慎重派?いや臆病なだけ?ヒトスジギンポさんどっち? ケラマ
- スズキ目イソギンポ科ニラミギンポ属のヒトスジギンポさんがきれいなサンゴさんの上で辺りの様子をソーっと伺っています・・・サンゴさんの一番高いところで堂々とではなくサンゴさんの陰にちょっと隠れながらあたりを遠慮がちに伺っていますね!・・・何か怖い生き物でも近くにいるのでしょうか?・・・もしかしてダイバー達に怯えているのでしょうか?・・・普段だったらサンゴさんの一番上で胸鰭を立てて堂々と辺りを伺っているのですが今回はちょっと怯えていてもの凄く警戒している様です・・・でもまわりではニセネッタイスズメダイさんのおちびさんやキンセンイシモチさんのおちびさん達が何しているんだろうという顔で見ていますね!・・・ヒトスジギンポさんちょっと心配し過ぎでは無いでしょうか?・・・おちびさん達に笑われてしまいますよ!
- そんなヒトスジギンポさんをアップで撮ってみましたがまだまだ子供のようです・・・きっと初めて一人で大冒険に出てきたのかもしれませんね・・・だから恐る恐る周りに危険な者はいないかと慎重に辺りを伺っているのでしょう・・・ヒトスジギンポさんのおちびさんこれから生き延びていくためには臆病なことは決して悪いことではありません・・・冒険と無謀は違いますから・・・そこのところを意識しながらでも果敢にチャレンジしてください・・・話は変わりますがヒトスジギンポさんが乗っているこのサンゴさん砂場の中でポツンと白くきれいに存在していました・・・もしかしたら白化現象を起こして白くなっているのでしょうか?・・・いやそんなことは無い!サンゴさんは生きている!そう信じたい!
ヒトスジギンポさんはとても慎重派
慎重なのは良い事だけどチャレンジも大切
ところでチャレンジする上で大切なのは冒険と無謀の違い
冒険と無謀には似ている部分もあるけど本質的には異なるもの
冒険は計画性やリスク管理がある刺激的なチャレンジのこと
自分の限界を試し成長や新しい経験をもたらす行動
無謀は計画やリスク管理が欠けた行動のこと
結果を考えずに突き進むためリスクがとても高い
冒険と無謀の間に境界線を引くのがリスク管理
だからチャレンジする前にはリスク管理をしっかりすること
リスク管理の基本はリスクを特定し評価し対応策を決めること
これができればチャレンジは冒険になり無謀にならない
自分の人生の中で何にチャレンジする?
リスク管理とチャレンジで楽しい人生を送りたいものです!
ヒトスジギンポさんは力を込めて踏ん張って何を想う!(改)
- スズキ目イソギンポ科ニラミギンポ属のヒトスジギンポさんが胸鰭を使ってすっくと立ちあがってしかもアンテナをピンと立てて遠くを見ていますが何を想っているのでしょうか?・・・もしかしてこのヒトスジギンポさん待ち合わせをしている恋人を「まだ来ないかなあ?」って待ちわびているのでしょうか?・・・それとも「お腹がすいたなあ!何処かに美味しそうな獲物がいないかなあ」とでも思っているのでしょうか?・・・それはヒトスジギンポさんにしかわかりませんが表情からいろいろ想像するのは楽しいものです・・・本当はこのヒトスジギンポさんただ単にボーっとしているだけで何も考えていなかったりして!・・・それはそれでこのヒトスジギンポさんも幸せですね。
- ヒトスジギンポさんはいつもこの写真の方の様に岩の上で胸鰭を立てて踏ん張っていますが危険を感じるとあっと言う間に岩穴の中に隠れてしまいます・・・ヒトスジギンポさんってボーっとしているようでなかなか素早い動きができる侮れない奴なんです・・・ヒトスジギンポさんは身体の下側が白色で体の中心部に黒色の縦帯がありそれよりも背側は茶色になっています・・・遠くから見るとツートンカラーに見えますが黄色い筋なども入っていてなかなかお洒落なヒトスジギンポさんです・・・顔は能面の様に平べったい印象ですが角のようなものも生えていて何ともクールな表情をしています・・・目にも黒色の帯が入っていてクリクリっとしていてヒトスジギンポさんは愛嬌がありますが興奮すると頭が黒色になるそうです。
ヒトスジギンポさんは飄々としている?
飄々としているとは風に吹かれて翻るさまであり
飄々とした人は考えや行動が世間の常識から離れ掴まえ所がない
ポジティブに捉えれば人の眼を気にせず堂々と振舞う人
自分の考えや行動を貫き自分のペースで生きる人
他人の評価に左右されず感情的に揺れず物事に動じない人
社会的な期待や流行に縛られない人
臨機応変に対応でき柔軟で適応力がある人
でもネガティブに捉えると無責任でふらふらしている人
折門なので私はポジティブに飄々としていたいものです
ヒトヅラハリセンボンさんのトゲトゲ風船凄い!(改)
- フグ目ハリセンボン科のヒトヅラハリセンボンさんは浅い岩礁域や珊瑚礁域で暮らしており通常昼間は岩やサンゴの影などでじっと息を潜めていますが夜になると捕食のためにウロウロと活動し始めます・・・ヒトヅラハリセンボンさんは意外と小さな口ですが歯は丈夫で貝類や甲殻類やウニなどをガリガリと噛み砕いて食べてしまいます・・・ヒトヅラハリセンボンさんはあまり泳ぎが得意でないと言うか他のお魚さんのように素早い動きはできないので貝類やウニなどであれば大丈夫ですね!・・・今も何かを見つけたようで愁いをうかべた大きな目でツンツクしながら食べようとしています。
- ヒトヅラハリセンボンさんの名前の由来は上から見た時の模様が人の顔のように見えたことから名付けられたそうです・・・この写真ではわかりずらいですが鰓蓋にある斑紋が人の目で背鰭付け根の斑紋が口で背中にある斑紋が鼻ということらしいです・・・なんとなく人の顔のように見えますかねえ?・・・失礼ですがあまりにも絵の下手な人が書いた簡素な人面にしか見えません・・・でも思わず微笑んでしまうその人面はもしかしたら芸術なのかもしれませんね?・・・今度またヒトヅラハリセンボンさんに出会ったら上からよくよく鑑賞してみたいと思います。
- ヒトヅラハリセンボンさんの身体には鱗が変化した鋭い棘がたくさんありますが通常時は棘をたたんでいます・・・でも身の危険を感じると胃に大量の海水を飲みこんで体を膨らませ敵を驚かせたり敵に飲み込まれないようにイガグリ状態になるのです・・このヒトヅラハリセンボンさんは私に対して身の危険を感じたのでしょうか?だんだん膨らみ始めましたが棘が凄いです!・・・こんな棘で刺されたらたまったものではないですね円らな大きな瞳で正に無敵のヒトヅラハリセンボンさん!何もしませんから安心してください・・・ちなみにヒトヅラハリセンボンさんは身体にいくつかの黒色斑がありますが黒い模様の周囲が白く縁どられていることでハリセンボンさんと見分けることができます・・・ハリセンボンさんの中では大型の種類で50cm以上になります。
ヒトヅラハリセンボンさんはなぜ怒るのでしょうか?
怒りは動物の防衛反応のひとつで自分を守るためなのです
でも人間は自分だけでなく大切なものを守るためにも怒ります
人間の怒りのきっかけやその対象は様々で複雑やっかいな感情です
そんな怒りにはデメリットもメリットもあります
怒ることで生じる一番のデメリットは何でしょうか?
それは人間関係が悪くなることです
自分がいつも正しいと信じている人は常に怒っています
神経質で細かいことが気になる人もすぐ怒ります
自分を大きく見せたい人もすぐ怒ります
こんな人からは距離を置くことが肝要です
怒りのメリットは?
怒りはより高みを目指すモチベーションになります
怒ることで自分の本気度が伝わることもあります
そんな怒りを上手にコントロールできないだろうか?
人が怒りを感じるピークは最初の6秒と言われています
このピークをやり過ごすことで感情をコントロールできます
怒りを数値化することでも冷静になれます
怒りを言葉として表現することも効果的です
コントロールできることに集中することも大切です
コントロールできない事や重要でない事もありますが
そんなものは放っておきましょう
たいへんだあ!ヒトデヤドリエビさん逃げろ~! ケラマ
- 黄色とオレンジの綺麗なコキアの丘の様な所を一生懸命歩いている小さなエビさんがいますねえ・・・背中に一本の太い白い線を背負って体は宿主に似たオレンジ色をしています・・・「見つかってしまったかなあ?いやまだ見つかっていないかなあ?でもこっちをじっと見ている人がいる!」・・・「やっぱり見つかってしまったんだ早く逃げなきゃ!」と必死に走って反対側に行こうとしているのはテナガエビ科ホンカクレエビ属のヒトデヤドリエビさんです・・・ヒトデヤドリエビさんはその名の通りマンジュウヒトデさんやアカヒトデさんやアオヒトデさんなどの陰に隠れて一緒に共生しているエビさんなのです・・・ヒトデヤドリエビさんは臆病なので見つかりそうになるとササっとヒトデさんの反対側に隠れてしまいますがソーっとひっくり返せば見ることができます・・・でもヒトデヤドリエビさんは共生する宿主によって体の色を変えますので違う種類かと思ってしまいますよね・・・ヒトデヤドリエビさんは透明な個体や背中に白色の帯を持つ個体や濃い紫色に細かい点が散在しているものなどがいますがどの個体も歩脚は透明です。
- ちなみにマンジュウヒトデさんは体長約20cm~30cm程に成長しますが腕が短くて丸っこい五角形のユニークな形をしています・・・英名でクッションスターと呼ばれていてこの呼び名は洋裁に使うピンクッションから来ているのだそうです・・・体の表面には粒粒の突起が無数に散らばっていて拡大すると上の写真の様にコキアの丘という感じです・・・色はオレンジ・赤・グレー・緑・青・紫等さまざまで住んでいる環境に合わせて様々な色や模様をしています・・・ヒトデヤドリエビさんと一緒ですね・・・またアカヒトデさんは名前の通り全身が赤いヒトデさんで平べったい体に5本の細めの足を持っています・・・ 再生力が異常に強く中枢神経さえ無事なら腕の1本や2本取れても簡単に再生することができるそうです・・・すごい生命力ですね人間もこのようなことができればいいのですが・・・アカヒトデさんは貝を食べて生活をしているのですが時々アカヒトデヤドリニナという貝に寄生されていることがあります・・・ この貝はアカヒトデさんの体液を吸って生きており腕の中などに隠れているそうですが怖いですねえ・・・貝を食べているのに同じ貝に寄生されて体液を吸われるなんて皮肉にも弱肉強食の世界です。
自然界は強いものが生き残り弱いものが淘汰される弱肉強食の世界
捕食者と被食者の関係がその典型で食物連鎖の一部である
でも生態系のバランスを保つために重要な役割を果たしている
人間社会でも弱肉強食が見られるときがある
競争が激しいビジネスの世界など強い者が優位に立つことが多い
個人のエゴが人間関係や社会全体に大きな影響を与えることもある
自己中心的な行動や考え方は他人との協力や共感が難しくなる
これが人間関係を壊し社会的な対立を引き起こす
自分の欲求や意見を大切にすることも必要だけど
それが公平かどうかは別問題で
やっぱりバランスを取ることが大事なんだと思います
ヒトデヤドリエビさんの足は透明でセクシー?(改)
- ヒトデヤドリエビさんは体長1cm程度のとても小さな種類でその名前の通りヒトデ達と一緒に暮らしています・・・ヒトデヤドリエビさんの背中には縦に白線がシュッとあるものがほとんどですが色彩は宿主によってかなり異なります・・・オレンジ色の個体や白っぽい個体もいて必ずしも宿主と同じ色とも限らず一見すると「これヒトデヤドリエビさんかな?別種かな?」と勘違いしてしまいます・・・主にオオアカヒトデさんかアカヒトデさんの裏側に潜んでいますのでヒトデさんをそっとひっくり返すと見つけることができるかもしれません・・・ひっくり返すときはゆっくりゆっくり焦らずにひっくり返しましょう・・・でないとヒトデヤドリエビさんがびっくりして反対側にすっと隠れてしまいます。
- ヒトデヤドリエビさんの体は上の写真の様にとても小さいのですが結構動きが早くピュンピュンピュンと動きまわります・・・小さいのに動きが速いのでピントを合わせようと思ったらもうそこにいないということもしょっちゅうでした・・・本当に撮影しづらいエビさんで「ヒトデヤドリエビさんお願いだから動かないで!」と祈りながらシャッターを押していました・・・それとよくよく見ないとわからないのですがヒトデヤドリエビさんの歩脚は透明になっていて意外とお洒落なエビさんなんです・・・わかりますか?・・・それからエビさんの背景になっているヒトデさんですが近くで見るとこんなにきれいなんです・・・形が嫌いな人もいるかもしれませんがこの写真の美しさを見ればもう少しヒトデさんに近づいて見てみようと思うかもしれませんね。
それぞれ世界で必死に生きている
人が気づくか気づかないかそんなことは関係ない
それぞれが大切な世界を持っているのだ
私がそこに意識を高めれば見えてくるそんな世界がある
そんな事に気づくことができれば新しい世界が開けますね
ヒメゴンベさんの背中の小さなトゲトゲかわいい!(改) ケラマ
- ヒメゴンベさんは潮通しの良い場所を好みよくサンゴのうえに座るようにじっとして目をキョロキョロさせています・・・ヒメゴンベさんは体長8cm程度のかわいいゴンベさんですがゴンベさんの仲間としては体長に対して体高が低くスリムな感じで所謂スリムマッチョさんです・・・ゴンベさんの由来となった背びれの棘には数本の糸状突起があって背びれや体側には明瞭な暗色~暗赤色の斑が並ぶようにしてあります・・・ミナミゴンベさんとよく似ていますがヒメゴンベさんは尾ビレにも赤色斑が入ることで区別できます・・・写真のヒメゴンベさんも尾びれにきれいな赤の斑点が散らばっていますよね・・・ゴンベさんの仲間は岩やサンゴの上から周りを見渡している様子が鷹が空から獲物を探す姿に似ていることから英名で「Hawkfish」と呼ばれています・・・かっこいい名前です。
- ゴンベ科には12属33種が認められていてたくさんの種類がいますがその中でもヒメゴンベさんに特によく似ているミナミゴンベさんがいます・・・ミナミゴンベさんの体長は12cmほどで体に多数の赤色斑があります・・・一見この体の点々模様がヒメゴンベさんによく似ているのですがヒメゴンベさんには尾びれにも多数の赤色斑があるのに対しミナミゴンベさんにはそれがないのです・・・ここを意識して見ればすぐに見分けがつきます・・・ちょっとした違いですが大きな違いですね。
知っている?知らない?
知らないことを意識できている?できていない?
ほんの少しの違いですが大きな違いです
後悔したくないから的確な判断ができる様に好奇心を持って日々勉強
でも頭でっかちになる必要も無くまずは動くことが肝心!
知らないことを知らないと思えるそんなアンテナを磨いていきたい
牙が鋭すぎるヒレオビウツボさんがびっくりした? ケラマ
- 「お前は誰だ!ここは俺様の大切な住処だぞ!邪魔する奴は咬みつくぞ!」って穴の中から臨戦態勢で脅しをかけているのはちょっと小さめのウナギ目ウツボ科ウツボ属のヒレオビウツボさんです・・・それにしてもこのヒレオビウツボさんの前歯がまるでクリスタルの様に綺麗に光っていてものすごく鋭くなっていますね・・・小さなヒレオビウツボさんですがこんな立派な牙に咬まれたらと思うと不用意に近づけないですね!・・・それにヒレオビウツボさんの眼も透明のドームに覆われた夜空に輝く三日月の様でずっと見ていると吸い込まれそうな美しさがあります・・・なぜかこの眼に命の強さを感じます・・・ピントが合っていませんが鼻のところにある2本の髭といいちょっと細長く突き出た口といいなかなかいい表情をしているヒレオビウツボさんです。
- ヒレオビウツボさんは眼の後方に白い2本の帯があるのが特徴で体長は50cm程度と比較的小さなウツボさんです・・・このヒレオビウツボさんは結構臆病なウツボさんで穴からあまり乗り出すこともなくちょこっとだけ顔を出して周りの様子を伺っています・・・鋭い牙で私に脅しをかけているのかと思っていましたがもしかしたら「大きな変な生き物が近づいてきた!・・・助けてえ!」って叫んでいたのかもしれませんね・・・そう考えると確かにこのヒレオビウツボさん「あ!やばい!怖い人間に見つかった!」ってびっくりしている表情にも見えてきました・・・目の表情といい口の開け方といいびっくりした表情と言った方が自分にはしっくりときてなんだか可愛くなってきました・・・なんとも不思議な感覚です。
ヒレオビウツボさんの印象が自分の思いだけで大きく変わる
自分の見方で相手の印象がこんなに変わるって面白いものです
同じものを見ても視点が変わると全く異なる感じ方をします
例えば知識や経験が異なっていたら違った印象を持ちます
自分の気持ちや体調によっても受け取り方が変わります
その時その時の状況で自分が受ける印象に大きな影響を与える
だからこそ多様な視点を持つことが大事なのかもしれません
見方で印象が変わるという事を意識することって大切ですね
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