『オビクラゲさんはクラゲさんに見えないけど本当にクラゲさんの仲間なのかな? 』小笠原諸島 ダイビング‐フォト‐tsubuankun

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オビクラゲさん教えて!ヴィーナスは帯締めるのかな?

  • オビクラゲさんは他のクラゲさんの様に球形に近い形でフワフワと漂っているものと違って極端に扁平で細長い帯状の形をして浮遊しています・・・オビクラゲさんはその美しさから「ヴィーナスの帯」という別名がつけられているそうですが確かに漂っている姿はなんとも美しく神秘的な感じでした・・・分類的にはカブトクラゲさんやフウセンクラゲさんと同じ仲間になります・・・長さは大きいものでは1mから時には1.5mにも達するものもあるそうですが普通は80cm以下になります・・・幅は約8cm程度ですがこの短い方向が体の縦軸方向になり真ん中あたりの色が変わって筋のようなところの先端が口になりますます・・・「え!そんなところが口なの?・・・長い方の先端のどちらかが口じゃないの?」と思いますよね。
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  • オビクラゲさんは全体が透明なのですが黄色や紫の斑紋がその両端に出るものや同じような色が帯の横方向の真ん中あたりにある筋のような水管や口から伸びる両翼の先端にある触手に出るものもいるそうです・・・クラゲさんと言うと触手に触れるととんでもなく痛いというイメージですがこの触手は毒はあるそうですが触ってもそんなに痛くないそうです・・・オビクラゲさんはミジンコのような小型の甲殻類を捕食するのですが捕食の際には口方向(縦方向)に水平にブーンと移動します・・・また敵から逃げる時には蛇のように全身を波打たせて横方向に素早く動くこともできます・・・臨機応変でなかなか器用なオビクラゲさんです・・・初期にはフウセンクラゲ型のような楕円形をしていますがその後に左右に伸びるように成長して成体の姿になります・・・近縁のものには形態的に似ている小型のコオビクラゲがいますがこれは20cmほどと遙かに小さく沿触手面の櫛板列を完全に欠くことや水管の配置に違いがあることなどから別属とされているそうです。

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