カ行 (ク)総集編 ダイビング‐フォト‐tsubuankun

Dive-photo まとめ アイウエオ
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  1. クダゴンベさんはかわいい顔をしているけど孤高の存在! 小笠原
  2. クダゴンベさんはシニカルなのか?ニヒルなのか?(改)ケラマ
  3. クダゴンベさんのその長いおちょぼ口がキュート!(改)柏島
  4. クチナシイロウミウシさんですか? ケラマ
  5. クビアカハゼさんは首だけ赤いわけじゃないのに? 小笠原
  6. クビアカハゼさんは本当に赤白の縞模様?(改)柏島
  7. 小笠原の黒いクマノミさんは新種かな? 小笠原
  8. クマノミさんのあどけない純真無垢の眼! ケラマ
  9. クマノミさんがサンゴイソギンチャクさんに襲われる!(改)ケラマ
  10. クマノミさん、その鋭い歯でツンツンしないで!(改)パラオ
  11. クマノミさん疲れてるのかな?ほうれい線が出てる!(改)セブ
  12. クマノミさんの不思議な生態は?(改)柏島
  13. グルクマさんの群れが大きな口を開けて食事中!(改)セブ
  14. グルクンさんは興奮すると赤くなる? パラオ
  15. クレナイニセスズメさんが文句言ってる!(改)パラオ
  16. クロオビマツカサさんのへの字眉毛って愛嬌を感じます! 小笠原
  17. クロガシラウミヘビさんは友達が欲しいの? ケラマ
  18. シマシマ軍団のクロヒラアジさんが勇敢に出動!(改)パラオ
  19. クロホシイシモチさんのチャームポイントは黒い星(改)柏島
  20. クロユリハゼさんは華麗な一族?(改)パラオ

クダゴンベさんはかわいい顔をしているけど孤高の存在! 小笠原

  • クダゴンベさんはクダゴンベ属を構成する唯一の種いわゆるクダゴンベ属にはクダゴンベさんのみという最大でも13cm程度にしかならない小型の孤高の存在です・・・クダゴンベさんはその和名の通り管状に長く伸びたチャーミングな口と体側に入る白地に鮮やかな赤色のチェック柄が美しいのが特徴です・・・クダゴンベさんは小型甲殻類を主に食べていますが小型のお魚さんを食べているところも観察されたことがあるそうです・・・個体数はそれほど多くなく各個体が縄張りを持って斜面や岸壁に生えるウミトサカ類やヤギ類の群体の周りを活発に遊泳しています・・・クダゴンベさんは臆病なのでダイバーが近づくとすぐに枝の間に隠れてしまいます・・・ゴンベ科魚類には性転換を行なうものが多くいますがクダゴンベさんが性転換を行うかについては不明だそうです。
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  • ゴンベ科に属する魚は世界に30種以上が確認されており主にインド-太平洋の温帯~熱帯にかけての浅い海に生息しています・・・日本では現在のところ14種が確認されているそうです・・・背ビレの棘条先端に糸状の皮弁があることが大きな特徴でこれが江戸時代の権兵衛(子供の後頭部に剃り残された一束の毛)を連想させることが和名の由来と言われています・・・もう1つの特徴はサンゴや岩の上で長く立派な胸ビレでガッチリ体を支えて鷹のように辺りに睨みをきかせていることです・・・ダイビングをしているとサンゴさんや岩の上でしかもいつも同じところで仁王立ちのところをよく見かけますよね・・・下の写真のクダゴンベさんも立派な胸びれで身体を支え「ここは俺の縄張りだぞ!」と言わんばかりに雄たけびを上げているようです・・・それから比較的よく見かけるゴンベさんの他の種類の特徴を下記に記してみました。
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  • オキゴンベさんの分布域はかなり広く最もよく出会う10cmほどのおなじみさんで岩礁や砂地の根などでよく見られます。オレンジ〜褐色の体に色の濃い部分が斑模様にはいっていて黄色い背びれの棘条の先端は細かく枝分かれしています。好奇心が強く近寄ってもあまり逃げません・・・ホシゴンベさんもサンゴ礁の浅場で普通に見られ枝上サンゴの上にチョコンと乗っています。全体的に黒っぽいものや赤味が強いものや黄色が濃いものなど色彩変異はあります。顔に小さな斑点が多数あることが最大の特徴ですが幼魚では少ないこともあります。また黒色から暗色の縦帯が主に体の後方部にみられることもあります・・・メガネゴンベさんもサンゴ礁の浅場に多く見張りをしているかのようにサンゴの上に乗っています。目の後ろにU字型の模様がありこれが眼鏡をかけているように見えることが和名の由来です。赤や黒など個体によって色彩変異はありますがこのメガネ模様で識別は簡単です・・・ベニゴンベさんは鮮やかな紅色に背ビレ基部と目の後部に黒色線が入るのが特徴です。派手な模様の割りにとてもシャイなので浅場のハナヤサイサンゴの仲間の枝の奥深くに潜んでいます。写真を撮るのは結構大変です・・・ウイゴンベさんはゴンベさんの仲間の中では珍しく遊泳性が強く海底から離れていることが多いです。一見ハナダイっぽく見えるかもしれませんが赤みがかった体色のゴンベ科の魚で尾びれがツバメの尾羽のような弓形になっており英名の「Swallowtail」の由来となっています・・・体よりも尾鰭が明るい色をしていて背鰭の先端に糸状皮弁が見られます・・・サラサゴンベさんの体色はやや赤みがかった白色で体側面には大きな赤い斑紋が横帯状に並び頭部にも眼を通る赤い縞が走ります。背びれや尾びれにも小さな赤い斑点が散らばっておりヒメゴンベさんに姿がよく似ていますがヒメゴンベさんは眼下の斑紋が斑点状であることから判別ができます・・・スミツキゴンベさんの体の色は黒っぽい暗色から赤みを帯びたものまであって頭部には小さな白点があり体側には頭部のものよりも大きな白色斑があります。尾柄部には大きな黒色斑がありますがこれが和名の由来になっています・・・イレズミゴンベさんは成長すると30cm以上となる大型種で全身に多数の小黒点があり黒っぽく体側中央に白い斑点が1つあります・・・ハナゴンベさんはなぜか名前にゴンベと付いていますがハナダイさんの仲間なのです。他のハナダイさんのように活発に中層に泳ぎまわることはなく海底からあまり離れません。体は桃色で背部はやや黄色っぽく眼の下からやや後方にのびる2本の黄色線があります。

クダゴンベさんはシニカルなのか?ニヒルなのか?(改)ケラマ

  • スズキ目ゴンベ科クダゴンベ属のクダゴンベさんが派手な衣装でヤギ類の中からニュウっと出てきました・・・体色は白を基調とし赤色の縦帯と横帯が格子状に交差した模様がみられ一見派手に見えるこの模様は枝サンゴの間に隠れる際に保護色としてはたらいていると考えられています・・・それにしてもクダゴンベさんはどうしてこんなに唇を尖らしているのでしょうか?・・・昔昔クダゴンベさんの祖先がどうしても唇を尖らせなくてはいけないようなつらい出来事に出会っってしまったからなのでしょうか?・・・まあ冗談はさておきこの尖った長い口が他のゴンベ科の仲間と区別できる特徴なのです・・・吻の長さが頭部のほぼ二倍に相当するクダゴンベさんはこの長い口で浮遊性の甲殻類などを上手に食べています・・・最大でも全長13cm程度の小さなクダゴンベさんは他のゴンベさん同様に背鰭の棘部には数本の糸状皮弁がみられますがこの写真ではよくわからないですね。
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  • クダゴンベさんは縄張りを持って行動していてウミトサカ類やヤギ類の群体の周りを活発にチョコチョコと動き回っています・・・でもダイバーが近づくとすぐに枝の間に隠れてしまいます・・・その為か私はクダゴンベさんが気持ちよく浮遊している姿を見たことがありません・・・もしかしたらクダゴンベさんは泳ぎが嫌いなんですかね・・・いつもウミトサカ類やヤギ類の上でじっとしてるか陰にササっと隠れるかのどちらかでとても臆病なクダゴンベさんなのです・・・今日も同じ所でじっと他のお魚さんを監視しているシニカルな目線のクダゴンベさんです・・・どうしてもこの目線と長い尖った口から文句を言いたげな印象を持ってしまいます・・・ちなみにゴンベ科のお魚さん達は性転換するものが多いのですがクダゴンベさんは性転換を行うかについては不明だそうです。
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なぜかシニカルな表情のクダゴンベさん

シニカルとは冷笑的でさげすんだ笑いに皮肉な態度

他人の良い面や善意を信じずネガティブなニュアンスが強い

シニカルな人はしばしば世の中に対して懐疑的

相手に対する尊重を欠いていて人を傷つける

少し似た表情にニヒルがある

ニヒルとは虚無感を持っている状態

具体的なニヒルの表情は冷めていて暗い影の有る雰囲気

本来の表情を表に出さず無感情な態度で冷静沈着

ニヒルな態度はクールな態度ととられることが多い

似た表情でも全く中身が違う二つの言葉

私はシニカルな態度よりニヒルな態度の方がいいな

クダゴンベさんのその長いおちょぼ口がキュート!(改)柏島

  • スズキ目ゴンベ科のクダゴンベさんは水深15~30m程度やや深目の岩礁斜面やサンゴ礁外縁の斜面のヤギ類やウミトサカ類に住み着いています・・・背びれはとげとげしていてゴンベさん特有の先端に小さな糸状の突起があります・・・体の地色は白なのですが赤色の格子模様がまるで一張羅を着ておめかしをしているようです・・・ゴンベさんにしては体はスマートな細目でニューっと長く突き出たおちょぼ口が特徴的です・・・この口を見ているとものすごく文句言いの性格に見えてしまいますが怖がりなのか眼はいつもキョロキョロしていて何とも言えないキュートな顔つきのクダゴンベさんです。
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  • クダゴンベさんの名前は背びれの先端の小さな糸状の突起が『権兵衛』と呼ばれる昔の幼児の髪型に似ているため『ゴンべ』と名付けられていて『クダ』に関しては口の部分が管のように前に出ていることが由来しているそうです・・・枝サンゴさんやウミトサカさんやヤギ類の群体などの間にクダゴンベさんが入り込んでしまうとそのお洒落な赤色の網目模様が保護色となってしまいどこにいるかわからなくなります・・・クダゴンベさんお見事!!・・またゴンベさんの仲間は英名ではHawk Fishと呼ばれています・・・ゴンベさんが岩場やサンゴさんの上で佇む姿とタカが空から辺りを見渡している姿が似ていることからその名前がついたそうです・・・日本名と違って英名はかっこいいですよね。
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  • クダゴンベさんもご多分に漏れず岩場やサンゴさんの上でよく辺りを伺っています・・・クダゴンベさんは温和なのか根性が座っているのか至近距離まで近づいてもあまり逃げ出さないゴンベさんです・・・写真のように胸びれをドシっと立てて「何か俺様に用か!」とこちらを睨んでいます・・・もちろんあまり近づきすぎると逃げてしまいます・・・ちなみにゴンベ科は胸びれの下部軟条が肥厚し長くなっていてタカノハダイさんの仲間に似ています・・・ゴンベさんは背びれの棘数は10とタカノハダイさんの仲間よりも少なく背びれの棘の先端に小さな糸状突起を有することにより区別することができます・・・世界で約30種類いて日本にはそのうちの14種が暮らしていますが奄美諸島以南のサンゴ礁域などに多くのゴンベさん達が住んでいいます。
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第一印象は評価や雰囲気や好感度を決める重大な要素

第一印象はその後の人物像を左右してしまう

しかも第一印象は出会ってから数秒で決まる

第一印象を決めるのは視覚が55%・聴覚が38%・言語が7%

第一印象を決める視覚55%のポイントは

笑顔と清潔感のある身だしなみと姿勢

クダゴンベさんが人気あるのは

愛嬌ある表情と白地に赤い格子模様とピンとした姿勢ですかね

クチナシイロウミウシさんですか? ケラマ

  • クチナシイロウミウシさんに、形は似ているのですが、色が少し違うような?・・・二次鰓が引っ込んでいますね・・・すみません、よくわかりません。
  • クチナシイロウミウシさんは、背の色はクリーム色で、紫色の縦線が5本平行してあり、この線は途切れ気味の場合もあります・・・背には縦線の紫色より少しくすんだ色の斑紋があり、背は紫色の細い線で縁取られています・・・触角と鰓は赤色から橙色で触角の先は白色になっています。

クビアカハゼさんは首だけ赤いわけじゃないのに? 小笠原

  • クビアカハゼさんはスズキ目ハゼ科ダテハゼ属に属するハゼさんですがハゼさんと言えば世界中の海域から淡水域までに膨大な種類数が存在しており多様で鮮やかな色彩を持っています・・・クビアカハゼさんは主にサンゴ礁周辺の砂礫底を棲みかとしテッポウエビ類と共生しながら暮らすというユニークな生態を持つことでも知られています・・・下の写真では体はすでに見えませんがまだテッポウエビさんの触手が見えますね・・・テッポウエビさんは眼がよく見えませんので早めにクビアカハゼさんが危険が迫っていることを教えてあげるのです・・・だから働き者のテッポウエビさんはその知らせが来るまでは安心してせっせと巣穴をきれいにすることができるのです・・・一方クビアカハゼさんはというと周りに危険が無いか監視役に徹していていざという時はテッポウエビさんがきれいにしている巣穴に逃げ込むのです・・・お互いの役目がはっきりしていていいですよね。
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  • クビアカハゼさんの細長い体型は後方ほど側扁していて典型的なハゼさんの形をしています・・・クビアカハゼさんは目が大きいのが特徴で体の色は淡い黄色で頭部から尾鰭の付け根付近までに6本の赤い横帯が見られます・・・ダテハゼ属は外見上似通った種類が多数存在しますがクビアカハゼさんは赤い横帯の幅が広いことで同属他種と区別が可能です・・・それにクビアカハゼさんはほほのあたりには青白いそばかすのような斑点がたくさんあります・・・下の写真のクビアカハゼさんはかなり警戒していますね・・・表情からしてあと少し近づいたら巣穴に飛び込んでしまいますね。
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クビアカハゼさんは本当に赤白の縞模様?(改)柏島

  • この写真は明かりがきれいに当たっていないので本当の色が出ていませんがクビアカハゼさんの身体の色は淡い黄色で頭部から尾びれにかけて6本の鮮やかな赤色(赤褐色)の幅広の横帯があります・・・クビアカハゼさんの体長は6〜7cm位で遠くから見ると首のうなじのあたりは他の赤色の横帯より明るく見えます・・・近撮するとその違いがよくわかりますね・・・うなじのあたりの明るい横帯は体にある横帯と違って赤い小さな斑点が集まったものになっています・・・だから遠くから見たら体の色が反映して明るい横帯に見えたんですね・・・ちょっとお洒落ですよね・・・このクビアカハゼさん『ん~!なんだ?・・・うなじの横帯の違いに気が付いた?』っていう表情をしていますよね。
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  • ダテハゼ属は外見上は似通った種類が多数存在して見分けにくいのですがクビアカハゼさんは赤い横帯の幅が広くて目立つので潜っていても「あ!いたいた!」と同属他種と区別がしやすいです・・・背びれの赤い斑点やよく見ると体中に散りばめられた青い斑点など小さなところにもお洒落の心意気を感じます・・・クビアカハゼさんも他のダテハゼ属と同様にコシジロテッポウエビさんやニシキテッポウエビさんとの共同生活をしています・・・今回は確認できていませんがおそらく私が不用意に近づいてエビさんを驚かせてしまったのでしょう?
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  • テッポウエビさんは巣穴を掘るのが上手で素晴らしい巣穴を作ってクビアカハゼさんに住居を提供しています・・・家賃は必要ないようですがテッポウエビさんがクビアカハゼさんの大家さんということになりますね・・・クビアカハゼさんは巣穴に住まわせてもらうお礼として目の悪いテッポウエビさんに変わって巣穴の入口で見張りをしているのです・・・それでこのクビアカハゼさんもこんなにギョロっと私に睨みをきかせているんですね・・・役割は明確のようですが私は決して悪いことはしませんのでクビアカハゼさんどうぞご安心ください・・・それからテッポウエビさんにもよろしくお伝えください。
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  • そんなクビアカハゼさんですが天敵が近づくとテッポウエビさんに尻尾で危険を知らせて一緒に巣穴の中へ逃げ込みます・・・「そんなにメンチを切って睨んでいるのに一緒に逃げこむんかい!・・・戦わないのかい!」って無茶を言ってはいけませんね・・・「そんなの無理だよ~!僕そんなに強くないんだから~!」ってクビアカハゼさんが訴えています・・・Give&Takeのテッポウエビさんとクビアカハゼさん・・・お互いにメリットを共有していい関係です!

遠くから眺めているだけでは

気が付かないことやわからないことはたくさんあります

でも今いる安全安心安定なところから

ほんの少しの勇気をもって一歩近づいてみませんか?

景色は大きく変わりそこにあなたの幸せがあるかもしれませんよ

小笠原の黒いクマノミさんは新種かな? 小笠原

  • クマノミさん達は最大でオスは10cmくらいメスは15cmくらいまで成長しますが体はずんぐりして平べったい形をしていて胸ビレをパタパタさせながらイソギンチャクさんの森を幸せそうに仲良く泳いでいます・・・この幸せそうなクマノミさん達の家庭状況はちょっと変わっていて生まれたときはみんな仮のオスなのです・・・そして群れの中で一番大きいクマノミさんがメスに性転換し群れの中で2番めに大きいクマノミさんがオスになります・・・つまりクマノミさんの家族はたくさんいますがメスが一匹オスが一匹しかおらずこの2匹だけが繁殖行動を行い子どもを残していくのです。
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  • 残りの3番目に大きいクマノミさん以降は群れの中で仮のオスのままでメスにもオスにもならず繁殖行動も行わずのんびりと暮らしています・・・どこかのサル軍団の様に勢力爭いが起こらなくていいかもしれませんね・・・でもこの2匹のどちらか例えば一番大きかったメスが死んでしまったら群れの中で2番目に大きなオスのクマノミさんがメスに次に大きな仮のオスのクマノミさんがオスに性転換します・・・つまりクマノミさんは死ぬまで一夫一妻制なのです・・・お魚さん達の中では珍しいクマノミさんなのです。
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  • それからクマノミさんの体の色は地域変異があって通常は背側が黒く腹側が橙黄色で黒い部分は成長とともに拡大していきます・・・吻は橙から桃色で体には2本の白い横縞があり1本は眼の後方にもう1本は肛門の上にあります・・・背ビレは橙黄色で尾柄は白く尾びれは三角形に近くオスは橙色ですがメスは白色になっています・・・でもこの写真の様に小笠原のクマノミさんはなぜか全身真っ黒なのです・・・もしかしたら違う種類なのかもしれませんね?・・・クマノミさんはサンゴイソギンチャクやジュズダマイソギンチャクやシライトイソギンチャクなど様々なイソギンチャクと共生します・・・尾ビレの色は多少淡く白いこともありますがイソギンチャクさんの森の中で稚魚は橙黄色の体に白い横縞を持ってちょこちょこしています・・・小笠原のクマノミさんもちっちゃい時は黒くなく橙黄色の体に白い横縞でちょこちょこしています。

クマノミさんのあどけない純真無垢の眼! ケラマ

  • クマノミさんが丸くなっているイソギンチャクの触手の間から顔を覗かせています・・・イソギンチャクさんの触手がまるでシャボン玉のように見えてきれいですね・・・このクマノミさんはちょっとオレンジ系が強いのでおそらくまだ若いクマノミさんですか?・・・イソギンチャクさんの触手の大きさと比較しても小さなクマノミさんであることが分かりますし・・・あどけないクリクリした眼で私を興味津々という感じで見ています・・・少し口を開けて何か話しかけたいのでしょうか?
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  • クマノミさんは約10種類のイソギンチャクさんと共生します・・・他の種類のクマノミさんとは違ってあまり選り好みをしないのがクマノミさんです・・・クマノミさんはプランクトンや藻類を食べて生活していますが昼行性で結構攻撃的です・・・観察していると近づいてきて俺の縄張りに入るなとよくカジカジして攻撃してきます・・・結構痛いですよ・・・クマノミさんはチョウチョウウオのようなイソギンチャクを食べるお魚さんからイソギンチャクさんを守ったり弱った魚をイソギンチャクさんにおびき寄せたりもするそうです。

クマノミさんがサンゴイソギンチャクさんに襲われる!(改)ケラマ

  • スズキ目スズメダイ科の小さなクマノミさんですが眼を丸々とさせて口を半開き気味に切羽詰まった様な表情が何とも言えず面白いですねえ・・・大きなサンゴイソギンチャクさんの触手の間から顔を出して「誰か助けてえ!イソギンチャクさんにつぶされる~!食べられる~!」とでも言っている様な表情に見えませんか?・・・この小さな可愛いクマノミさんですが正に千両役者ですね!!・・・クマノミさんの身体の色は地域変異があり通常は背側が黒く腹側が橙黄色ですが黒い部分は成長とともに拡大していきます・・・吻は橙から桃色で身体には2本の白い横縞があり1本は眼の後方にもう1本は肛門の上を通っています・・・クマノミさん背鰭は橙黄色で尾柄は白く尾鰭は三角形に近く雄は橙色ですが雌は白色になっています・・・このクマノミさんは尾が白いようなのでメスのクマノミさんですかね。
  • 実際このクマノミさんはイソギンチャクさんに襲われているのでもなく食べられそうになっているのでもなくサンゴイソギンチャクさんの触手で外敵から守られながらふわふわのお布団の中で快適に過ごしているだけなのです・・・それにしてもこのクマノミさん本当にダイバーに向かって「助けてえ!苦しいよう!」と叫んでいるような鬼気迫った表情がたまらなくいいですよね!・・・ふざけて楽しんでいるのでしょうがきっといたずらが大好きなユーモアのあるクマノミさんなのでしょう!・・・ちなみにクマノミさんのお子ちゃま達はこんなに黒くなく綺麗な橙黄色の身体に白い横縞を持ち群れの中でチョロチョロと動き回っている可憐で可愛いおちびさん達なのです。

クマノミさん騙してる?欺いている?

騙すは嘘を言ったり誤魔化したり相手に本当の事と思い込ませること

欺くは相手に信頼させておいてその信頼に反する裏切り行為のこと

どちらもよく似ていますが微妙にニュアンスが違いますね

日本語って奥が深くて難しいです

何れにしろどちらの行為もしたくないしされたくないものです

このクマノミさんは騙したり欺いたりと言うよりは

ユーモアのあるいたずらですかね

クマノミさん、その鋭い歯でツンツンしないで!(改)パラオ

  • クマノミさんの体の色には地域によって変異がありますが通常は背中側が黒っぽくてお腹側が橙黄色になっています・・・そして背中側の黒い部分は成長とともにだんだん地味にと言うか貫禄が付いてくると言うか大きく拡大していきます・・・赤ちゃんの頃の方が派手目で美しくチョコチョコとかわいいクマノミさんですよね・・・お口のまわりは橙から桃色になっていて体には2本の白い鮮やかな横縞があります・・・1本目の横縞は眼の後を通っていますがもう1本の横縞はちょうど肛門の上にあります・・・クマノミさんの肛門の位置が遠くからでもわかってしまいます!・・・それからクマノミさんの背びれは橙黄色なのですが尾びれはオスとメスで違っております・・・オスは橙色なのですがメスは白色になっているので区別がつきやすいですね・・・下の写真のクマノミさんがイソギンチャクさんの森の中からこちらを伺って警戒しています・・・歯がなかなか鋭くて鋭い目つきで私を威嚇しているようです・・・クマノミさん咬みつかないでね!
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  • クマノミさんはよく似た方達がいて種類も比較的多いのですが日本に住んでいるクマノミさんは6種類だそうです・・・クマノミさんとハナビラクマノミさんとハマクマノミさんとカクレクマノミさんとセジロクマノミさんとトウアカクマノミさんです・・・それぞれ色合いや形や線の違いがあって特徴がありますがどのクマノミさんもカラフルでかわいい海のアイドルさんです・・・下の写真のきれいなクマノミさんもイソギンチャクさんに隠れながら何か私に言いたげです・・・『誰だよ~こんな所まで来て!・・・せっかく寛いでいるのに邪魔すんなよお!』とカラフルな顔をしてイソギンチャクさんの森から歯をむき出しにして怒っている様子がかわいいです。
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  • クマノミさんは子育ての時期には小さい子供たちと一緒に大所帯でせわしなく住んでいる様子が見られます・・・小さくてかわいいクマノミさんの赤ちゃんがピコピコピコピコと親のクマノミさんの近くをつかず離れずで動き回っている様子は微笑ましいです・・・それからクマノミさんはとても縄張り意識が強いので少しでも近づいて写真を撮ろうとするとツンツンツンツンかみついてきます・・・「俺たちの縄張りに勝手に入ってくるなよ」と噛みついてくるのですが小さい身体なのに結構痛いです・・・写真を撮っているとそこにクマノミさんがいることに気づかず知らず知らずのうちに近づいていて何かがツンツンするなと思ったらクマノミさんだったということがよくあります。
  • クマノミさんはクマノミ仲間の中でも体はずんぐりむっくりしていて最大でオスは10 cm程度メスは15 cm程度の大きさになります・・・でもクマノミさんの子供たちは小さな身体にまだあどけなさが残る表情でいっちょ前に橙黄色の体に白い横縞をちらつかせながら仲良くチョコチョコ過ごしています・・・いずれこのかわいいクマノミさんも大きくなれば黒っぽくなって下の写真のクマノミさんの様に貫禄が出てくるのでしょう・・・上の写真のイソギンチャクさんはジュズダマイソギンチャクさんですかね・・・クマノミさんとは相性が良いようです。
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  • 上の写真のクマノミさんはかなり貫禄が付いていますね・・・結構目つきが鋭くて威圧的な感じを受けますが間違いなく私をにらんでいますよね・・・背中側の黒い部分がかなり大きくなっていますのでここらへんを束ねる長老さんですかね・・・「この辺りは俺様の縄張りなんだから荒らす奴は誰だろうとこの鋭い歯で咬みついてやるからな!」とけん制しているようです・・・怖い怖い!!・・・「ふごっ」って鼻息荒く怒鳴り散らしている大親分さんですかね・・・咬みつかれたら結構痛いので触らぬ神に祟りなしですね。
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上の写真はシライトイソギンチャクさんだと思うのですが触手が長く全体が白いタイプのものやピンクと茶色を合わせもったものもいます・・・下の写真はチクビイソギンチャクさんだと思います・・・少し恥ずかしい名前ですがサンゴ礁の浅瀬の岩場や礫の多い場所に生息しています・・・体は平べったく一面に生えた触手は比較的短くてずんぐりしていて先端は紫色になっています・・・シライトイソギンチャクさんとチクビイソギンチャクさんは近縁種(ハタゴイソギンチャク科)のイソギンチャクさんです。

意思が決まれば顔つきが変わる

責任を持てば表情が変わる

信念を持てば態度に現れる

クマノミさん疲れてるのかな?ほうれい線が出てる!(改)セブ

  • さまざまなイソギンチャクさんの触手に守られながら共生するクマノミさん達は日本に6種類の仲間たちが暮らしています・・・クマノミさん・ハマクマノミさん・ハナビラクマノミさん・セジロクマノミさん・カクレクマノミさん・トウアカクマノミさんの6種です・・・もしかしたらまだ発見されていないクマノミさんが何処かに住んでいるかもしれませんがそう思うとワクワクしてきますね・・・このクマノミさん達はそれぞれの特徴を持っていてまた好みのイソギンチャクさんもあるようですがその中でも最も普通に見られるのがこのクマノミさんです・・・背中側が黒っぽくなっていてお腹側が橙黄色で明るく頭部と体側に白色横帯があることが特徴になっています。
  • この写真ではわかりませんがクマノミさんのオスとメスの違いは尾びれが黄色くなっているものがオスで白っぽいものがメスとなります・・・地域によって若干の変異がありますので気をつけなければなりませんが大きさは12cm程度になります・・・改めてクマノミさんを調べてみると日本に住んでいるこの6種以外にもいろいろな種類がたくさん存在していました・・・簡単に見分けられるものからどこが違うのっていうものまであってなかなか奥が深くて難しいクマノミさん達です・・・写真のクマノミさんのほほのところをよくよく見てみるとほうれい線のような筋が入っていますね・・・子育てで疲れてしまったのか敵からの攻撃に心神耗弱してしまったのかわかりませんが私の方をじっと睨んでいます・・・顔にファンデーションを塗っているようですがほうれい線を気にしているのでしょうか?

一生で心身傾け全力で取り組まなければならないこともある

でも身体を壊してしまうほどの無理はいけない

無理をし過ぎていないか?

一歩引いて自分を見直すことができればいいがこれがなかなか難しい

親身になってくれる息抜きの達人を見つけよう

クマノミさんの不思議な生態は?(改)柏島

  • スズキ目スズメダイ科のクマノミさんはイソギンチャクさんの中にサッと隠れてしまいますがイソギンチャクさんの触手には毒があるのでクマノミさんを食べようと思ってやって来たお魚さんも隠れられると「仕方ないなあ!」と諦めるしかありません・・・食べようとしたお魚さんにしてみればクマノミさんを食べるために自分が死んでしまったら元も子もないですもんね・・・でも他のお魚さんが恐れるイソギンチャクさんの毒にクマノミさんが平気な訳は何なのでしょうか?・・・実はクマノミさんは身体が特殊な粘液で覆われていてその粘液があるためにイソギンチャクさんの毒が効かないと言われています・・・特殊な粘液のおかげでイソギンチャクさんという強力な仲間を味方につけたなんてクマノミさんってすごいですね!・・・イソギンチャクさんのおかげでクマノミさん達は平穏な暮らしを保っていますがクマノミさんが赤ちゃんの頃はその粘液がまだなくイソギンチャクさんには近づかずに水面で漂って生活をしているそうです・・・そう言われれば下の写真のような小さな赤ちゃんクマノミさんは隠れるのが下手だったような・・・?
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  • それからご存じの通りクマノミさんは成長する過程で性転換をします・・・生まれてきた時は「両性生殖腺」というものを持っていてオスでもメスでもありませんが基本的には成長してオスになります・・・クマノミさんはイソギンチャクさんのまわりに数匹のグループで暮らしていてそのグループの中で1番大きく成長したクマノミさんだけが性転換をしてメス(女王様?)になります・・・そしてそのグループの中で2番目に大きいオスとペアになって産卵をします・・・グループの中のメスがもしも死んでしまったら2番目に大きいオスが性転換をしてメスになり子孫を残すという不思議な生態をしています・・・自然界の神秘ですね・・・卵の世話はパートナー以外のオスがするそうで大切な子孫はみんなで守るクマノミさん達なのです。
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クマノミさんの子孫を残すための独自の世界観

突然ですが子孫と言えば老子の言葉

「児孫のために美田を買わず」

子孫のために財産を残せば子孫は楽ができる

でもその為に堕落してしまう

人は自ら志を高く辛く苦しい経験を経ることで強くなる

親から与えられた安全な人生は人を駄目にする

確かにそうかもしれない

でも完全にそうできない自分もいる

やっぱりバランスですかね?

グルクマさんの群れが大きな口を開けて食事中!(改)セブ

  • この写真の群れはおそらくスズキ目サバ科のグルクマさんだと思うのですが大きな群れで何か捕食中です・・・グルクマさんは動物プランクトンや小魚さんなどを食べますがプランクトンを濾過摂食するために鰓耙がよく発達しているそうです・・・近くで見るとグルクマさん達の「俺のごちそうだ!腹いっぱい食ってやる!」と言うような必死な表情が面白いですね・・・少しでもたくさん食べて生き抜くんだ!という強い意志が感じられますがそんなに大きく口を開いて顎がはずれないのでしょうか?・・・ちょっと心配になりますがグルクマさんにとっては普通のことなのでしょう!・・・グルクマさんの成魚は全長40cmほどでマサバさんやゴマサバさんに比べると小型ですが体高が高く太短くスマートな身体とは言えないお魚さんです・・・グルクマさんの背中側には黄緑色の地に黒い斑点列が縦方向に並んでいます。
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  • ちなみにマサバさんは全長50cmほどとグルクマさんより大きく身体は前後に細長い紡錘形で短い吻が前方に尖っていて横断面は楕円形です・・・グルクマさんに比べるとかなりスマートな体形ですね・・・マサバさんの背面は青緑色の地にサバ類独特の黒い曲線模様が多数走り側線より下の腹面は無地の銀白色をしています・・・よく似たゴマサバさんは腹面に小黒点が散在することと体の断面が円形に近いことで区別できます・・・この時グルクマさんは動物プランクトンを食べていたようですが光の加減でお腹を一杯にしようと必死で開けた大きな口と顔だけが妙に光り輝いていました・・・なかなかいい表情だと思いませんか?
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グルクマさんは必死に生きています

顎が外れそうになるくらい大きな口を開いて必死に食べています

グルクマさんにとって生きるのも日常で死んでいくのも日常

人も同じなのですが何故か人は2度死ぬという

それは肉体が滅びた時とみんなに忘れ去られた時の2度だと言う

だから人としての努力を決して怠らないでいたい!

ただただ死に向かうだけの人生は如何なものか?

人は必ず死を迎えるのだから死ぬ時を知り生くべき時を知っていたい

絶対は絶対にないのだから必死に生きてこそ光を放つことができる

理念を持ち信念に生きることができればそれで悔いは無し

必死に生き抜いた人は死んでもその人の影響は死ぬことはない

そして自分が死ぬ時に一緒に持っていけるものは?

それは富ではなく愛情にあふれた思い出だけ

グルクンさんは興奮すると赤くなる? パラオ

  • 沖縄県ではグルクンさんと呼ばれていますがまたの名というか一般名をタカサゴさんといいます・・・グルクンさんがすごい数で群れていますね・・・カラフルな見た目をしていますがとても美味しいお魚さんです・・・グルクンさんは鮮度が落ちやすいお魚さんなので新鮮なうちは刺身もおいしいのですが私はやっぱりから揚げが大好きです・・・グルクンさんのから揚げっておいしいですよね。
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  • タカサゴさんの名前は能楽のタカサゴとは関係なく「たか」岩礁「さご」細魚という意味だそうです・・・ちょっと残念な気がしませんか?・・・海の中で泳いでいるグルクンさんは黄色の線があってきれいな青いお魚さんです・・・でも釣り上げて興奮したり死んだりするとその体は赤くなってしまうそうです・・・色が違うから違うお魚さんと思ってしまいがちですが釣り上げたお魚さんが赤くてもれっきとしたグルクンさんです。
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クレナイニセスズメさんが文句言ってる!(改)パラオ

  • クレナイニセスズメさんの体は全身が紫色で、ヒレは透明、個体によっては色が抜けて薄紫色になっている個体もいます・・・この写真の様にパープルピンクでなかなかド派手なお魚さんです・・・クレナイニセスズメさんがこちらを睨んで「どうだ!ド派手でカッコいいだろ」って言っているようです・・・でも水中では最初に赤系の色が吸収されるのでこの写真と同じように見えません・・・海の中でこのクレナイニセスズメさんを観ると、お魚さん同士ではどのように見えるのか想像が付きませんが、意外や意外、なかなかシックな濃い紫色です・・・あれ!違うお魚さんですか?・・・本当にクレナイニセスズメさんですか?とびっくりしてしまいますよ~。
  • クレナイニセスズメさんはちょっと暗がりが好きみたいで、潮通しのよいサンゴ礁の縁などで泳いでいます・・・オーバーハングの陰などをよく見るとチョロチョロチョロチョロしている小さなクレナイニセスズメさんの姿を見かけます・・・光を当てないと地味な感じのクレナイニセスズメさんなので気づきにくいですが水中ライトを当てるとガラリとイメージが変わります・・・本当にあれ!と思うぐらいの豹変ぶりです・・・体が美しい青紫色をしていることから、「パープル・リップスティック」とも呼ばれています・・・何かお洒落な名前ですね。
  • クレナイニセスズメさんは、とても臆病で警戒心が強いため、危険を感じるとすぐに岩穴に隠れてしまいます・・・上の写真のクレナイニセスズメさんはビビりながらもこちらを向いて歯を食いしばっています・・・「なんだよお!俺をニセ・・・と呼ぶのはお前か?俺は偽物じゃないぞ!!」って文句をつけていようです・・・でも文句をつけるのも一瞬でカメラを向けるとあっと言う間に逃げてしまいます。下の写真のクレナイニセスズメさんはピンボケになっていますがちょっと仏頂面ですね・・・文句を言いたげな表情ですがそれでもかわいいクレナイニセスズメさんです

うわべだけで判断するのは愚かなこと

本当の姿は知ろうとするあなたがいて初めて知ることができる

クロオビマツカサさんのへの字眉毛って愛嬌を感じます! 小笠原

  • 大きな目に鰓蓋膜と主鰓蓋骨に暗色域が帯のようにつながって眉毛のように見えるのはキンメダイ目イットウダイ科のクロオビマツカサさんですね・・・体長は15cm程度で体は側扁していて下顎の先は上顎よりも突き出ていて他の同属のものに比べると鱗は小さくなっています・・・体の色は薄い赤色で一見してアカマツカサさんとよく似ていますがアカマツカサさんは黒色帯が繋がっていないことや体の色も鮮やかな赤色であるなどの違いがあります・・・またウロコマツカサさんやナミマツカサさんなどにもよく似ていますがウロコマツカサさんの尾びれ上下両葉の端や背びれやしりびれの端は黒っぽくなっていて体の色は薄い赤色をしていますが白っぽく見えることもあります・・・またナミマツカサさんは胸びれ腋部には小さな鱗があり鱗の大きさなどで見分けることができるとされていますが個体差などもあり外見だけで判別するのは難しいです・・・それにしてもへの字眉毛の様で愛嬌がありますよね。
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  • クロオビマツカサさんが属するイットウダイ科は8属からなりアカマツカサ亜科とイットウダイ亜科の2亜科に分けることができます・・・アカマツカサ亜科の魚種は前鰓蓋に長大な棘がないことなどが特徴でイットウダイ亜科の魚種は前鰓蓋骨の隅角部に長大な棘があることが特徴になっています・・・世界で8属約80種が知られ日本には6属40種が暮らしていて多くの種類が浅海の岩礁域やサンゴ礁にすみ夜活発に活動するものが多いようです。

クロガシラウミヘビさんは友達が欲しいの? ケラマ

  • ウミヘビさんって泳いでいるとよくウミヘビさんの方からくねくねくねと近づいてくるんですよね・・・ウミヘビさんにしてみればあの変な動きをする生き物は何だろうって好奇心旺盛で興味を示しているだけなのでしょうが・・・ウミヘビさんが別に襲ってきているわけではないのですがやっぱり怖いですね・・・歯は短くウエットスーツを貫通することはないとは聞きますがどうしても毒蛇さんのイメージがあるのでねえ・・・このウミヘビさんはクロガシラウミヘビさんですかね・・・こちらを睨んでいるように見えます。
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  • ウミヘビさんの尾は縦に平べったくなっており泳ぐのに適しています・・・泳ぐ際は体を横にくねらせて泳ぎますが横縞を持つ種類が多いです・・・ウミヘビさんの性質はおとなしい種類が多いのですが手で持つと咬まれることがありますのでそのような行為は絶対にやめましょう・・・また好奇心旺盛でくねくねとウミヘビさんの方から近付いてくることもよくあります・・・ウミヘビさんは神経毒を持っていますので咬まれるとまひやしびれから呼吸や心停止になることもあります・・・ウミヘビさんにもし咬まれたら速やかに陸もしくは船上に上がり対処しましょう・・・ 応急処置として傷口よりも心臓に近い部分をタオルなどで縛り傷口を洗い流しながら毒を絞り出しましょう。

シマシマ軍団のクロヒラアジさんが勇敢に出動!(改)パラオ

  • スズキ目アジ科のクロヒラアジさんは珊瑚礁周辺で群れをなすことが多いお魚さんで体の側面に7本の帯があり中央のものは「く」の字型に折れ曲がっているので比較的わかりやすいお魚さんかもしれません・・・クロヒラアジさんの体の色は背なかは青緑色から黄緑色でお腹にかけては銀色になっています・・・背鰭と臀鰭は白味を帯びた黄緑色で腹びれは透明か少し白味がかって尾びれは黄緑色で後端と頂端は暗い色になっています・・・下の写真では青がかってしまっているのでちょっとわかりずらいですね・・・すみません。
  • クロヒラアジさんの頭部は丸みを帯びており遊泳力が高いので小さな群れを作って様々な種類の小魚などをガバっと捕食します・・・成魚の唇はかなり厚くなっており両顎は前方にビヨーンと突き出すことができます・・・多数の目立たない金色の斑点が胸鰭より上部側面に存在するクロヒラアジさんは外洋性のお魚さんで生息域は広くなっています・・・比較的大型の種であるクロヒラアジさんは最大で全長70cmに達した記録がありシマシマ模様の大型魚が軍団で来ると迫力がありますね・・・それからクロヒラアジさんの産卵時期は7月から11月までの間に始まると推定されていて幼魚は時として大型の浮遊性クラゲさんの触手を隠れ家とすることが知られています。

クロヒラアジ軍団勢い迫力があります

何かをやり遂げる時には勢いって大切ですよね

勢いをつけると勇気が出てくる

勢いをつけると周りの助けが得られる

勢いをつけると自信が湧く

もちろん全て勢いだけではだめですが

考えた挙句迷った時は

一歩踏み出す勢いが

成功のカギかもしれません

クロホシイシモチさんのチャームポイントは黒い星(改)柏島

  • スズキ目テンジクダイ科のクロホシイシモチさんは藻場など海藻が多く生えているところやサンゴ礁の影や間や岩場などに住んでいて繁殖期は隠れるところや縄張りを作りやすい障害物の周りに集まる傾向があります・・・クロホシイシモチさんの大きさは全長8cm程度で夜行性であり雄は口内保育するマウスブルーダーです・・・クロホシイシモチさんの卵は孵化まで1週間ほど掛かりその間雄は何も口にしないそうです・・・雄と雌の見分け方ですが繁殖期の雌は腹に卵があると丸い体形をしていてすぐにわかりますが雄は下あごの先が長く突き出ているので雌雄の区別ができます・・・下の写真のクロホシイシモチさんは雌ですかね?・・・クロホシイシモチさんはネンブツダイさんに本当によく似ていますがネンブツダイさんは背中部分にも黒いラインがありますがクロホシイシモチさんは背前部に暗色縦帯がありません・・・またクロホシイシモチさんの眼の上後方に黒点が一つあることで見分けられます・・・クロホシイシモチさんは赤みがかった体色で吻から目の後ろまで縦線が入っており尾柄部や目の上部やや後方に黒点があり第一背びれの先端部や第二背びれは根本が黒くなっています。
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  • ネンブツダイさんの体色は赤みを帯び腹部は黄色っぽく頭部と体側上方に黒色の細縦帯があり一本は眼を通りエラ蓋後縁に達しています・・・クロホシイシモチさんによく似ていますがクロホシイシモチさんは体側上方の黒色の細縦帯を欠き黒色円斑があることにより区別できます・・・ムナホシイシモチさんやフタスジイシモチさんやニセフタスジイシモチさんにも似ていますがこれらの種は眼を通る黒色縦帯が体側後方にまで達することで区別できます・・・ネンブツダイさんの第1背びれの先端は黒く尾柄部に黒色斑があります・・・尾柄部に黒色斑は横方向に伸びる傾向のクロホシイシモチさんとは逆に縦方向に伸びる傾向があります・・・ネンブツダイさんの体長は10cm近くになるのですがネンブツダイさんもマウスブルーディングを行うお魚さんです・・・クロホシイシモチさんと同じく孵化までの期間は一切の食事を行うことがなく献身的に子育てを行うネンブツダイさんです。

クロホシイシモチさんも選択に迫られたのだろうか?

チャンスは二度扉を叩くとは思えない

決断しないという事は時として間違った行動よりたちが悪い

その状況を受け入れるのか?状況を変えるための責任を受け入れるのか?

成功の秘訣は自ら痛みと喜びを感じることから始まる

人生の転機を直感し的確に判断できるかどうかを試される時がある

優柔不断ほど大きなエネルギーの無駄もない

選択するということは優先度をつけることであり

エネルギーの分散を極力避けることでもある

クロユリハゼさんは華麗な一族?(改)パラオ

  • スズキ目クロユリハゼ科のクロユリハゼさんは体長10cmくらいのハゼさんでクロユリという名前のごとく体は前半分が青みを帯び後ろ半分が暗色になっていて綺麗に分かれた姿は正にクロユリです・・・またクロユリハゼさんは尾鰭がやや深く湾入しており上下の端に黒色線があって燕尾服と言うか黒いスカートと言うかまるで貴族を思わせるような艶やかな姿をしたハゼさんです・・・写真の様にクロユリハゼさんは発達した第二背鰭と尻鰭が綺麗に相対しているのが最大の特徴で「この黒いドレススカートどうですか?なかなかお洒落でしょ?じっくりと見て!見て!」と優雅に泳ぎながらクロユリハゼさんが言っているようです。
  • クロユリハゼさんは水深2~15mのサンゴ礁や岩礁の辺りの砂地になった場所を好むハゼさんです・・・ハゼ類は多くが底生魚ですがこのクロユリハゼさんは中層付近を泳いでいて海中に漂う動物プランクトンを食べて暮らしています・・・そのために潮通しの良い場所を好むクロユリハゼさんはそんな場所で写真の様にペアで仲良く姿を現します・・・でもクロユリハゼさんは動きが早い上にとっても臆病なので「あれ?今そこで仲良く泳いでいたのに・・・?」と思う間も無いくらいに巣穴に隠れてしまいます・・・見事に直ぐに見えなくなりますので驚かさない様にそっと近づきましょう・・・それからクロユリハゼさんは幼魚の頃は全身が半透明で尾柄部に黒色と黄色斑を持つそうです・・・イメージするとかなり可愛いお子ちゃまの様なので一度お目にかかりたいものです。

クロユリハゼさんの眼が前向きにキラリ

例え臆病者と呼ばれても

前を向いて生きていく

毎日新しい日が始まるんだから

後ろ向きに生きていても楽しくない

他人の目を気にしていても楽しくない

雨が降る

それを豊穣と感じられる人間もいれば

ただ濡れるだけの人間もいる

すなわち幸せは自分が作るもの

だから前向きに毎日楽しく生きていく

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