ハ行 (ホ)総集編 ダイビング‐フォト‐tsubuankun

Dive-photo まとめ アイウエオ
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むすっとした表情のホウセキキントキさん 2024 小笠原

  • 小さな群れでのんびり泳いでいるのはスズキ目キントキダイ科キントキダイ属のホウセキキントキさん達です・・・近くで見るとこのホウセキキントキさんはみんなむすっとした表情をしていて機嫌が悪そうです・・・何かホウセキキントキさんの機嫌を損ねるようなことがあったのでしょうか?・・・このホウセキキントキさんもそうですがキントキダイ科のお魚さんは眼球が非常に大きいことが最大の特徴で左右に側扁したいわゆる鯛型の体型をもち鮮やかな赤い体色の種が多いのです・・・キントキダイ科のお魚さんの口は大きく斜め上向きについていてみんなむすっとした表情をしています・・・体長は30cm未満の種が多いのですが最大種は全長70cm程度まで成長するものもいます・・・全長が70cmもあってむすっとした表情をされるとこちらも気分が悪くなってしまいます。
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  • ホウセキキントキさんは群れを作って同じ位置でじっとしていることが多くダイバーが近づいてもほとんど逃げません・・・度胸があるのか?機嫌が悪いのか?よくわかりませんが写真は撮りやすいですね・・・キントキダイ科のお魚さんは昼間はのんびり泳いでいますが夜に活発に活動し頭足類や甲殻類や小型の魚類などをバクバク食べています・・・だから昼間は眠たくてボーっとしているのでしょうか?・・・それからホウセキキントキさんは体色を変えることができるようで全身赤色のものやほとんど赤色が無いものなどいろいろ見かけます・・・今回のホウセキキントキさんは赤く無かったです・・・ホウセキキントキさんはルビーのような体色が名前の由来と言われていたりライトでホウセキキントキさんを照らすと目が光を反射して宝石のようにみえることから名前が付いたとも言われています・・・どちらの説が正しいのかわかりませんがホウセキという名前が付いているのは良い事ですね。
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  • ホウセキキントキさんはゴマヒレキントキさんに似ていますので最初はこの写真のお魚さんはスズキ目キントキダイ科ゴマヒレキントキ属のゴマヒレキントキさんかと思いました・・・でもゴマヒレキントキさんは各鰭の線が点々になっていて尾鰭の後縁は丸みを帯びていますがホウセキキントキさんの尾鰭は深く湾入しています・・・この写真のお魚さんは背中側に斑点模様があってゴマヒレキントキさんかと思いましたが尾鰭の後端が湾曲していますのでホウセキキントキさんですね・・・ゴマヒレキントキさんはは水深20m以浅のサンゴ礁域に単独あるいは小さな群れで暮らしています・・・ゴマヒレキントキさんの体長は18cm程度で体側や背鰭・臀鰭・尾鰭に黒色斑が散在していて体色は赤みを帯びた色から灰褐色まで変化します。
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むすっとした表情のホウセキキントキさん

表情は人々の感情や意識を表す重要な手段です

表情は口だけでも印象が変わります

口角を下げると悲しみや不満や疲れを表現します

口角を上げると笑顔に見え好印象を与えます

唇でも表情は変わります

たらこ唇はセクシーな印象や愛情深いイメージ

上唇のみ厚い人は知的で優しく愛情あるイメージ

下唇のみ厚い人は知的な印象を与えます

切れ長の唇の人も知的な雰囲気があります

唇の形は変えられませんが口角を上げる事はできます

他人と良いコミュニケーションを取るために

状況に応じて口角を上げて話してみましょう

サンゴの上で睨みを利かすホシゴンベさん 2024 小笠原

  • 今回のスズキ目ゴンベ科ホシゴンベ属のホシゴンベさんの目つきはなかなか鋭いものがありますね・・・口を真一文字に引き締めてちょっと充血したように見える眼で辺りを眼光鋭く睨んでいます・・・ホシゴンベさんは最大でも全長20 cm程度の中型魚なのですがなかなかの迫力だと思いませんか?・・・もしかしたらここら近辺を占めている名のある方かもしれませんね!・・・ちょっとこの写真ではわかりませんがホシゴンベさんは背鰭の各棘条の先端から1本の皮弁が出ています・・・ホシゴンベさんの体色はいろいろで成長過程で変化していきますが頭部に小さな斑点がみられることが全てのホシゴンベさんに共通した特徴です・・・体色は特に成魚において極めて変化に富んでいて黄色を基調とした体色であることが多く黒色から暗色の縦帯が主に体の後方部にみられることもあります・・・この写真のホシゴンベさんが正にそうですね。
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  • 全てのホシゴンベさんに共通する特徴である頭部の小さな多数の斑点は幼魚では少ないこともあるそうですよ・・・ホシゴンベさんは肉食魚の中でも待ち伏せの捕食者でサンゴ礁の上部で硬い胸鰭を支えとして静止しながら甲殻類や小魚さん達を鋭い目を光らせながら待ち伏せしています・・・今回もサンゴの上で睨みを利かせていましたがこのホシゴンベさん今にも動き出しそうです・・・もしかしたら獲物が近づいてきたのでしょうか?・・・ホシゴンベさんは甲殻類や小魚さんなどの獲物が通過するとサッと飛びついてバクっと食べてしまうのです・・・私もいつか弱肉強食の世界の瞬間を見てみたいものです・・・ホシゴンベさんは群をつくらず単独で行動することが多いのですがペアで過ごしたり一匹のオスが複数のメスとハーレムを作って行動することもあります・・・またホシゴンベさんも他のゴンベさんと同様に始めメスとして成熟しますが集団中にオスがいなくなるとその中で最も大きいメスがオスに性転換する雌性先熟のお魚さんなのです。

眼光鋭いホシゴンベさん

鋭い眼光とは目が鋭く光り輝く様子

洞察力がある人は眼光も鋭い

観察力のある人も眼光が鋭い

目は感情表現が現れやすい所

怒っていたりすると眼光は鋭くなりますが

眼光鋭い人は物事の本質を見透かすことができます

表面だけでなく奥の奥の本質を見抜くことができます

怖い存在ですが頼もしい存在でもあります

ホシゴンベさん鼻毛さんが伸びてますよ!(改)

  • サンゴの岩陰に隠れて下あごを出してぶっきらぼうに「何か用か?」とこちらを伺っているのはスズキ目ゴンベ科のホシゴンベさんです・・・頭には名前の通り星のような斑点がたくさんありますが私には星というよりはそばかすにしか見えません・・・よく見ると目の周りにや唇にも斑点ありますがホシゴンベさんの体の部分には斑点は無くきれいな縦線がたくさん入っています・・・頭を岩陰などに隠していたらホシゴンベさんってわからないかもしれないほど見事にわかれています・・・ホシゴンベさんは最大でも全長22 cm程度の中型魚で背鰭の各棘条の先端からは1本の皮弁が出ています・・・体色は成長過程で変化していくのですが成魚においても極めて変化に富んでいます・・・ホシゴンベさんの体色は黄色を基調とした体色であることが多く黒色から暗色の縦帯が主に体の後方部にみられることもあります・・・全ての個体に共通する特徴として頭部に多数みられる小さな斑点が挙げられるますが幼魚では少ないこともあります。
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  • サンゴさんの上にいることが多いホシゴンベのおじさんですが見事に鼻毛さんが出ています!・・・身だしなみに気を付けないと異性にもてないですよ~って勝手なことを言ってすみません・・・ホシゴンベのおじさんにとってはこれがお洒落なんですよね?・・・ホシゴンベさんは待ち伏せタイプの捕食者でサンゴ礁の上部で硬い胸鰭を支えとしてドッカリと静止しながら甲殻類や小魚さんが通過するのを待っています・・・そして目の前を甲殻類や小魚さんが通過すとシュパッと飛びついて捕食するのです・・・ホシゴンベさんは群をつくらず単独で行動する孤高の方が多いのですがペアや一匹のオスと複数のメスからなるハーレムを形成して行動することもあります・・・ホシゴンベさんも他のゴンベ科魚類と同様雌性先熟の性転換をするお魚さんでメスとして成熟し集団中にオスがいなくなるとその中で最も大きいメスがオスに性転換するのです。

ホシゴンベさんのは鼻毛さんでは無いのですが鼻毛さんは何故ある?

空気中のほこりや微粒子が鼻の奥に入るのを防ぐ役割

鼻腔内の湿度を保ち乾燥を防いだり温度調節の役割

嗅覚受容体を保護し外部からの刺激を和らげる役割

そうなんです鼻毛さんは様々な役割を果たしているんです

過度に伸びた鼻毛さんは見た目には不快かもしれません?

しかも過度に伸びた鼻毛さんは鼻の通りも悪くなってしまいます

鼻毛さんの役割を最大限活かすには

ほったらかしにせず適切な手入れが大事なんですね

ホシゴンベさんの斑点はホシというよりポツポツ?(改)パラオ

  • スズキ目ゴンベ科のホシゴンベさんは背鰭棘に数本の糸状突起があり最大でも全長20 cm程度の中型魚なのですが体の色は成長過程で著しく変化していきます・・・ホシゴンベさんは黄色を基調としたゴンベさんが多く黒色から暗色の縦帯が主に体の後方部にみられることもあります・・・ホシゴンベさんはメガネゴンベさんによく似ていますがメガネゴンベさんの様に眼の後方に眼鏡のような斑紋はありませんので判別ができると思います・・・ホシゴンベさんの頭部には小さな赤い斑点が多数みられるのが特徴なのですが私にはホシゴンベさんの吹き出物のようになぜか見えてしまいます・・・ホシゴンベさん失礼な事を言ってすみません・・・またホシゴンベさんは幼魚の頃は背側と腹側の濃淡が鮮明になっています。
  • 下の写真のホシゴンベさんは紫っぽい顔をして目つきも鋭く貫禄があるのですが上の写真のホシゴンベさんはピンク系の色をしていて目もなんだか穏やかな感じがします・・・上の写真のホシゴンベさんはまだ若くて幼い感じがしますね・・・ホシゴンベさんは肉食魚でサンゴ礁の上部で硬い胸鰭を支えとして静止しながら甲殻類や小魚といった獲物が通過する時に飛びついてかぶりつきます・・・群をつくらず単独で行動することが多いのですがペアや一匹のオスと複数のメスからなるハーレムを形成して行動することもあります・・・他のゴンベ科魚類と同様に雌性先熟の性転換を行うホシゴンベさんははじめメスとして成熟しますが集団中にオスがいなくなるとその中で最も大きいメス個体がオスに性転換します。

ホシゴンベさんが獲物を待ち伏せしています

急いではいけません

焦ってもいけません

でも考えることをやめボーっとしていてもいけません

怠けることなく

自分を信じて努力を続けていれば

必ず結果が出るはずです

急ぐ必要はありません

ゆっくりでいいから

確実に前進していれば結果は出る

ホシゴンベさんが言ってくれているようです

ホシゴンベさんをドアップにするとユカタハタさん?(改)ケラマ

  • ユカタハタさんは岩礁やサンゴ礁にいる全長40cmほどのお魚さんで全身が朱色~赤色で大きな頭と下あごが突き出した大きな口が特徴です・・・ユカタハタさんは体中のひれが大きく発達していて背びれと尻びれが後方に大きく伸び尾びれの付け根にまで達しているのも大きな特徴です・・・この3つのひれでうまく水を捉えて急な加速をおこない大きな口を使って一瞬で獲物を捕らえるユカタハタさんです・・・ユカタハタさんは瞳孔より小さい青い斑点がたくさんありアオノメハタさんと似ていますが体色でみわけることができます・・・ちなみにアオノメハタさんは体の色は緑褐色で体側には小さな青色小斑が散在し黒く縁どられていて体側後半に白色横帯を出したりすることもよくあります・・・ユカタハタさんはメス⇒オスへと性転換するお魚さんでオスが複数のメスを従えてハーレムを形成します・・・ユカタハタさんのオスは大きな縄張りを持ちメスはそれよりも小さな縄張りをそれぞれ持つそうです・・・ユカタハタさんは食用として利用されることがありますがシガテラ毒の可能性がありますので注意が必要です・・・ちょっとユカタハタさんらしい色ではありませんね?・・・これはユカタハタさんではなくホシゴンベさんのドアップですね!!
  • ホシゴンベさんは肉食魚でサンゴ礁の上部で硬い胸鰭を支えとして静止しながら甲殻類や小魚さんを待ち伏せし通過すればそれに飛びついて捕食します・・・普段はじっとしているのにその動きはさすがに早いですね・・・ホシゴンベさんは群をつくらず単独で行動することが多いのですがペアや一匹のオスと複数のメスからなるハーレムを形成することもあります・・・他のゴンベさんと同様にホシゴンベさんは雌性先熟の性転換を行うお魚さんです・・・各個体ははじめメスとして成熟するのですが集団中にオスがいなくなるとその中で最も大きいメス個体がオスに性転換して群れを先導します・・・メスからオスに性転換するホシゴンベさんは責任重大ですがどういう気持ちなのでしょうか?・・・それにしても写真を撮るときはアップだけでなくやはり全体像も写さないとだめですね・・・種類を間違ってしまいます・・・私だけでしょうか?

一部しか見ていないと真実はわからない

全体を見ていないと意見は当然食い違う

それぞれは真実でも全体では真実ではない

いきなり全体像を把握することは難しい

部分を見て意見を交わしながら

全てを理解するそれが大切なのかな?

もしかしてホシテンスさんは海藻の切れ端から・・・?(改)ケラマ

  • スズキ目ベラ科テンス属のホシテンスさんは幼魚のころは茶褐色の体に黒っぽい模様があり頭を下に向けヒラヒラと泳ぐ様子はまるで浮遊する海藻の切れ端のようです・・・遠くから見ると本当に砂の上に漂う海藻の切れ端かな思うのですがもしかしてと思い近くに来て初めてホシテンスの幼魚だったとわかります・・・下の写真のホシテンスの幼魚さんも見事に砂地に漂う海藻の切れ端に擬態してますが警戒心が強く危険を感じると一瞬で砂の中へ消えてしまいます・・・下の写真ではちょっとわかりづらいですがホシテンスの幼魚さんは背鰭の棘がとても長く先端が旗状になっているというのが特徴なのです・・・ホシテンスさんは成長すると灰色の体に太い横帯と黒色斑が出てきて幼魚の頃のか弱さは無くなりなかなか厳つい身体になります。
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  • ベラさんの仲間は砂に潜って休む方達が多いのですがホシテンスさんもご多分に漏れず砂の中によく潜ります・・・砂の中は安全に隠れられるからなのか?それとも気持ちがいいからなのかよくわかりませんがハムスターもよく砂浴びをしますから身体をきれいにする役目もあるのかもしれませんね・・・幼魚の頃は安全性重視で休憩するだけでなく危険を察知するとすぐ頭から砂の中に潜ってしまいます・・・砂に潜ってしまうと撮影できなくなるので驚かさないように気を付けながら静かに近づきましょう・・・ホシテンスの幼魚さんは色彩バリエーションが豊富で白っぽいものや黄色いもの黒色~暗褐色のものもいます・・・幼魚の中でも小さい頃は単色ですがやや成長すると体側に横帯が現れてきます・・・写真のホシテンスさんも横帯が現れてきていますのでちょっと年長さんですね・・・頭より前に長く伸びた背鰭2棘の先端が旗状になり眼を通る帯は真下ではなく後下方へ向かい尾鰭の中程から先は透明になっています。
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  • 写真を撮っているとホシテンスのおチビちゃんがなぜか急にくるっと反転しました・・・ホシテンスのおチビちゃんの表情が変わりましたが何か私に危険を感じているのかもしれません!・・・「ホシテンスのおチビちゃん!何も危害を加えないから大丈夫だよ!写真を撮るだけだからね!お願いだから砂の中に潜らないでね」・・・ホシテンスの赤ちゃんが砂に潜るところもちょっと見てみたいようないたずら心がふつふつと湧いてしまいました・・・でもこんなに小さなおチビちゃんをいじめるのは良くないので静かに写真を撮らせていただきました・・・ホシテンスのおチビちゃんも安心したのか砂の中に隠れずにフヨフヨと海藻の切れ端に擬態しながら漂っていました。
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ホシテンスのおチビちゃんは藻屑・枯葉に擬態する

擬態とは他のものに姿や様子を似せる事

擬態は自らの身を守るだけではない生存戦略である

擬態は単純に何かに姿を似せるだけでなく目的や手法がある

肉食動物が獲物に気付かれないように化ける擬態

天敵に自分の存在を知らせないようにして身を守る擬態

相手にとって危険な能力を持つ者同士が姿を似せる擬態

自分の姿を強い生き物に似せ天敵に危険だと知らせる擬態

においなどの化学物質を分泌して他の生き物に似せる擬態

生き延びていくために様々な変化を続けています

私も変化をし続けないと取り残されてしまいますね

ホシテンスさんの幼魚は長い旗を掲げて何思う!(改)柏島

  • 身体の割に長めの背びれをピンと立てたかわいいテンスさんの幼魚さんです・・・背びれの先端が旗の様になっているのでホシテンスさんの幼魚ではないかと思いますがいかがでしょうか?・・・大きくなるにつれてツノのような特徴的な旗が目立たなくなりイラさんに似たイカツイ見た目へと変貌していきます・・・幼魚の頃は下の写真の様にクリクリっとした目に長い旗を一生懸命掲げて健気でかわいらしいホシテンスさんです・・・遠くを眺めているようですが将来を見据えて旅立つ準備と言うか心構えを決めているのでしょうか?・・・近い将来いよいよ冒険に出発ですね。
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  • 赤ちゃんホシテンスさんの体の色はバリエーションに富んでいて白や茶色や濃い茶色等様々な色合いをしています・・・なかなかお洒落に気を使っているようですね?・・・背びれ2棘は著しく伸長しており先端は旗状に曲がっております・・・赤ちゃんホシテンスさんは眼から胸びれ付け根まで2本の細い線が入っていますが若魚に成長してくる体側に3本の横縞が入るようになります・・・この幼魚も少し横縞が表れ始めていますからだいぶ成長してきましたね・・・まだまだ小さいと思っていたらいつの間にか成長しているのが赤ちゃんです。
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  • ホシテンスさんの幼魚は背びれに白い細い線で囲まれた黒斑を持っていますがこの写真でも背びれの黒斑は少しわかりますね・・・ホシテンスさんは立派に成長すると約30cmにもなりベラさんとしては大きめの種類になります・・・そして成長するにつれ身体の縞模様は消えてしまい体側の前半背部に黒点が目立つようになります・・・大人になってシミが増えてくるということでしょうか?・・・そんなことはないですね失礼いたしました!・・・上の写真のホシテンスさんは「ん!なんか用か?」という表情でこちらに向いて警戒しています。
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  • ホシテンスさんの幼魚は流れ葉のように擬態して砂底付近でひらひら泳いでいます・・・意識して見ていないと遠くから見たら本物の流れ葉と思ってしまいます・・・その上ホシテンスさんは危険が近づいたと思ったら一瞬で砂の中にもぐってしまいます・・・ほんとに素早く上手に潜ってしまいます・・・ホシテンスさんの幼魚は背びれはとても長く先端が旗状になるという特徴ですがホシテンスさんによく似たテンスさんは背びれの先端がとがっておりますので区別がつきます・・・後ろ姿もあどけなくてかわいいですね。

自分の意思を示す

自分の思いを形にする

無謀だと言われることもある

でもあえて宣言する

そこから旅が始まる

工夫が始まる

成長が始まる

有言実行!!

ホソカマスさんが1匹だけひっくり返ってる?(改)ケラマ

  • ヤマトカマスさんによく似ているスズキ目カマス科のホソカマスさんは体側に黒色の縦帯が2本あり上顎の後端が鼻孔下に達していないことが特徴となっております・・・ホソカマスさんはタイワンカマスさんと違って尾鰭が黄色ではありません・・・ホソカマスさんはかなり密な群れを作りますがあまり逃げないので群れを撮影しやすいカマスさんです・・・ホソカマスさんはカマスさんの仲間の中ではちょっとおちょぼ口で口をきゅっととんがらせて「何か文句でもありますか?」とでも言っているような口をしています・・・ホソカマスさんはよく群れていますが見かけるといつも思うことがあります・・・美味しそう!!・・・ちなみにヤマトカマスさんは比較的浅い岩礁帯の水面近くから中域を大きな群れをつくって回遊しています・・・ヤマトカマスさんは背は紫がかったグレー色で各鰭が黒っぽいのが特徴で最大の識別ポイントは腹鰭が背鰭と同位置あるいは背鰭より後ろについている点です
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  • 下の写真の一番上のホソカマスさんは一匹だけひっくり返って何かアピールしているようです・・・群れの他のホソカマスさん達と違う行動をすることで目立とうとしているのでしょうか?それとも意中の方に恋のアピールでもしているのでしょうか?・・・よく見ると身体をくねらせた結果太陽光が反射して白く光っているだけのようにも見えますがどちらなのでしょうか?・・・お腹を上にしているようにも見えますよね!・・・ホソカマスさん達の顔がみんなで私の方を向いていて「お願いだから僕たちを食べないでね!!」とおちょぼ口で訴えかけているような眼をしていると思うのは私だけですかね。
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目立ちたがり屋さんのホソカマスさん

目立ちたがり屋さんは人前で話したり自分をアピールすることが好き

目立ちたがり屋さんは自信家であり承認欲求が強い

だから承認欲求を満たす為にリスクを取ることができる

成功させるために人一倍努力することができる

だから行動力があり自分自身を成長させられるのである

新しいことに果敢にチャレンジすることができるのである

目立ちたがり屋さんを鬱陶しいと思うかもしれない

でも目立ちたいという思いは悪い事では無いようです

ホソカワインドカエルウオさんは鼻毛を伸ばしたおじさん?(改)ケラマ

  • ホソカワインドカエルウオさんの体は円筒形で細長く尾びれの後ろ縁は丸くなっていますがこの写真では尾びれはよくわからないです・・・体の色は暗褐色や黒褐色のような色合いで眼の上方には皮弁があってまるでまつ毛のようです・・・円らな瞳でカエルのような顔にちょびひげ?鼻毛?が生えていてちょっととぼけた感じがかわいいですよね・・・それにしても鼻毛だとしたら伸びすぎですね・・・もう少し身だしなみに気を付けないといけませんね・・・インドカエルウオさんとよく似ていますがホソカワインドカエルウオさんの眼の上の皮弁は分岐しているのと身体の色に赤みがあります・・・写真でよく見比べればああなるほどと思えますが海の中で区別は不可能です。
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  • ホソカワインドカエルウオさんは水深10~20m程のサンゴ礁域に生息し小さな岩穴や珊瑚の間に隠れていることが多いです・・・しかも絶えず動き回っている本当に落ち着きのないホソカワインドカエルウオさんです・・・居た居たと思ってカメラを向けると「あれ?どこ行った?」と言うことが多々あるいけずな方でたいへん撮影しづらいお魚さんです・・・それからホソカワインドカエルウオさんの幼魚の体側には多数の白い横縞があるそうでしばしば浅い沿岸域で見られるそうです・・・私はまだ見ていません・・・と言うか気づいていないだけかもしれませんね?・・・色合いが地味目ですけどよく見ると愛嬌のあるホソカワインドカエルウオさんでした。
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他人を知ることは難しい

それなのに自分が知ろうと思わなければ

おそらく一生その人を知ることはできない

興味をもって深いところまで知ろうとする

そこで初めて本当のその人がわかるような気がする

それはもしかしたら本当の自分を知ることにつながるかもしれない

あなたはボニンユビウミウシさん? 2024 小笠原

  • この写真のウミウシさんは10mmほどしかなく小さくて私の腕ではピントがなかなか合わず見にくくて申し訳ございません・・・おそらく裸鰓目ユビウミウシ科ユビウミウシ属のボニンユビウミウシさんではないかと思います・・・ボニンユビウミウシさんの身体の地色は白色で赤色〜橙色のサッカーボールの様な網目状の模様が入っています・・・ボニンユビウミウシさんの背側突起に橙色の輪は無く触角と口幕突起は淡い橙色になっています・・・またボニンユビウミウシさんの鰓は背側突起の中にあり透明になっています・・・下の写真のボニンユビウミウシさんはお尻をくいっと捻じ曲げて何かアピールしているようです・・・私に挨拶でもしてくれているのでしょうか?・・・それとも「ちゃんとピントを合わせて撮れているのか!」とご指導してくれているのでしょうか?
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  • ウミウシさんには口幕突起というものがありますが口幕突起とは感覚器官として機能しており餌がそこにいるかどうかの存在を感知します・・・ウミウシさんは餌を摂るためにニュウっと口幕突起を伸ばし適切な餌を見つけるとウミウシさんは口幕突起を収縮させて餌を摂取します・・・ウミウシさんのエサはカイメンを食べることが多くその他にコケムシやホヤや海藻なども食べることがあります・・・このボニンユビウミウシさんもそうですが裸鰓目には様々なグループがあります・・・最も大きなグループのドリース類は触角や背中に花びらの様な二次鰓を持っています・・・ミノウミウシ類は背中にミノの様な突起が並ぶグループです・・・またタテジマウミウシ類は背中に縦ヒダがある種類が多いくスギノハウミウシ類は背中に変化に富んだ突起を持つグループです。
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  • また同属の裸鰓目ユビウミウシ科ユビウミウシ属のユビウミウシさんの体色は橙色と灰黄色で橙色が網目線のように見える部分もあれば灰黄色の斑紋が密に存在するように見える部分もあります・・・この灰黄色の部分は僅かに盛り上がっていて背側突起は成長個体で6対ありそれぞれが2~3本に分岐しています・・・触角は灰黄色で付け根の部分から指状突起が4本程度伸びこのうち後方の突起は他の突起よりも大きくなります・・・背側突起や触角鞘の突起や口触手の突起はいずれも先端付近に橙色の輪が入り全長は30mmに達します・・・今回はうまく撮影できませんでしたがまた小笠原でボニンユビウミウシさんにお会いできることを期待しております。
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ボニンユビウミウシさんのボニンとは何?

ボニンは小笠原諸島の事です

江戸時代の小笠原は無人(ぶにん)島と呼ばれていました

その後欧米系の島民が移住しブニンからボニンへ変化

ちなみに英語ではBonin Islandsと呼ばれています

ボニンブルーと呼ばれる美しい色の海が広がる小笠原

透明度の高い海水と太陽光が海底に反射して生み出す特有の青色

深い青からエメラルドグリーンまでさまざまな色合い

心を癒す小笠原の海は最高です

ホムラハゼさんの熱い情熱が伝わる鰭の焔!(改)柏島

  • スズキ目ハゼ科のホムラハゼさんは臆病なハゼさんなのでいつも岩穴の中に隠れていてなかなかお目にかかれないのですが今日は機嫌がいいのか運よく姿を見ることができました・・・しかもホムラハゼさんが岩穴から出てきたとしても鰭を広げてくれないとせっかくの燃えるような鮮やかな鰭の特徴が出ないので神頼みです・・・今回は日頃の私の行いが良かったのかどうかわかりませんがタイミングよく鰭を広げて陰の洞穴からピコピコピコと姿を現してくれました・・・撮影に協力してくれたホムラハゼさんありがとうございます。
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  • ホムラハゼさんは内湾やサンゴ礁域のサンゴ根の隙間や死サンゴ混じりの砂礫・砂泥底を好んで生息している3cm程度の小さなハゼさんです・・・そんな小さくて臆病なホムラハゼさんを見たいと思って慎重に近づいて行くのですがちょっとでも気になることがあるとすぐに岩穴の影に引っ込んでしまいます・・・そうなってしまうと後は辛抱強く待つしかありません・・・もちろん待っていても出てきてくれるとは限りませんがなかなか諦めきれない私です・・・つまりホムラハゼさんの気分次第ということです。
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  • ホムラハゼさんは非常に小さくて根の下の隙間にいつも隠れていますので写真を撮ろうとしてもストロボの光がなかなか届きづらいのです・・・ホムラハゼさんあなたがとても臆病なことはわかっていますしダイバーが恐ろしくて心配なのもわかります・・・でもあと一歩前に出てきて頂けないでしょうか?・・・あなたのその素晴らしい鰭の色を出したいのですがストロボの光が届きませ~ん!
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  • ホムラハゼさんの第一背鰭はとても長くピンと伸びていて第一・第二背鰭の間はかなり離れています・・・第二背鰭の上部と尾びれの上部に黒色を中心とした赤や朱色の目玉状の模様がありクマさん(かえるさん?)の顔のようでかわいいと思いませんか?・・・胸鰭軟条の先端部は糸状に伸びていてその形状は刺々しくもあり繊細でもあり食虫植物のハエトリソウのようにも見えますが類を見ない美しさがあります・・・正に焔のような鮮やかな鰭を持つホムラハゼさんは臆病ながらちょっと威嚇しているようでもあり華やかさを見せびらかしているようでもあります・・・ホムラハゼさんはそれぞれの鰭が見事に自己主張していて熱い情熱を感じますが美しくてつぶらな瞳の純情そうなハゼさんです。
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ホムラハゼさんの姿勢

周りの変化に素早く対応する姿勢

刻々と変わっていく環境

現在は特に恐ろしくテンポの速い時代

十年一日のごときで見たり考えていると判断を誤る

変化に遅れないような判断の素早さ

背骨をしっかりと据え

変わりゆく時勢の進展に刻々と対応する

ホムラハゼさんの姿勢に

その心構えが垣間見えた気がする

ボロカサゴさんそんなにボロボロで大丈夫? (改)柏島

  • カサゴ目フサカサゴ科のボロカサゴさんは頭部を含め身体は結構平べったく口は大きい上にニューっと突き出ていてユニークな顔をしています・・・身体には環境に応じてかなり変化のある多数の皮弁が見られますがボロカサゴさんは背びれだけでなく胸びれもかなり大きく特徴的な体つきをしています・・・今回のボロカサゴさんは赤い身体をしていますが赤色や褐色や黄色や紫色など生息域によって様々な色をした方達です・・・またボロカサゴさんはハダカハオコゼのように表皮が剥がれ落ちる「脱皮」を行うことが知られています。
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  • ボロカサゴさんは沿岸の岩礁域などで暮らしていますが水深10m~300m程度と垂直方向への生息域はかなり幅広いものがあります・・・普通は単独で生活していて滅多に遊泳することはなく胸びれなどを使って底を這って移動しています・・・確かに泳ぎはあまりうまくなさそうです・・・ボロカサゴさんはゆらゆらしながら海底でじっとしていますので海草のようにしか見えない特徴的な体つきをしています・・・この擬態は素晴らしく私も遠くから見るとちぎれた海藻がユラユラしているようにしか見えませんでした。
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  • こんな見事な擬態なので近くまでやってきてやっと「ああボロカサゴさんだったんだ」と気が付きましたが私の様に警戒せずに近づいてくる小魚さんや小さな無脊椎動物などを待ち伏せしてバクっと食べてしまいます・・・でも活動は主に夜間に行われます・・・「もともとこんな感じなのボロカサゴさん?誰かにやられてこんな体になったんじゃないのボロカサゴさん?」と心配になるほどボロボロな感じのボロカサゴさんは体も透けています。 
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  • 下の写真のボロカサゴさんは茶色っぽい色をしていますがやっぱりゆらゆらと揺れながらほとんど動きません・・・見た感じおっとりしているようですが近くに来たルリスズメダイさんをもの凄い速さで丸呑みしてしまいましたよ~・・・この写真には写っていませんが体が透けていますのでボロカサゴさんのほほのところ青いルリスズメダイさんが外から透けて見えました・・・ルリスズメさんには申し訳ございませんがボロカサゴさんも生きていかなければなりませんので弱肉強食です!
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ボロカサゴさんのボロボロな身体

過去をどんなに悔いても変わらない

どれほど心配したところで未来がどうなるものでもない

今現在に最善を尽くすのみ

今を幸せに暮らすことが大切

手段にこだわり過ぎず意地を張らず争わず

見方を変え自分が方向を変えれば

新しい別の道がいくらでも開ける

山を登るのにどの方向から行くかは関係ない

行く先を見失わないことが大切

もちろんボロカサゴさんのぼろぼろの理由は

過去の行いからではありませんが

今日は活動的ないつも寝てばかりのホワイトチップシャーク! 小笠原

  • いつも寝てばかりのメジロザメ目メジロザメ科ネムリブカ属のホワイトチップシャークさんまたはネムリブカさんは比較的小型で最大1.6m程度しかなく細い体と短く幅広い吻を持っています・・・ネムリブカさんは特徴的な猫の眼の様な垂直の瞳孔と鼻ひげの様な管状の前鼻弁を持ちその表情は何とも言えず可愛いものです・・・ネムリブカさんは背鰭や尾鰭の先端が白くなっているのでホワイトチップシャークさんと呼ばれています・・・ホワイトチップシャークさんは日中はサンゴ礁の岩陰や洞窟内や底の方でじっとして休んでいることの多いサメさんなので名前がネムリブカさん?・・・でも夜には集団で岩やサンゴの隙間を這い進んでお魚さんや甲殻類やタコさんなどをバクっと捕食するホワイトチップシャークさんなのです・・・今日は昼間から活動的ですが急にお腹でも空いたのでしょうか?
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  • またメジロザメ類には珍しく泳がなくとも呼吸することができる凄い能力のホワイトチップシャークさんなのですが実は棲家をあまり移動せず数年間に渡って同じ場所で休息しています・・・ホワイトチップシャークさんは「引越なんてめんどくさい!」と思っているのか?それとも新たな冒険に出るのが嫌いなのか?よくわかりませんがまあ住めば都という事なのでしょうか?・・・それからホワイトチップシャークさんの第一背鰭は体の後方に位置し上の写真の様に胸鰭より腹鰭の方に近くなっています・・・また第二背鰭と臀鰭が同じように結構大きく第一背鰭の3/4程度の高さがあります・・・胸鰭は幅広い三角形をしており尾鰭下葉は上葉の半分の長さしかなく上葉先端の後援には強い欠刻があります。
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  • ホワイトチップシャークさんの背面は灰色から褐色で腹面は白く体には個体ごとに異なる老人性色素斑の様な小さな暗点が散らばっています・・・ホワイトチップシャークさん老人性なんて言ってすみませんが何故か私にはそのように見えてしまうのです・・・また第一背鰭と尾鰭上葉の先端は名前の由来である明るい白になっていますが中には第二背鰭と尾鰭下葉も同様に白くなっていることもあります・・・このホワイトチップシャークさんを拝見したところは下の写真のダイビングポイントです・・・ここは父島から約50キロ離れたケータ(聟島)列島の最南端である嫁島のマグロ穴というスポットです・・・このダイナミックな地形の海には大型のイソマグロなどの回遊魚やサメさんなどが見られ世界にも類をみない絶景スポットなのです・・・この凱旋門の様な穴は一見するとボートで通り抜けられるように見えますが出口は浅くなっていて通り抜けることができないのです。
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凱旋門のようなケータのマグロ穴は迫力があって圧巻です

見ているだけで圧倒されてしまいます

ちなみにパリの凱旋門はシャルル・ド・ゴール広場に建っています

このパリのエトワール凱旋門がなぜ建設されたのか?

それはナポレオンが戦勝記念として建設を命じたからです

ローマのコンスタンティヌス凱旋門インスピレーションを受けて!

どちらも素晴らしい建設物ですがこの自然の凱旋門も凄い

マグロさんやサメさんもこの雄大な自然の凱旋門を

ちょっと観光がてら来ているのでしょうか?

ホンソメワケベラさんが胸恐怖の肝試し!(改)パラオ

  • スズキ目ベラ科のホンソメワケベラさんの体長は12cmほどで背と腹は白く体側に黒い一本の線が目を通って尾鰭まで走っています・・・その一本線は後方に行くほど太くなり尾鰭は上下の縁が青白くなっています・・・ホンソメワケベラさんはクリーニングにやって来たお魚さんの鰓や口の中にも入りこみ食べかすなどを食べてまわるお掃除屋さんです・・・大型魚は胸鰭を動かして身体の安定を保ったり小型魚は全身硬直状態になったりとホンソメワケベラさんを少しでも驚かさないように極度に運動を制止しています・・・下の写真のホンソメワケベラさんは一生懸命ウツボさんの首のところ?を恐々とお掃除をしています。
  • このホンソメワケベラさんはまだ子供ですかね?いや大人か?・・・ホンソメワケベラさんは幼魚の頃は黒色をベースに青色のラインが入っていますが成長すると白色をベースに黒色のラインへと変色していきます・・・それからホンソメワケベラさんと本当によく似ているニセクロスジギンポさんというお魚さんがいます・・・このニセクロスジギンポさんはホンソメワケベラさんに擬態すことでホンソメワケベラさんだと思ってやって来たお魚さん達を騙すのです・・・クリーニングにやって来たお魚さん達はホンソメワケベラさんを驚かさないように大人しくしているのですがそれをいい事にお魚さんの鰭や皮膚などを齧りとって食べてしまうのです・・・ひどいというか頭がいいというか!!・・・違いはホンソメワケベラさんは口先が前を向いていますがニセクロスジギンポさんは下を向いているところです。
  • ホンソメワケベラさんはウツボさんの口の中まで入ってお掃除していますが本当に怖くないんですかね?・・・ウツボさんが間違ってホンソメワケベラさんを食べるってことはないんですかね?・・・ウツボさんがくしゃみをしたくなったらと思うと怖いですね・・・ウツボさんは全長1mほどにもなる細長い海水魚で主に全身が黒褐色と黄色のまだら模様で不規則に縦縞が走っているように見えます・・・ウツボさんは背鰭から尾鰭までが繋がっていて浅く温暖な海の海底や岩の隙間でひらひらしています・・・ウツボさんの目の後ろまで裂けた口には鋭い歯が並び捕食する際には顎を大きく開くことができます・・・ウツボさんは穴から様子を伺い小魚や甲殻類などが通りかかるとガバっと襲い掛かります・・・人間を積極的に襲うことはありませんが鋭い歯には注意が必要です。

ホンソメワケベラさんは本当に信用しているのだろうか?

不用意に信じればいずれ手痛い仕打ちを受ける

かと言って誰も信じることができなければ生きていくことさえできない

信じるとはそういうことなのか?

約束を守る気がないから偽善者は素晴らしい約束をする

でも裏切られてそこで手放すか大切なものを掴み取るかは自分次第なのです

傷ついても裏切られても最初から疑ってかかるような生き方はしたくない

でも一度裏切った相手を私は信用できるだろうか?

そんな強さが自分にあるだろうか?

ホンソメワケベラさんの幼魚で間違いないですか?(改)柏島

  • スズキ目ベラ科のホンソメワケベラさんは幼魚の頃は黒色をベースに青色のラインが入っていますが成長すると白色をベースに黒色のラインへと変色していきます・・・よくわかりませんがこの写真のお魚さんはホンソメワケベラさんの幼魚ではないかと思います・・・ホンソメワケベラさんはブダイの仲間と同じように寝るときにはサンゴや石の隙間に入り込み体の周りを薄い粘膜で包むことによって身を守るそうです・・・ホンソメワケベラさんが粘膜を張っている所を見たことありませんがブダイさんが見事な粘膜を張って寝ているところは一度見たことがあります。
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  • ホンソメワケベラさんはクマノミさんの仲間と同様に性転換の仕組みがあり全てのホンソメワケベラさんはメスの性別で生まれてきてグループ内でもっとも大きな個体がオスに性転換して繁殖することができます・・・クマノミさん達はグループで一番大きなオスの個体がメスに性転換しますので逆バージョンと言えますね・・・海の掃除屋さんとして知られるホンソメワケベラさんはこの様に珍しい力をたくさん持っている不思議な生き物ですが姿形がよく似た偽物のニセクロスジギンポさんというお魚さんもおります・・・ニセクロスジギンポさんはホンソメワケベラさんの真似をして他のお魚さんに近づきクリーニングをする振りをして鰭や皮膚などを囓りとって食べてしまう怖いお魚さんです・・・違いはホンソメワケベラさんは口先が前を向いていますがニセクロスジギンポさんは下を向いているので見分けることが出来ます。
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物事の基礎を学ぶのに真似をする事は悪くない

でも問題は単なる真似なのか?

真似を通じて自分のスタイルを作っていけるのか?

そこが大きな違いとなる

単なる物真似は進歩の放棄に過ぎない

だから真似する時は形ではなくその心を真似する

できるのであれば真似をせず独自の方法を苦労して作り上げる

時間はかかるかもしれないがそれは後に大きな差になる

わざわざ他人の真似をしなくても「なぜ」さえはっきり掴めていれば

どのようにやるのかなんてすぐにわかってくるはず!

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