ヘルフリッチさんの美しさは類を見ない至高!(改)
- ヘルフリッチさんがいたのはパラオのブルーホールというポイントです・・・ぽっかり開いた真っ暗なホールを下へ下へと降りていくとなだらかな砂地の傾斜になっている底に着きます・・・底から仰ぎ見るブルーホールは太陽光が眩しく降り注いで光の筋が美しくきらめいている幻想的な場所です・・・そんな水深40mを超えるポイントにひっそりと住んでいるハゼさんなのです・・・底は傾斜になっていますのでさらに深みにはまらないようにまた時間も気にしながらチャンスを伺っていました・・・一見するとアケボノハゼさんにも似ていますがアケボノハゼさんとは違ってもう少し淡い感じの色合いの可憐なハタタテハゼさんです・・・ご多分に漏れずヘルフリッチさんもとても臆病なお魚さんなので危険を感じるとすぐに穴に引っ込んでしまいます・・・水深も深いポイントなので時間も限られておりますが驚かせないようにそーっとそーっと近づいて撮影させていただきました・・・運よく撮影することができましたがちょっとぼけてしまいました・・・でも私のお気に入りの一枚です。
- ヘルフリッチさんの体の前半部は紫色で後半部になるにしたがって淡くなり緑色を帯びたような薄い青色のように見えます・・・そのグラデーションがなんとも美しい可憐なハゼさんです・・・頭部はご覧の通り黄色くなっていて眼の上から第一背びれにかけて鮮やかな明るい紫色の帯が見られます・・・この写真では確認しにくいのですが第一背びれの後半部や腹びれの端は濃い紫色をしています・・・水深40m近くの深場に生息していることが多いのでなかなかお目にかかれませんがハゼさんの中でも最高峰といえる艶やかさと可憐さを併せ持ったヘルフリッチさんです・・・和名はシコンハタタテハゼさんです。
見てくれる人が少なくても
ひっそりとした場所で
いつも凛とした佇まい
可憐な美しさに
派手さは無く
本物の本物は
やっぱり美しい
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