オイランヤドカリさんってイメージと違って毛むくじゃら! セブ
- ポヤポヤした赤い綺麗なソフトコーラルの上をヤドカリさんがチョコチョコと歩いていました・・・この赤いソフトコーラルの小さなつぶつぶがフルーツケーキのクリームトッピングのようでおいしそうです・・・ヤドカリさんは雑食性と聞きますがソフトコーラルも食べるのでしょうか?・・・そこのところは申し訳ございませんがよくわかりません勉強します・・・十脚目ヤドカリ科ヤドカリ属のオイランヤドカリさんは眼柄と角膜の境界が黄色くなっているのが特徴で巻貝などの貝類を利用するヤドカリさんです・・・オイランヤドカリさんは甲長30mm弱になる中型種ですがこの写真のオイランヤドカリさんは大きな貝殻から体を少し出して長めの眼をキョロキョロしています・・・「なんだよお!何か用か?用事がないならあっちに行ってくれないか?」という表情をこちらに向けているように見えて可愛いですね。
- 最初はオイランヤドカリさんという名前から派手な色をしていて細めの体で妖艶というイメージを勝手に持っていましたがこのオイランヤドカリさんはそのイメージと全く違っていて毛がもじゃもじゃで色合いもどうなんでしょうか?・・・それにごっつい貝殻を背負っていて名前のイメージの華奢というよりは剛力という感じです・・・それにしてもこの貝殻は身体の割にちょっと大きすぎませんか?・・・重たくないのでしょうか?・・・せめてもう少しかわいい貝殻を背負ってくれていればと思うのは私だけでしょうか?・・・でもこのオイランヤドカリさんにしてみれば広くて快適な豪邸なのかもしれないですね!・・・オイランヤドカリさんは珊瑚礁域のやや深場に住んでいて赤色型と黒色型の2種が知られています・・・写真のオイランヤドカリさんは黒色型でやや地味な色合いですが赤いサンゴの上で目立っています。
オイランヤドカリさんの花魁って?
花魁は江戸時代においての高級遊女の称号です
特に吉原遊廓などの大規模な遊廓で活動していた女性達を指します
花魁は単なる遊女とは異なりその美しさや高い教養を持ち合わせ
芸術的な才能が求められる存在で歌や踊り書道に詩歌や茶道など
文化的素養の多岐にわたる芸事に精通していました
花魁は豪華絢爛な着物や髪に多くの飾りを付け
遊廓内を移動する際の見せ場である花魁道中など
観客を楽しませるための演出が様々施されました
花魁はその華麗さとともに江戸時代の文化や風俗を象徴する存在でした
オオアカホシサンゴガニさんは実はサンゴの守り神!(改)パラオ
- サンゴガニ科のオオアカホシサンゴガニさんは枝の間に多くの複雑な空間ができるミドリイシさんやハナヤサイサンゴさんの仲間の枝の間の隙間に身を隠している体長3cm程度の小さなカニさんです・・・隙間に隠れているのでなかなかピントが合わず撮影が難しいのですがオオアカホシサンゴガニさんの眼は綺麗な黄緑色をしていて体の色は白地にたくさんの明るい赤色の斑紋でおおわれています・・・オオアカホシサンゴガニさんの斑紋の数は大人になると多いのですが若い頃は斑紋が少ないそうです・・・この写真のオオアカホシサンゴガニさんは斑紋の数が多いのでもう立派な大人ですかね。
- サンゴガニ類は一方的にサンゴさんのすき間を間借りをしているだけではなくサンゴさんが分泌する粘液なども頂いて食べながら暮らしています・・・でもオオアカホシサンゴガニさんはタダで住まわせて頂いている訳ではありません・・・実はサンゴさんを害する敵などが来た時には勇気を持って小さなハサミで立ち向かいそれらの敵を追っ払ってしまうのだそうです・・・なんとあの大きく狂暴なオニヒトデさんにも立ち向かうオオアカホシサンゴガニさんは勇敢な海の戦士であり守護神であり頼れる兄貴だったんですね・・・いつも隙間に隠れて体全体を見せてくれない臆病なオオアカホシサンゴガニさんだと思っていましたが見る目が変わりました・・・もちろんサンゴさんがやられると自分の住処がなくなってしまうという共生関係にあるので必死なのは確かなのでしょう。
オオアカホシサンゴガニさんは死に物狂い
生死がかかっていれば真剣になる
だから当然強くなる
でも常に死に物狂いでは疲れてしまう
疲弊してしまい続かない
いざという時に力を発揮出来るのか?出来ないのか?
それは日頃からの覚悟で決まる
日頃から覚悟と準備を心がけていれば
いざという時に死に物狂いになれる
オンとオフの心構えが勝敗を分ける大きな要因となる
アップに耐えられる凛々しい面構えのオオスジイシモチさん! パラオ
- スズキ目テンジクダイ科スジイシモチ属オオスジイシモチさんだと思うのですが体全体が写っていれば多少は種類を見分けることも可能なのですが顔のアップだけだと私では厳しいです・・・本当に迷ってしまいますがこのお魚さんはいったい何方なのでしょうか?・・・イシモチさんの仲間の様ですがヤライイシモチさんでしょうか?オオスジイシモチさんでしょうか?如何でしょうか?・・・ヤライイシモチさんの特徴は体が細長くて側扁し体高は低めです・・・ヤライイシモチさんの眼は大きく前鰓蓋縁は鋸歯状で尾鰭は湾入しています・・・尾鰭は見えませんが前鰓蓋縁は鋸歯状になっているような?なっていないような?・・・体色は淡褐色で白っぽく体側には5本の黒っぽい縦縞がありその内の1本は眼を通っています・・・尾柄にはひとつの黒い斑が見られ黄色く縁取られているそうですがこの写真ではわかりませんね。
- 変わってオオスジイシモチさんの特徴は体側に4本の暗色縦帯があり尾柄部中央に黒色円斑があるのが特徴なのですがやっぱりこの写真では尾柄部が写っていないのでよくわかりません・・・どちらかと言えばオオスジイシモチさんの方が近いような気がします・・・やっぱり写真はアップだけでなく全体が写っている写真も撮らなければなりませんね・・・それから一般にテンジクダイ類は群れて生活しているものが多いのですが産卵期にはつがいになった2匹が群れを離れ岩礁や造礁サンゴの周辺で縄張りを持ち産卵までの7日~10日までの間一緒にいます・・・それから雄は放精後すぐに卵塊を自分の口腔内に受け入れ口内保育に入ります・・・口内保育は産卵後の受精卵を雄が口腔内に収容し孵化後のしばらくの間新鮮な海水を卵に送り安全に守るという行動ですが口内保育の期間は8日~10日です・・・稀に雌が卵をくわえる場合もありますが口内保育は雄が単独で岩陰などで行いその間は餌をとりません・・・ごく危険な卵の時期を親の口の中で保護されるのでほとんど無事にふ化することができます。
凛々しい顔つきのオオスジイシモチさん
顔つきは文化的背景や遺伝的な要因などによって影響を受ける
個人的な経験や感情よっても影響を受ける
怒りや喜びや悲しみなどの感情も顔に表れるし
日光にたくさん当たる人やよく笑う人もしわが多い
骨格や輪郭や目鼻の形など遺伝によって受け継がれる
文化によって表情の使い方が異なることがある
様々な要素が組み合わさって個人ごとに独自の顔つきが生まれる
オオスジイシモチさんは口内保育という重大な責任を負っている
だから凛々しい顔つきになったのかな?
オオモンハタさんは目の周りまでお洒落してる!(改)ケラマ
- オオモンハタさんの頭は他のハタさんより少しほっそりとスマートなスタイルでひれや体には黄褐色から褐色の円い斑点が密に分布しています・・・淡色のお洒落な網目模様が美しいオオモンハタさんですが色や模様に個体差があるので他のハタさんとの区別が結構難しいです・・・この写真ではわかりませんがオオモンハタさんの尾びれの先は白いふち取りになっています・・・ここがオオモンハタさんによく似たホウセキハタさんと見分ける大きなポイントになっています・・・ホウセキハタさんの身体の色は全体的に赤~茶褐色の見た目をしており茶褐色の斑点が体全体に密に並び網目模様になっています・・・尾ビレが丸く白く縁取られないものはホウセキハタさんであることが多いようです・・・またオオモンハタさんは尾びれが湾入していますがホウセキハタさんの尾びれは丸くなっているのも違いです・・・この写真では尾びれが見えないのでもしかしたらホウセキハタさんだったりして?
- 実はオオモンハタさんの幼魚には縞模様があってかわいいのですが身体の円斑は成長とともに相対的に小さくなって数が増えるので見た目が大きく変わってきます・・・子供の頃はシマシマ模様に大きな斑点の服を着てるだなんて子供っぽくていいですね・・・オオモンハタさんは最大で50センチ・2kgほどまで成長しますが標準サイズは35センチ〜40センチで1kg前後の小型のハタさんです・・・大きな口に分厚い唇なのですが眼の周りにも小さな斑点模様を施したつぶらな瞳がアンバランスでかわいいオオモンハタさんです・・・オオモンハタさんの名前はそっくりのホウセキハタさんと区別するためにつけられた呼び名でオオモンハタさんの網目状の斑紋がホウセキハタさんの斑紋より大きかったので大紋ハタさんになったそうです・・・上の写真のハタさんは身体の斑紋が大きめなのでやっぱりオオモンハタさんですかね。
お洒落ってどういうことだろう?
派手にすること?
煌びやかにすること?
高級な宝飾品や洋服で着飾ること?
私はそれより人の気づかないところまで気を使っている
そんな気遣いがいいなあ
心のお洒落がいいなあ
オキゴンベさんがサボテンしょってる!(改)柏島
- オキゴンベさんの体の高さはやや高めで何と言いますかいかり肩で立派な体?をしています・・・それと見ての通りゴンベ科の特徴でもあるのですが背びれの棘には数本の糸状突起があります・・・「どうや!すごいやろ!」と少し半開きの口が言っているようで顔つきも何となくドヤ顔に見えるオキゴンベさんです・・・よく見かけるサボテンみたいな見事な棘ですが体が鮮やかな黄色もしくはオレンジ色なのでイメージはパイナップルですかね?・・・オキゴンベさんの体側には不明瞭な暗色斑があって背びれや尾びれには斑紋がなく体長は10cmくらいの大きさです。
- ゴンベさんの英名は「ホークフィッシュ」と呼ばれていて鷹のようにサンゴや岩の上に留まってあたりを鋭い目つき?で見張っているところからきているそうです・・・確かに潜っているとよく岩の上で踏ん張っているところを見かけますよね・・・ゴンベさんには浮袋は無く遊泳性には欠けますが止まっている時は胸びれで体を支えているので胸びれは発達しています・・・しなやかなお魚さんというよりはちょっとマッチョな筋肉もりもりのゴンベさんです・・・ゴンベさんの名前はこの糸状突起を権兵衛(江戸時代後期から大正時代まで流行った幼児のヘアースタイルでぼんのくぼのところだけ剃り残した毛髪のこと)に見立てたことから来ているそうです・・・英名はかっこいいのですが和名はちょっとかわいいです。
- オキゴンベさんは雌性先熟の性転換魚で雄はハーレムを作り数尾の雌と暮らしています・・・群れの中で一番大きな個体が雄へと性転換するのですがオキゴンベさんは群れの都合に合わせて両方向の性転換もできる事が知られています・・・うらやましいというか?たいへんというか?忙しいというか?とにかくすごいですよね!!・・・両方向の性転換ができる種は他にオキナワベニハゼさんやダルマハゼさんやイチモンジハゼさんなどがいます。
- オキナワベニハゼ:サンゴ礁域の礁斜面やドロップオフに生息していて水深3〜55mの崖壁の亀裂内やサンゴの根の壁面や天井などで単独で見られます・・・眼の下に4本の黄色ラインがあって体長はおよそ3.5〜4cmで体に黄色〜橙色の斑点が密在しています・・・ダルマハゼ:頭に細かいひげ状の突起があるダルマハゼは頭部が淡褐色になっており体側や各ひれが暗色であることでクロダルマハゼやアカネダルマハゼと区別できます・・・ヨゴレダルマハゼは頭部のひげ状突起が長いことと眼周囲に細かい斑紋があることなどで見分けられます・・・イチモンジハゼ:岩礁域の約20m以深に生息しており岩の表面や岩穴の奥などで単独で見られます・・・吻から眼を通り尾びれにかけて体側に黒色の縦帯が走っています。
埋没しがちな人
それぞれの特徴や個性を自ら理解し
その良さを意識することができれば
さらに磨くことも尖らせることも
自ずとできるようになる
そうなれば鬼に金棒
生きていくことが楽しくなるはず
オグロクロユリハゼさんの神経質そうな顔!(改)ケラマ
- ハタタテハゼさんがいるようなところで見かけるスズキ目クロユリハゼ科のオグロクロユリハゼさんはみごとに綺麗な青色の体をしており写真の様にたいていペアで仲良くホバリングをしております・・・写真の下に写っているオグロクロユリハゼさんはのんびり顔ですが上のオグロクロユリハゼさんはいかにも神経質そうな目をしています・・・オグロクロユリハゼさんは同じ属のイトマンクロユリハゼさんやゼブラハゼさんと比べると体高が低く細長く体側には横帯などがありません・・・ハナハゼにも似ていますがオグロクロユリハゼさんは尾鰭の鰭条は伸びてなく尾鰭の中央部に黒い点があることが特徴になっています・・・でもこの写真では尾の部分が見えないのでわかりませんね・・・オグロクロユリハゼさんの体色はゼブラハゼさんやイトマンクロユリハゼさんやハナハゼさんなどよりも鮮やかな青色をしています。
- ちなみにイトマンクロユリハゼさんは胸鰭の付け根に黒い線があり一つ目の背鰭と二つ目の背鰭が分かれています・・・ハナハゼさんの特徴は尾鰭軟条が糸状に長くのびていることで体色は透明な青色で腹部はやや紫がかっています・・・ゼブラハゼさんは体の色は緑色から灰色ですが体側にある多数の横帯が明瞭で尾鰭の形状は普通の形で尾鰭には模様もありません・・・オグロクロユリハゼさんはたいへん臆病なハゼさんで写真を撮ろうとしてもなかなか近くに寄らせてくれず危険を感じるとあっと言う間に巣穴に飛び込んでしまいます・・・せっかく写真を撮ろうと思ったのにということが多々あるのですがいつもペアでいるオグロクロユリハゼさんをびっくりさせないようにそーっと近づいてチャンスがあれば撮影してみてください。
オグロクロユリハゼさんはとても神経質のようです
神経質とは情緒的に不安定でわずかなことにも過敏に反応する
こだわりが強くいろいろな事に細かく感情の起伏が激しい
潔癖症で綺麗好きで自分が気にしていることには敏感
自分の基準で物事を考えるので柔軟性に欠け許容範囲が狭く余裕がない
そして慎重だからなかなか自分の意見が言えないなどなど
神経質な方と言うのはいろいろ大変なようだ
でも大雑把な人にとっては神経質な人はとても参考になるのです
慎重に事を運ばなければならない時などが正にそれです
大雑把だとどうしても慎重性に欠け準備不足になりがちである
行動が雑になってしまいリスクを負いやすいのだ
だからどちらが良いと言うのではなくバランスである
どのような性格でも考え方次第で互いに学べることがあるのですね
オシャレカクレエビさんは名前負け?(改)ケラマ
- オシャレカクレエビさんは透明な体で周りに馴染んでいるのでがら場の砂の上にいると何処に居るのかよくわからなくなります・・・もう少し派手な色が何処かにあると目立つのですがそんなこともなくとても奥ゆかしいオシャレカクレエビさんです・・・はさみ脚は二の腕の部分が細くてものすごく長いので目立たず体から随分離れたところに突然大きなハサミがあるという感じがします・・・先端は橙色に彩られ先端から見て一つ目の節は黄色くそれ以後は暗色の斑紋がささやかながらあります・・・顔周りには白線が入り体には赤茶色の縦線があって下の写真はそれぞれの特徴がわかりやすく表れていますが清楚なお洒落というイメージですね。
- オシャレカクレエビさんにはお洒落という名前が付いているのに他のエビさんと比べるとやや地味な感じがします・・・でも派手さはないですがこの地味さの中でのちょっとした色使いがかえってお洒落ということなんですかね・・・この写真のオシャレカクレエビさんはちょっとバルタン星人に似ていませんか?・・・オシャレカクレエビさんは岩場の下に空いたがれきの隙間などに生息していてよくペアで見られます・・・南方種になるエビさんなので夏以降によく見られますよ・・・何度も言いますがオシャレカクレエビさんは体の下が白いと本当に目立たないエビさんなのでカクレエビさんという名前は納得できるのですが・・・まだまだ人生経験が足りないせいかお洒落いう名前がしっくりこない私でした・・・オシャレカクレエビさん何度も何度もすみません。
お洒落は派手さだけではない
それは何となくわかるけれど
わび?さび?センス?
難しいですね
もっと人生経験を積めば少しはわかるかな?
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