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『ウマズラハギさんが無理やり割り込んできてアカハタさんが仏頂面になっていませんか?』小笠原諸島 ダイビング‐フォト‐tsubuankun

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ウマズラハギさんが割り込んできてアカハタさんが仏頂面?

  • フグ目カワハギ科に属するウマズラハギさんは体長25cmくらいで体型はカワハギさんに比べるとやや細長くなっています・・・このウマヅラハギさんはカメラ好きなのか写真を撮ってもらおうと無理やりフレーム枠に入ってきましたね・・・ピントもややウマズラハギさんに合ってますしアカハタさんが迷惑そうです・・・ウマヅラハギさんの体の色はやや薄い青灰色ですが個体差がありヒレは緑青色で写真では棘は折りたたんでいますが後頭部に一本の大きなトゲがあります・・・顔面は長く馬の顔を連想させることからウマヅラハギさんの名前になりましたが皮膚がザラザラしているためヤスリウオさんの別名もあります・・・アカハタさんもウマヅラハギさんが無理やりすり寄って来たのでザラザラが痛くて避けたのかもしれませんね・・・ウマヅラハギさんはカワハギさんよりやや沖合の深場で暮らしていて海底から中間層を群れで泳いでいます・・・雑食性でなんでも食べますが特にクラゲさんが好物でエチゼンクラゲさんなどの巨大クラゲさんを集団で襲い強力な歯で剥ぎ取って食べてしまいます・・・クラゲさんも平和にユラユラユラと浮かんでいたのにウマズラハギさん達が集団で襲ってきて咬みちぎられるなんて不幸ですしあまりその場面は想像したくないですね。
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  • カワハギ科はフグ目に所属していますが27属もありカワハギさんやウスバハギさんなどを中心に約110種が世界中の熱帯から亜熱帯域で暮らしています・・・体はモンガラカワハギさんのように強く側扁したひし形で不規則な模様のある種が多いのですがヒレは柔らかく胸ビレは小さく尾ビレは扇形をしています・・・背ビレ棘の1本目は非常に強く収納することが可能ですが2本目の背ビレ棘は埋没しているか非常に小さく1本目の支えとなると考えられています・・・眼は比較的上方に位置していて口は小さく先細りの尖った吻部の先に位置しています・・・カワハギさん達の口はおちょぼ口なのですが上下の顎に鋭い歯があって獲物を嚙みちぎります・・・鱗は小さく棘のようになっているため鱗が無いようにも見えます・・・鰓穴は小さく腰骨が発達しており他の骨と連動させ動かすことができ腰骨と背鰭を立てて岩の隙間に挟まり捕食者から逃れることができるそうです・・・カワハギさんが上手に岩の隙間に挟まっているところを想像すると面白いですね・・・カワハギさん達のほとんどの種が全長60cm以下なのですがソウシハギさんは1mを超えるそうです。

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