『カエルアンコウさんの匠!』つぶやきVer セブ島 ダイビング‐フォト‐tsubuankun

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カエルアンコウさんの匠の技!(改)

  • ユニークな風貌で人気を集めるカエルアンコウさんは海底の岩礁や砂地に岩かと思うような風貌でどっしりと居を構えています・・・特徴的なのは誘引突起の疑似餌をちょろちょろちょろちょろと使って小魚さんがエサと間違えて近づいてくるのを待ち伏せすることです・・・待ち構えている時は波に揺られながらゆうらゆうらしてのんびりとしているように見えますが小魚さんが近づいてきていざ捕食する時は大きな口を開けて獲物を一気に丸飲みします・・・なかなかの早業で匠の技を感じますよね・・・胸びれの筋肉はよく発達していて筋肉粒々の肉厚な胸ビレと腹ビレを手足のように器用に使って海底をのしのしと歩きますが遊泳はほとんどしません・・・まさに匠の頑固おやじといった感じです。
  • カエルアンコウさんの体は卵型でやや生活習慣病タイプのぽっこり体形で眼は極めて小さく老眼なのではないか?という印象を与えてくれます・・・口は大きく斜め上に開いていていつもむっとしているへの字口の頑固じじいを感じさせる口元です・・・体には小さな棘や皮弁が密生していて写真のカエルアンコウさんはほほにシミが浮き出ていて歴史を感じますね・・・変な印象を与えてしまったかもしれませんが大きくてがっしりした体形に小さなつぶらな瞳がかわいいカエルアンコウさんです・・・それにしてもじっと獲物を待ち伏せしているカエルアンコウさんは海底の岩などと見間違えそうです。
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  • カエルアンコウさんは体の色は白色やオレンジ色や赤色や黄色のものなど様々で斑や縞模様があるものなど変化が大きく実に多彩です・・・その中でも黄色から灰褐色のものが多いようです・・・周りの環境に合わせて目立たないようにしながら疑似餌で小魚さんを待ち伏せする匠のスナイパーカエルアンコウさんです・・・この科は従来「イザリウオ科」とされていましたが日本魚類学会の「日本産魚類の差別的標準和名の改名最終勧告」に従いカエルアンコウ科と改名されました。

自分が信じた一つの道を何十年と磨き続ける

そんな極めて稀有な存在として認められ

しかもそれを次の世代へ引き継ぐことができれば

匠としてこの上ない幸せであり

私もそんな人生を送りたいものである!

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