カノコイセエビさんが怒ってる?悩んでる?(改)
- イセエビ科のカノコイセエビさんは夜行性なので昼間は岩陰や暗い洞窟の壁面の窪みがお好みで長い髭と頭をちょこっと出して「誰だ!怪しいやつ!」っていう感じでこちらの様子を伺っています・・・カノコイセエビさんの好物は貝類やウニ類などで夜になると獲物を探すため岩棚などからゴソゴソゴソと這い出てきてそこら中を歩きまわるそうです・・・カノコイセエビさんはたいてい複数で見られるのですが頑丈な臼状の大顎を持っておりその顎で貝などの殻を粉砕して中身だけを食べるそうです・・・確かにカノコイセエビさんって豪快でかなり力は強そうですもんね・・・体色は茶褐色で白色の小紋が散在し歩脚にはオレンジ色の縦帯があります・・・第1触角は白色のまだら模様で第2触角の基部に紫色の斑紋があります。
- イセエビさんによく似ているカノコイセエビさんは名前の由来でもあるカノコ模様が体に入っていますが写真のエビさんは体全体が見えないのでよくわかりませんね・・・こちらを鋭い視線でぐっと睨んでいますがイセエビさんの敵は大型の鮫さんやイシダイさんなどですがタコさんは特に天敵となります・・・そのタコさんから守ってもらうためにウツボさんと共生していることがあります・・・ウツボさんも捕食対象のタコさんがイセエビさんに釣られて自分から寄ってきてくれるという双利共生になっているのです・・・エビでタコを釣るってウツボさんもなかなか頭がいいですね・・・イセエビさんは触覚の根元に発音器を持っていてこすり合わせることで「ギーギー」と音を出します・・・この音でタコさんなどの天敵を威嚇するそうですが体の大きさに比例して音も大きくなります・・・イセエビさんは集団行動をとることでも知られていて繁殖期に産卵場所へ移動するときなどきちんと一列に並んで行儀よく集団で移動するそうです。
カノコイセエビさんとウツボさんの協力体制は見逃せない
優れた事を為すには一人でやるより他人の助けを借りる方が良い
自分よりうまく出来る人がいるのならその人に頼めばいい
全部自分一人でやろうだなんてそもそも無理がある
その事を悟った時その人は大いなる成長を遂げるだろう
戦は全員の心底からの結束とそれを用いる者によって勝敗が決まる
もちろん金太郎飴の集団ではうまくいかない
個性を磨き上げそれ生かす事ができる集団である
単に仲よくやればチームワークがいいというわけではない
個人の力と組織の力とそれをまとめる監督の力が不可欠である
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