またニシキフウライウオさんは雌雄ペアでいることが多いのですがメスの方が大きくしっかりしています・・・子供を大切に育てなければならないので強くなければなりませんからね・・・たいへんな恐妻家?・・・いい加減なことを言いました・・・恐妻家かどうかよく知らないのにすみません。
- ニシキフウライウオさんは赤いヤギの近くに住んでいると赤い個体というように基本的にホストに似た色になっています・・・ホストによって緑や茶色に黒や黄色などニシキフウライウオさんのカラーバリエーションはたいへん豊富です・・・やっぱりうまくカモフラージュするために大変な努力をしているんですね・・・それにしても近くで見るとニシキフウライウオさんのトゲトゲが痛そうですがこれもヤギ類のポリープに似せているのでしょうね・・・本当にうまくヤギ類に化けていますよね・・・見つけるのが大変です・・・カミソリウオ:海藻の周辺を好むせいか生息水深はニシキフウライウオさんより浅くまた岩礁より砂地でよく見られます・・・ニシキフウライウオさん同様メスのほうがオスよりひとまわり大きく腹ビレにある育児嚢で卵を保護します・・・カミソリウオさんもホストの色に合わせてグリーンや赤に白や黄色や茶色などカラーバリエーションは豊富です。
場の雰囲気を敏感に感じ取り臨機応変でしたたかに生き抜く術
それができるならばすばらしい
できるためには密かな努力とともに
信念は曲げない日和見にならないこれも忘れてはならない
ニシキフウライウオさんは忍者の末裔間違いない!(改)柏島
- トゲウオ目カミソリウオ科に属するニシキフウライウオさんはパッと見た時は藻屑の様にしか見えない見事なカムフラージュをしています・・・お魚さんにはとてもとても見えづらく正に忍者が雲隠れの術を使っているようです・・・あれニシキフウライウオさんはどこ行ったかなっと実物とカメラを交互に見比べながら撮った記憶があります・・・ニシキフウライウオさんは水深10~35mの岩礁・サンゴ礁域に生息している八放サンゴ類の群体やウミシダ類の近くで発見されることが多いのですがかくれんぼが本当に上手な方達です・・・ニシキフウライウオさんは基本的にホストに似た色をしていてカラーバリエーションは豊富で大きさは8~10cmくらいです。
- ニシキフウライウオさんは頭を斜め下に向けて静かに浮いていることが多く体やヒレに皮弁がたくさんあって基本的に縞模様があることが特徴です・・・ニシキフウライウオさんのトゲトゲは痛そうですがよく見ると先端は丸くなっていますのでウニさんの様に刺さってしまうことは無いのかな?・・・周りの状況にすっかり馴染んでいますが小さなエビなどをスボイドのような口で吸いこんで捕食するそうです・・・タツノオトシゴさんの仲間はオスが育児嚢で孵化させることが有名ですがカミソリウオ科の魚は腹ビレのところにある育児嚢で孵化までメスが卵を保護する習性があります・・・円らな瞳がかわいいニシキフウライウオさんです。
- ところで下の写真のどこら辺にニシキフウライウオさんが佇んでいるかわかりますか?・・・この中にニシキフウライウオさんが居るからと言われれば確かに居るなとわかりますが見事に擬態していますよね・・・ダイビングをしていて何気なく見ていたらニシキフウライウオさんに気が付かず通り過ぎてしまいそうです・・・忍法雲隠れの術!ニシキフウライウオさんお見事!・・・ちなみにお仲間のカミソリウオさんは海藻の周辺を好むせいか生息水深はニシキフウライウオさんより浅くまた岩礁より砂地でよく見られます・・・カミソリウオさんもニシキフウライウオさんと同様でメスのほうがオスよりひとまわり大きく腹ビレに辺りにある育児嚢で卵を大切に保護します。
ニシキフウライウオさんの太陽の様な眼
この眼を見ると陽はまた昇るという好きな言葉を想う
人生も同じでいつまでも暗い時期は続かないのである
クヨクヨしていると幸福になれないダメだと思ったらダメになる
負けると思ったら負けてしまうだから心の準備が大切
過去に囚われ過ぎず前を向いて歩こう!
困難は大きいほどそれを乗り越えた時の喜びも大きくなる
大きな成功には大きな苦労が伴うと考えるとワクワクします
でも一つ気を付けなければならないことがあります
努力する方向性を間違は無いということ
その方向性さえ間違っていなければ必ず最後には報われると信じています
ニジギンポさんはかわいい顔してるのに狂暴です!(改)柏島
- スズキ目イソギンポ科に属するニジギンポさんの体側には吻部から尾柄部にまで達する暗色縦帯があり大型個体は尾びれの軟条が伸びることがあります・・・写真のニジギンポさんは尾びれが隠れて見えませんが背鰭も立派ですのでもしかしたら長くなっているのでしょうか?・・・それからニジギンポさんによく似ているイヌギンポさんっていう方がいらっしゃいますがイヌギンポさんは項部に皮弁があるのに対しニジギンポさんでは皮弁がありませんので区別できます。
- ニジギンポさんもそうですがイソギンポ科のハタタテギンポ属のお魚さん達には下顎にとても大きな犬歯があり咬まれるとけがをする恐れがあるので注意しましょう・・・写真のニジギンポさんは行儀よく腹びれをきれいに揃えて慎ましやかに立っていますしクリクリした眼でかわいい顔をしていますが確かに大きな歯があります・・・噛まれると痛そうです・・・ニジギンポさんの表情をよく見てみると眼付が鋭くて「俺の縄張りを荒らす奴は咬みつくぞ!」とでも言いたげです。
- ニジギンポさんの身体の白い縞模様は単純な縞模様ではなく小さな点点が集まったような縞模様で何かお洒落です・・・下の写真のニジギンポさんは口を半開きにして「ん?誰か呼んだ?お話でもする?」とでも言いたげな表情に見えませんか?・・・愛嬌があって可愛いのですが気を付けないと咬みつかれてしまいます・・・怖い!怖い!・・・ちなみにニジギンポさんによく似たイヌギンポさんは内湾や藻場に暮らしていて項部に皮弁がある他に鰓蓋にも尾鰭基底にも顕著な暗色斑はなく下顎の皮弁は分岐していません・・・背びれ第一棘は第二棘より短く背びれ前端は高くなっていません。
ニジギンポさんが言っています
出来ないのではなくやらないだけでしょ・・・耳が痛い言葉
当然何事も道のりは平たんではない
そんな厳しい道のり見たくないと思うこともある
でも見たくない事に目を背けず勇気をもって進んでいく
こけたらとにかく立つだけでいい
出来ない理由を探している時間はもったいない
他人の目は気にせず自分の背骨をしっかり持って今を全力で生きる
その日その瞬間は永久に戻ってこないのだから
ニセアカホシカクレエビさんのクリーニング準備完了!(改)セブ
- この写真のエビさんはひげも白くないし腰の模様も紫でないのでナデシコカクレエビさんではなくおそらくニセアカホシカクレエビさんだと思います・・・ちょっとぼけてるし大事な模様が角度的に見えていないのではっきりわかりませんが・・・ニセアカホシカクレエビさんの体は透明で藍色と白色がくっついた小さな斑紋が散在し背中には大きな白斑があって斑紋の前半は桃色です・・・ハサミ脚は白色と藍色の縞模様になっており尾は白く藍色で縁取られています・・・左のエビさんは中世浮力を取りながら右側のエビさんはハサミを開いて「さあクリーニングを始めましょうか?」と準備万端で私の方を見つめています。
- ニセアカホシカクレエビさんはナガレハナサンゴさんやイソギンチャクさんを宿主としていますがうっかりしていると見落としてしまうほど上手にイソギンチャクさんの中に隠れています・・・でもこのニセアカホシカクレエビさんもご多分に漏れず魚に付いた寄生虫などを食べるお掃除屋さんでクリーニングする時はいつもからだを左右にゆらゆら揺らしながら・・・「お掃除してあげるよ~!僕はエサじゃないから食べないでねえ~!」とアピールしながら近づいてきます・・・小さいのに働き者の健気でかわいいエビさんです。
- ナデシコカクレエビ:繊細なガラス細工のような透明な体に紫色と白色の模様がきれいなカクレエビさんです・・・ひげは白く腰の模様は紫色で目と目の間が白い線で繋がっていないのが特徴です・・・ちなみにアカホシカクレエビさんはひげは白くなく腰の模様はオレンジ色で目と目の間が白い線で繋がっています・・・ニセアカホシカクレエビさんはひげは白くなく腰の模様は桃色で目と目の間が白い線で繋がっていません。
まじめにコツコツと人のために一生懸命働く
自己満足だとか欺瞞だとか言われてもいいじゃないか
幸せかどうかは当事者同士いや本人が決めることである
私はそんな姿に心を打たれます
ニセネッタイスズメダイBabyは何てったってアイドル!(改)ケラマ
- ネッタイスズメダイさんに似ているスズキ目スズメダイ科のニセネッタイスズメダイさんは赤ちゃんの頃は身体の色がやや青みを帯びておりますが綺麗な黄色をしており成魚になると身体の黄色が薄くなります・・・ニセネッタイスズメダイさんは胸鰭の付け根にははっきりとした黒点があるので黒点の薄いネッタイスズメダイさんと区別できます・・・この写真では胸鰭の付け根の黒点ちはょっとわかりませんね・・・ニセネッタイスズメダイさんはサンゴ礁や枝状サンゴを住処としていてとても可愛い姿をしているのですが結構獰猛に人を威嚇してきます・・・潜っている時よく縄張り争いをしている姿を観察できますがこんなに小さいのになかなかの度胸です!・・・ニセネッタイスズメダイさんの赤ちゃんは背鰭軟条部に眼状斑がありますが成魚になるとこの黒の斑点は消えてしまいます・・・この写真のニセネッタイスズメダイさんの赤ちゃんも「俺の眼状斑きれいやろ」ってドヤ顔をしています・・・ネッタイスズメダイさんは珊瑚礁域のごく浅所に見られ枝状サンゴを住処としその周辺で小さな群れもしくは他のスズメダイの群れに混ざりあって泳いでいます・・・ニセネッタイスズメダイさんの体色は黄色を基調としつつもやや青みを帯びておりますがネッタイスズメダイさんの体の色は全体が鮮やかな黄色で英語ではレモンダムゼルと呼ばれています。
ニセネッタイスズメダイさんの赤ちゃんは美しい
例え偽物と名付けられようと美しいものは美しい
美しさは外見だけの話ではなく内からみなぎり目から溢れるもの
だから自分にはできないという恐れに真正面から立ち向かい挑戦する
そうする事で強さと自信と経験を勝ち取る事ができる
サボればサビる自分の美しさは自分にすべて責任がある
何より大事なのは人生を楽しむこと幸せを感じる事
そして美しさはいつも笑顔でいる事
ニセネッタイスズメダイさんは偽物じゃない!(改)セブ
- 黄色が鮮やかな派手派手のネッタイスズメダイさん対してこの写真のニセネッタイスズメダイさんはややくすんだ黄色のため「ニセ」が付いてしまったのでしょうか?・・・もしそだとしたらニセネッタイスズメダイさんにとっては悲しい話ですよね・・・同じ仲間で同じような形をしているのにちょっとした違いで偽物扱いされるのは本人にとって心外です・・・他のお魚さんにも当てはまりますがこの「ニセ」という命名の仕方は何とかならないものでしょうか?・・・このニセネッタイスズメダイさんは繁殖期になるとオスは縄張りを持ちせっせと岩の下を掘ってすばらしい巣穴を作ります・・・その上巣穴の中に入り込んだ邪魔な小石やサンゴのかけらは口にくわえてポイっと外に捨てにいくというきれい好きでとても働き者のニセネッタイスズメダイさんなのです。
- ニセネッタイスズメダイさんは苦労して手入れした巣穴がようやく納得した形で完成するとそこへメスを招待します・・・「僕のお家はどう?なかなかいいお家でしょう!」という感じで巣穴にお誘いしますがメスが気に入ってくれるとそこへ産卵をします・・・なんとこのニセネッタイスズメダイさんは基本的に複数のメスをお誘いするのだそうです!・・・なかなかのプレイボーイですね!・・・一方メスの方はというとこちらも別のオスの巣穴にも産卵するのだそうです・・・お互い様のオープンな関係のニセネッタイスズメダイさん達ですが実は確実に子孫を残すための知恵だそうです。
- ネッタイスズメダイさん:胸びれ基底上端にある黒色斑は小さく体の色は一様に黄色で鮮やかです・・・ネッタイスズメダイさんは幼魚も成魚もほぼ同じ黄色なのですが黄色みは鮮やかで強く美しい感じです・・・ニセネッタイスズメダイさんは体の色がやや青味を帯びてくすんだ色をしていて胸びれの基底に青色の小さな斑点があります・・・ネッタイスズメダイさんもニセネッタイスズメダイさんも幼魚の頃には背びれ後方に眼状斑がありますが成長に伴い消失してしまいます。
勝手に他人の気持ちも考えないであだなを付けたりすることがある
他人の一部分しか見ることができていないのにである
世の中に偽物何て存在しないすべてが本物である
他人がとやかく言うことではない
私も日々反省すること限りないです
ニセモンツキスズメダイさんで間違いないですよね? 小笠原
- スズキ目スズメダイ科のニセモンツキスズメダイさんは胸びれ基部に大きな黒斑があってモンツキスズメダイさんとよく似ていますが尾鰭後縁が黒いことでモンツキスズメダイさんと区別ができます・・・背鰭や尾柄部から尾鰭は黄色がかっていてモンツキスズメダイさんよりやや深い所で暮らしています・・・この写真のニセモンツキスズメダイさんは尾鰭後縁が黒くなって見えませんので断定はできませんがおそらくニセモンツキスズメダイさんだと思います。
- ちなみにモンツキスズメダイさんの体の色は青灰色で名前の由来になった胸ビレ基部に大きな黒色の斑がありニセモンツキスズメダイさんと同じですがニセモンツキスズメダイさんは体側後部が薄黄色になることで見分けられます・・・モンツキスズメダイさん達は平常は礁斜面や身を隠すことができる岩穴の周囲で見かけますが動物性プランクトンを主食としているので海水が動き始めると礁斜面の少し上でホバリングしながら捕食しているシーンが見られます。
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