ミナミハコフグさんの赤ちゃんはどんな事にも興味津々!
- フグ目ハコフグ科ハコフグ属のミナミハコフグさんの赤ちゃんが岩陰からチョコチョコチョコと近づいてきましたがミナミハコフグさんの赤ちゃんは色といい模様といい小さく突き出たおちょぼ口といい何度見ても飽きない可愛い海のアイドルです・・・同じフグ目ハコフグ科ハコフグ属のハコフグさんの赤ちゃんもよく似ていて同じように可愛いのですが黒目より水玉が小さいのが特徴でミナミハコフグの赤ちゃんは黒目が水玉と同じ大きさなのでそこで見分けることができます・・・ミナミハコフグさんもハコフグさんもどちらの赤ちゃんも本当にヨチヨチヨチヨチといった感じで鰭をパタパタパタと動かして一生懸命泳いで恐る恐る近づいてきます・・・そんなあどけない姿を見かけるとレギュレターを咥えている私ですがもう「頑張れー!元気に生きてくれー!」と叫びたくなりますね。

- ミナミハコフグさんの赤ちゃんは何故こんなに綺麗なレモンイエローの身体に黒いドットで目立つ姿をしているのでしょうか?・・・泳ぎも達者ではないし見つかるとすぐに捕まってしまいそうだし目立たないほうが安全だと思うのですが不思議ですよね・・・ミナミハコフグさんの赤ちゃんはいつも岩陰でこそこそしているのですが結構好奇心旺盛で何か気になることがあると岩陰からちょこちょこちょこと出てきます・・・それで目立つ色をしているのですぐにダイバーに見つかってしまいますがミナミハコフグさんの赤ちゃんはダイバーに見つかると「ワー!たいへんだ!怖い人に見つかった~!」という表情をして急いでまた岩陰に隠れようとします・・・その動きがまたヨチヨチヨチヨチといった感じで一生懸命鰭を動かして逃げようとするその姿がとてもキュート!・・・ところがミナミハコフグさんは大人になるとキュートなドット模様もきれいなレモンイエローもすっかり変わってしまい所謂可愛い要素がすべて抜けた地味なフグさんに変身してしまいます・・・かわいいのは子供の時だけです!

- 探究心は成長するための大きな一歩となるのでミナミハコフグさんの好奇心旺盛は大切な事なのですが慎重さと冒険心両方を兼ね備える必要があります・・・慎重さと冒険心は一見対立するもののように感じられますが実は相互に補完し合うことで豊かな経験を生み出すのです・・・慎重さは無駄なリスクを避け成功の確率を高めますし冒険心は新たな成長の機会を得て創造性や革新を促進するのです・・・だからリスクとリターンを評価し慎重さと冒険心のバランスを取る事そのためには予期せぬ事態に備え計画と準備を怠らずそして挑戦した結果を振り返り失敗も貴重な経験として捉える事が大切です・・・もちろん状況に応じた柔軟性を持って楽しい人生にしたいものです・・・それにしてもミナミハコフグの赤ちゃんは人間に興味があるのか近づいて来てくれるのにカメラを向けると何故かこそこそ逃げ出して隠れてしまいます・・・別にカメラを急激に動かしてビックリさせてる訳でもなくゆっくりとカメラを向けているのに何故か直ぐに回れ右をしてしまいます?

- ミナミハコフグの赤ちゃんは浅い岩礁の岩穴や亀裂などに潜んでいておちょぼ口に眼はクリクリで鰭を一生懸命動かして泳ぐ姿が可愛い限りです!・・・ミナミハコフグの赤ちゃんの特徴的な黒い水玉模様は敵に眼の位置をわからなくする効果があるらしいのですがそう言われてみれば確かに水玉模様は目にそっくり!もしかして妖怪百目小僧?・・・ミナミハコフグの赤ちゃんは黒目が水玉と同じ大きさでハコフグの赤ちゃんは黒目より水玉が小さい事で区別しますが写真の赤ちゃんは眼より小さい斑点もあります?・・・でも多くの斑点が目と同じ大きさなのでミナミハコフグの赤ちゃんで間違いないでしょう?・・・それとハコフグの赤ちゃんには青白い斑紋が混じっていますのでその点からもこの写真の赤ちゃんはミナミハコフグの赤ちゃんで間違いないのではないでしょうか?・・・ヨチヨチと安全なウニの棘の後ろに隠れてしまうミナミハコフグの赤ちゃんを今のうちにじっくり眺めて癒されましょう。

- ちなみにハコフグさんは骨板が発達し多数が絡み合って全身を装甲する硬い甲羅を構成し全体は箱のような形になっています・・・体型は丸みを帯び色も美しく体型や泳ぎの様子は愛らしいです・・・焼くと骨板は容易にはがすことができるため一部の地方では昔から好んで食べられてきましたが肝臓及び卵巣や皮を食べられない部位としていますので気をつけましょう・・・焼いて腹部の甲羅をはがしてからみそや薬味を入れ甲羅の中で身と和える調理法が知られていますが毒を含むとされる滑りを落とすために皮をタワシなどで洗ってから調理されます・・・一般的にフグ毒として知られるテトロドトキシンは持ちませんが食物連鎖を通じて蓄積されると推測されるパトリキシンに類似した毒を体内に蓄積していることがあります・・・この物質は重篤な中毒を起こす事がありますしまた溶血作用のあるパフトキシンという物質を皮膚から粘液とともに分泌し捕食者から防御もしています。

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