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ケラマ 総集編(カ行-ク) ダイビング‐フォト‐tsubuankun

Dive-photo まとめ エリア
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クダゴンベさんはシニカルなのか?ニヒルなのか?(改)

  • スズキ目ゴンベ科クダゴンベ属のクダゴンベさんが派手な衣装でヤギ類の中からニュウっと出てきました・・・体色は白を基調とし赤色の縦帯と横帯が格子状に交差した模様がみられ一見派手に見えるこの模様は枝サンゴの間に隠れる際に保護色としてはたらいていると考えられています・・・それにしてもクダゴンベさんはどうしてこんなに唇を尖らしているのでしょうか?・・・昔昔クダゴンベさんの祖先がどうしても唇を尖らせなくてはいけないようなつらい出来事に出会っってしまったからなのでしょうか?・・・まあ冗談はさておきこの尖った長い口が他のゴンベ科の仲間と区別できる特徴なのです・・・吻の長さが頭部のほぼ二倍に相当するクダゴンベさんはこの長い口で浮遊性の甲殻類などを上手に食べています・・・最大でも全長13cm程度の小さなクダゴンベさんは他のゴンベさん同様に背鰭の棘部には数本の糸状皮弁がみられますがこの写真ではよくわからないですね。
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  • クダゴンベさんは縄張りを持って行動していてウミトサカ類やヤギ類の群体の周りを活発にチョコチョコと動き回っています・・・でもダイバーが近づくとすぐに枝の間に隠れてしまいます・・・その為か私はクダゴンベさんが気持ちよく浮遊している姿を見たことがありません・・・もしかしたらクダゴンベさんは泳ぎが嫌いなんですかね・・・いつもウミトサカ類やヤギ類の上でじっとしてるか陰にササっと隠れるかのどちらかでとても臆病なクダゴンベさんなのです・・・今日も同じ所でじっと他のお魚さんを監視しているシニカルな目線のクダゴンベさんです・・・どうしてもこの目線と長い尖った口から文句を言いたげな印象を持ってしまいます・・・ちなみにゴンベ科のお魚さん達は性転換するものが多いのですがクダゴンベさんは性転換を行うかについては不明だそうです。
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なぜかシニカルな表情のクダゴンベさん

シニカルとは冷笑的でさげすんだ笑いに皮肉な態度

他人の良い面や善意を信じずネガティブなニュアンスが強い

シニカルな人はしばしば世の中に対して懐疑的

相手に対する尊重を欠いていて人を傷つける

少し似た表情にニヒルがある

ニヒルとは虚無感を持っている状態

具体的なニヒルの表情は冷めていて暗い影の有る雰囲気

本来の表情を表に出さず無感情な態度で冷静沈着

ニヒルな態度はクールな態度ととられることが多い

似た表情でも全く中身が違う二つの言葉

私はシニカルな態度よりニヒルな態度の方がいいな

クチナシイロウミウシさんですか? 

  • クチナシイロウミウシさんに、形は似ているのですが、色が少し違うような?・・・二次鰓が引っ込んでいますね・・・すみません、よくわかりません。
  • クチナシイロウミウシさんは、背の色はクリーム色で、紫色の縦線が5本平行してあり、この線は途切れ気味の場合もあります・・・背には縦線の紫色より少しくすんだ色の斑紋があり、背は紫色の細い線で縁取られています・・・触角と鰓は赤色から橙色で触角の先は白色になっています。

流石です!クマノミさんのあどけない純真無垢な眼! ケラマ

  • スズキ目スズメダイ科クマノミ属のクマノミさんが丸くなっているイソギンチャクさんの触手の間からあどけない顔を覗かせ「なあに?あなたは誰ですか?僕に何か用ですか?」とでも言っている様です・・・イソギンチャクさんの触手がまるでシャボン玉のように見えて一層きれいに幻想的に見えます・・・このクマノミさんはイソギンチャクさんの触手の大きさと比較してかなり小さなクマノミさんであることが分かりますしちょっとオレンジ系も強いのでおそらくクマノミさんのおちびさんですね!・・・あどけなくてクリクリした透き通った眼で私を興味津々という感じで見ています・・・まだ世知辛い世の中に染まらず純真無垢な綺麗な眼で私を見つめながら少し口を開けていますが何か私に話しかけたいことがあるのでしょうか?
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  • クマノミさん達は約10種類のいろいろなイソギンチャクさんと仲良く共生しています・・・イソギンチャクさんの選り好みが激しい他の種類のクマノミさんと違ってクマノミさん達はイソギンチャクさんの選り好みをしないのが特徴になっています・・・差別もなく好き嫌いも無く平和なクマノミさん達です・・・そんなクマノミさん達は昼行性でプランクトンや藻類を食べてイソギンチャクさん達と仲良く生活していますがなんと性格が結構攻撃的なのです・・・クマノミさんを観察しているとクマノミさんから近づいてきて「誰の許可を得ているんだ!勝手に俺の縄張りに入るな!」とカジカジ噛みついて攻撃してくるのです・・・かわいい顔をしてこれが結構痛いのです!・・・クマノミさんはチョウチョウウオさんのようにイソギンチャクを食べるお魚さんからイソギンチャクさんを守ったりもします・・・でも弱ったお魚さんをイソギンチャクさんにおびき寄せたりもするしたたかさも併せ持っているそうです。

クマノミさんはしたたかさを持っている?

したたかさは逆境に対する強さと賢さが交じり合った特質

どんな困難にも負けず目標を達成する前向きで柔軟な対応力

自己主張を貫きつつ他人とも協力し尊重できるバランス感覚

したたかさとはそんな素晴らしい特質である

でもしたたかさは時に狡猾さや計算高さも含まれている

目的のためなら手段を選ばず他人を利用する事がある

そうした行為は信頼関係を壊し結果人間関係を壊してしまう

したたかさとは使い方次第で良い面も悪い面もある大切な特質である

クマノミさんがサンゴイソギンチャクさんに襲われる!(改)

  • スズキ目スズメダイ科の小さなクマノミさんですが眼を丸々とさせて口を半開き気味に切羽詰まった様な表情が何とも言えず面白いですねえ・・・大きなサンゴイソギンチャクさんの触手の間から顔を出して「誰か助けてえ!イソギンチャクさんにつぶされる~!食べられる~!」とでも言っている様な表情に見えませんか?・・・この小さな可愛いクマノミさんですが正に千両役者ですね!!・・・クマノミさんの身体の色は地域変異があり通常は背側が黒く腹側が橙黄色ですが黒い部分は成長とともに拡大していきます・・・吻は橙から桃色で身体には2本の白い横縞があり1本は眼の後方にもう1本は肛門の上を通っています・・・クマノミさん背鰭は橙黄色で尾柄は白く尾鰭は三角形に近く雄は橙色ですが雌は白色になっています・・・このクマノミさんは尾が白いようなのでメスのクマノミさんですかね。
  • 実際このクマノミさんはイソギンチャクさんに襲われているのでもなく食べられそうになっているのでもなくサンゴイソギンチャクさんの触手で外敵から守られながらふわふわのお布団の中で快適に過ごしているだけなのです・・・それにしてもこのクマノミさん本当にダイバーに向かって「助けてえ!苦しいよう!」と叫んでいるような鬼気迫った表情がたまらなくいいですよね!・・・ふざけて楽しんでいるのでしょうがきっといたずらが大好きなユーモアのあるクマノミさんなのでしょう!・・・ちなみにクマノミさんのお子ちゃま達はこんなに黒くなく綺麗な橙黄色の身体に白い横縞を持ち群れの中でチョロチョロと動き回っている可憐で可愛いおちびさん達なのです。

クマノミさん騙してる?欺いている?

騙すは嘘を言ったり誤魔化したり相手に本当の事と思い込ませること

欺くは相手に信頼させておいてその信頼に反する裏切り行為のこと

どちらもよく似ていますが微妙にニュアンスが違いますね

日本語って奥が深くて難しいです

何れにしろどちらの行為もしたくないしされたくないものです

このクマノミさんは騙したり欺いたりと言うよりは

ユーモアのあるいたずらですかね

友達が欲しいの?クロガシラウミヘビさん咬まないでね! ケラマ

  • ウミヘビさんって泳いでいるとよくウミヘビさんの方からくねくねくねと近づいてくるんですよね・・・ウミヘビさんにしてみればあの変な動きをする生き物は何だろうって好奇心旺盛にダイバーの方に興味を示しているだけなのでしょうが・・・ウミヘビさんが別に襲ってきているわけではないのですがやっぱり怖いですね・・・歯は短くウエットスーツを貫通することはないとは聞きますがどうしても毒蛇さんのイメージがあるので怖いですね・・・このウミヘビさんは有隣目コブラ科ウミヘビ属のクロガシラウミヘビさんですが非常に強い筋肉毒・神経毒を持ち噛みつくこともあるので注意しましょう・・・クロガシラウミヘビさんがこちらを睨んでいるように見えますが沿岸部の浅い砂泥底やサンゴ礁周辺で見られ背面は黄色がかった灰色で腹面はクリーム色をしており全身に渡って40~50本の黒い帯が並んでいます・・・胴体に対し頭と首がとても細くアナゴ型の細長い魚類を主食とし小さな頭は砂に頭を突っ込んでこれらの魚を獲るのに適しています・・・クロガシラウミヘビさんは胎生で夏から秋にかけて1〜8匹の仔ヘビを海中で産みます。
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  • ウミヘビさんに共通ですが尾はへら状に側扁し水中で推進力を得やすい形になっていて泳ぐ際は体を横にくねらせて泳ぎますが横縞を持つ種類が多いようです・・・またこれもウミヘビさんに共通ですが鼻孔は頭部の上にあり水面での呼吸がしやすくなっておりまた鼻孔には閉じる弁が付いていて水中で閉じることができます・・・鼻の穴の中に海水が入ったら嫌ですもんね・・・クロガシラウミヘビさんは最大全長は雌で130 cm雄で110 cmほどで尾は全長の10%程度を占めています・・・先ほども申し上げましたがウミヘビさんは好奇心旺盛でくねくねと近付いてくることはよくありますが性質はおとなしい種類が多いです・・・でも手で持つなどすると当然咬まれることがありますのでそのような行為は絶対にやめましょう・・・ウミヘビさんの毒は神経毒で咬まれると麻痺やしびれから呼吸や心停止になることもあります・・・ウミヘビさんにもし咬まれたら速やかに陸もしくは船上に上がり対処しましょう・・・ 応急処置として傷口よりも心臓に近い部分をタオルなどで縛り傷口を洗い流しながら毒を絞り出しましょう。

クロガシラウミヘビさんの怖い神経毒

毒は自然界で多くの生物が持っています

身を守るためや捕食するための物質です

蛇の毒は獲物を麻痺させるために使われます

毒キノコの毒は自分を食べられないようにするためです

毒は種類によって異なる効果を持つ生体機能を妨げる成分です

話は変わりますが毒と薬は化学的には非常に近い存在です

例えばボツリヌストキシンは強力な毒だけど

適量を使えばボトックスとしてシワ取りの美容治療に使われます

反対に薬も過剰に摂取すれば毒となることがあります

つまり量と使用方法次第で毒にも薬にもなる物質であるということ

どこかで聞いたような話と思いませんか?

人生も同じで様々な場面で様々なバランスが重要だということ?

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