『キイロハギのおちびさんはサンゴの森でかくれんぼ?もしかして威嚇してるの?』小笠原諸島 ダイビング‐フォト‐tsubuankun

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キイロハギのおちびさんは背びれを広げて威嚇中?

  • キイロハギさんはスズキ目ニザダイ科ヒレナガハギ属に属していますが鮮やかな黄色に特徴のある目をしたキイロハギのおちびさん達がサンゴの森でかくれんぼでもしているのか楽しそうに泳ぎまわっています・・・ニザダイ科のお魚さん達は左右に平べったく側扁し高い体高と小さな口を特徴とするグループで熱帯・亜熱帯海域を中心に約80種が知られています・・・ニザダイ科のお魚さん達は美しい体色や模様を持つ種類が多くチョウチョウウオ科やスズメダイ科やベラ科と並んでサンゴ礁を華やかに彩っています・・・その中でもヒレナガハギ属は7種が知られており日本近海からはキイロハギさんの他にゴマハギさんとヒレナガハギさんの合わせて3種が報告されています。
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  • キイロハギさんの体長は15cm程度で体型は左右に強く側扁していて体高が高く吻が独特な形で突き出していて所謂ひょっとこ顔が特徴です・・・また背ビレと臀ビレも高く基底が長くなっていて体の色は各ヒレも含めて一様に黄色で色が異なるのは尾柄部の可動棘がわずかに白くなるぐらいです・・・キイロハギさんはヒレナガハギさんやゴマハギさんとよく似ているのですが体色が全く異なるために区別は容易です・・・キイロハギさんは浅い海のサンゴ礁や岩礁で暮らしていておちびさん達は群れを作りますが大人になると単独か小さなグループで行動します。
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  • キイロハギさんは鮮やかな黄色がとても特徴的な魚でヒレを広げると横幅は体長より広いほど丸みを帯びた姿かたちをしています・・・小笠原諸島からは黄色がまだらで白色や黒色が混じった色彩をもつキイロハギさんの色彩異常が報告されているそうです・・・キイロハギさんと姿かたちが似ているゴマハギさんの顔は黄色っぽい明るい褐色をしており尾にかけて暗い色になっていき幼魚には縦縞が見られます・・・同じくヒレナガハギさんの体の色は白色で体側面に黒褐色の太い横帯が数本ありこの横帯の中には更に幅の狭い黄色や青色の横縞が多数見られ尾ビレは黄色く上下の縁が白くなっています・・・ヒレナガハギさんは普段ヒレを立てずに泳いでいますが驚いた時や天敵を威嚇する時に大きく広げられます。

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