どこが違うの?同じにしか見えないけど!シマキンチャクフグさんとノコギリハギさんの特徴は? 『フグの仲間』 総集編  diving-photo‐tsubuankun

Dive-photo まとめ 分類
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遠目ではシマキンチャクフグさんもノコギリハギさんも同じ? 

  • フグ目フグ科キタマクラ属のシマキンチャクフグさんは全長10cm前後の小型種で目がクリクリっとしていて体側に大きな鞍状斑がありますがよく似たフグさんにハナキンチャクフグさんとクマドリキンチャクフグさんがいます・・・シマキンチャクフグさんとハナキンチャクフグさんとの違いはハナキンチャクフグさんには橙色の縁取りがあることでシマキンチャクフグさんとクマドリキンチャクフグさんとの違いはクマドリキンチャクフグさんの吻に暗色横帯があることです・・・シマキンチャクフグさんは比較的暖かい海で暮らしているおとなしい性格の小さな可愛いフグさんなので食べることはないと思いますがフグ毒を持っていますのでご注意ください・・・ちなみにキタマクラさんは名前が死者を安置する時の北枕に由来するとされていてなんとも恐ろしい名前を冠した有毒なお魚さんでそんなキタマクラ属に属しているのでかわいい顔をしてなかなかのものです。
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  • また種類は全く違いますがシマキンチャクフグさんに姿がそっくりなフグ目カワハギ科に属するノコギリハギさんという方もいらっしゃいます・・・このノコギリハギさんは毒をもつシマキンチャクフグさんに擬態することでノコギリハギさんは毒をもっていないのに「俺は毒をもっているんだぞ!食べられないぞ!食べたら大変なことになるぞ!」とアピールして自分を守っているのです・・・なかなか賢いノコギリハギさんですよね・・・ちなみに上の写真はシマキンチャクフグさんで下の写真はノコギリハギさんだと思うのですが如何でしょうか?・・・ノコギリハギさんとシマキンチャクフグさんの違いは第2背鰭の形が1番のポイントでノコギリハギさんは背鰭の基底部が幅広く長方形のような形をしているのに対してシマキンチャクフグさんの第2背鰭は他のフグ科の魚と同じように幅の短い扇型をしています・・・その他にノコギリハギさんは背中の頂点にカワハギさんのような第1背鰭がありますがシマキンチャクフグさんはこの部分は平らで何もありません・・・また尻鰭もノコギリハギさんは通常の魚のように身体の中央部分から始まり尾の付け根まで続く長い鰭ですがシマキンチャクフグさんは後部にウチワのような幅の短い尻鰭を持っています。
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  • 鰭をピロピロピロと動かしながらヨチヨチと可愛く泳ぐ姿はたまらないシマキンチャクフグさん達ですがノコギリハギさんって賢いと言うかちゃっかりしていると言うか外見以外にも腹部を僅かながら膨らませることができるそうです・・・それにしてもノコギリハギさんは堂々とシマキンチャクフグさんの真似をしますが自分がいいと思った事は徹底的に真似をすることでその先に新たな自分が見つかる事がよくあります・・・何も真似したくないなんて言っていると結局何も生み出せなかったりします・・・創造性というのは今ある物事を結びつけることでもありますから100通りのものから真似てしまえばそれはオリジナルとなるのです・・・そしてそこからさらに自分のスタイルに変化させ新たな自分のオリジナルスタイルを見つけていけるのです・・・話は変わりますがシマキンチャクフグさんのオスとメスは体のサイズ以外に違いは無いように見えますがよく観るとオスの目元はメスに比べ随分派手派手なグリーンとオレンジの縞模様になっています・・・この写真のフグさんはそこまでの派手さは無くおしとやかな色をしていますのでメスのようですが何故オスのほうが派手なのでしょうか?・・・メスのシマキンチャクフグさんも着飾ってもいいと思うのですがやはりオスは目立つことでメスにアピールでもしたいのかもしれませんね?・・・よくわかりませんがまあ派手な事は悪い事ではないと思います。
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