スザクサラサさんが危ない!アカシマシラヒゲさんがドン!(改)
- 本日の本当の主役であるサラサエビ科のスザクサラサエビさんはキャメルシュリンプとも呼ばれています・・・キャメルシュリンプのキャメルはラクダという意味があり尻尾の手前の腰の部分がラクダのコブに似ていること事が由来だそうです・・・スザクサラサエビさんはサンゴ礁や岩礁の浅海で暮らしていて離れ根のテーブルサンゴの下側など暗い場所が好きなようでよく群れているのが見られます・・・スザクサラサエビさんは身体を交差する赤色と白色の縞模様が鮮やかでまたその眼はエメラルドグリーンになっていてとても綺麗なのですが手前にでっかいアカシマシラヒゲエビさんがどんと幅を利かせているのでボケてしまいました。
- 今回脇役のはずのモエビ科のアカシマシラヒゲエビさんはスカンクシュリンプとも呼ばれています・・・この写真ではよくわかりませんがアカシマシラヒゲエビさんの特徴である背中の白線模様がスカンクを連想させる事からついた名前だそうです・・・アカシマシラヒゲエビさんはこの名前を付けられてどんな気持ちでいるのでしょうか?あまりうれしくない名前なのかもしれませんね・・・アカシマシラヒゲエビさんは名前の通り長い白髭と背中の赤縞が特徴ですが手も白くまるで貴婦人が絹の手袋をしているようです・・・アカシマシラヒゲエビさんはサンゴ礁帯の岩穴等で生活しその岩穴に潜むお魚さんと一緒に生活しておりますがアカシマシラヒゲエビさんはクリーナーさんなのでその岩穴に生活する大型のお魚さんはアカシマシラヒゲエビさんを捕食する事はほとんどありません・・・ほとんど?たまに間違えて食べられることもあるのでしょうか?・・・ちなみにエビさんは目から尻尾の先までが体長で額角と呼ばれる目の先にある棘部分から尻尾の先までが全長となります。
人は見かけによらぬものは真実
でも人は見た目が9割というのも真実
メッセージを受け止める際どの要素がどんな割合で影響を及ぼすのか?
コミュニケーションの3要素には
ノンバーバルコミュニケーションの視覚情報と聴覚情報
バーバルコミュニケーションの言語情報がある
その中で1番大きな影響を与えるが視覚情報
身振り手振りの大きい人や清潔感のある人などは良い印象を与えます
視覚情報は55%の割合で相手の印象に影響を与えるそうですよ
ちなみに声のトーンなどの聴覚情報は38%
話の内容などの言語情報は7%しかないそうです
やっぱり見た目って大切なんですね
もう怖くない?大丈夫?よし発射だスズメダイさん! ケラマ
- こんなにたくさんいるのにスズキ目スズメダイ科スズメダイ属のスズメダイさんは危険を感じると一斉にサンゴさんの枝の間に隠れてしまいます・・・遠くから見ていたら小さくてきれいなお魚さんがたくさんいるなあと思っていたのですが近づくと驚いてか?危険を察知してか?スズメダイさんは跡形もなく見えなくなります・・・スズメダイさんがこれだけたくさんいてサンゴさんもそんなに大きくないのによく隠れる隙間があるなと不思議に思うのですが見事な集団行動です・・・でもこちらも動きを止めてじっとして待っていると息を吹き返すようにまた一斉にサンゴさんの外へスズメダイさん達は出てきます・・・やっぱりスズメダイさんも隙間が狭くて息苦しかったのかもしれませんね・・・ものすごい勢いで飛び出してきました。
- 上下の写真を見て頂ければお分かりになると思いますがまさに発射という感じでものすごい勢いでスズメダイさんがサンゴの間から出てきます・・・それぞれのスズメダイさんが「いやあ窮屈だった!この数であの小さなサンゴの間に隠れるのはちょっと無理があるな!」とでも言うような勢いです・・・ルリスズメダイさんなのかデバスズメダイさんなのかソラスズメダイさんなのかよくわかりませんがブルーのスズメダイさんの見事な乱舞で命の勢いを感じる一瞬でした・・・ちなみにルリスズメダイさんは体が鮮やかな青色をしていて眼のところに黒色の線があり雄の成魚は尾鰭も青色ですが雌や幼魚は透明です・・・デバスズメダイさんとアオバスズメダイさんはよく似ていますがデバスズメダイさんは体の色は鮮やかな青緑色で体や各鰭に目立った斑紋はありません・・・アオバスズメダイさんは胸鰭腋部に黒色斑をもっています・・・ソラスズメダイさんは体高は低く鰓蓋に濃い青色の小斑点があり尾柄部から尾鰭にかけて黄色くなっています。
スズメダイさんの見事なまでの乱舞
乱舞とは乱れた状態で舞うこと
激しい風に煽られて花びらが舞い上がる様子や
祭りの夜に人々が踊り狂う様子など
乱舞という言葉にはエネルギーや情熱そして強さが感じられます
乱舞にはカオスの美しさを感じる瞬間があります
予測不能な動きが織りなすダイナミズムや
秩序の中にある無秩序が感じられます
まるで生きている証を見ているかのような気持ちになります
まさに生命の力強さと美しさを同時に感じさせてくれる
それが乱舞の魅力でもあります
セジロクマノミさんはクマノミ版ウルトラマン!(改)
- ケラマにはいろいろな種類のクマノミさんが住んでいる贅沢なダイビングポイントでもありますがこの時はちょうど子育ての時期でした・・・岩肌に小さな赤いつぶつぶの卵がいっぱいくっついていますがイソギンチャクさんの触手の中から守護神がじっと怖い顔で見張っています・・・「お前は誰だ?何をしに来た?子供に危害を及ぼす奴は許さんぞ!」という鋭い視線で私を睨んでいます・・・「大丈夫です!子供には手を出しません!写真を撮らせていただくだけです」・・・このクマノミさんは口から背中にかけてまっすぐ白い線が入っていて見た目がまるでウルトラマンのようなセジロクマノミさんです・・・このセジロクマノミさんはお父さんなのかお母さんなのかよくわかりませんが早くハッチアウトするといいですねえ・・・もうすぐおチビちゃんたちに会えますよ・・・楽しみですね。
- セジロクマノミさんは11cm程度にまで成長しますが実はオス⇒メスに性転換するお魚さんで従ってメスの方が大型になります・・・グループ内にメスがいなくなるとセジロクマノミさん達はどうしようどうしようと話し合った結果?残った個体から一番力のあるクマノミさんがメスに性転換するのです・・・政治力ではなく一番腕力があり体格の良いオスがメスになるんですね!・・・セジロクマノミさんは御覧の通り鮮やかなだいだい色の身体に白色の太い線が背中に1本あるのが特徴です・・・背中に白い線があるのはハナビラクマノミさんと似ていますがハナビラクマノミさんの様にえら近くに白色の縦帯がないことで見分けることができます・・・背中に1本太い白い線を背負ってるだけなんてセジロクマノミさんの潔さを感じます。
- クマノミさん達は種類によって共生するイソギンチャクさんの種類が異なっているそうです・・・セジロクマノミさんはシライトイソギンチャクさんやハタゴイソギンチャクさんが大好きなようで仲睦まじく寄り添って生活を共にしています・・・上の写真のセジロクマノミさんも安心してハタゴイソギンチャクさんに身を任せていますね・・・ちなみにこのイソギンチャクさんはハタゴイソギンチャクさんだと思いますがイソギンチャクさんも微妙な違いが多くて私にはまだまだ区別が難しいです・・・イソギンチャクさんの何処が気に入って何処が気に入らないのかよくわかりませんがクマノミさんとイソギンチャクさん同士にしかわからないこともありますよね・・・他人がとやかく言う筋合いではありませんね。
- 上の写真のセジロクマノミさんが卵に新鮮な海水が当たっているか一生懸命見守りながら口を半開きにして何か言いたげのようです・・・「もうすぐ子供が生まれそうなんだ・・・きっと自分に似たかわいい赤ちゃんで家族がいっぱいになるよ・・・もう楽しみで楽しみでおちおち眠ていられないよ」・・・子育てに奮闘中のセジロクマノミさんですがなんだか楽しみと心配とがごちゃ混ぜになって寝不足のためか隈が出ているようです・・・そんな大切な時に人間がこんなに近づいたら心配になりますよね・・・お邪魔してすみませんそっとしておいてあげましょう・・・お身体に気を付けて子育て頑張ってください・・・唇がちょっと透明で艶っぽい感じがするセジロクマノミさんですが女性でしょうか?・・・新しい命に期待しています。
- ハタゴイソギンチャクはイソギンチャクさんの中では世界最大のイソギンチャクさんです・・・その触手はというと1~2センチメートルの長さで体の色は黄土色や赤褐色をしています・・・ご多分に漏れず触手に刺されると痛みを生じる場合があるため注意が必要です・・・ハタゴイソギンチャクさんの名前はクマノミさんがまるで旅館に泊まっているみたいなので「旅籠」+「イソギンチャク」ということで名付けられました・・・面白い名前の付け方ですよね・・・ハタゴイソギンチャクさんの平均寿命は実はよくわかっておらず100年は生きるとも言われています・・・ユラユラと触手を揺らしながらこんなに柔らかい生き物がそんなに長く生きられるなんてすご過ぎて尊敬です。
ごちゃごちゃと飾り付けるよりシンプルがいい
他人の意見に右往左往するのではなく確固たる信念をもち
どんと構え一本筋を通すそれがクール
そんな人でありたいなあ
セダカギンポさんはどっちを向いているの?(改)
- スズキ目イソギンポ科のセダカギンポさんがサンゴの隙間からこちらをじっと睨んでいます・・・手前のつぶつぶはおそらく大切に守っている卵ではないでしょうか?・・・このアングルだとどちらが前か後かわかりずらいですがおそらく左側が口側だと思います・・・セダカギンポさんは項部皮弁がありタテガミカエルウオ属によく似ていますがイソギンポ科の魚としてはけっこう大きめのお魚さんです・・・セダカギンポさんは体中の斑点が特徴で背鰭にも体色に似た模様があるため背鰭を立てていると背がとても高く見えます・・・おそらくセダカギンポさんの名前はここから来ているのではないでしょうか?・・・セダカギンポさんはサンゴ礁域の礁縁部などサンゴの隙間に隠れていることが多く主にサンゴのポリプを捕食するようです・・・臆病なセダカギンポさんの全身を見れることはまれでまだ私も隙間からの顔しか見たことがありません・・・恥ずかしがり屋のセダカギンポさんにお願いなのですが隙間から見えるセダカギンポさんはどっちが口側でどっちが尻尾側なのかわかりづらいので次回は全身を見せてください。
とても臆病なセダカギンポさん
臆病なセダカギンポさんの目には敵が常に大きく見える
だから真実を見るために一度目を閉じるのもいいかも
第一印象に惑わされず落ち着いてもう一度見る
目の前にあるものの本質を見抜くことが大切
恐れ過ぎていては何も出来ない
そして人生は短い事を悟り勇気を持ってすぐ始めよう!
ぐずぐずしていると一生恵まれた機会を失うかも知れないのだから
セボシさん?アカスジさん?どっちのウミタケハゼさん?(改)
- スズキ目ハゼ科のアカスジウミタケハゼさんは珊瑚の上に乗っていることが多いのですが透明な体に赤色の線が見え体高が低く背鰭には黒い斑点がないことで他のハゼさんと区別できます・・・いかがでしょうか?少し顔が長いような気がしますがあなたはアカスジウミタケハゼさんですか?・・・アカスジウミタケハゼさんはあまりちょこちょこ動き回らずその場に留まってくれることが多いので観察しやすいハゼさんなのですが何せ小さいので写真を撮ろうとしてもあれ?何処に行った?という感じになってしまいます・・・アカスジウミタケハゼさんによく似たハゼさんにスケロクウミタケハゼさんやセボシウミタケハゼさんがいます・・・スケロクウミタケハゼさんは頭でっかちで体高も高く眼から吻にかけて赤色の線があるのが特徴です・・・このハゼさんは頭でっかちでもなく体高も低めで眼から吻にかけて赤色の線は無いようなのでスケロクウミタケハゼさんとは違いますね。
- アカスジウミタケハゼさんに本当によく似たセボシウミタケハゼさんは名前の通り第1背鰭の基底に黒色(灰色)の半楕円形の斑紋がありますが体色にはいくつかのタイプが見られ尾鰭に模様は入っていません・・・半楕円形の斑紋!!この写真のハゼさんには黒色ではありませんが灰色っぽい半楕円形のようなきれいな模様が第1背鰭の基底にありますね!・・・ちょっと青みを帯びた灰色に赤いワンポイントがある綺麗な半楕円扇形の斑紋です・・・小さな透明な身体の上に近くでよく見ないとわからない斑紋ですがこちらをじっと見つめる眼に「私の斑紋綺麗でしょ!気がついた?」とでも言いたげな表情をしています・・・それにしても綺麗な斑紋ですがあなたはセボシウミタケハゼさんで間違いないですか?
セボシウミタケハゼさんはその斑紋を自慢したいのか?
ついつい自慢したくなる気持ちも確かにわかる
でも自慢は分別の無さであり愚かな事であり知恵の行き止まりである
だから自慢する時間が有ったら
ペラペラしゃべるのではなく他人の言うことに耳を傾けよう
どうしても自慢したいのであれば自分の事を自慢するのではなく
自分にとって最も重要な価値観を継いだ人を自慢しよう
突然ですが自分の弔辞でどんなことを言ってもらいたい?
人生で何を達成したかった?
そこを考えると今が変わるかも?
ゾウゲイロウミウシさんの薄紫に白のストライプが清楚!(改)
- ゾウゲイロウミウシさんはサンゴ礁域や岩礁域に生息していて体の色は白色から象牙色になっていいてこれが和名の由来になっています・・・外套膜周縁部は極細い白色の線で縁取られていますがこの白い線くっきりしていてアクセントになってきれいですね・・・ゾウゲイロウミウシさんは通年観察できますが春季から夏季に見かけることが多いようです・・・暖かくなってくるとどの生物も活動的に動きだすんですね・・・象牙色の身体に薄紫色の顔とオレンジの触角が清楚な印象のゾウゲイロウミウシさんには失礼なんですけどお尻は何処なのでしょうか?・・・ミカドウミウシさんは二次エラの付け根の真ん中に肛門があるんだけど・・・種類は違うけどゾウゲイロウミウシさんも同じような形をしているのでおそらく・・・。
- ゾウゲイロウミウシさんの触角と二次エラは黄色で基部が赤紫色になりますが地域的な変異は多いようです・・・身体の大きさは45mm程度でハダイロウミウシさんとも言いますがこれは新参異名で学名読みはヒュプセロドーリス・ブロッキイさんといいます・・・ウミウシさんはひとつの個体の中に常にオスとメスの両方の機能が存在する同時的雌雄同体の動物だそうです・・・何かすごいと思いませんか?・・・両性生殖腺というひとつの器官で精子と卵の両方をいっぺんに作っています・・・両性生殖腺にある頃の精子はまだ活性化されておらず自家受精はしない仕組みになっているそうです・・・それではウミウシさん同志が出会うにはどうすればいいのでしょうか?・・・ウミウシさんの触角の根元には小さな眼点と呼ばれる眼を持っていますが明暗の差が認識できるくらいだそうです・・・ですから出会うためにウミウシさんは自分の這い跡に必ず匂いを残しその匂いをたどって他のウミウシさんが追いかけてお互い広い海で出会うのだそうです・・・この広い海の中で凄いですね・・・そして交接管をくっつけて互いの精子を交換しあいその両方が卵を産むという不思議と言うか神秘的な世界です。
世界は広い!身近な世界にも知らないことばかり
自分が見えている世界それは世界の一部でしかない
だから今見えている世界それだけで判断してはいけない
子供の様に好奇心をもって???で探求しこれからも生きていこう
新しい世界が広がるかも?
ソリハシコモンエビさんとキンセンイシモチさんの関係は?(改)
- テナガエビ科のソリハシコモンエビさんはサンゴ礁や岩礁の岩の窪みや洞穴や砂地の離れ根の穴の奥で複数で暮らしています・・・透明な身体にごく僅かに白色と赤褐色の斑点が散在しておりソリハシコモンエビさんが居る場所はしばしばお魚さん達のクリーニングステーションとなっています・・・ソリハシコモンエビさんはベンテンコモンエビさんによく似ていますがベンテンコモンエビさんに比べ身体にある白色と赤褐色の斑点が少なく透明なのでちょっと目立ちにくいエビさんではあります・・・またクリアクリーナーシュリンプさんもよく似ていて身体は透明で散在する赤褐色の斑点の数はベンテンコモンエビさんほど多くなくソリハシコモンエビさんよりも多くなっています・・・水中での判別方法としてはベンテンコモンエビさんが一番色鮮やかでその次がクリアクリーナーシュリンプさん最後にソリハシコモンエビさんとなります・・・またベンテンコモンエビさんの額角は先端から白・赤・白と続くのですがクリアクリーナーシュリンプさんは赤・白・赤の順に続いています。
- ソリハシコモンエビさんは長い脚を体の前になぜか幽霊の手のようにだらりと垂らしているのが特徴になっています・・・ソリハシコモンエビさんは大きなお魚さんをクリーニングしているイメージを持っていましたがもしかしてこんな小さなキンセンイシモチさんもクリーニングしてくれるのでしょうか?・・・この写真のキンセンイシモチさん達はソリハシコモンエビさんにクリーニングしてもらおうと行儀よく順番守って並んでいるのでしょうか?・・・ソリハシコモンエビさんが「はーい!一列に並んでくださ~い!順番にきれいにしていきますから行儀良く並んでいてくださいねえ」とでも言っているようです・・・ソリハシコモンエビさんも忙しそうに張り切っているようです。
ソリハシコモンエビさんは綺麗好き
その上その幸せを他と享受する仕事をしている素晴らしい事です
常に身の回りを清潔にしていれば心を集中させるだけでなく
感情も安定させることができ心が軽くなるかも!
整理整頓できれば豊かで充実した暮らしができる?
整理整頓状態は自分の心の状態?
何はともあれ自分の身の回りくらいは整理整頓したいものです
コメント