元気に生きる左足を失ったアオウミガメさん! 2024 小笠原
- 澄んだボニンブルーの海を遠くで気持ちよさそうに優雅に泳いでいるのはカメ目ウミガメ科アオウミガメ属のアオウミガメさんです・・・アオウミガメさんはウミガメ科の最大種のカメさんですが上陸するのはメスだけでオスは上陸しないそうです・・・メスは卵を産みにリスクを冒してでも上陸しないといけないのです・・・言われてみれば確かに陸上では動きが緩慢になるのでリスクが高くわざわざ陸に上がる必要は無いですよね・・・アオウミガメさんの甲羅は上から見ると幅広いきれいな卵型でお尻側にギザギザは無く頭部は小型で丸みを帯びタイマイさんと違って吻端はあまり突出していません・・・前額板は左右に1枚ずつで眼後板は4枚なのもアオウミガメさんの特徴でタイマイさんとの判別には役立ちます。
- アオウミガメさんの名前は体脂肪が青緑色であることに由来しますがこれは主食である海藻類の色素が脂肪に反映されることによるものだそうです・・・自分の脂肪に食べた物の色が反映されるなんてよっぽど海藻類が好きなんですね・・・などと思っているうちに遠くを泳いでいたアオウミガメさんが私たちに気が付いたようで興味を示して方向転換して近づいてきました・・・このアオウミガメさんの眼が可愛いいのと「あの泡をぶくぶくさせて動いている不思議なものは何だ?」とばかりの興味津々の表情がたまらないですね・・・ここまで大きくなるまでにアオウミガメさんはどう過ごしてきたかというとまず孵化後の幼体の時は外洋の表層に浮遊する藻類などに隠れてひっそりと生活します・・・隠遁生活後甲長が30cmまでに成長するとアオウミガメさんは沿岸域へ侵入しそこで生活するようになると考えられています。
- アオウミガメさんの食性はほぼ植物食で海草や藻類を食べますがクラゲさんや魚卵などの動物質を食べることもあります・・・やっぱり海藻や藻類だけでは栄養が足りないんですかね?・・・たまにはタンパク質も取らないとね!・・・でもクラゲさんと間違えてビニール袋を食べて大変な事になったアオウミガメさんもいますので人間はゴミを捨てない様に注意しなければなりません・・・だいぶアオウミガメさんが近づいてきましたがちょっと立ち止まって考えているようです・・・「せっかく方向転換して近づいてきたのになんだ人間か?もっと面白いものだったらよかったのに!」といった表情をしています・・・よく見るとこのアオウミガメさん左足がありませんね!・・・大人になってサメにやられたのか赤ちゃんの頃やられたのかわかりませんが最近の怪我ではないようです。
- このアオウミガメさん片足が無くて今まで物凄く苦労してきたでしょうが元気そうで何よりです・・・これからもこのボニンブルーの綺麗な海で元気に生き抜いてください・・・ちなみに小笠原諸島ではアオウミガメさんは主に6月中旬から7月中旬に産卵をします・・・夜間に砂浜にあるアダンなどの低木の下に穴を掘り1回に80~150個の卵を数回に分けて産みます・・・宿からほど近い所にアオウミガメさんの産卵場所があるので今回は産卵現場を見に行ってきました・・・暗い波打ち際からひょっこり現れたアオウミガメのお母さんが砂浜にある低木の下まで時間をかけて這っていき砂を一生懸命彫っている姿は涙が出そうで思わず心の中で応援していました・・・産み落とされた卵は45~70日で孵化し無事成長すれば20~25年で成熟すると考えられています。
- 小笠原諸島では1876年に日本領になってから3000頭/年以上のアオウミガメさんが捕獲されました・・・1973年に小笠原諸島が日本に返還されてからは東京都知事の許可のもとに漁が行われ漁獲量は100~200頭/年前後となりました・・・ワシントン条約附属書Ⅰに記載されているため国際取引は全面禁止されほぼどの国でも法令でその捕獲禁止がうたわれていますが現在もなおかなりの数が世界中で捕獲され続けています・・・日本でも小笠原諸島の父島および母島や沖縄などで食用目的のためのウミガメ漁が認められています・・・でも産卵期の漁獲は禁止されており小笠原諸島では年に135頭まで沖縄では年に205頭までの捕獲制限を設けられています・・・また捕獲するアオウミガメさんについては小笠原諸島で体長75cm以上沖縄では腹甲長30cmから60cmに限定しています・・・近年は人工孵化と稚ガメの放流が行われており生息数は安定しているそうです。
アオウミガメさんは左足をなくしてしまいました
生死を分ける試練ですが生き残りました
凄い事です
人生は困難や試練の連続かもしれません
だからうまくいかなくても自分の頑張りを認めてみる
苦しくても少しずつ進めば終わりは必ず近づくから
頭の中のもやもやを書き出し客観的に見てみる
悲しい時は感情を素直に表現する
家族や友人に話すことで気持ちも変わるかも
睡眠で気持ちをリセットしてみる
試練を成長の機会と信じてみる
自分の強さも信じてとにかく前進してみる
試練を乗り越え新たな力を手に入れた自分をイメージしてみる
寝ぼけ眼だけどアオウミガメさんの澄み切った眼! 柏島
- 今日も澄み切ったとても良い天気の柏島の明るい青い海の中で小さなお魚さん達が元気に楽しく遊んでいます・・・そんな気持ちの良いきれいな海に中でカメ目ウミガメ科アオウミガメ属のアオウミガメさんがサンゴの日傘の下でお昼寝をしていました・・・これだけ天気がいいと透き通った海のブルーが眩しくてアオウミガメさんも日傘なしではとてもとても快適に過ごせないですね・・・日差しを遮る絶好のお昼寝場所で寛いでいたアオウミガメさんですが残念ながら私に見つかってしまいました・・・「あれ?人間に見つかっちゃった!お昼寝にちょうどいい眩しい日差しを遮る場所をせっかく見つけたと思ってたのに!見られてると落ち着かないから他の場所に移動しようかな?」・・・ごめんねアオウミガメさん!せっかく寛いでいるところを邪魔しちゃったね!
- 「いいよ!別に!実はちょっと狭いかなと思ってもいたしちょうどいい機会だ!もっとお昼寝にいい秘密の場所を知ってるからそっちに移動するよ!・・・君には教えてあげないけどね」・・・なかなか前向きな考えのアオウミガメさんですが寝ぼけているのか頭をごつんとサンゴの日傘にぶつけてしまいました・・・「いてて!ちょっと恥ずかしいところを見られてしまったなあ・・・でも大丈夫だよ!僕の頭は石頭だから」・・・またもや前向きな考えのこのカメさんですがアオウミガメさんは熱帯から亜熱帯の海洋の比較的水深の浅い沿岸域で暮らしています・・・これはアオウミガメさんの主な食物である海草や海藻が生育可能な領域であることによるそうです・・・またアオウミガメさんのおちびさんは外洋の表層に浮遊する藻類などに隠れて生活し甲長30cmまで成長すると沿岸域へ侵入しそこで生活するようになると考えられています。
- ご存知かと思いますがアオウミガメさんの特徴は①嘴がタイマイさんの様に尖っていない②目の後ろ側の黒いウロコが4枚ありさらにその後ろ側に細かいウロコがたくさんある③下あごは白く模様が無い④最後の写真でわかりますが甲羅の後ろ半分の縁がギザギザ飛び出ていないというのが特徴です・・・「それじゃあそろそろ移動するか!よっこいしょっ!」とサンゴの日傘の下からアオウミガメさんが出てきました・・・アオウミガメさんのちょうど頭の真上に遠くかすんで見えるのはフタスジリュウキュウスズメダイさんですかね?・・・それにしてもアオウミガメさんの瞳って澄みきっていますがこの瞳に見つめられると私の心の底を覗かれている様で・・・別に悪い事をしてるわけでは無いのですが何故か日々反省です!
- 小笠原諸島では主に6月中旬から7月中旬頃夜間に砂浜にあるアダンなどの低木の下に穴を掘り産卵しますが産卵巣はまず前肢で全身が隠れるほどの深い窪みを掘りそして後肢を使って深い穴を掘ります・・・その姿は本当に一生懸命で健気でアオウミガメさんが無事卵を産めるようにそっと遠くから見つめていたことがあります・・・その時とは違って海の中ではサンゴの上などでのんびりと過ごしているアオウミガメさんですが一旦泳ぎだすとさすがに早いですね・・・スイスイス―イと颯爽と大海原に飛び出していきました・・・アオウミガメさんがさっき言っていた秘密の隠れ家は何処にあるのでしょうか?・・・アオウミガメさんまたいつかお会いできたらいいですね・・・今度はゆっくりと語り合いたいものです・・・よく見ると左腕の付け根に丸い模様がありますから「あ!あの時のアオウミガメさんだ!」ってわかりますよね。
アオウミガメさんの瞳は心を見通す不思議な瞳?
澄み切った瞳は人の内面や本質を見抜く力を持っている?
本質を見抜く力は価値あるスキルです
人の本質を見抜くためにはまず観察力を養う
無意識のうちに集めた情報から得られる直感を大切にする
話の内容だけでなくその背後にある感情や意図に注意を払い傾聴する
アオウミガメさんの澄み切った瞳に直感力や洞察力や共感力を感じる
不思議な力を感じる瞳に見つめられふと気づく自分の未熟さ
本質を見抜く力は一朝一夕では身につかないものです
でもそこに思いを寄せ私は前向きに生きる!
アオウミガメさんの鼻って実は凄いんです!(改)ケラマ
- このウミガメさんの特徴は目の後ろの鱗が4枚で頬の鱗が細かくたくさんあって嘴は尖っていなくて下顎が白いのでカメ目ウミガメ科のアオウミガメさんです・・・アオウミガメさんは熱帯から亜熱帯の主に水深の浅い沿岸域で暮らしています・・・これは主食である海藻や海草がそのようなエリアで生育可能であることによるものだそうです・・・食性はほぼ植物食でアマモなどの海草やキクヒオドシなどの藻類を食べますがクラゲやカイメンまた魚卵などの動物質を食べることもあります・・・ちなみにタイマイさんとの違いは目の後ろの鱗が3枚で頬の鱗が少なく嘴は尖っていて下顎にも模様がありますから明確ですね・・・今まで意識していなかったのですがアオウミガメさんにもちゃんと立派な鼻の孔があるんですね・・・当たり前ですか?知らなかったのは私だけですかね・・・ウミガメさんの鼻の穴は水中でも閉じることはなく餌とともに取り込んだ海水を鼻からビュッと出すそうです。
- 調べてみたのですがアオウミガメさんの左右の鼻腔内にそれぞれ4つの窩みが存在しそのうちの1つは海水が入りにくい構造だそうです・・・水が浸入する3つの窩みは2種類の感覚上皮があり水が浸入しにくい1つの窩みはそれらとは異なる1種類の感覚上皮があってこの事により空気中と水中の両方の臭いを嗅ぐことができるそうです・・・アオウミガメさんって凄いですね!・・・こんな凄いウミガメさんの鼻ですが以前鼻の中にプラスチックのストローが詰まってしまったウミガメさんがいたそうです・・・餌と一緒に間違ってストローを飲んでしまい海水と一緒に鼻からフンっと吐き出そうとして失敗したのではないかと見られています・・・このウミガメさんは無事救出されましたが他にもプラスチックごみをクラゲさんと間違って食べてしまい死んでしまう例はあとを絶たないそうです・・・ウミガメさんのためだけでなく環境汚染についても真剣に考えないといけないですね。
ウミガメさんの鼻は凄いのですが自分では気づいていないかも?
自分の才能は自分では気づきにくいもの
なぜ自分の才能に気づきにくいのか?
才能とは努力している感覚がなく自然にできること
だから頑張っている感覚が無く自分では認識できない事が多い
でも才能は特別な人だけではなく誰にでもあるのです
そして自分の才能がわかると自己肯定感は高まります
それは他者理解にもつながります
だから周りの人に自分の才能は何か?と聞いてみるといい
客観的に自分を知る方法として良い方法です
私の強みはなんですか?私は何をしているときが楽しそうですか?
そんな質問をしてみれば自分の才能に気づけるかもです
ウミガメさんの見分け方は?アオウミガメ?タイマイ?(改)ケラマ
- 世界には8種のウミガメさん達が住んでいますがそのうちアカウミガメさんやアオウミガメさんやタイマイさんにヒメウミガメさんやオサガメさんやクロウミガメさんの6種類が日本に住んでいます・・・結構いろんなカメさんが住みついているんですね・・・そして日本でよく見られるのはアカウミガメさんやアオウミガメさんやタイマイさんの3種でこの3種が日本の砂浜でおおよそ初夏から夏にかけて産卵する種類だそうです・・・よくテレビなどで放送されるウミガメさんの泣きながらの産卵はこの3種類のうちのどれかなんですね・・・ウミガメさんは一年に一回だけ産卵すると思われがちですが実際は初夏から夏にかけて2週間おきに2-4回ほど一度に約100個の卵を2-4年の間隔で産卵します・・・結構みんな頑張ってま~す!!・・・ちなみに下の写真はタイマイさんです。
- ウミガメさんの性別は卵の時の温度で決まり29℃を境に温度が高いとメスに低いとオスになるそうです・・・どうしてそのような事になっているのかわかりませんが不思議なウミガメさん達の生態です!・・・つまり温暖化が進むとメスばかりということになるのでしょうか?・・・地球の温暖化はいろんなところに影響があるんですね・・・ウミガメさんがメスだけになってしまうと子孫も残せず絶滅の危機になってしまいます!・・・話は変わりますがふ化した子ガメさんは約2日間餌も食べずにひたすら健気に沖に向かって泳ぎ続けます・・・生存本能というか何も食べないなんて凄いですよね・・・とにかく頑張れ~!頑張れ~!・・・大人になると下の写真の様な事もあります・・・コバンザメさんを2匹も背負って邪魔なのか?重いのか?「何とかしてくれよ」っていう顔をしたアオウミガメさんです。
- ウミガメさんは40㎝くらいになると沿岸生活を始めますが甲らの長さ30㎝以下のウミガメさんは何処にいるのかわからずLost ageと呼ばれる空白期間になっているそうです・・・健気に泳ぎ続け外洋に移動した子ガメさんは流れ藻とともに生活していることが報告されようやく外洋生活の一端がわかりました・・・しかしその生活はまだまだ謎に包まれています・・・そんな謎がウミガメさん達にあったなんて意外でした・・・ちなみにアオウミガメさんは沿岸に住んでいて海藻・海草を食べるベジタリアンです・・・クラゲさんを食べることもありますがビニール袋をクラゲさんと間違えて食べてしまい大変なことになることもあるそうです・・・確かにビニール袋が海に漂っているとクラゲと間違えてしまいますよね・・・ゴミは決して海に捨てることなくしっかり我が家まで持ち帰りましょう・・・アオウミガメさんはアオと呼ばれますが体は赤、茶色、黒とさまざまでアカウミガメさんよりも少し大きく90-110㎝になります。
- タイマイさんは甲らが70-90㎝ほどでアオウミガメさんより少し小さくサンゴ礁の海に多く生息しています・・・サンゴの隙間にある餌をガジガジと食べるために下の写真の様にくちばしが鳥のように長く尖った形になっています・・・上の写真のアオウミガメさんと比べるとその違いがよくわかりますね・・・タイマイさんの甲らはべっ甲細工に利用されます・・・日本におけるべっ甲細工の歴史は古く奈良時代に伝わっていたとされています・・・タイマイさんの甲らはワシントン条約で取引が禁止されておりますのでご注意ください。
- アカウミガメさんは外洋性のウミガメさんで基本的には沖合に住んでいるので卵を産みに来た時ぐらいしか私たちはお目にかかれません・・・と言うことでダイビング中に見かけるウミガメさんはほとんどがアオウミガメさんかタイマイさんのどちらかと言うことになります・・・アカウミガメさんは貝やヤドカリなどの硬いものを好んで食べるために顎の力が強く頭が大きいことが特徴になっています・・・アカウミガメさんは大人になると甲らの長さは80㎝~100cmになりますからちょうどアオウミガメさんとタイマイさんの間ぐらいの大きさですかね。
- アオウミガメさん(上の写真)とタイマイさん(下の写真)の違いは①アオウミガメさんの嘴は尖っていない②アオウミガメさんの目の後ろ側の黒いウロコは4枚でさらにその後ろ側に細かいウロコがたくさんある③アオウミガメさんの下あごは白い④アオウミガメさんの甲羅は後ろ半分の縁がギザギザ飛び出ていない・・・①タイマイさんはアオウミガメに比べ嘴が尖っている②タイマイさんの目の後ろ側の黒いウロコは3枚でさらにその後ろ側のウロコは少ない③タイマイさんは下あごにも黒い部分がある④タイマイさんは甲羅の後ろ半分の縁がギザギザ飛び出ている・・・上下の写真を比べると④の甲羅の後ろ半分がギザギザしているかしていないか以外の特徴はよくわかりますね。
試練は大なり小なりすべての人に与えられる
昔から超えられない試練はないと言うが
大でも小でも試練は誰にとっても厳しいもの
大事なのは試練を試練ととらえ諦めず乗り越えようとしたかどうか
そこのような気がする
タイマイさん?アオウミガメさん?どっちなんだい!(改)ケラマ
- さてこの下の写真のウミガメさんの名前は何と言うでしょうか?・・・そうです!カメ目ウミガメ科のタイマイさんです・・・ダイビング中によく見かけるウミガメさんはアオウミガメさんかタイマイさんなのですが潜っている時「あ!ウミガメさんだ!かわいいなあ!」ぐらいの気持ちで今までは撮影していました・・・でも違いがわかるとまた興味が変わってきますし見る目も変わってきますね・・・タイマイさんの特徴は①嘴が尖っている②目の後ろ側の黒いウロコが3枚でさらにその後ろ側のウロコが少ない③下あごにも黒い部分がある④甲羅の後ろ半分の縁がギザギザ飛び出ている・・・アップなので④はわかりませんが①②③はよくわかります・・・タイマイさんはサンゴの死骸を嘴や前肢で取り除いてサンゴの隙間にいるカイメンなどを食べています・・・タイマイさんは以前べっこう細工用に乱獲されたり生息地であるサンゴ礁の白化現象で激減してしまいました・・・それにガス田や油田開発・原油による海洋汚染によってまた漁業による混獲などによって生息数は減少しているそうです・・・ダイビング中に見かけるとついつい写真を撮りたくなるかわいくて癒されるタイマイさんですがたいへんな危機であることを理解しないといけないですね。
- ちなみに下の写真はカメ目ウミガメ科のアオウミガメさんですが違いがわかりますか?・・・アオウミガメさんの特徴は①タイマイさんと違って嘴が尖らない②目の後ろ側の黒いウロコが4枚でさらにその後ろ側に細かいウロコがたくさんある③下あごは白い④甲羅の後ろ半分の縁がギザギザ飛び出ていないです・・・下の写真からは④についてはわかりませんが①②③は上の写真と比較するとよくわかりますね・・・遠くから見ていると違いがよくわかりませんが近くでよく観察すると全然違いますよね!・・・アオウミガメさんは主に水深の浅い沿岸域で暮らしていますがこれは主な食物である海藻が生育可能であることによるものだそうです・・・アオウミガメさんの幼体は外洋の表層に浮遊する藻類などに隠れて生活し甲長30センチメートルまで成長すると沿岸域へ侵入してきてそこで生活するようになると考えられています。
タイマイさんとアオウミガメさんは似ています
でもお互いの事は気にしなくていいのです
何かを決める時に他の人はどう思うだろうかなど考えず
自分は何をしたいのかを自分に問う事が重要なのです
自分は自分であり自分の事は自分で判断する
他人と比較して物事を考える習慣はやめる
そうすれば他人の気まぐれな態度の影響を受けることはない
他人の物差しと自分の物差しでは寸法が違うもの
そう考えれば他人に認められても有頂天にならず批判されても落胆しない
優劣は他者との比較で決めるものではなく自分自身の中で決定されるもの
だから去年の自分より今年の自分が優れていないという事
もしそういう事があるならばそれは立派な恥だと思って行動しよう
遠くから見たらタイマイさんもアオウミガメさんも一緒! 小笠原
- 世界には全部で7種類のウミガメさん達が生息していますがタイマイさんはその中でも日本近海で見られる貴重なウミガメさんの一種です・・・タイマイさん以外にも日本ではアオウミガメさん・アカウミガメさん・ヒメウミガメさん・オサガメさんといった種類のウミガメさんが観測されています・・・でもダイビング中に見られるウミガメさんはほとんどアオウミガメさんかタイマイさんのどちらかになります・・・下の写真のタイマイさんはサンゴの隙間をじっと見ていますがそろそろ食事の開始ですかね。
- タイマイさんは甲羅の長さは60cm~90cmぐらいで甲羅の色は黄色く黒褐色の斑紋が入っていてこの写真ではいまいちよくわかりませんが後縁は鋸状に尖っているのが特徴です・・・タイマイさんの頭部や四肢の背面は黄色く縁取られた黒褐色の鱗で覆われていますが腹面は黄色になっていて泳いでいる時はよくわかります・・・カメさんというとどうしてもノロノロしている印象がありますが泳ぎは意外と速くあっと言う間にスイスイと遠くへ行ってしまいます。
- タイマイさんの口はくちばしの様に尖っていてサンゴの隙間にいる獲物を食べるのに適した形をしています・・・主にカイメンさんを食べますがクラゲさんやホヤさんやエビさんやカニさんなどもエサとする雑食性のカメさんです・・・サンゴさんの死骸をクチバシや前肢で取り除いて隙間にいる獲物を上手に食べますが写真のタイマイさんも獲物を見つけたのかクチバシでツンツンツンとつつき始めました・・・豪快に食事をしていますが頭の周りに白煙が立ち上っている様になっています。
- 日本では古くは飛鳥時代〜奈良時代から続くべっ甲細工の原料として用いられ卵も含めた食用のための乱獲やサンゴ礁の白化による減少その上ガス田や油田開発による影響や原油による海洋汚染などにより生息数は減少しています・・・1975年にワシントン条約が発効してからもタイマイさんの日本への甲板の輸入が続けられていましたが国際社会からの批判が大きく1993年にタイマイさんの輸入は停止されました。
- タイマイさんと他のウミガメさんにはいくつか明確な違いがあります・・・タイマイさんは尖った口をしていて目の後ろ側にある黒いウロコは3枚で額には4枚あり甲羅の縁がギザギザしていて下あごにも黒い模様があります・・・アオウミガメさんは口は尖ってなくて目の後ろ側の黒いウロコは4枚で額には2枚あり比較的丸みのある甲羅の後ろ半分の縁はギザギザに飛び出てなく下あごは白くなっています・・・アカウミガメさんは顔つきはアオウミガメさんより険しく額の鱗板は5枚あって甲羅はハート型をしています。
タイマイさんが食事中です!みんな集まれ!おすそ分け!(改)ケラマ
- カメ目ウミガメ科のタイマイさんが鋭い嘴でサンゴをガリガリかじって一生懸命食事をしていますねえ・・・タイマイさんは主にカイメンを食べるのですがサンゴの死骸を嘴や前肢で取り除きながらサンゴの隙間にいる獲物を上手に食べるのです・・・タイマイさんは①嘴が尖っている②目の後ろ側の黒いウロコが3枚とさらにその後ろ側のウロコが少ない③下あごにも黒い部分がある等の特徴がある事からこのウミガメさんはタイマイさんで間違いないですね・・・隣でベラさん達が少しでもおすそ分けをもらおうと抜け目なくじっと待っているその眼付が何ともかわいいと言うかちゃっかりしているというか面白い顔をしてます。
- 「ベラさん何何々~!そうかあベラさんもお腹すいているんだね少し分けてあげるね!ほらそんなに急がなくていいからゆっくり食べなよ!」と優しい目でタイマイさんがじっと見守っているようです・・・ベラさんの顔がサンゴの陰に隠れて見えませんがきっと「わーいわーい!タイマイさんありがとう!」と喜んでニコニコ顔で食べていることでしょう・・・「おいしいでしょ!いっぱい食べてね」ってタイマイさんがやさしく話しかけているみたいで人間界の世知辛さと違って自然界の温もりを感じさせる一面でした。
- 下の写真はタイマイさんはお腹がいっぱいになったのか眼がとろんとして眠そうです・・・でも食後すぐに寝てしまうと太ってしまうからと手足をグッと伸ばして背伸びして食後の水泳の準備をしているようです・・・「お腹いっぱいになってちょっと眠いけど長生きのためには生活習慣病に気を付けないといけないよね!・・・食後の運動は面倒くさいけど太ると甲羅が窮屈になるから仕方がない少し泳いでこよう!」・・・そんな微笑ましい呟きがタイマイさんから聞こえてきそうです。
- タイマイさんが食後の運動にノロノロと出かけた後ツノダシさんがタイマイさんの食事の跡をつついておすそ分けをいただいています・・・下の写真ではタイマイさんのお尻の部分が写っていますが4番目の特徴である甲羅の後ろ半分の縁がギザギザ飛び出ているがわかりますね・・・ちなみにツノダシさんによく似たハタタテダイさんというお魚さんがいますがその違いはハタタテダイさんは眼がクリクリして尾鰭は黄色です・・・一方写真のツノダシさんは尾鰭は黒く眼は周りの色で目立ちません・・・また口元もかなり突出していますし黒く縁どられた黄色の部分がありますのでハタタテダイさんとは区別ができると思います・・・このツノダシさんは一生懸命息をフーっと吹きかけてエサは何処かな?って探しているみたいです。
タイマイさんの優しさに触れ心が温まる
優しさは受け取った人を幸せにするのはもちろん
与えた人も幸せになれるだけでなくそれを見た人をも幸せにできる
優しさの影響力って凄いですね
自分を大事にする優しくすることができる人であれば
他の人も大事にできる優しく接することができる
殺伐とした世の中だからこそ
昨日よりも今日少しでも優しい自分であれ
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