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『エビの仲間』‐アカホシカクレエビさん‐ 総集編 ダイビング‐フォト‐tsubuankun

Dive-photo まとめ 分類
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危ない!アカホシカクレエビさん!クマノミさんが狙ってる!!

  • 下の写真のエビ目テナガエビ科ホンカクレエビ属のアカホシカクレエビさんがイソギンチャクの深い森でピタッと動かず固まっています・・・スズキ目スズメダイ科クマノミ属のクマノミさんと目が合ってしまったようです・・・アカホシカクレエビさんが「ゲゲ!ボ、僕クリーナーシュリンプだから食べないでねえ!今からクマノミさんをクリーニングしてあげるからお願いします!」・・・一方クマノミさんは「俺の縄張りを荒らしに来た怪しいやつかと思ったらアカホシカクレエビさんか!君がクリーナーさんである事はわかってるから食べたりしないよ!驚かしてごめんねちょっと目つきがきつかったね!」・・・こんな感じの会話でもしていたようです?・・・アカホシカクレエビさんをアップで撮ってみましたが「ああびっくりした!突然あんな目つきでクマノミさんが出てきたらびっくりするじゃないか!もうクマノミさんは意地悪なんだから!」と言っているようですがまずはアカホシカクレエビさんも一安心ですね。
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  • アカホシカクレエビさんをよく見てみると小さいほうのハサミも大きなハサミと一緒で白と紫のきれいな色のラインがあってとてもお洒落です・・・アカホシカクレエビさんの身体は透明で透き通っていて第3腹節の背側の突き出した頂に白色の円斑紋がありその前半部はオレンジ色の小斑点が密集しています・・・頭胸甲と腹節の側甲に赤褐色斑と白色斑が散在していて眼と眼の間は白色帯で結ばれています・・・体色と斑紋は雌雄や成熟度によっても違いがあるそうですがそれにしてもアカホシカクレエビさんは小さいからイソギンチャクさんの触手がそびえ立つ巨大な木々の森に見えますね。
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  • 「わあい!イソギンチャクさんが揺れる揺れるう!なんでこんなに揺れるんだろう?さっきまで巨大な木々の森だと思ってたのにい!」とイソギンチャクさんの触手に必死にしがみ付いているアカホシカクレエビさんの姿が何とも可愛いく感じてしまいます・・・自然の潮の流れなのでしょうか?それとも私が動いて流れを生み出してしまったのでしょうか?私が原因だったら申し訳ない事をしてしまいましたが何れにしろアカホシカクレエビさんにとっては大問題の様です・・・アカホシカクレエビさんはふき飛ばされてしまわない様に小さいほうのハサミも使って必死にイソギンチャクさんに捕まっています!・・・流れに負けるな!頑張れアカホシカクレエビさん!
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  • 下の写真のアカホシカクレエビさんは「え!なあに?君もしかして僕にクリーニングしてほしいの?体が大きいから大変だけど仕方ないなあ!いいよ!頑張るから!」って私に話しかけているみたいに見えませんか?・・・ありがとうやさしいアカホシカクレエビさん!あまり遠くに行くとお魚さんに食べられてしまうかもしれないからイソギンチャクさんの近くに居てね!・・・イソギンチャクさんも危ないからあんまり遠くに行っちゃあだめだよって話しかける様にやさしく揺れています・・・ちなみにアカホシカクレエビさんによく似たハクセンアカホシカクレエビさんという方がいらっしゃいますがハクセンアカホシカクレエビさんは名前の通り頭胸甲をグルリと一周する白い線があることで識別できます。
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  • イソギンチャクさんの森の中でよく見かけるアカホシカクレエビさん達はよく似た種類が多くて迷ってしまいませんか?・・・彼らは基本は透明の身体をしているのですが背中の斑紋の色や手の色がちょっと違っていたり白い筋があったり体の斑紋の色が違ったりでなかなか区別が難しいです!・・・ぱっと見た感じみんな同じに見えてどこが違うのって思うのですがアカホシカクレエビさん本人に言わせれば「全然違うやん!どこ見てるの?」っていうことにきっとなるのでしょうけど・・・アカホシカクレエビさん勉強不足ですみません・・・イソギンチャクさんと仲良く共生する可憐なアカホシカクレエビさんは小さなハサミ手を使ってお魚さんをきれいにクリーニングする素敵な方です・・・このクリーニング行為はアカホシカクレエビさんにとってはちょっとした食事のつもりなのでしょうがお魚さんにとっては死活問題で変な寄生虫にやられてしまわないようにしっかりとお掃除してもらいましょう!
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  • 先ほども申しあげましたがアカホシカクレエビさんによく似た方達との識別ポイントの一つは「腰」にある大きな斑紋になります・・・ただしアカホシカクレエビさんの幼体やオスはちょっと色味が違うことがあったりしますので困ったものですがせっかくの識別ポイントなのではっきりとして欲しいです・・・名前もよく似たニセアカホシカクレエビさんというエビさんがいるのですがアカホシカクレエビさんより熱帯系で沖縄を含む西部太平洋に分布しています・・・パラオクサビライシやナガレハナサンゴでよく見られ赤星ならぬ青星の模様が美しいのがニセアカホシカクレエビさんです・・・この写真のエビさんの斑紋は赤いのでニセアカホシカクレエビさんではないですね。
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  • よく似たハクセンアカホシカクレエビさんはパッと見ただけではアカホシカクレエビさんと見分けがつきませんが「胸」のあたりをグルリと一周する白い線がありますのでこれが一番の区別ポイントとなります・・・この写真のエビさんにはグルリと一周する白い線はありませんからハクセンアカホシカクレエビさんではないですね・・・ハクセンアカホシカクレエビさんはほとんどの場合スナイソギンチャクの仲間に共生していますがこのスナイソギンチャクさんは普通のイソギンチャクさんより刺胞毒が強いので注意しましょう!・・・他にもよく似たオドリカクレエビさんがいますがこのオドリカクレエビさんも体長3㎝程のクリーナーシュリンプです・・・オドリカクレエビさんは胸脚を懸命に動かして揚力を得て体を浮かせてくねくね左右に体を捻って踊ります・・・その行動は自分が海のクリーニング屋であることを近づいてくるお魚さんへアピールする動きだそうです・・・白い長い触覚とハサミ脚の先端だけが紫色なのが特長なのですがこのエビさんは触角は白くないしハサミも白と紫の縞模様になっていますから違いますね。
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  • サンゴさんの上でゆらゆら腰を振っているアカホシカクレエビさんの姿はなんとも可憐で優雅な雰囲気を醸し出しています・・・透明な体に白・赤・紫のコントラストがとてもおしゃれなアカホシカクレエビさんですがメスの方が体が大きくて模様が多くどちらかというと派手めな印象です・・・やっぱり女性はお洒落が大好きなんですね・・・そんなメスに比べてオスは少し小さめで透明なところが多く色模様も地味めで奥ゆかしい感じでになっていますがどちらが好みかはその人次第ですね・・・記憶力が衰えてきた私にとってこれらのエビさん達の区別はなかなかの難問でもう少しわかりやすい特徴をそれぞれのエビさん達が主張して欲しいものです・・・まあ私の勉強不足というだけですが。
  • 何度見ても「あれ?この特徴はどのエビさんの特徴だったっけ?」となってしまいますのでもう一度復習がてらアカホシカクレエビさんと他の種類との識別ポイントをご紹介いたします・・・アカホシカクレエビさんの特徴その一「目と目の間が白い線で繋がっていること」・・・特徴その二「腰にある模様が白とオレンジの大きな斑紋になっていること」・・・ホンカクレエビさんは目と目の間が白い線で繋がっているのは同じなのですが腰にある斑紋は紫色です・・・ニセアカホシカクレエビさんは目と目の間が白い線で繋がっておらず腰にある斑紋は桃色です・・・ナデシコカクレエビさんは目と目の間は白い線で繋がっておらず腰にある斑紋は紫色です・・・ハクセンアカホシカクレエビさんは頭部の後に白い細いラインがあることで区別できます・・・それにしてもアカホシカクレエビさんを見ていると脚を懸命に動かしながら体を浮かせてクネクネと左右に体を捻っていてまるで踊りを楽しんでいるようです。

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