各地のダイビングポイントで見かけた『ゴンベさん』達をまとめてみました。浅い海のサンゴ礁などで暮らすお魚さんで、肥厚した大きな胸びれで、サンゴなどの上にドカッと立ち、あたりをギョロギョロ伺っています。ゴンベという名前の由来になっている、背びれの棘の先端に小さな糸状突起があり、雌性成熟型の雌雄同体で、ほとんどの個体は最初に雌となり、後に雄へと性転換します・・・。ゴンベさんの仲間って、不思議なお魚さんですよね。
- イレズミゴンベさんには別種がいるのか? 小笠原
- オキゴンベさんがサボテンしょってる!(改)柏島
- クダゴンベさんはかわいい顔をしているけど孤高の存在! 小笠原
- クダゴンベさんはシニカルなのか?ニヒルなのか?(改)ケラマ
- クダゴンベさんのその長いおちょぼ口がキュート!(改)柏島
- サラサゴンベさんはかわいい顔してるのに世界は厳しい!(改)ケラマ
- ヒメゴンベさんの背中の小さなトゲトゲかわいい!(改)ケラマ
- ヒメゴンベさんの右目と左目が違う方向を!(改)与那国
- ホシゴンベさん鼻毛さんが伸びてますよ!(改)ケラマ
- ホシゴンベさんの斑点はホシというよりポツポツ?(改)パラオ
- ホシゴンベさんをドアップにするとユカタハタさん?(改)ケラマ
- メガネゴンベさんは仲間達とどこが違うの? 小笠原
- メガネゴンベさんのプチお洒落! ケラマ
- メガネゴンベさんもそろそろ老眼?(改)パラオ
イレズミゴンベさんには別種がいるのか? 小笠原
- イレズミゴンベさんはゴンベさんの仲間では大型で全長は30cmほどにまで成長しますのでちょっと「ゴンベちゃん」という感じではないですね・・・結構大きいんですよ!・・・ゴンベさんというと小さいのに胸びれでしっかりと大地を踏みしめて辺りに睨みをきかしているかわいいイメージでしたが・・・このイレズミゴンベさんはどちらかというとハタさんの小ぶりといった感じでどっしりと辺りに本当に睨みをきかせています・・・下の写真のイレズミゴンベさんも「俺の縄張りを邪魔しているものがいないか?」と鋭い視線で睨みをきかせています。
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- イレズミゴンベさんは底生性で水深20m以浅のサンゴ礁に住んでいて体には多数の小黒点があって体側中央付近には1対の白色斑がはいります・・・イレズミゴンベさんはどうしてポツンと身体の色と全く違う白色斑があるのかわかりませんがこの目立つ白斑斑がイレズミのいわれですかね・・・イレズミゴンベさんは小型の魚類や甲殻類を主な餌として食べていますがこれだけ身体が大きいと他のゴンベさんと違ってガツガツ食べそうです・・・よく見えませんが歯も鋭そうな気がします。
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- このイレズミゴンベさんは体色が異なる二つの形態を持つことが知られています・・・一つは明るい体色に黒い斑点と白いラインがあるパターンです・・・もう一つは全身が濃い灰色に黒の斑点と一つの大きな白の斑点があるパターンです・・・今回の写真のイレズミゴンベさんは全身が濃い灰色に黒の斑点と一つの大きな白の斑点があるパターンですね・・・日本では南西諸島と小笠原諸島などで見られます・・・このふたパターンは全然見た目が違うのでかつてはそれぞれ別種とされていました・・・見た目からして納得です。
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- 上の写真のイレズミゴンベさんは眼付が悪くて狂暴そうですが下の写真の正面からのイレズミゴンベさんはちょっととぼけた感じがあって愛嬌がありますね・・・胸びれは他のゴンベさんと比べるとちょっと短いような気がします・・・他のゴンベさんはもう少し長くてしっかりと岩の上で身体を支えているようですがこのイレズミゴンベさんは身体がでかいからでしょうか?・・・胸びれがとどかずにお腹で岩の上に乗っかっているようです。
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オキゴンベさんがサボテンしょってる!(改)柏島
- オキゴンベさんの体の高さはやや高めで何と言いますかいかり肩で立派な体?をしています・・・それと見ての通りゴンベ科の特徴でもあるのですが背びれの棘には数本の糸状突起があります・・・「どうや!すごいやろ!」と少し半開きの口が言っているようで顔つきも何となくドヤ顔に見えるオキゴンベさんです・・・よく見かけるサボテンみたいな見事な棘ですが体が鮮やかな黄色もしくはオレンジ色なのでイメージはパイナップルですかね?・・・オキゴンベさんの体側には不明瞭な暗色斑があって背びれや尾びれには斑紋がなく体長は10cmくらいの大きさです。
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- ゴンベさんの英名は「ホークフィッシュ」と呼ばれていて鷹のようにサンゴや岩の上に留まってあたりを鋭い目つき?で見張っているところからきているそうです・・・確かに潜っているとよく岩の上で踏ん張っているところを見かけますよね・・・ゴンベさんには浮袋は無く遊泳性には欠けますが止まっている時は胸びれで体を支えているので胸びれは発達しています・・・しなやかなお魚さんというよりはちょっとマッチョな筋肉もりもりのゴンベさんです・・・ゴンベさんの名前はこの糸状突起を権兵衛(江戸時代後期から大正時代まで流行った幼児のヘアースタイルでぼんのくぼのところだけ剃り残した毛髪のこと)に見立てたことから来ているそうです・・・英名はかっこいいのですが和名はちょっとかわいいです。
- オキゴンベさんは雌性先熟の性転換魚で雄はハーレムを作り数尾の雌と暮らしています・・・群れの中で一番大きな個体が雄へと性転換するのですがオキゴンベさんは群れの都合に合わせて両方向の性転換もできる事が知られています・・・うらやましいというか?たいへんというか?忙しいというか?とにかくすごいですよね!!・・・両方向の性転換ができる種は他にオキナワベニハゼさんやダルマハゼさんやイチモンジハゼさんなどがいます。
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- オキナワベニハゼ:サンゴ礁域の礁斜面やドロップオフに生息していて水深3〜55mの崖壁の亀裂内やサンゴの根の壁面や天井などで単独で見られます・・・眼の下に4本の黄色ラインがあって体長はおよそ3.5〜4cmで体に黄色〜橙色の斑点が密在しています・・・ダルマハゼ:頭に細かいひげ状の突起があるダルマハゼは頭部が淡褐色になっており体側や各ひれが暗色であることでクロダルマハゼやアカネダルマハゼと区別できます・・・ヨゴレダルマハゼは頭部のひげ状突起が長いことと眼周囲に細かい斑紋があることなどで見分けられます・・・イチモンジハゼ:岩礁域の約20m以深に生息しており岩の表面や岩穴の奥などで単独で見られます・・・吻から眼を通り尾びれにかけて体側に黒色の縦帯が走っています。
埋没しがちだと思っている人
自分の特徴や個性を自ら理解し
その良さを意識することができれば
さらに磨くことも尖らせることも
自ずとできるようになる
そうなれば鬼に金棒
生きていくことが楽しくなるはず
クダゴンベさんはかわいい顔をしているけど孤高の存在! 小笠原
- クダゴンベさんはクダゴンベ属を構成する唯一の種いわゆるクダゴンベ属にはクダゴンベさんのみという最大でも13cm程度にしかならない小型の孤高の存在です・・・クダゴンベさんはその和名の通り管状に長く伸びたチャーミングな口と体側に入る白地に鮮やかな赤色のチェック柄が美しいのが特徴です・・・クダゴンベさんは小型甲殻類を主に食べていますが小型のお魚さんを食べているところも観察されたことがあるそうです・・・個体数はそれほど多くなく各個体が縄張りを持って斜面や岸壁に生えるウミトサカ類やヤギ類の群体の周りを活発に遊泳しています・・・クダゴンベさんは臆病なのでダイバーが近づくとすぐに枝の間に隠れてしまいます・・・ゴンベ科魚類には性転換を行なうものが多くいますがクダゴンベさんが性転換を行うかについては不明だそうです。
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- ゴンベ科に属する魚は世界に30種以上が確認されており主にインド-太平洋の温帯~熱帯にかけての浅い海に生息しています・・・日本では現在のところ14種が確認されているそうです・・・背ビレの棘条先端に糸状の皮弁があることが大きな特徴でこれが江戸時代の権兵衛(子供の後頭部に剃り残された一束の毛)を連想させることが和名の由来と言われています・・・もう1つの特徴はサンゴや岩の上で長く立派な胸ビレでガッチリ体を支えて鷹のように辺りに睨みをきかせていることです・・・ダイビングをしているとサンゴさんや岩の上でしかもいつも同じところで仁王立ちのところをよく見かけますよね・・・下の写真のクダゴンベさんも立派な胸びれで身体を支え「ここは俺の縄張りだぞ!」と言わんばかりに雄たけびを上げているようです・・・それから比較的よく見かけるゴンベさんの他の種類の特徴を下記に記してみました。
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- オキゴンベさんの分布域はかなり広く最もよく出会う10cmほどのおなじみさんで岩礁や砂地の根などでよく見られます。オレンジ〜褐色の体に色の濃い部分が斑模様にはいっていて黄色い背びれの棘条の先端は細かく枝分かれしています。好奇心が強く近寄ってもあまり逃げません・・・ホシゴンベさんもサンゴ礁の浅場で普通に見られ枝上サンゴの上にチョコンと乗っています。全体的に黒っぽいものや赤味が強いものや黄色が濃いものなど色彩変異はあります。顔に小さな斑点が多数あることが最大の特徴ですが幼魚では少ないこともあります。また黒色から暗色の縦帯が主に体の後方部にみられることもあります・・・メガネゴンベさんもサンゴ礁の浅場に多く見張りをしているかのようにサンゴの上に乗っています。目の後ろにU字型の模様がありこれが眼鏡をかけているように見えることが和名の由来です。赤や黒など個体によって色彩変異はありますがこのメガネ模様で識別は簡単です・・・ベニゴンベさんは鮮やかな紅色に背ビレ基部と目の後部に黒色線が入るのが特徴です。派手な模様の割りにとてもシャイなので浅場のハナヤサイサンゴの仲間の枝の奥深くに潜んでいます。写真を撮るのは結構大変です・・・ウイゴンベさんはゴンベさんの仲間の中では珍しく遊泳性が強く海底から離れていることが多いです。一見ハナダイっぽく見えるかもしれませんが赤みがかった体色のゴンベ科の魚で尾びれがツバメの尾羽のような弓形になっており英名の「Swallowtail」の由来となっています・・・体よりも尾鰭が明るい色をしていて背鰭の先端に糸状皮弁が見られます・・・サラサゴンベさんの体色はやや赤みがかった白色で体側面には大きな赤い斑紋が横帯状に並び頭部にも眼を通る赤い縞が走ります。背びれや尾びれにも小さな赤い斑点が散らばっておりヒメゴンベさんに姿がよく似ていますがヒメゴンベさんは眼下の斑紋が斑点状であることから判別ができます・・・スミツキゴンベさんの体の色は黒っぽい暗色から赤みを帯びたものまであって頭部には小さな白点があり体側には頭部のものよりも大きな白色斑があります。尾柄部には大きな黒色斑がありますがこれが和名の由来になっています・・・イレズミゴンベさんは成長すると30cm以上となる大型種で全身に多数の小黒点があり黒っぽく体側中央に白い斑点が1つあります・・・ハナゴンベさんはなぜか名前にゴンベと付いていますがハナダイさんの仲間なのです。他のハナダイさんのように活発に中層に泳ぎまわることはなく海底からあまり離れません。体は桃色で背部はやや黄色っぽく眼の下からやや後方にのびる2本の黄色線があります。
クダゴンベさんはシニカルなのか?ニヒルなのか?(改)ケラマ
- スズキ目ゴンベ科クダゴンベ属のクダゴンベさんが派手な衣装でヤギ類の中からニュウっと出てきました・・・体色は白を基調とし赤色の縦帯と横帯が格子状に交差した模様がみられ一見派手に見えるこの模様は枝サンゴの間に隠れる際に保護色としてはたらいていると考えられています・・・それにしてもクダゴンベさんはどうしてこんなに唇を尖らしているのでしょうか?・・・昔昔クダゴンベさんの祖先がどうしても唇を尖らせなくてはいけないようなつらい出来事に出会っってしまったからなのでしょうか?・・・まあ冗談はさておきこの尖った長い口が他のゴンベ科の仲間と区別できる特徴なのです・・・吻の長さが頭部のほぼ二倍に相当するクダゴンベさんはこの長い口で浮遊性の甲殻類などを上手に食べています・・・最大でも全長13cm程度の小さなクダゴンベさんは他のゴンベさん同様に背鰭の棘部には数本の糸状皮弁がみられますがこの写真ではよくわからないですね。
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- クダゴンベさんは縄張りを持って行動していてウミトサカ類やヤギ類の群体の周りを活発にチョコチョコと動き回っています・・・でもダイバーが近づくとすぐに枝の間に隠れてしまいます・・・その為か私はクダゴンベさんが気持ちよく浮遊している姿を見たことがありません・・・もしかしたらクダゴンベさんは泳ぎが嫌いなんですかね・・・いつもウミトサカ類やヤギ類の上でじっとしてるか陰にササっと隠れるかのどちらかでとても臆病なクダゴンベさんなのです・・・今日も同じ所でじっと他のお魚さんを監視しているシニカルな目線のクダゴンベさんです・・・どうしてもこの目線と長い尖った口から文句を言いたげな印象を持ってしまいます・・・ちなみにゴンベ科のお魚さん達は性転換するものが多いのですがクダゴンベさんは性転換を行うかについては不明だそうです。
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なぜかシニカルな表情のクダゴンベさん
シニカルとは冷笑的でさげすんだ笑いに皮肉な態度
他人の良い面や善意を信じずネガティブなニュアンスが強い
シニカルな人はしばしば世の中に対して懐疑的
相手に対する尊重を欠いていて人を傷つける
少し似た表情にニヒルがある
ニヒルとは虚無感を持っている状態
具体的なニヒルの表情は冷めていて暗い影の有る雰囲気
本来の表情を表に出さず無感情な態度で冷静沈着
ニヒルな態度はクールな態度ととられることが多い
似た表情でも全く中身が違う二つの言葉
私はシニカルな態度よりニヒルな態度の方がいいな
クダゴンベさんのその長いおちょぼ口がキュート!(改)柏島
- スズキ目ゴンベ科のクダゴンベさんは水深15~30m程度やや深目の岩礁斜面やサンゴ礁外縁の斜面のヤギ類やウミトサカ類に住み着いています・・・背びれはとげとげしていてゴンベさん特有の先端に小さな糸状の突起があります・・・体の地色は白なのですが赤色の格子模様がまるで一張羅を着ておめかしをしているようです・・・ゴンベさんにしては体はスマートな細目でニューっと長く突き出たおちょぼ口が特徴的です・・・この口を見ているとものすごく文句言いの性格に見えてしまいますが怖がりなのか眼はいつもキョロキョロしていて何とも言えないキュートな顔つきのクダゴンベさんです。
![](https://www.kosiannyoritsubuann.com/wp-content/uploads/2022/06/7310b0e1eb1775274fbf339d466162b2-1024x768.jpg)
- クダゴンベさんの名前は背びれの先端の小さな糸状の突起が『権兵衛』と呼ばれる昔の幼児の髪型に似ているため『ゴンべ』と名付けられていて『クダ』に関しては口の部分が管のように前に出ていることが由来しているそうです・・・枝サンゴさんやウミトサカさんやヤギ類の群体などの間にクダゴンベさんが入り込んでしまうとそのお洒落な赤色の網目模様が保護色となってしまいどこにいるかわからなくなります・・・クダゴンベさんお見事!!・・またゴンベさんの仲間は英名ではHawk Fishと呼ばれています・・・ゴンベさんが岩場やサンゴさんの上で佇む姿とタカが空から辺りを見渡している姿が似ていることからその名前がついたそうです・・・日本名と違って英名はかっこいいですよね。
![](https://www.kosiannyoritsubuann.com/wp-content/uploads/2022/06/278a732ee8ada08149548c0166a14326-1024x768.jpg)
- クダゴンベさんもご多分に漏れず岩場やサンゴさんの上でよく辺りを伺っています・・・クダゴンベさんは温和なのか根性が座っているのか至近距離まで近づいてもあまり逃げ出さないゴンベさんです・・・写真のように胸びれをドシっと立てて「何か俺様に用か!」とこちらを睨んでいます・・・もちろんあまり近づきすぎると逃げてしまいます・・・ちなみにゴンベ科は胸びれの下部軟条が肥厚し長くなっていてタカノハダイさんの仲間に似ています・・・ゴンベさんは背びれの棘数は10とタカノハダイさんの仲間よりも少なく背びれの棘の先端に小さな糸状突起を有することにより区別することができます・・・世界で約30種類いて日本にはそのうちの14種が暮らしていますが奄美諸島以南のサンゴ礁域などに多くのゴンベさん達が住んでいいます。
![](https://www.kosiannyoritsubuann.com/wp-content/uploads/2022/06/7f1036625861d7146540e65047103910-1024x768.jpg)
第一印象はその人の評価や雰囲気や好感度を決める重大な要素
第一印象はその後の人物像を左右してしまう
しかも第一印象は出会ってから数秒で決まる
第一印象を決めるのは視覚が55%・聴覚が38%・言語が7%
第一印象を決める視覚55%のポイントは
笑顔と清潔感のある身だしなみと姿勢
クダゴンベさんが人気あるのは
愛嬌ある表情と白地に赤い格子模様とピンとした姿勢ですかね
サラサゴンベさんはかわいい顔してるのに世界は厳しい!(改)ケラマ
- サラサゴンベさんの体長は7cmほどの大きさしかありませんが体型は平べったく体高が高いせいか筋肉質のがっちり体形に見えますね・・・背びれの棘の先には数本の短い糸状の突起がありますがこのトゲトゲはサボテンの様にも小さなイソギンチャクの様にもはたまた恐竜のステゴサウルスのように格好良くも見えます・・・身体の色はやや赤みがかった白色で体側面には大きな赤い斑紋が横帯状に並んでいます・・・サラサゴンベさんの頭部には眼を通る赤い縞が走っていて歌舞伎役者のような勇ましい感じがします・・・サラサゴンベさんは10~20mの浅いサンゴ礁や岩礁に生息しておりサンゴの群体上で下の写真の様に単独で観察されることが多いお魚さんです・・・サラサゴンベさんは胸びれをびしっと立てて辺りの様子を伺いながら小型のエビさんやカニさんといった甲殻類やハゼ類など自身より小型の魚類を捕食します。
![画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: db3cc6361e668462729491ff7752a42c-1024x768.jpg](https://www.kosiannyoritsubuann.com/wp-content/uploads/2022/08/db3cc6361e668462729491ff7752a42c-1024x768.jpg)
- サラサゴンベさんは実は雌性先熟型で性転換を行うことが知られているお魚さんです・・・メスからオスへと変化した個体は複数のメスと共にハーレムを形成して繁殖行動を行うそうですが何匹ぐらいのメスと一緒に暮らしているのでしょうかねえ・・・夜間に水面近くで産卵するそうですが一度生命の誕生を見てみたいものです・・・サラサゴンベさんは一度ハーレムを支配したとしても優雅にのんびり暮らすわけにはいかないようで新たに登場した別のオスに地位を奪われることもあるそうですよ~・・・まさに弱肉強食の世界ですね・・・仕方がないですよね・・・生存競争の厳しい世界で子孫を残して生き残っていくためにはより強い遺伝子を残していかないといけないですからね・・・その場合不思議なことに地位を奪われたサラサゴンベさんのオスは再びメスへ戻ってしまうそうです・・・性転換はメスからオスだけではなくオスからメスへも行われるということです・・・勝負の世界は厳しいですね・・・背びれの元気な張り出しにも気合が入っています。
![](https://www.kosiannyoritsubuann.com/wp-content/uploads/2022/10/facf90f1421137a96b29bf1570c7d60c.jpg)
責任を負うそれは覚悟が必要
責任を負えないのであれば
その立場になってはならない
厳しいようであるが責任の重さとはそういうものである
だから本当に責任を負うものは
態度や表情に現れる
ヒメゴンベさんの背中の小さなトゲトゲかわいい!(改)ケラマ
- ヒメゴンベさんは潮通しの良い場所を好みよくサンゴのうえに座るようにじっとして目をキョロキョロさせています・・・ヒメゴンベさんは体長8cm程度のかわいいゴンベさんですがゴンベさんの仲間としては体長に対して体高が低くスリムな感じで所謂スリムマッチョさんです・・・ゴンベさんの由来となった背びれの棘には数本の糸状突起があって背びれや体側には明瞭な暗色~暗赤色の斑が並ぶようにしてあります・・・ミナミゴンベさんとよく似ていますがヒメゴンベさんは尾ビレにも赤色斑が入ることで区別できます・・・写真のヒメゴンベさんも尾びれにきれいな赤の斑点が散らばっていますよね・・・ゴンベさんの仲間は岩やサンゴの上から周りを見渡している様子が鷹が空から獲物を探す姿に似ていることから英名で「Hawkfish」と呼ばれています・・・かっこいい名前です。
![](https://www.kosiannyoritsubuann.com/wp-content/uploads/2022/07/d8338bab788b2bc61b2f8f0caf627678-1024x768.jpg)
- ゴンベ科には12属33種が認められていてたくさんの種類がいますがその中でもヒメゴンベさんに特によく似ているミナミゴンベさんがいます・・・ミナミゴンベさんの体長は12cmほどで体に多数の赤色斑があります・・・一見この体の点々模様がヒメゴンベさんによく似ているのですがヒメゴンベさんには尾びれにも多数の赤色斑があるのに対しミナミゴンベさんにはそれがないのです・・・ここを意識して見ればすぐに見分けがつきます・・・ちょっとした違いですが大きな違いですね。
知っている?知らない?
知らないことを意識できている?できていない?
ほんの少しの違いですが大きな違いです
後で後悔したくない!
後悔しない判断ができるように
好奇心をもって日々勉強です
頭でっかちになる必要はありません
動かないよりまずは動いた方がいいです
でも知らないことを知らないと思える
そんなアンテナが大切ですね
ヒメゴンベさんの右目と左目が違う方向を!(改)与那国
- ヒメゴンベさんの体長は8cm程度の大きさでこの写真ではわかりずらいですが背びれの棘には数本の糸状突起があってなかなか勇ましそうに見えるお魚さんです・・・それからヒメゴンベさんの体には明瞭な暗色~暗赤色の斑模様が並ぶようにしてあり紅白の色合いからおめでたい印象を受けるお魚さんです・・・食性は肉食で小魚やエビさんのような小型の甲殻類をバクバクと食べています・・・このヒメゴンベさんは右目は前を左目は横から後方を向いています・・・違う方向を向いて注意を払うなんてヒメゴンベさんなかなか器用ですね・・・ゴンベさんはいつも岩の上にドカッと鎮座して辺りの様子を伺っていますが体を動かさずに目だけ動かして様子を伺っているんですね・・・なかなか合理的です。
![](https://www.kosiannyoritsubuann.com/wp-content/uploads/2022/07/8e4be94053ecc825a607b1f959722f65-1024x770.jpg)
- サンゴさんの上に座るようにじっとしているヒメゴンベさんにはよく似た仲間のミナミゴンベさんというお魚さんがいます・・・ミナミゴンベさんの体にも多数の赤色斑があってヒメゴンベさんによく似ています・・・でもヒメゴンベさんは尾びれに多数の赤色斑があるのに対しミナミゴンベさんにはそれがないことにより区別できます・・・ヒメゴンベさんは太陽の光を浴びると身体がピンク色でとてもきれいに映えるのですが岩陰に隠れると地味な色合いとなり意外と目立たないゴンベさんです・・・ゴンベさん達は岩やサンゴさんの上で周りを見渡していますがその様子が鷹が空から獲物を探す姿に似ていることからゴンベさんたちを英名で「Hawkfish」と呼んでいます・・・日本名と違って英名はかっこいい名前ですね。
海千山千の世界では気を抜いたら終わり
辺りを警戒するためのアンテナを立て
いつもと違いがないか
その変化はおかしくないか
目で見えるものだけでなく
経験からくる直観にも耳を傾け
些細なことだけに捕らわれず
広く俯瞰して全体感をとらえよう!
ホシゴンベさん鼻毛さんが伸びてますよ!(改)ケラマ
- サンゴの岩陰に隠れて下あごを出してぶっきらぼうに「何か用か?」とこちらを伺っているのはスズキ目ゴンベ科のホシゴンベさんです・・・頭には名前の通り星のような斑点がたくさんありますが私には星というよりはそばかすにしか見えません・・・よく見ると目の周りにや唇にも斑点ありますがホシゴンベさんの体の部分には斑点は無くきれいな縦線がたくさん入っています・・・頭を岩陰などに隠していたらホシゴンベさんってわからないかもしれないほど見事にわかれています・・・ホシゴンベさんは最大でも全長22 cm程度の中型魚で背鰭の各棘条の先端からは1本の皮弁が出ています・・・体色は成長過程で変化していくのですが成魚においても極めて変化に富んでいます・・・ホシゴンベさんの体色は黄色を基調とした体色であることが多く黒色から暗色の縦帯が主に体の後方部にみられることもあります・・・全ての個体に共通する特徴として頭部に多数みられる小さな斑点が挙げられるますが幼魚では少ないこともあります。
![](https://www.kosiannyoritsubuann.com/wp-content/uploads/2022/11/9caffd4b89bc8455095558c6b4bbfa2a-1024x768.jpg)
- サンゴさんの上にいることが多いホシゴンベのおじさんですが見事に鼻毛さんが出ています!・・・身だしなみに気を付けないと異性にもてないですよ~って勝手なことを言ってすみません・・・ホシゴンベのおじさんにとってはこれがお洒落なんですよね?・・・ホシゴンベさんは待ち伏せタイプの捕食者でサンゴ礁の上部で硬い胸鰭を支えとしてドッカリと静止しながら甲殻類や小魚さんが通過するのを待っています・・・そして目の前を甲殻類や小魚さんが通過すとシュパッと飛びついて捕食するのです・・・ホシゴンベさんは群をつくらず単独で行動する孤高の方が多いのですがペアや一匹のオスと複数のメスからなるハーレムを形成して行動することもあります・・・ホシゴンベさんも他のゴンベ科魚類と同様雌性先熟の性転換をするお魚さんでメスとして成熟し集団中にオスがいなくなるとその中で最も大きいメスがオスに性転換するのです。
ホシゴンベさんのは鼻毛さんでは無いのですが鼻毛さんは何故ある?
空気中のほこりや微粒子が鼻の奥に入るのを防ぐ役割
鼻腔内の湿度を保ち乾燥を防いだり温度調節の役割
嗅覚受容体を保護し外部からの刺激を和らげる役割
そうなんです鼻毛さんは様々な役割を果たしているんです
過度に伸びた鼻毛さんは見た目には不快かもしれません?
しかも過度に伸びた鼻毛さんは鼻の通りも悪くなってしまいます
鼻毛さんの役割を最大限活かすには
ほったらかしにはせず適切な手入れが大事なんですね
ホシゴンベさんの斑点はホシというよりポツポツ?(改)パラオ
- スズキ目ゴンベ科のホシゴンベさんは背鰭棘に数本の糸状突起があり最大でも全長20 cm程度の中型魚なのですが体の色は成長過程で著しく変化していきます・・・ホシゴンベさんは黄色を基調としたゴンベさんが多く黒色から暗色の縦帯が主に体の後方部にみられることもあります・・・ホシゴンベさんはメガネゴンベさんによく似ていますがメガネゴンベさんの様に眼の後方に眼鏡のような斑紋はありませんので判別ができると思います・・・ホシゴンベさんの頭部には小さな赤い斑点が多数みられるのが特徴なのですが私にはホシゴンベさんの吹き出物のようになぜか見えてしまいます・・・ホシゴンベさん失礼な事を言ってすみません・・・またホシゴンベさんは幼魚の頃は背側と腹側の濃淡が鮮明になっています。
![](https://www.kosiannyoritsubuann.com/wp-content/uploads/2022/09/13afe95d89ea2d1190cb9060425d7a8b-1024x768.jpg)
- 下の写真のホシゴンベさんは紫っぽい顔をして目つきも鋭く貫禄があるのですが上の写真のホシゴンベさんはピンク系の色をしていて目もなんだか穏やかな感じがします・・・上の写真のホシゴンベさんはまだ若くて幼い感じがしますね・・・ホシゴンベさんは肉食魚でサンゴ礁の上部で硬い胸鰭を支えとして静止しながら甲殻類や小魚といった獲物が通過する時に飛びついてかぶりつきます・・・群をつくらず単独で行動することが多いのですがペアや一匹のオスと複数のメスからなるハーレムを形成して行動することもあります・・・他のゴンベ科魚類と同様に雌性先熟の性転換を行うホシゴンベさんははじめメスとして成熟しますが集団中にオスがいなくなるとその中で最も大きいメス個体がオスに性転換します。
![](https://www.kosiannyoritsubuann.com/wp-content/uploads/2022/09/c32974b72285df56e41de79795522f6b-1024x768.jpg)
ホシゴンベさんが獲物を待ち伏せしています
急いではいけません
焦ってもいけません
でも考えることをやめボーっとしていてもいけません
怠けることなく
自分を信じて努力を続けていれば
必ず結果が出るはずです
急ぐ必要はありません
ゆっくりでいいから
確実に前進していれば結果は出る
とホシゴンベさんが言ってくれているようです
ホシゴンベさんをドアップにするとユカタハタさん?(改)ケラマ
- ユカタハタさんは岩礁やサンゴ礁にいる全長40cmほどのお魚さんで全身が朱色~赤色で大きな頭と下あごが突き出した大きな口が特徴です・・・ユカタハタさんは体中のひれが大きく発達していて背びれと尻びれが後方に大きく伸び尾びれの付け根にまで達しているのも大きな特徴です・・・この3つのひれでうまく水を捉えて急な加速をおこない大きな口を使って一瞬で獲物を捕らえるユカタハタさんです・・・ユカタハタさんは瞳孔より小さい青い斑点がたくさんありアオノメハタさんと似ていますが体色でみわけることができます・・・ちなみにアオノメハタさんは体の色は緑褐色で体側には小さな青色小斑が散在し黒く縁どられていて体側後半に白色横帯を出したりすることもよくあります・・・ユカタハタさんはメス⇒オスへと性転換するお魚さんでオスが複数のメスを従えてハーレムを形成します・・・ユカタハタさんのオスは大きな縄張りを持ちメスはそれよりも小さな縄張りをそれぞれ持つそうです・・・ユカタハタさんは食用として利用されることがありますがシガテラ毒の可能性がありますので注意が必要です・・・ちょっとユカタハタさんらしい色ではありませんね?・・・これはユカタハタさんではなくホシゴンベさんのドアップですね!!
![](https://www.kosiannyoritsubuann.com/wp-content/uploads/2022/07/22076f67444cae4d66284d4e08f05ab8-1024x770.jpg)
- ホシゴンベさんは肉食魚でサンゴ礁の上部で硬い胸鰭を支えとして静止しながら甲殻類や小魚さんを待ち伏せし通過すればそれに飛びついて捕食します・・・普段はじっとしているのにその動きはさすがに早いですね・・・ホシゴンベさんは群をつくらず単独で行動することが多いのですがペアや一匹のオスと複数のメスからなるハーレムを形成することもあります・・・他のゴンベさんと同様にホシゴンベさんは雌性先熟の性転換を行うお魚さんです・・・各個体ははじめメスとして成熟するのですが集団中にオスがいなくなるとその中で最も大きいメス個体がオスに性転換して群れを先導します・・・メスからオスに性転換するホシゴンベさんは責任重大ですがどういう気持ちなのでしょうか?・・・それにしても写真を撮るときはアップだけでなくやはり全体像も写さないとだめですね・・・種類を間違ってしまいます・・・私だけでしょうか?
一部しか見ていないと真実はわからない
全体を見ていないと意見は当然食い違う
それぞれは真実でも全体では真実ではない
いきなり全体像を把握することは難しい
部分を見て意見を交わしながら全てを理解する
それが大切なのかな?
メガネゴンベさんは仲間達とどこが違うの? 小笠原
- スズキ目ゴンベ科のメガネゴンベさんは何処にでもいますよね・・・背鰭棘には数本の糸状突起があって体の色には結構変異があって赤っぽいものから灰褐色や茶褐色のものなどがいますが眼の後方に眼鏡のような斑紋があるので間違えようがないですね・・・ホシゴンベさんはメガネゴンベさんによく似ていますが眼の後方に眼鏡のような斑紋はなく小赤色斑が多数あることで区別できます・・・今日もメガネゴンベさんはサンゴさんの上で胸びれをドッカと降ろして辺りを見回り中です・・・ゴンベさんも種類が多いのですがミナミゴンベさんは体に多数の赤色斑があってヒメゴンベさんによく似ています・・・ヒメゴンベさんでは尾鰭に多数の赤色斑があるのに対しミナミゴンベさんはでは尾鰭に赤色斑がないので区別することができます・・・それからサラサゴンベさんは体には小さい斑紋があって尾鰭にも小斑があることでヒメゴンベさんによく似ていますがヒメゴンベさんの眼下の斑紋は斑点状なのに対しサラサゴンベさんの眼下には赤色線があって体側の側線より下方には斑点が少ないのが特徴です・・・皆さんそれぞれ特徴を出して主張しています。
![](https://www.kosiannyoritsubuann.com/wp-content/uploads/2023/11/20feab06447877161353efda8940c089-1024x769.jpg)
- ベニゴンベさんの体の色は名前の通り鮮やかな赤色でサンゴの隙間でチョロチョロチョロと良く目立ちます・・・眼の後方にある黒いところが何とも愛嬌があるのですが体側の背部に黒色域があって吻は短く体はやや高めです・・・名前が厳ついイレズミゴンベさんと言う方はホシゴンベさんやメガネゴンベさんに似ていますが頭部には明瞭な斑紋がありません・・・体側の中央部に大きな淡赤色斑があるタイプと淡色の縦帯があるものが知られていて体長は30cm近くなり日本産のゴンベ科魚類としては大型です・・・イソゴンベさんは体はややずんぐりとしておりカサゴや小型のハタの仲間と間違えられることもありますがゴンベさんの特徴である背鰭棘の先端には小さな糸状突起をもつことで見分けられます。
メガネゴンベさんのプチお洒落! ケラマ
- メガネゴンベさんのくっきり眼鏡がお洒落で似合っていますねえ・・・目にぐっと力を入れて辺りをいつものように伺っています・・・縄張り意識が強いのか神経質でどうしても気になることがあるのかよくわかりませんがひれで体を支えて睨みつけています・・・よく見ると鼻ひげもオレンジ色に染めてプチお洒落していますね・・・エラのワンポイントもひっくり返すと顔の様でかわいいですね。
![](https://www.kosiannyoritsubuann.com/wp-content/uploads/2022/11/243ae4f0109e5c849993e38723b83536-1024x768.jpg)
- ウミシダさん・・・後ろのウミシダさんはゼンマイのようです・・・ウミシダさんは多数の腕を中心の体から伸ばし根のような形のものでサンゴさんをしっかりつかみしがみついています・・・羽を広げたような姿は植物のようですがウミシダさんはもちろん植物ではなく動物です・・・一般的には海底の岩やサンゴさんなどの上で腕を広げて生物遺体や生物由来の物質の破片や微生物の死骸であるデトリタスなどを集めて食べています・・・腕や羽枝の表面の管足でそれらを集め口まで運びますが時折は触手を巻き込んで口のそばまで運ぶのも見られます・・・巻枝は基盤にしがみついているだけなのでこれを離せば移動は可能で巻枝を使って這ったり腕を羽ばたくように動かして泳ぐこともできます。
メガネゴンベさんもそろそろ老眼?(改)パラオ
- 今回はゴンベさんの中でもダイビング中によく見かける種類がわかりやすいメガネゴンベさんです・・・浅い海の潮通しが良くてサンゴが発達したサンゴの縁やサンゴの斜面などにちょこんといます・・・眼の後に黄色と赤色と淡青色の三色のリング状の斑紋があるのが特徴です・・・これを眼鏡に見立ててメガネゴンベさんという和名がついたそうです・・・この特徴があるので一目で「あ!メガネゴンベさんだ」とわかりますね・・・それによく見るといっちょ前にハナヒゲ(鼻孔には立派な皮弁)もはやしていますし目の周りもグラデーションになっていてきれいです。
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- メガネゴンベさんの体の色は薄い赤色~茶色をしておりますが色彩変異が多く、また体側の後半部には幅の広い白色の縦帯があります・・・上の写真では白色縦帯の一部が垣間見えます・・・ゴンベさんの仲間は枝サンゴなどの上から全体を見下ろすように俯瞰していることが多いのですが・・・このことが鷹が上空から獲物を探す姿に似ているためゴンベさんの仲間を英名で「hawkfish」と呼ぶそうです・・・いつもあたりを見渡せる高台のようなところにちょこんと留まってあたりを伺っているメガネゴンベさんが鷹なんてかっこ良すぎません。
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- メガネゴンベさんは比較的撮影しやすいお魚さんなのですが、ちょっとでもびっくりするとあっと言う間にいなくなります・・・でも心配することはありません・・・すぐにまた元いた位置に戻ってきて何もなかったかのように「ここは俺の縄張りだ」と言わんばかりにあたりをキョロキョロします・・・結構小さいお魚さんなのに縄張り意識が強いのか?・・・眼鏡の奥底で目を光らせて監視している姿はちょっとかわいいです・・・今回も「俺の縄張りを荒らす奴は誰だ!」とにらみをきかせていますよ~。
眼鏡をかけるメガネゴンベさん
眼鏡をかけることでインテリに見える
外見って大事なんですね
でもメガネゴンベさんは外見だけでなく
中身も磨き続けていますよ
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