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『ボニンブルーの海に浮かぶ名月!不思議な世界を作り出すミズクラゲさん!』つぶやきVer 小笠原 ダイビングーフォト‐tsubuankun

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ボニンブルーの不思議な名月ミズクラゲさん 2024 小笠原

  • ボニンブルーの海で光を放っているのは旗口クラゲ目ミズクラゲ科ミズクラゲ属のミズクラゲさんだと思います・・・ミズクラゲさんの傘の直径は15~30cmくらいで傘の縁辺部に細く短い触手が一列に並んでいます・・・傘の下側の中央には十字形に口が開きその4隅が伸びて柳の葉のような形の4本の口腕があります・・・それにしてもクラゲさんって優雅ではかなげで見ていると時間を忘れてしまいますね・・・ミズクラゲさんは通年出現しますが特に夏に多くまた秋にも小さなピークがあることが知られています・・・また出現時間は明暗および水温に左右されているようで時間帯によって生息水深を変えていることが報告されています・・・この時はミズクラゲさんにとってこの辺りが一番いい環境だったという事ですね・・・ミズクラゲさんの餌となるのは主に動物性プランクトンでフワフワと漂いながら傘を開閉することで触手で動物プランクトンを濾過し捕らえて食べるのです・・・また傘を開閉する運動は遊泳と捕食だけでなく自らの循環機能を働かせるための運動でもあるそうです・・・またミズクラゲさんには中枢神経系が無く一つの神経細胞が命令を下し相対的に統合した運動を行うことができます・・・なんか凄いですね。
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  • ミズクラゲさんの天敵はクラゲ食のクラゲさんやウミガメさんマンボウさんなどですがピューっと逃げる事ができないので大変ですね・・・それからミズクラゲさんは成熟した雄から精子が水中に放たれ雌がそれを取り込んで受精します・・・受精卵は雌の口腕の保育嚢に運ばれ体表に繊毛が生じたプラヌラ幼生にまで成長してから海中に泳ぎ出ます・・・プラヌラの長さは約0.2mmで繊毛を動かして回転しながら数日間遊泳し適当な付着基盤に付着して変態を開始します・・・定着してから15時間ほどでイソギンチャクさんに似たポリプと呼ばれる段階にまで成長します・・・成長していったポリプは徐々に体にくびれができ始めくびれはさらに発達して8枚の縁弁が形成されますがこの時期のポリプをストロビラと呼びます・・・横分体はくびれを増やしながら伸びてゆきやがて先端の触手は吸収されて消失し各節が分離して海中へと泳ぎ出します・・・この3mmほどの花のような形をしたエフィラはその一つ一つがミズクラゲさんの幼生なのです・・・さらに成長して円形になった時点で成体とほぼ同じ形の稚クラゲになります・・・まとめるとプラヌラ→ポリプ→ストロビラ→エフィラ→稚クラゲ→成体です。

ミズクラゲさんは海に浮かぶ月のよう

クラゲさんも月もどちらも美しく幻想的で儚げな存在

その中には海の中で光を放つクラゲさんもいます

暗い夜の海で放つ青白い光は神秘的

光を放つはウミホタルクラゲさんやカツオノエボシさん

幻想的で儚げなクラゲさんと月ですが

月は古くから人々にとって特別な存在です

日本の神話に登場する月の神である月読命

ギリシャ神話ではアルテミスが月の女神

インカ神話ではママ・キジャという月の女神

エジプト神話ではトトが月の神

朧月を幻想させるクラゲさんもやっぱり特別な存在ですね

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