『もしかしてカクレクマノミさんお腹がポッコリしてるけど出産間近なの?』 つぶやきVer ケラマ ダイビング‐フォト‐tsubuankun

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カクレクマノミーケラマ

カクレクマノミさんいよいよだね!楽しみだね赤ちゃん!(改)

  • 下の写真のカクレクマノミさんを見ていただくとお分かりになる通りもの凄くおなかがパンパンになって苦しそうにゆるゆると泳いでいます・・・お腹の中にたくさん卵を抱えているカクレクマノミのお母さんのようですね・・・絨毯のようなほわほわのイソギンチャクさんの森の中で「何処で産んだらいいかしら?何処が一番赤ちゃん達が気持ちよく過ごせるかしら?安全かしら?」と卵を産む場所を探しているようです・・・もうすぐおチビちゃんたちが生まれそうです!・・・同じ近くの海にいたセジロクマノミさんも子育て中でしたがまさに出産ラッシュですね・・・子育ては大変だけどお母さん頑張れ~!応援してま~す!
  • カクレクマノミさんの別名はクラウンアネモネフィッシュさんと言いますがクマノミさんの中では比較的スマートな細長い体つきをしていて大きさは8センチ程度です・・・もちろん中にはもっと大きくなることもあります・・・カクレクマノミさんは鮮やかで綺麗なオレンジ色の身体に太めの白い帯がカラフルな可愛らしい特徴を持ったクマノミさんです・・・センジュイソギンチャクさんなどと一緒に仲良く暮らしていてそのイソギンチャクさんに怖い捕食者から大切に守ってもらっています・・・下の写真のカクレクマノミさんの表情を見てください・・・ふかふかのイソギンチャクさんの絨毯の中で安心して寛いでいるようです・・・とても気持ちよさそうですね・・・センジュイソギンチャクさんは水深10m前後のサンゴ礁など岩礁に付着して生息するハタゴイソギンチャクさんの仲間です・・・直径は50cm~80cmになり時に1mを超すものもありますが触手は細長い円筒形で先端まで太さが変わらず最後は丸く終わります・・・カクレクマノミさんやハナビラクマノミさんやセジロクマノミさんなどが共生します・・・つぼみかけたセンジュイソギンチャクさんは体壁が壺のように丸くなり上方から触手の束が出ていてかわいいですよ。
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  • カクレクマノミさんも他のクマノミさんと同じように群れの中で1番大きい個体がメスになり2番目に大きい個体がオスに性転換しその他は繁殖能力を持たない未成熟個体に留まります・・・ そしてまた群れのメスが死んでしまうと2番目に大きい個体のオスがメスにその次に大きな未成熟個体がオスに性転換します・・・あまり遠出をせずイソギンチャクさんの周辺で暮らすクマノミさんにとって性別変化は子孫を残すための賢い変化だと思うのですが凄いことですよね・・・最初から雄雌が決まっていたら小さなコロニーでは子孫を残すことが困難になってしまいますからね・・・かわいい顔をしてなかなか考えていますね。
  • ご存知の通りイソギンチャクさんには毒がありますがクマノミさんにはなぜか耐性があるため共生が可能です・・・その理由は何かと言うとクマノミさんが身体から分泌している特殊な粘液にあるそうです・・・イソギンチャクさんは触手に「刺胞」という毒の棘を持っていますがイソギンチャクさんが毒を発射するにはある条件があるそうです・・・その条件とは「海水よりマグネシウム濃度が低いものに対してのみ発射する」というものだそうです・・・もうお分かりですね・・・クマノミさんは自身が分泌する特殊な粘液で覆われていますがこの粘液が海水より高いマグネシウム濃度になっているからなのです・・・だからクマノミさんがイソギンチャクさんに触れてもイソギンチャクさんの毒に刺されることがないのです・・・すごい特技ですよね・・・ちなみに上の写真のホヤさんですが「一つ目小僧」に見えませんか?・・・カクレクマノミさんもちょっと怖がっているように見えます・・・そんなことを考えながら潜っていますよ~。

子育ては簡単なことではない

敵がいつ襲ってくるかもしれない

一人では心もとない

安心できる環境

愛情を注げる環境

心に余裕が持てる環境

それを整えることができるかどうか

それには支えてくれる仲間が大切

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