『アジ(光物たち)』総集編 ダイビング‐フォト‐tsubuankun

Dive-photo まとめ 分類
ギンガメアジーパラオ

全世界の熱帯・温帯海域に暮らしていて多くの種類が知られていますが日本でも多くの種類が見られます。生息域は種類や地域個体群によって異なり沿岸の岩礁・サンゴ礁域に居付くものや砂泥底周辺に生息するものや沖合いを回遊するもの等がいます。一般に遊泳力は高く動きはとても素早いです。食性は肉食性で小魚・甲殻類・貝類・頭足類等の小動物を捕食して生きています。

カスミアジさんのメタリックボディは迫力! パラオ

  • 遠くから見ているときれいな青い色をしてキラキラと光る大きめのアジさんという感じでしたがよく見ると濃いめ青い斑点と白い斑点がいっぱいあるんですね・・・カスミアジさんはよく小さなお魚さんの群れをシュンシュンと追いかけているところを見かけます・・・カスミアジさんは数匹の群れで行動していることが多いようですが仲良しさんが多いのでしょうか・・・カスミアジさんは幼魚の頃は体の色は銀色で胸ビレが黄色なのが特徴です。
  • カスミアジさんの別名は「ドクヒラアジ」と呼ばれているそうで老成した個体はシガテラ中毒を引き起こす毒素シガトキシンを保有していると言われています・・・シガテラ毒は頭痛・吐き気などの症状がでて完治するまでに長い期間を要します・・・このシガトキシンと言う毒素は加熱で消失するという物では無いので食べない事が一番の予防法です・・・大きな個体はシガトキシン保有率が高いので気を付けましょう。

ギンガメアジさんのトルネードとギョロギョロ目!(改)パラオ

  • ここはパラオのブルーコーナーというポイントです・・・ギンガメアジさん達が集合しているのが遠くで見えたのでいそいそと近づいて行きました・・・最初はそんなに大きな群れではありませんでした・・・ちょっと少なめだけど銀色が光ってきれいなギンガメさん達だなと思って余裕をかましていました・・・ところが少しずつ少しずついくつかの群れが合流して大きな群れへと成長していったのです・・・気が付くといつの間にか辺り一面ギンガメアジさんでいっぱい!!・・・右を見ても左を見ても上を見ても下を見てもとにかくギンガメアジさんだらけといった感じです。
  • そうやって小さな群れが一つに合流して大きな群れが形成されるとなぜか一匹のリーダーが先頭になってギンガメアジさん達は回転をし始めます・・・バラバラに泳いでいたそれぞれのギンガメアジさん達の群れは一つの塊として同じ方向に回転し始めるのです・・・まさに圧巻のトルネードの開始です・・・ギンガメアジさん達のトルネードは外から見ていても「これはすごい!」と感動できるのですがそのトルネードの中に入るとまた別世界です・・・360度ギンガメアジさん達の壁に囲まれてダイバーとして幸せいっぱいでした!
  • ギンガメアジさんは暖かいところが好きなようで熱帯海域に住んでいるお魚さんです・・・日本では南日本の暖流に面した海域に見られます・・・よく似たミナミギンガメアジさんと比べると体高があって背びれや尾びれや背中の部分などが黒っぽくなっています・・・またエラ上部の黒斑は小さめです・・・頭部から口にかけて緩やかなカーブを描いており成魚になると全長80-90cmに達するものもあり結構大きなアジさんの部類です・・・ミナミギンガメアジさんはギンガメアジさんよりも体高が低くエラ上部の黒斑はくっきりしていて頭部から口にかけて急に曲がり込み短めになっています。
  • 上の写真のお魚さんは口の部分がきゅっと丸くなっていないのでギンガメアジさんだと思いますが・・・今回のギンガメアジさん達は一つの大きな塊となってトルネードを作ったかと思うと小さな群れに戻りまた集まってはトルネードを作っての繰り返しをしていました・・・いや本当に見ていて飽きないですね・・・透明度の良いブルーの世界での団体競技・・・大きな一つの塊となってグルングルン回るギンガメアジさん達を見ているとエアーが減るのを忘れてしまいそうです・・・危ない!危ない!
  • ギンガメアジさんを近くで見ると体は銀色にキラキラ光って美しく眼力があって生命力に満ち溢れた逞しさと迫力を感じました・・・ギンガメアジさんがトルネードを形成する行動理由については敵に襲われないようにひとつの大きな生き物に見せるためとか効率よく呼吸するためなど言われていますが詳しくは解明されていないようです・・・ギンガメアジさん達に交じってフエフキダイさんのような方もいらっしゃいますね・・・右下のフエフキダイさんは群れとは違う方向を向いています。
  • ギンガメアジさんは銀色の体の色が銀紙を貼ったように見える事から和名で「ギンガメアジ」と呼ばれているそうです・・・本当に光を反射する銀紙の様にキラキラしていますからね・・・それにつけてもやっぱりお魚さん達の群れはいいですね・・・大集団で行う行進みたいで規律性があって迫力があってその動きは見るものに感動を与えてくれます・・・私が好きなアングルは下から見上げるお魚さん達の群れでその隙間から太陽の光が差し込む塊りはなんとも言えない美しさを感じます・・・最高です!!・・・ギンガメアジさんに似た魚はロウニンアジさんやオニヒラアジさんやカスミアジさんにカッポレさんなどがいます。
  • 下の写真のギンガメアジさん達の表情を見てください・・・口元をギュッと引き締めて歯を食いしばり眼はギラギラと前を向いてとても精悍な顔つきをしています・・・目標を立ててやるべきことを「みんなで力を合わせてやり遂げます」と言った強い意志を感じませんか?・・・よく見るとギンガメアジさんの群れの中に頭部から口にかけて急に曲がり込み短めになっているミナミギンガメアジさんも混じっているようです・・・みんな仲良く行進です。

規律良く動く集団行動

ザッザッと一斉に動く整然さ

なぜか感動を与えてくれる

でも同時に不安も感じる

美しさと危うさ不思議な感覚に陥ってしまうのはなぜだろう?

シマシマ軍団のクロヒラアジさんが勇敢に出動!(改)パラオ

  • スズキ目アジ科のクロヒラアジさんは珊瑚礁周辺で群れをなすことが多いお魚さんで体の側面に7本の帯があり中央のものは「く」の字型に折れ曲がっているので比較的わかりやすいお魚さんかもしれません・・・クロヒラアジさんの体の色は背なかは青緑色から黄緑色でお腹にかけては銀色になっています・・・背鰭と臀鰭は白味を帯びた黄緑色で腹びれは透明か少し白味がかって尾びれは黄緑色で後端と頂端は暗い色になっています・・・下の写真では青がかってしまっているのでちょっとわかりずらいですね・・・すみません。
  • クロヒラアジさんの頭部は丸みを帯びており遊泳力が高いので小さな群れを作って様々な種類の小魚などをガバっと捕食します・・・成魚の唇はかなり厚くなっており両顎は前方にビヨーンと突き出すことができます・・・多数の目立たない金色の斑点が胸鰭より上部側面に存在するクロヒラアジさんは外洋性のお魚さんで生息域は広くなっています・・・比較的大型の種であるクロヒラアジさんは最大で全長70cmに達した記録がありシマシマ模様の大型魚が軍団で来ると迫力がありますね・・・それからクロヒラアジさんの産卵時期は7月から11月までの間に始まると推定されていて幼魚は時として大型の浮遊性クラゲさんの触手を隠れ家とすることが知られています。

クロヒラアジ軍団勢い迫力があります

何かをやり遂げる時には勢いって大切ですよね

勢いをつけると勇気が出てくる

勢いをつけると周りの助けが得られる

勢いをつけると自信が湧く

もちろん全て勢いだけではだめですが

考えた挙句迷った時は

一歩踏み出す勢いが

成功のカギかもしれません

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